【アークナイツ】スペクター(幽灵鲨 Specter)の詳細(性能やスキル、プロファイル)

造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。
循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。
以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】14％
体に源石結晶は生成されていないが、神経系への感染は顕著。症状の原因は未だ究明できない。

【血液中源石密度】0.31u/L
まだコントロールできる範囲ではあるが、もしスペクターの具体的な病状を解析できなければ、正確な
病状は把握できず、検測データも意味をなさない。

また、スペクターには重症な精神障害がある。記憶障害や感情障害、認知障害、またその他にも障害があるかもしれない。
私は精神科医ではないのでそれが先天性か否かは判断できないが、彼女の心理状況を資料として記録してほしい。
――医療オペレーターサイレンス

スペクターの調査は難航している。
ロドスに引き取られたとき、スペクターは正常であったが、治療を受ける前にかなりの心神喪失状態に陥っていた。

スペクターは常に精神が不安定なため、日常生活の中でほかのオペレーターとの接触が少ない。

ロドスの医療部門が定期的にスペクターに検査と治療を行っているが、現時点で効果はいまひとつである。

ロドスが様々なルートから集めた情報によると、かつてスペクターはとある教会に所属する修道女だった。

なお、彼女の今の精神状態やロドスの方針により、それ以上の調査を行っていない。

だが、ケルシー医師の推測では、スペクターの過去は当該教会と深くつながっており、現在の証拠と真逆の真相が存在する可能性があるという。

医療部門の精密検査では、スペクターが源石に感染したことにより、身体機能が大幅に退化していることがわかった。

一方、スペクターにはアーツ運用に必要な能力がなく、それに対応する知識も少ない。謎めいた事実だが、確かに彼女の作戦能力に大きく影響している。不利な状況でも、彼女が任務中に見せた攻撃力と破壊力は目を見張るものだった。彼女の個人能力は間違いなく稀なものだ。

さらに重要なのは、戦闘中のスペクターの姿は日常生活とは真逆であることだ。
戦闘でのスペクターは従順で静か。たまに出る独り言以外、彼女はただ妨害してくるものを排除し、全ての命令を遂行することに集中する。この戦闘スタイルは彼女の戦闘応変能力を低下させ、危険な状態に陥ることにつながる。

上記にしたがって、スペクターの所属小隊にとっては重要な存在であると言えるが、彼女をどのように運用するかが戦術指揮官にとって更なる調整と考慮が必要になってくる。

【権限記録】
スペクターがロドスに引き取られた時、自分は監禁から逃げ出した身で、ロドスにあるメッセージを伝えに来たと話した。その時の言葉遣いは丁寧で、態度も誠実だった。

しかしそのメッセージを伝え終わる前に、スペクターは黙り込んだ。正気を保っていられるギリギリの最後、彼女は迎えに来るオペレーターに陰謀者が企てる暗闇に、彼女は再び闇に堕ちるかもしれないと伝えた。

彼女が着ていた修道服を脱がすことに失敗した後、彼女の精神はついに崩壊した。

『他郷の唄』
彼女が祈る時
星のきらめきも止まる
彼女が涙する時
夜空も微笑む
彼女が嘆く時
苦痛が狂気に延び広がっていく

──スペクターの私物により