【アークナイツ】クオラ(蛇屠箱 Cuora)の詳細(性能やスキル、プロファイル)

造影検査の結果、このオペレーターの体内の臓器の輪郭はぼやけており、異常な影が見られます。また循環器系内源石粒子検査からも異常を検出しており、オリパシーの感染の兆候もあるため、現段階ではオリパシーの感染者であることが認められます。

【体細胞オリジ二ウム融合率】6%

患者の容体は安定しています。

【血液オリジ二ウム結晶濃度】0.2u/L

軽度のオリパシーに掛かっていますが、現在は拡散している傾向にはありません。

自分がどこから来たのかさえ忘れてしまった謎の少女は正式にロドスのオペレーターになったとき、彼女が最初に習得したものは自分のコードネームを正しく書き、一角一画、契約書に自身の名前をサインするということだった。

天真爛漫なクオーラは例え鉱石病患者となっても太陽のような眩しさは無くさなかった。いくつものガラスを割ってしまったとしても彼女を責めることは出来ない。

観察した限りクオーラは野球に対して尋常ではないほどの情熱と執着を持っており、あの小さなボールと真っ黒な金属の棒は彼女にとって最高の友達のようだ。

しかし…何故野球なのだろうか？

野球はヴィクトリア王国発祥でクルビアにて発展したスポーツだ。クルビアの流行文化が周辺の地域に広がっていくのに従って庶民にも浸透していった。特に庶民の子どもたちはこのスポーツのファンとなっている。

クオーラによると、野球は体質強化やチームワーク精神の育成にも非常に効果があるのだという。彼女はロドスでこのスポーツの普及に積極的に努めており、いくつかの基本動作とよく使われる戦術の訓練を身を以て行った。

彼女の各種の動作はとても模範的であり、戦術解説においてもかなり職業的なもののイメージをもたせる。

これらの観察から、クオーラはいかなる作戦においての経験を持ち合わせてはいないが、比較的スムーズに行動計画や目的、具体的な戦術配置などを理解することが出来る。これらは彼女が野球場での厳しい訓練を受けた賜物なのかもしれない。

ですが…一見普通に見えるリュックサックでクオーラは何故あそこまで様々な防御行動を取ることが出来るのだろうか？

基地と武器整備部門のオペレーターの検査を経て、クオーラのリュックサックは良質な防御兵器と見なされた。リュックサックは優良な防御力を提供し、ロドスが配布している制式盾にも劣らないものとなっている。

実はこのリュックサックの正面の材質は布地ではなく、かなりの強度を持つにも関わらず極めて軽い金属板が入っている。縫い合わせも非常に強靭なものとなっており、何度もハンマーでテストを行ったが、このリュックサックの構造を破壊することは出来なかった。

リュックサックの出自についてクラオはいつもの楽しそうな雰囲気で「覚えてないよ」と言っていた。関連分野の資料の照会に失敗したこともあり、該当武器(物品？)の調査は一旦終わりを余儀せざる得ないものとなった。

クオーラのバットからも同じ金属成分が検出されているが、バックパックの驚異的なデザインとは異なり、バットはやや質素なもので変わったところもないので、これ以上の説明は省く。

一体どうして…戦闘に関する背景もなく、このような奇妙な道具を持ったクオーラはロドスに何故現れたのだろうか。

職員の記憶によると、ロドスの艦橋甲板に寝そべって太陽を浴びながら昼寝をしていたクオーラを見つけたとき、ロドスはクルビアにある小さな都市で補給をしたばかりで、この地区から離れるために航行する状態だった。

クオーラを起こして聞いているうちに、クオーラは自身がロドスに来たという記憶が無いということが明らかになり、その後ロドスはクオーラのために無料の検査を行ったところ、彼女は軽度の感染者であることが判明した。

現在の感染者への対処方針に基づいて、クオーラを普通の感染者としてロドスには受け入れられているが、彼女の奥妙は徐々に人々に知られつつある。

いずれにしても正式なオペレーターであるクオーラは既にロドスの一部であることに変わりはないが、彼女の情報については未だ明らかになっていない。これについては今後必要な仕事となるだろう。