【アークナイツ】マゼラン(麦哲伦 Magallan)の詳細(性能やスキル、プロファイル)

造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。
循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。
以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。
循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。
以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【体細胞オリジ二ウム融合率】0%

オペレーター「マゼラン」はオリジ二ウムに感染した形跡はありません。

【血液オリジ二ウム結晶濃度】0.14u/L

よく分かっていない地域で活動していることから、必ず保護措置は行って下さい。

【オリジ二ウムアーツスキル一覧】

マゼランカスタム探検セットは汎用型多機能計測器と竜騰式支援ドローンが含まれている。ルトララボ、ライン生命医科学研究設備研究開発科の共同出品となっている。

汎用型多機能測量図器

高温、高寒、高圧といったあらゆる環境でも安定して動作する。長期継続、高効率充電、運用時間も保障。
誤差範囲1mm以下、トップレベルのマッピング要求にも適合。レーザーポートを改良することで、測定/攻撃/照射器としても使用可能。

各種ソフトを内蔵しているため、合理的に仕様ができ、心身ともに有益となっています。

竜騰式支援ドローン
ロード済みモジュール数:4
通常モードでのドローン操作上限:2
【シークレット】モードではドローンの操作上限を変更できます。
予備ドローン数:3
実際の状況に応じて、ドローンの組み立てと使用をお願いいたします。

以下はモジュールリストとなります。

R23モジュール:高効率冷凍モジュール。デフォルトの散布では相手を遅くさせますが、アクティブになるとそのまま凍結させることが可能です。

LRBDモジュール:レーザー採掘モジュール。デフォルトでは有効にすると産業レベルのレーザーを真下に発射。アクティブになるとレーザー電力を短時間強化します。

66号モジュール:武装打撃モジュール、デフォルトではテスタの攻撃ポートを共有し、解放することで範囲内のターゲットを攻撃、アクティブになることで全ての攻撃ポートの性能が大幅の上昇します。

【シークレット】モジュール:効果不明。モジュール設置者に連絡をし、具体的な情報を入手してください。

ええっと、あなたは何を見たのです？私は腕利きの術士では無いですよ？これは何なんです？

――術士Z.Rが報告したコメント。

ライン生命の外勤職員として、マゼランは早くから各種の調査プロジェクトに参加していた。

人の気配が少ない氷原はマゼランの主な研究目標である。これは趣味のためなのかもしれないし、はたまた習性なのかもしれない。

通常であれば初夏から任務を開始、初冬前に戻ってきて、北の未踏の地の資料を集めている。これまでの人事異動でマゼランは駐在員の任命書を受け取った。近いうちに仕事の必要性から、マゼランはロドスに移動するつもりのようだ。

ロドスに入る前は安全性と機密性を考慮して、マゼランの補給は主に経験のあるトランスポーターが行っており、マゼランは多くの物流会社と付き合ったことがある。

気になる点はマゼランはペンギン急便のオーナーである『Emperor』と仲が良いということだ。これに一部の従業員は嫉妬の気持ちを抱いている様子。

何故仲が良いのか誰にも分からない。

マゼランの船室には隠れた小さな屋根裏が作られている――これは廊下の担当エンジニアに申請をし拡張の許可がされたもので、艦船の構造に変更は加えられていない。メイヤーのような建設違反もない。

屋根裏部屋の空間は大きくないものの、研究をするには十分。壁の一面は大きなスクリーンに改造されており、マゼランはこれまでの探検の成果と発見の疑問点がそこにはぎっしりと並んでいる。

重要なところには現地で撮影した写真も添付されている。

標本や測定結果は至るところにきちんと整頓されて並べてはあるがやや息苦しい。

ライン生命の研究プロジェクトには多くの先端技術が含まれており、一部の研究成果はロドスの研究者達ですら解析出来ないものだ。

そのため、食堂で”ライン生命は天才なのか”と叫んでもあまり多くのオペレーターは目を光らせることはない。

だが、マゼランの屋根裏に昇ると、成果が出ているのは決して才能だけではなく、努力があるということが船室全体から伝わってくる。

よりさらに。

現在、ボリビアの境内にある黒流樹海、カジミエーシュの環山高地平野、イベリアの水中…といった地上には数多くの探求すべきところはあるが、人々は目下の紛争のためにその好奇心を隠してしまっている。

マゼランは一人荒れ果てた氷の砂漠に足を止めた。そこで彼女は親友とは離れた。厳しい環境の中で手にしたのは氷と雪以外には何も無かったようだ。彼女が研究価値のある考察成果を頻繁に持ち帰っても、彼女の選択を理解出来るものはいなかった。

だが、マゼランの心のなかで彼女が求めている目標というものはいつもはっきりしており、明るいものということに変わりは無かった――。

子供の頃の歌が耳に残っており、それは子供だった彼女に極北の忘れ去られた過去が語っていたが、最後の歌の最後の言葉は全て失われ、全ては氷層に埋められた。古い事実は伝説となり、その事柄を記憶するものが胸を張ったことも無かった。

夢のような歌はマゼランにとっての夢となった。子供のころ、その人達は彼女を褒めた。少年時代、彼女は疑いを持っていた。大人になったら、人々は彼女を批判した。

彼女の選択は誰にも理解出来なかったが、マゼランの絶えない原動力は彼女のあらゆる知識に対する熱愛から来ている。彼女の夢に対するこだわりはここから来ているのだ。

ライン生命は彼女に門を開け、申請書を受け取った彼女は今まで使ってきたコードネームを選んだ――”マゼラン”というコードネームを。

「マゼラン？この研究員は…覚えていますよ。明るい人で同僚とも関係がいい人ですね。しかしあなたも知っているはず。観察オペレーターの任期の周期は非常に長いので、彼女をずっと覚えている人はあまり多くはないですね。イフリータとミュルセスは例外だと思いますが」

「彼女たちの関係は本当に良くて、ライン生命全体でもイフリータを大人しくさせる方法はあまりありません」

「そのミュルセスを…マゼランとイフリータはどう呼んでいるか知っていますか。ははは…ごほん。彼女たちは彼女をミュウミュウと呼んでいます」

「イフ、ミュウミュウ、ぷっ」

「マゼラン研究は…彼女は本当に不思議な存在だとしか言いようがありません」

もしかしたら彼女は本当に私達の科学とは異なっているのかもしれませんね」