【明日方舟】カシャ(卡达 Click)の詳細(性能やスキル、資料)

造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。

循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。

以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【体細胞オリジ二ウム融合率】0%
カシャがオリジ二ウムに感染した形跡は見られない

【血液オリジ二ウム結晶濃度】0.09u/L
カシャは源石との接触は少ない。

都市間ネットワークや携帯型撮影設備の登場により、映画を撮影して友人に共有することはもはや珍しいものでは無くなった。インターネットの伝送範囲というのは非常に限られており、アプロードされた動画や写真は撮影されたテープほどは綺麗では無いものの、ウェブサイト上では伝播されていき、周囲の人々からは肯定されているが、依然としてこの活動はまだ非常に新しい部類には入る。

カシャは早くから動画共有に参加をし、様々な動画を紹介、いろいろな試みをした後、彼女はついに成功した小さな野外ビデオ製作者となった。

カシャはフェリーンのことをそれほど嫌っているという訳ではないが、過去の経験から本能的にフェリーンと距離を置いてはいる。

しかし、これは周囲のフェリーンではない人に距離を置いている様が地上のフェリーン人全てをさも彼女の敵であるかとのように見えてしまうと注意はされている。

だが、実際のところはカシャはムースを怖がってはいないし、ジェシカに対しても怖がることは無い。インドラやシルバーアッシュというレベルのフェリーンに会うとすぐに隠れてはしまうが。

彼女のフェリーン恐怖症を定義するのであれば、彼女が恐れているのは「見た目が怖そうなフェリーン」ということになるのだろう。

カシャはロドスに入る前に経済的な問題にぶつかってしまった。彼女の撮影設備が壊れてしまったのだ。操縦が必要な浮遊撮影ドローンはカシャから委託を受けた人が改造したもので、彼女のために改造を行った人は今は別の移動都市で働いている。

もしドローンがなければ、手配された撮影計画が水の泡になるだけでなく、次の数週間の生活費は厄介な問題となってしまう。お金を稼ぐためにカシャは製薬会社のビデオプロデューサーに応募をした。十分なお金を稼げさえしれば彼女はその職人に会いに行き、ドローンの修理をし、彼女のビデオ撮影人生を続けられるからだ。

そして彼女はロドスに留まることにした。

原因は実際はとても単純です。ここの人は彼女のためにドローンを修理しただけではなく、以前は思ってもいなかった技術のアップグレードまでしてしまったのだ。今の無人機はもっとスピーディで、丈夫で、自衛能力も付いた。そういったことから雇用契約を更新し、一部の撮影許可を加えた後、カシャはロドスに残り、オペレーターとなったのだ。

今のテラは、一人で野外動画を作るのは簡単ではなく、都市の外の危険というのは赤ん坊の子供でも耳にすることだ。

だからこそ、カシャは撮影をするたびに必ず万全の準備をする。撮影地の危険度、天気状態、地形分布などの要素が十分に検証されていないのであれば、カシャは決して軽率に撮影に行くことはしない。

そういったことから、ビデオ制作が終わるたびに、カシャはほぼ同等の撮影エピソードを添付しており、このメイキングが本編よりも人気になる場合もある。当然、準備をしてもカシャの撮影過程は順風満帆ではなく、すべての用意されたものが彼女の命を救うことが出来ないという時は、彼女は自分に頼ることを選ぶ――それは本物の嵐というものに自分から直面をする勇気があるということでもある。

「カシャの身体をさらに検査した結果、彼女の体内の源石濃度は確かに感染基準に達していなかった。しかし、感情が高揚している場合には，彼女の虹彩色素配合比が変化し。明らかな赤色を示し、その変化に伴い、行動がより侵略的になる。

そのため、あなたの安全のために、もし彼女があなたのオフィス内で目を赤くして攻撃的な動作を取っている場合は、すぐに緊急ボタンを押してください。

何？彼女はもうそうしている？！わ、分かりました。彼女の当時の状態を説明してください…。

口調は変わって、はい、はい、それ以外には何の異常も現れなかった。あなたは彼女があなたの安全を脅かさないということを確認したのですか？

私たちがその行動を研究した時、彼女は…。はい、ご協力ありがとうございます。私たちは彼女の状態を再評価する必要があるかもしれません。そうでした、午後はまだ会議があるので、絶対に遅れないでくださいね」
–カシャに関する録音記録