遡光アステジーニ(溯光星源 Astgenne the Lightchaser)
「ドクター、また会えて嬉しいよ。ロドスでの生活と仕事の流れを改めて振り返ってきたんだ。今回はどんな事でもきちんとこなせるよ。え？以前の私の働きでも満足していた？えへへ……」
- コードネーム:遡光アステジーニ(溯光星源 Astgenne the Lightchaser)
- 種族:リーベリ
- 出身:クルビア
- 精通:電力学、工学
- タイプ:補助-緩速師
- イラストレーター:YUJI
- CV:白砂沙帆
「厚手のコートにセーター、手袋、帽子…それと、何だっけ？」
若いリーベリの前には不自然に大きなスーツケースが置かれている。その3分の1は本で埋め尽くされ、3分の1は厳重に包まれた実験器具、残りの3分の1にちは奇跡的に入った厚手の服が数着詰め込まれていた。
「…本当にこんなに持っていく必要あるの？」
「イェラグは寒いって聞いたし、調べた所によれば気温も低いみたい」
アステジーニはしばらく考え込んだ後に、クローゼットからさらに数足の靴下を取り出し、スーツケースの隙間に詰め込もうとした。
「それに到着してすぐにあそこは吹雪の季節になっちゃう。気温はもっと下がって、雪も降り続くだろうからね。最低限の準備はしておかないと」
「それなら実験器具は外に出して、服をもう何枚か追加したほうが良いんじゃ？」
「このセットに慣れちゃってさ。変えるとどうもしっくり来なくて。それにこれはラボの経費で買ったものだし、個人に割り当てられたものだとは言え、使えるなら持っていったほうが良いかなーって」
「でも、あなたのケース爆発しそうよ？」
「爆発しないよ」
「本当に？占ってあげましょうか？」
「占っても爆発しないから…大学に行く時なんか、今よりももっと荷物が多かったんだから」
ようやく靴下を全てスーツケースに詰め終えたアステジーニが顔を上げた。「そうだ、姉さん、あのさ……」
「もちろんよ」
アステシアは微笑み、傍らの椅子から立ち上がってスーツケースの側まで歩き、再び腰を下ろした。
誰もが慣れ親しんだ光景だ。重くてパンパンに詰め込まれたサンドイッチのようなスーツケースはいつも誰かの助けを必要とする。体重で押しつぶされたケースの縁は辛うじて締まり、ファスナーとロックが機能する機会を与えてくれる。素早く、そして正確に。
シュッという音、続けざまにパチンパチンと音が二つ響く。「ふう…」
アステジーニは息を吐き、手のひらでスーツケースの背を軽く叩いた。まるで何年も前に家を出て学問を修めに行った時のよう。
「これで安心して出発出来るよ」
- 特性:敵に術ダメージを与える。攻撃時、敵を一瞬足止め
- 素質1:敵に足止め効果を付与した時、自身の攻撃速度が上昇、最大数回まで重複
- 素質2:攻撃範囲内の敵は一定の脆弱効果を受け、遡光アステジーニの攻撃範囲内に一定時間留まると効果は更に上昇。
- スキル1:攻撃力上昇、攻撃は敵の間を繰り返し跳躍、最大で数回跳躍する。
- スキル2:次の攻撃時、攻撃範囲内にいる目標地点から最も遠い敵を選択し、攻撃力の一定割合の術ダメージを与える。
- 攻撃による足止め効果は数秒間に延長され、同時に各目標周辺の一定数の敵を一定の強さで目標のいる位置に引き寄せ、術ダメージを与える。
- スキル3:攻撃範囲拡大、攻撃力上昇、攻撃間隔短縮、複数の敵を継続的にロックオンして攻撃。ロックオンされた敵は相互にリンクされ、リンクされた敵が受ける術ダメージは一定割合でリンクされたもう片方の敵も受ける。
