気温が…急速に下がっている?
地面に霜が降りている…。
とても寒い…。
そんな…レユニオンのマークさえも…ありえない…!
炎が消え…黒い雲が空を覆っている…。
ああ…!
慌てないで下さい!
ブラックスチールオペレーター、ジェシカ!
…。
はい!
陣形を保持!
分かりました!
何をしているのですか、フロストリーフ!
彼女は…この地域の熱を奪っています!
こんなにも広い範囲を!
…はあ、雪怪の女王…
…初めて見たぞ。私より体温が低い人を。
フロストリーフ!
メテオリーテ…実は私は…思ったんだ…。
迂回路を通じて…お前たちに空間を作ってやるって…。
あなた…。
だが…私の体は…もう凍ってしまっている。
私の足はもう…動かないんだ。
フロストリーフ!
アーミヤ、彼女たちを連れて包囲を突破しろ。
後1分もせずに、敵の指揮官は…広場全体を凍りつかせるかもしれない。
私の命を無駄にしないでくれ。
アーミヤ…私達には出来ないわ…私には出来ないわ!
分かりました。
フロストリーフを見捨てはしません。
私は――誰も置き去りにはしません!
敵部隊の行動を封じましょう!
メテオリーテ――フロストリーフを助けに生きます!!
分かったわ!
ドクター!各チームの指揮をお願いします!
・言うまでもない!
・(うなずく)
・分かった!
――――
考えてみれば、このアーツは…。
私も一度だけ使ったことがあるな。
――”あらゆる血気よ…”。
はっ。
氷に氷で対抗する…か。
え…!
舌が言うことを利かなくなったか?
お前…。
――――。
雪怪小隊、各自散開し配置に就け。
はい。
私の兄弟たち…。
奴らの隠れ場所を破壊し、血を凍らせろ。
分かりました。
”――私はあなたが何を考えているのか分かっています。”
呪文か?
ロドスのウサギ…。
黒い…線?…これは何だ?。
な、何の呪文だ――。
待て、待て待て、飛び越えた…バンカーから?!。
なん――――。
――ああああ!!!!。
お、俺の体が!暑い…!暑い!。
メテオリーテ!
分かっているわ!
お願いだから、そのまま隙間を作ってて!
うう…う…とても寒い…!
うあ…痛い、痛い!
が…も、もういい…。
――!
早くしろ!レユニオンの通常構成員は同胞達に怪我をさせないようにしろ!
了解!
このオリジ二ウムの技は…とても強い。
――。
が…あ…。
お前たちを…もう..これ以上前に進ませない…。
ぐっ…
…。
術を解くチャンスは与えんぞ、小さな子よ。
このまま少し寝ていろ。
後でお前の苦痛も終わらせてやる。
く、くそ…!
…。
そうか、お前がアーミヤだな。
…!
――。
お前の目つきはとても良い。
確かに戦士の目をしている。
…。
…すまない。
あなたは…どうして…。
…♬。
――♪――♬――。
――!
どういうこと?
――♬――♬――
…雪が降ってきた?
…♪。
”眠れよ、眠れよ,
ハリネズミの人形とクマたちよ”…。
この不思議なメロディーは…。
――あの女のアーツよ!
”静寂なる黒に沈む…♪。
…私はガラクタの人形と子供♬。
――。
空から生まれた黒い氷の量が増えている?
氷の結晶がゆっくりと地上に降りてきているわ!
しまった、氷晶と地面の接着面が…氷結している?
黒い氷の表面が…。
なっ…広がってきている?!
氷の結晶は周囲の地形を急速に侵食しています!
彼女を最後まで歌わせてはいけません!!
・ロドスアイランド、全力で攻撃しろ!
(戦闘)
ごほ、ごほ…。
メテオリーテ!雪怪小隊を撃退しました!
ですが――
確かに、ロドスアイランドを過小評価していたようだ。
手を下すにはぬるすぎたな。
(もう指の感覚が残っていません…くそ…)
…どういうこと…?
寒波が…まだ凝縮している?
今回は…。
お前たちの運が無かった。
…?!
まずい…!
彼女は周辺一帯の冷気を吸収して一気に爆発させるつもりですか?!
――♪――♬――。
――あのアーツは、私達全員の熱を奪ってしまいます!
この規模は、彼女が先程まで使ったアーツよりもはるかに大きいです…!
これで終わりにしょう。
完全無欠の氷で、お前たちの怒りを埋葬してやろう。
…くっ…!
…♪…。
…!?
何かが冷気の凝結を阻止している…。
くっ…。
お前がやったのか?
言っただろう…お前たちをこれ以上前に進ませないと…!
――全力を尽くし自分のアーツを使い、冷気の凝縮を止めたのか?
..いい子だ。
フロストリーフが氷の刃で気流を分断した…!
ですが、彼女は…長くは持ちません!
氷の刃は…もう壊れそうです!
…もう十分よ。
これが最後のチャンスだわ!
アーミヤ…今よ!
私を援護して!
気をつけて下さい!
分かってる!
直ちに発砲を行い、レユニオンを抑えます!
メテオリーテ、行って下さい!
行ってくる…!
何だ?敵が俺達に向かってくる…向かってくるぞ?
いや、あの女…雪怪小隊のフロストノヴァに向かっている?
い、行かせるな!
撃て!
うっ…!
メテオリーテ!!
直撃はしていないわ、大丈夫よ!
ま、まだ走れるのか?
くそ!
だから!どうして雪怪に近付こうとしてるんだ!
射撃を続けろ!あの女にチャンスを与えるな!
――しまった!
かはっ…!
いや!!彼女が…彼女が撃たれて、いや…
…こんなの小さな傷よ!これで私を止められるなんて思わないで!!
これでは不十分です。私は…。
ごほ、ごほ…。
――!
(冷気が…震えている?)
待って、寒さのつきあたりが…
――――!
感覚を捉えた…。
まさか…?!
とにかく試してみるしか無さそうですね!
撃って下さい――!
みんな…私を信じて!
―――?
ロドスのリーダー…。
あの女のアーツが俺達が埋めたオリジ二ウムを破壊した?
――霧が出てきたぞ――。
やっぱり!フロストノヴァは部隊が埋設したオリジ二ウムで寒潮を作っていました!
メテオリーテ!今のうちに――!
フロストリーフ…。
私は…きっと…助けてあげるから!!
だから、待ってて…。
待ってて!
起きろ!
へ…?
捕まえた!
誰…。
起きて!早く!しっかり私を抱きしめて!
…メテオ…リーテ?
何英雄気取りしてるのよ!
私は馬鹿だから、あなたが命を落とす場所なんて見てられないわ!
降ろせ…私は…小動物ではないぞ…。
手は離さないわよ!
アーミヤ!ジェシカ!!
…はい!
みなさん!撤退しましょう!
メテオリーテ!フロストリーフを持って先に行って下さい、私はあなた達を援護します!
分かったわ!
….くっ…。
はあ、はあ…げほ…。
フロストリーフ…しっかりして…!
死ぬな…死なないで!!
心配するな…私の命は…なかなか強いからな。
あなたもよ…アーミヤも!どうしてどいつもこいつも!
いくら背伸びしても..あなた達はまだ子供なのよ!
私を子供扱いして…。
…もし私が死んで、お前たちを助けることが出来たのであれば、なかなかの値打ちだろう。
あなた――覚えておきなさい!こんどまたあんなことをしたら…
あんなことをしたら…私は…。
ふっ…すまないな。
走れ、メテオリーテ。
振り…むくな…!
行って!早く行って下さい!
現在のエリアから撤退します!負傷者と医療関係者を優先して保護して下さい!
狙撃チーム…!レユニオンのマークに目掛け、撃て!!
建造物を破壊します!建物全体を解体してください!
ごほ、ごほ…。
爆発で霧が一層濃く――!
今のうちに!早く動いて下さい!
広場から全員撤退してください!
逃げた――か。
ごほ…。
ごほごほ…。
――――
お前はどれくらい見ていた?
数分。
あの兵士達は称賛に値する。
ふん。
気を付けろ。
お前の体調は理想的ではない。
――注意するまでもない。
お前がすべきことをやれ。頑固者。
私はロドスを追いかけるつもりだ。
あいつらを掃討した後で私達はようやく出来る…。
行くぞ…龍門に。
…。
ふう…
ふう….。
すぐに撤退地点に着きます。
ドクター、私達…。
…アーミヤ!!近衛局の通信はもう繋がっているわ!!。
緊急連絡よ!!
チェン長官!!
…聞こ..るか…?。
チェン長官?聞こえますか?
…龍門…。
―――――――何ですか?!。
――私はもう安全だ。
だが…。
…。
…レユニオンが近衛局の重要施設を攻略し、貧民区と外都市の通路を強制的に開放した。
アーミヤ…。
龍門は…危険だ。
…..
Wの成功が龍門とロドスの注意を引きつけた。やつらはまんまと罠にかかった。
そうだよ。もう彼らは逃げられない。ファウストとクラウンスレイヤーが防御を破壊したからね――
あなたが言ったように、これが僕たちが龍門に入るための突破口だ。
僕たちはそれぞれの要所で待ち伏せをして、やつらの血でここから龍門までの道を赤く染め上げる。
うん、愛国者もチェルノボーグにもうすぐ帰ってくる。
これで万全だね。
何か言いつけはあるかな、タルラ。
――――。
時間だ――――。
この腐敗した都市を灰にする。