
…一緒に着いてきてくれませんか、ドクター。

・君のことが少し心配だ。

ドクター、ご存じでしたか。私が子供の頃はこのビーチにはこんなにも多くの人がいることはありませんでした。私は一人で砂の城を作っていたのです。

…この都市は父の治理のもと、毎年良くなっていっています。

私と私の父は何というか。話すことはあまりありません。

私はずっと思っていました。私とたくさん話しをするよりも彼にとっては都市とお金を稼ぐことが重要なのだろうと。

母は私が生まれた時に亡くなりました。そういうことからも彼は私のことを嫌っているのではないかと時々思うのです。

まるで私が彼を好きかどうかは気にしていないよう。彼はいつも家にはいません。父と娘というよりも同じ家に住んでいる他人のようです。
(セイロン回想)

シュヴァルツ、海の生態を観察しに行きましょう!

だめです、お嬢様。旦那様からの言いつけで勝手に外に出てはいけません。

でももう家にある本は読み飽きたの!シュヴァルツもちっとも面白くないし。

申し訳ありません、お嬢様。これもお嬢様の安全のためなのです。外は危険です。

あなたがいるじゃない。あなたがいるのに私は危険に晒されるのかしら?

…それは確かにそうですが。

それなら他に問題はある?行きましょう!

…それでは私の目の届く範囲から絶対に離れないでくださいね。

シュヴァルツが私の側にいるということは、私にとっては最も当然なことで当たり前な生活の一つでした。
(セイロンの回想終了)

急げ。この飾りは今晩のライブで使うんだから。

間に合わないと大変だぞ!

あ、あの人は…。

記憶が正しければ第2メインストリートの”ロビンバードカフェ”店主のおじいさんの孫ですね。

あそこには以前よく行っていました。店主のおじいさんはとても優しくて。亡くなった妻の幻想的な花や盆栽が飾られていて彼らが昔好きだった音楽が流れていました。

そういえば、体が動かなくなったらお店をお孫さんに継ぎたいと行っていましたね。

時間が経つのは早いものです。
(セイロンの回想)

どうして?

オリパシーに掛かっているからです。お嬢様。

私があなたの側にいるとあなたの体によくありません。ですので必要な時だけ呼んでください。

それは何?痛いものなの?

…痛みはありませんが死ぬかもしれません。

この病気は治すことは出来ないのです、お嬢様。

そして…。

私が何としてでもそれを治すわ!

ええ、待っていなさい!いつの日かそれを倒して、シュヴァルツをその手から絶対に奪い返してみせます!
(回想終了)

私はオリジ二ウムを研究したい。彼女が感染者だから。彼女を治療してあげたいのです。

それが私にとっての原動力なのです。この夢のために私はヴィクトリアに勉学をしに行きました。

難解なオリジ二ウム研究は最初は全く分かりませんでした。何度も諦めようと思いましたが、最後まで続けました。

ヴィクトリアはとても遠かったこともあり、最初は慣れることが出来ませんでしたわ。

その結果、今では私はシエスタ人というよりもヴィクトリア人なのでしょう。

ドクター、私が持っているものはもしかして全て嘘なのでしょうか?
(ドクターの回想)

ここを守るためなのであれば私は多くのものを支払うことが出来ます。
(回想終了)

・私には分からない。
・彼女にも苦衷はあるのかもしれない。
選択肢1選択時

…ですよね。そうよ、ドクターが分かるわけありませんよね。

ドクター、あなたが言うに私は諦めたほうが良いのでしょうか?
選択肢2選択時

苦衷とは何なのでしょうか。私にも教えて頂けませんか?

それに、どんな苦衷であろうと悪いことは悪い。それは避けられません。

ドクター、あなたが言うに私は諦めたほうが良いのでしょうか?
(選択肢分岐終了)

・答えるのが難しい問題だな…。

・だけど私が知っていることは君もオリジ二ウム研究者だということだ。

オリパシーを克服することが出来る?

オリパシー患者を救うことが出来るのか?

この災害に終わりがくる?

終わりは見えない。私には自信がない。答えも分からない。

諦めるのか?それもいいだろう。

だが私は諦めたくはない。

・この大地は良くはないかもしれない…。

・だが君がしたことは無駄ではない。

・自分がした選択を信じるんだ。

…ええ、そうね。ドクター。

流石先輩だけあって、この面ではまだまだ学ぶことはたくさんありますわ。

私がすべきことはここに座ってあれこれ考えるのではなく、証拠を掴むこと。

もし彼らが本当に市民を放棄し危機に陥れるつもりなのであれば、私は全力をもって彼らを阻止します!

それに自分が絶対に正しいと信じている以上は、たとえ一人になろうとも都市を救うために頑張ります!

それは良いことだ。

あ、へラグおじいさま。

見た限り、気持ちの整理が着いたようだな。

はい、へラガーおじいさま、ドクター。私の言うことを聞いては頂けませんか?

とにかく、私はシエスタの人たちを危険には晒したくは有りません。私にとってはこれが最優先事項です。

ギャリソン遊園地の隣には市内最大の電波塔があります。都市全ての放送システムはそこで運用しているのです。

電波塔?

ですが、そこはクロイナが管轄する地域でもあるのです。彼はいつも市内全てに向けた放送に顔を出しています。

ライブが始まるにつれ、人が集まってくればクロイナも当然対応は出来ないでしょう。

私達がそのタイミングでラジオをコントロール出来れば、街全体の人たちに火山の情報を伝えることが出来ます。

お願いしますす。どうかお力をお貸しください。