ペンギン急便 テキサスチーム
【記録】
医者に案内をされてアーミヤに会うための道を歩いていた。結局のところ、この旅はあまりにも順調だった。余裕ある思考での結論は出なかったが…。口を開くべきか迷っていた時、視線は私を裏切った。
「私達に秘密などはない」。ケルシーはこうも言った「臨床医学には新鮮な血液が必要なだけ、それだけだ」。
【記録】
ロドスの存在は救われるためなのか、それとも生まれ変わるためのものなのかずっと考えていた。それぞれの目印を持った人たちが、同じ航路を進むことを保障する。それだけだ。
「しばらくはロドスに滞在してください」アーミヤは私にこう言った。「では出発しましょう――」
【記録】
アップロードにはリスクを伴う。どうやって問題の無い環境で一対一で情報を伝達する方法を得るか、それが私がずっと考えている問題だ。
「この唯一の記録を彼らに託すことが出来れば…」そう思いながら、携帯を取り出して「いつもの場所」にログインした…。
【記録】
「備考21,BSWが当日示していた特殊な状況というものは未だ明らかになっていない…」校正跡、この特殊な印の記録を大衆本に入れて、箱詰めしテキサスに運んだ。
こういうのにはぴったりのカスタマーサービスと言えるが、残念なことにポスターのペンギンは未だに現れていない。
「信頼出来る新人がいるのであれば確実に効率は良くなるだろう」
「新たな依頼が既に届いている」
「個人的には重複している仕分け作業はやめたほうが良いと思うんだけどね」
「人手が限られているのなら、私達も自分で荷物を保障しないといけないし――」
エクシア
天使の手じゃ足りないよ。
テキサス
信頼出来る新人がいるのであれば確実に効率は良くなるのだが…。
エクシア
うん…。
テキサス
ああ…。
エクシア
突然だけど一石二鳥の考えがひらめいたよ。