【アークナイツ】シナリオ翻訳「喧騒の法則 CB-ST3 夜明けの時」

乾杯！！

いやはや、今夜は本当に楽しかったね。

こんな雑多な中で腹ばいになって座ってるけど、全ての損失を精算してくれる人が思うと清々するわ！

テキサス、何か知っているのであれば早く教えてよ。

そうだな。

あなたって全然嘘をつかないよね。本当に…。

どうせボスの考えなんでしょ？気にしない～。食事をして酒を飲んで喧嘩するのは心身の健康にもいいしさあ。

…。

どうしたの？混ざらないのかい？

いえ、結構です。

そうですね、どれだけ親しかったとしても僕にはちょっと受け入れられません。

慣れれば良いんだよ。

慣れたら終わりじゃないですかね。

今夜はこんなに多くのことがあったのに？皇帝も、彼は…。

命を賭けてパーティを賑やかにしただけだよ。

…モスティマさん、あなたはペンギン急便で僕の成績を決めると言っていましたよね。どうですか？

うん、考えておいたよ。彼らとは根本的に合わないのだろうけど、君の変化と成長は誰の目から見ても明らかだ。だから――。

いいえ。

僕はここには残りません。

おやおや、君の今の状況だとペンギン急便は踏み台として更に必要になるだろうに。

元々はそういうつもりだったのですが、モスティマさんにはとっくに見抜かれていましたね…。

ペンギン急便は悪い存在だとは思っていません。いや、悪いのはあると思いますけど。

ですが、こういうトランスポーターも良いと思います。こういう生き方もあるんだなって。

僕の常識は教えてくれていますよ。これは危険だって。

ですがきっと…これが僕の理想に近いのでしょうね。

むしろ、自分でそう思わなければ、この現実に疑問を持ち始めてしまいますよ。

…夢のようです。荒唐無稽な夢。

へえ、戦闘や爆発、高所からの落下で心の扉を叩くことが出来たんだね。

まあ、このペンギン急便の洗礼は本当に心身の健康には良くないですけど。

だけど君は決心をしたんだ。決心をした以上、一人の同僚のトランスポーターとして君を祝福するよ。

――ありがとうございます。

それにあなたのお父さんへの言い訳も見つからないし給料も貰ったし。

お、お父さん！このことを忘れていました。父とよく話をするべきかもしれません。彼はいったい何故苦しめてきたのか…。

モスティマ！かんぱーい！

乾杯。

どうして急にこっちに来たの。酒が体にこぼれたんだけど。

うっかりしていると逃げちゃうじゃん。それに私だって――色々と聞きたいことがあるんだから。

たくさんの事、たくさんの事ねえ…例えばラテラーノのこととか？

あなたのお姉さんのこと？それとも…私の角のこと？

――

ははは、笑顔がこわばっているよ？相変わらず、何を考えているのか顔に出るねえ。

モ！ス！ティ！マ！

はいはい。教えてあげるよ。

だけど今じゃない。君は個人で長い間調べていたでしょ？分かるはずさ。

うん、何故かは分からないけど、それらは既に国家機密だったんだけど大丈夫なの？

あなた達と関係があることははっきりさせておかないといけない。

君は本当にそんなことをしたのか…。

とても面倒で陰険な目に合うかもしれないし、何処にいても悪い子が目を付けて、君の守護銃を没収市に来るかもしれない。それに君の後ろについて世界の果てまで来るかもしれないよ？

うへえ、どうしてそこまで具体的なの？

でも大丈夫、私足が速いから。そいつらは私に追いつけないよ！

分かったよ。

諦めた？

降参だ、どうせ君のことを管理出来る人なんて誰もいないだろう。

実はいるんだよね。例えばボスとかボスとか。テキサスの話も半分くらいは聞くよ。

…。

あいつらの内緒話が気になるんか？

大雑把に話は聞いたけど、本当に、とても気になるなあ。

ラテラーノって一体どんなところなんや？

…深く掘り下げる必要はない。あいつらの自由だ。

でも、バイソンの調子は悪いみたいだけど。

彼は今夜怒っていた回数が多かったからな。慣れるだろうが。

なんと言っても珍しい後輩だからね――せっかくの新人だけど、あまり良くはない？

バイソン～、あんたに百大グルメ攻略を送ってやろか？うちが実際に考察をしてうちが書いたんやで～！

あなたが書いたんですか！

へっへ、広告費も重要な収入源やからな！

…なるほど、なら、是非プライベートでもっと多くの店を紹介してほしいね。

そういえば、さっきから金持ちの従者みたいに見える人が門の外に立っているんだけど何か用なのかな？

…。

ドアの外と言うとるけど、壁のほとんどが壊れてしもうてるけどな。はあ、今月は尻に小型ブースターを付けなあかんな…。

…ちょっと出かけてきまs。

ぼっちゃま。

経緯は全て分かったよ。

父と皇帝はとっくに共謀をしていて、そてに対してシラクーザのマフィアとマウスキングがぶつかってきたってことだよね？

それぞれに理由があったのです、坊ちゃま。事件の途中での表した姿、とても素晴らしかった。旦那様もとても喜んでおられます。

とにかく、私は…。

あなたはただ僕の盾という決めたことに従っただけだよ。

ぼっちゃま…ありがとうございます。

まあ、こんなに多くのことを経験して、どうして平気でガラスの破片と腰掛けを踏んでパーティをすることが出来るんだろうって思うけど？

この不条理とも言えるおおらかさは何度も生まれ死んだ経験から生まれたものなのです、坊ちゃま。

それは分かっているけど、彼らは明らかにトランスポーターだ。どうして命を投げ出して死ねるの？

トランスポーターとはそういうものです。坊ちゃまが旦那様の側を離れ、龍門を離れれば、いつかは分かります。

…そうかもね。

戻って旦那様に会われますか？

父はウェイ長官と何を企んでいるのだろうか。大切なことなんだろうけど、僕には手が出せないんだろうね。

坊ちゃまは聡明ですが、旦那さまは全て坊ちゃまを助けるためにやっているのではありません。あなたはもっと強く、強くならなければ。

….多分、きっと、僕はその日まで頑張れる気がするよ。

先に父のところに行ってて。僕は少し…気晴らしをしてくる。

分かりました。どうぞごゆるりと、坊ちゃま。

そうだね、後で考えてみるよ。

え？

今夜は実のところ面白かった。

…ふあ…。

酔っ払ってよくもまあこんなに暴れて。

でもなあ、彼女は静かにしていればかわいいでしょ。結局の所、彼女にとって自慢の妹だからね。

そいつとそいつのお姉さんには興味は無いが、そいつがこういうことを調べるのを止める必要はある。そうしなければそいつに不必要なトラブルを招くことになるぞ。

そして、一番重要なことは――。

さっき、私を回りくどい言い方をした罵ったな？

そうだっけ、いつも君は私に会うと怖いこと言うよね？もしかして何処かに盗聴器でも付けてるの？

誰が私をお前の管理人していると思っている？お前にはいつもその自覚をしてもらいたいものだ。

…それで「監督者」さんは何と言うのかな？

…何故それを尋ねる？

今夜は定例報告の時間だね。一晩待ったよ。上の偉い人は新しい考えっていうのが無いの？

何故お前に教える必要がある？

私には知る権利があるし、何と言っても同僚でしょ？

それに、個人的には君の毎月の職務変更にも興味があってね。

ふん、そうだな。もし何かあったら、私達は確かにコードネームを必要とする。

今回の職務は公証所の名義で区分されている、独立特殊職務、職務名、名称は…。

名称は？

…苦難陳述人。

…。

…。

え、何で？何でなの？

私が知っていると思うか！あいつらは素晴らしい殺し屋の映画を見たと言っていた。そして私にこれに変えろと言ってきた…。

苦難陳述人？まあ、いくら何でも前の神選ばれし監督よりはまともだけど。

ちっ、毎日他の人の職務を冗談で言っているんだろ。どうして公証所はまともに同意するんだ？

あいつらは考えもしないんだろう？もし私達がウェイ・イェンウーに会ったら、私は自分の家の名前を名乗るつもりだってことをな！？

「こんにちは、ラテラーノ公証所から来た苦難陳述人です。お会い出来て光栄です」

…。

それとも「墓の騎士」が良いかな？それとも先月の「ネバネバ超人」？それとも一番最初の「秘蔵の番人」？

君が急に同行を申し出た時、ラテラーノには秘蔵の番人という組織があるのを思い出したよ…。

もういい！

…ラテラーノに返信してやる。あいつらがまともな職務を与えないというのなら、今後私からの定期連絡を期待するなとな。

君も彼らの心配を理解してあげてよ。誰も長い角があるラテラーノ人なんて信じるわけ無いでしょ。

普通に職を割り当てることくらい出来るだろう！？

異例の昇進は疑心暗鬼を引き起こすから。いつもそんなに焦っているとシワが出来るよ、苦難陳述人さん。

――。

まあ、そんなに本気にしないでも良いよ。意見が合わないからって銃を抜くのは良い習慣じゃないしさ。

どうでもいいが、一晩の芝居を見ていたら、婆さんになって死んでしまう。

じゃあ私達は少し後に龍門を出る？一緒に街を歩いてあげるよ、散策路は私が保証する。

…うん、それはいい提案だ。

それに、そうだな。今回の報酬はかなり多いだろう。地元のよしみで一つどうだ？

私達は全員ラテラーノの出身でしょ。地元の人のよしみってどういう言い訳なの？

勝手に言っとけ。ところでこの天使のリング眩しいのだが。

リングはたまに日常生活に迷惑を掛けてくるからね。

お前にはそういう問題がなくて良かったな。堕天使。

嫉妬でもしてる？頭に点ける白色灯でも買いに行こうか？

上には面倒だろ、お前は一体どうやって慣れたんだ？

生まれながらにしてだよ。私達は言葉を受け入れた瞬間に、光の輪が見えるようになる。

初めて父と母を呼ぶ時か？本当に暖かな画だな。

はは、エクシアは「ねえね」だったけどね。例え血が繋がっていなくとも彼女達は同じなんだ。

やめろ、姉の話はするな。ラテラーノが気にせずとも、話題として雑談出来るようなものではないだろう。

お前はその守護銃を隊長に向けて堕ちたのだから。

それともお前は本当にいつの日か全ての罪をこいつに教えたいのか？最高の戦友の妹に？

まあ…君は長く着いてきてくれたけど、教えたことが無かったね。もしかして、私の「最高の戦友」は君なんじゃ…癇癪でも起こした？

私には注意をする義務がある。カズデルについて一言も多く言わせないようにするためのな。

旅行記に書くつもりだったの？

それは良いな。変な奴を探し出し、お前の杖を持ち帰った。それ以外のだと規律違反だが。

お前の時間にはそんな余裕は無いがな。

まあ、そうだよね。苦難陳述人の言うとおりだ。

お前――

――ボス、次の仕事の手配はある？

お前が龍門を離れる前に超厄介な仕事を手配しておく。安心しろ。

え、お前死んだんじゃ…？どれくらい聞いていた？

二人の女の子の話を盗み聞きするなんて、紳士的な振る舞いじゃないだろ。

重要なことは私は全てを知っているからそういうのは必要ないってことだ。

…全部聞こえてたってことだな。

まあ流石にこの皇帝なのだから大丈夫だろう。

さっき本当に人を殺そうとした瞬間あったでしょ…さすが苦難陳述人だ…。

黙れ、私を話の中で悪役のようにしないでくれ。

ペンギン急便に加わらない？ラテラーノ以外の所に勤めれば、その変なコードネームに変えなくても良いよ。

…私はラテラーノ人としてお前を監視しなければならない。

そう、私は口から適当に言ったけど、本名が使えなくて苦労するでしょ。

それじゃ、さっさといけ。ここはラテラーノ大聖堂じゃない。苦難陳述人の接待はしない。

私は…まあいい。

私は先に古いところに行き…手紙を1通取ってくる。

…くそが。

ふむ、あいつらの政府帰還は毎回の定例報告で名前を変えてコードネームにしているのか？そいうのが人気なのかね。

少なくとも半分くらい面白さでやってると思うけど？

面白いからか？まあ、そうだな。ラテラーノの高層階にどうやって住むか憧れている店員もいるしな。

…待てよ、楽しい場所…楽しい場所…。

あ、急に良いアイデアが思いついた。モスティマ、お前は絶対失望しないだろう、むしろ、お前の期待を越えるかも。私の知らせを待っとけ。

ボスがそれを言うと不安なんだよなあ…そろそろ夜明けだし、彼女を探しに行ってくるよ。

龍門での仕事が終わった以上、私も離れないといけないし。みんなには個別で教えといてよ。

特にエクシアにはね。食事でもおごっておいて。

大丈夫だ、心配はするな。

みんなにはすぐ会えるだろうよ。

…あ…もうすぐ夜明けか。

どの道から変えれば、まずいな、ちょっと道に迷ったみたいだ…。

あ、またここか。どうしていつもここに戻ってくるんだろう。

あれ？

…。

モスティマさん？ん、祈っているのかな。彼女を邪魔するべきじゃないかな…。

見ろ日の出を！見ろ日の出を！

すみません、こいつ酔っ払ってて。ちょっとどいて下さい、ありがとう！

あ――は、はい…。

それよりも！モスティマ…案の定いなくなってる。

(さっき彼女の周りに赤い人影があったように見えたけど。見間違いだったかな？)

おい、そこの道を塞いでるガキ。

僕？

お前峯驰急便の坊っちゃんだろ？そうだろ？金持ちの坊っちゃんよお！

俺たちと一緒に来てもらえるか？時間は掛けねえから。

…またなの？

…ふ、はは、なんというか…。

何笑ってやがる？

おい！こいつ、反抗するのか――！お前ら、一緒に来い！

この新車、悪くない。

よーし！埠頭に行って、バイソンのために場所を探さなきゃ！

テキサス、もうちょっとゆっくり運転してや、うち、バイソンに薬を塗って――。

あ！ごめんなあ！

どうせ、元々顔が青々しているんだし、直接薬をかけたほうが良いんじゃないのか？

…大丈夫です。自分でやりますので。

ほう、あの馬鹿牛の息子は人を全く暇にはさせてくれないな。

私達がバイソンを歓迎してペンギン急便を離れて3時間25分。歓迎パーティをする時間の余裕もある。

この時間でどれくらい無差別にゴミが来たか。

すいません、ご迷惑をお掛けしてしまって…。

迷惑？いや、いや全くだ。

私は犯罪さえ犯すことの出来ないチンピラ共にイラッとしていた。

私達と同じ都市にいる資格は彼らには無い。

一番危険なのが私達のように聞こえるんだけど？

目の前！あの古い倉庫が奴らの拠点だよ！

何かに捕まってろ、テキサス、突っ込め！

了解！