【明日方舟】ポデンコ(波登可 Podenco)の詳細(性能やスキル、資料)

造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。
循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。
以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

【源石融合率】0％
ポデンコに鉱石病の兆候は見られない。

【血液中源石密度】0.13u/L
ポデンコは源石に触れることはほぼ無い。

「いい匂い、ああ、本当にいい匂い、は、は、――はくしょん！」

――とある花粉アレルギーの医療オペレーター

ポデンコはボリバル国境高原の小さな集落に生まれた。この集落はボリバルの中心から離れているため戦乱を避けることは出来ていたが、新たな問題も起こっていた。生存を保証するために、この集落では天災を避けて、作物を作るという一族の才能を見つけた。

ポデンコは小さい頃から色々な植物に興味を持ち、ドライフラワーを作ることが好きで、家の中の小さな菜園を守ることをしていた。少し大きくなってからは集落の作物の育成にも参加をするようになり、それにより、ポデンコは非常に豊富な植物の育成経験を蓄積させた。これらの植物の中には食べられるものや観賞できるものも含まれている。

しかしポデンコはどちらかというと、花のほうが好きであり、彼女はそのことをコソッと教えてくれたが、当時は衣食に問題があったため、彼女はこの好みを心の底に閉まっていたようだ。

辺鄙な所に住んでいる全ての人がにぎやかな生活に憧れているという訳ではないが、少なくともポデンコは憧れていた。

旅の人々からの外界に関する雑談のわずかな言葉から、ポデンコの記憶には外の世界に対する美しいイメージというものがあり、特に花は書籍や図録の中で様々な場所に生えている花を見てきた。

それらはボリバルに居ていては一生出会うことは出来ない。彼女は外の世界に対して期待を膨らませた。

ロドスに来てからはパフューマーの同僚兼見習いになったというのは全くの予想外だった。

駆け出しのポデンコは集落の最も近い移動都市に来た後、都市の壮麗さに目を奪われてしまい、香りと美しさに満ちた場所を探していて、道のど真ん中でパフューマーと真正面からぶつかった。

パフューマーは彼女の花に対しての愛に気がつき、なおかつ庭園のアロマセラピーに必要な原料を栽培する人手が足りていない。かくして、ポデンコは誤ってぶつかってしまったことから、人生で初めての仕事を獲得したのだ。

パフューマーに比べて、ポデンコは多くの分野ではまだ手は届ききっていない。パフューマーほどに鋭敏な嗅覚はなく、補助専攻という概念も全く無かったが、力強く、少しずつパフューマーに近づいていった。

一輪の花から、一面の花畑、温室まで、現在のポデンコは療養庭園の一部の施設を一人で管理する能力を持っている。また、自分で採取をした花で様々な試薬を作り、医療部の庭に対しての依頼にも適応出来るようにもなった。

いつか彼女は一人前の園芸師にもなれるのかもしれない。

全てはただ好きだから。
それは熱意のある愛なのだ。

《ポデンコの温室――製作依頼明細》

花茶は作ることは出来ます。温室で飲むのが一番良いです。
花包を作ることは出来ます。香りを持っていけば気持ちいいです。
花枕を作ることは出来ますが、制作時間は長いものになるかもしれません。ですが、効果はきっと良いものです。
花餅も作ることは出来ます。花以外の材料は持ってきて下さい。
他に何か思いついたものがあれば詳しく話して下さい。可能性があるのであれば作ってみます。
複数の組み合わせを選ぶことが出来るので、詳しくはポデンコに聞いてみて下さいね。