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【明日方舟】パッセンジャー(Passenger 异客)の詳細(性能やスキル、資料)

通常昇進2

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基本プロフィール

職業/サブクラス 術師 レアリティ ★★★★★★
性別 身長 187cm
精通 機械工程及び自動化、オリジニウムアーツ(電気) 出身 クルビア
戦闘経験歴 16年 種族 リーベリ
誕生日 9月1日 所属機関 サルゴン
イラストレーター Skade CV 櫻井孝宏
オリパシー感染状況
体表に源石結晶の分布を確認。メディカルチェックの結果、感染者に認定。
客観的経歴

クルビア出身のパッセンジャーは、幼い頃からすでに頭角を現しており、十三歳の頃に学校を極めて優秀な成績で飛び級して卒業すると、すぐに源石工学及び応用学の専門家であるソーン教授に見込まれ研究の助手に抜擢され、ブライアン創生科学研究所に入所して勉学に勤しんだ。

二十数年前、彼はあるプロジェクトのためにサルゴンの奥地へと向かったが、それ以来消息を絶った。のちに、イバト地区の闇市の主な顔役の一人としてロドスに接触し、闇市から身を引いた後は一感染者として治療のためにロドスに訪れ、また現在はエンジニア部所属のオペレーターとして各任務で活躍している。

基本ステータス

ブロック数 1 攻撃速度 2.3s
初期コスト 30 最大強化時コスト 33
再配置時間 70s    
特性
3体(昇進2で4体)目まで跳躍していく術ダメージを敵に与え、
跳躍する度ダメージが20%減衰し、敵を一瞬(0.2秒)足止め

ステータス

  HP 攻撃 防御 術耐性
初期 654 277 49 10
初期最大 935 385 84 10
昇進1最大 1215 507 116 15
昇進2最大 1558 611 130 20
信頼度最大   +85    

攻撃範囲

  初期 昇進1 昇進2
攻撃範囲

潜在突破

  2段階目 3段階目 4段階目 5段階目 6段階目
突破段階 コスト-1 素質2強化 攻撃力+32 コスト-1 素質1強化

素質

素質名 解放段階 効果
メカニズムアナライズ 昇進1 HPが最大値の80%以上の敵を攻撃時、3秒間その攻撃対象にパッセンジャーの与ダメージ+10%(+5%)
昇進2 HPが最大値の80%以上の敵を攻撃時、3秒間その攻撃対象にパッセンジャーの与ダメージ+20%(+5%)上昇
ラストソルジャー 昇進2 隣接4マス内に敵がいない時、攻撃力+8%(+2%)

スキル効果

スキル1

エレキチェーン 自動回復
自動発動
攻撃範囲
SLv 初期SP 必要SP 持続 効果
1 0 7 次の通常攻撃時、攻撃力が150%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
2 次の通常攻撃時、攻撃力が160%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
3 次の通常攻撃時、攻撃力が170%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
4 6 次の通常攻撃時、攻撃力が180%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
5 次の通常攻撃時、攻撃力が190%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
6 次の通常攻撃時、攻撃力が200%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
7 次の通常攻撃時、攻撃力が210%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
特化1 次の通常攻撃時、攻撃力が220%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
特化2 次の通常攻撃時、攻撃力が230%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる
特化3 5 次の通常攻撃時、攻撃力が250%まで上昇し、
跳躍の最大対象数が4体になり、足止めの効果時間が1.5秒になる

スキル2

フォーカスオーダー 自動回復
手動発動
攻撃範囲
SLv 初期SP 必要SP 持続 効果
1 10 50 25 攻撃距離+1、攻撃力+10%
攻撃間隔わずかに短縮(-20%)し、攻撃の最大跳躍回数が5になる
2 11 49 26
3 12 48 27
4 13 47 28 攻撃距離+1、攻撃力+15%
攻撃間隔やや短縮(-30%)し、攻撃の最大跳躍回数が5になる
5 14 46 29
6 15 45 30
7 16 44 31 攻撃距離+1、攻撃力+20%
攻撃間隔短縮(-40%)し、攻撃の最大跳躍回数が5になる
特化1 17 43 32 攻撃距離+1、攻撃力+25%
攻撃間隔短縮(-40%)し、攻撃の最大跳躍回数が5になる
特化2 18 42 33 攻撃距離+1、攻撃力+30%
攻撃間隔短縮(-40%)し、攻撃の最大跳躍回数が5になる
特化3 20 40 35 攻撃距離+1、攻撃力+30%
攻撃間隔かなり短縮(-50%)し、攻撃の最大跳躍回数が5になる

スキル3

ルミナスフラグメンツ 自動回復
手動発動
SLv 初期SP 必要SP 持続 効果
1 0 35 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の100%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
2 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の105%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
3

HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の110%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能

4 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の115%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
5 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の120%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
6 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の125%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
7 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の130%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
特化1 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の135%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
特化2 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の140%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能
特化3 HPが最も高い敵1体の位置を中心に継続4秒のサンダーストームを生成し0.5秒ごとにサンダーストーム範囲内ランダムの敵1体に攻撃力の150%の追加攻撃を行う
2回チャージ可能

基地スキル

スキル名 解放条件 発動施設 効果
電磁充電α 初期スキル 発電所 発電所配置時、ドローンの回復速度が1時間ごと+10%
エネルギー効率化 昇進2 発電所 発電所配置時、ドローンの回復速度が1時間ごと+15%
自動化α 昇進2 製造所 製造所配置時、自分以外の配属オペレーター全員の製造効率を0にする。発電所1か所につき、製造効率+5%

昇進強化内容/必要素材

昇進1 強化内容 ステータス上限解放/COST+3/スキルフォーカスオーダー習得/素質メカニズムアナライズ開放/攻撃範囲拡大
必要素材/Lv Lv 龍門幣 初級術師SoC 初級異鉄 初級源岩
50 30000 5 8 5
昇進2 強化内容 ステータス上限解放/スキルルミナスフラグメンツ習得/素質メカニズムアナライズ強化/素質ラストソルジャー開放/特性強化
必要素材/Lv Lv 龍門幣 上級術師SoC ナノフレーク 上級異鉄
80 180000 4 4 5

スキル強化必要素材

a

能力測定

【物理强度】普通
【戦場機動】標準
【生理的耐性】標準
【戦術計画】優秀
【戦闘技術】標準
【アーツ適正】優秀

関連アイテム

潜在上昇の印

パッセンジャーの潜在能力を高めるために使用する。

一枚の古いサルゴン金貨。永らく運命の手に弄ばれてきた。今はあなたのものだ。

求人契約

エンジニアオペレーターのパッセンジャーは雷撃という手で敵手を罰するだろう。

彼の各種事相兵器はモデルだけで名称は無いため、複製は少し分かりづらい。

プロファイル

健康診断

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造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果に異常があり、鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

【源石融合率】7%
額に少量の源石結晶の分布が見られる。出現箇所から考えるに、実際の感染状況は予想より深刻であると考えられる。

【血液中源石密度】0.29u/L
パッセンジャーは長期にわたって、過酷な環境下で源石機械の生産作業に従事していた。その上、感染が疑われた時期に必要とされる措置を一切行っていないため、病状の進行は楽観視できないものである。

検査は終わったわ。現時点まだ明らかな合併症の症状は見られていないけど、絶対油断してはダメよ。特に額に源石結晶ができてしまったのだから、ある時を期に一気に病状が悪化してしまう可能性が高いの。発生する可能性がある様々な症状を防ぐためにも、ちゃんと治療に協力してもらいたいものね。
――医療オペレーター”

第一資料

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エンジニア部はパッセンジャーが持ち込んだ各種の自律式機械に対し、リバースエンジニアリングを行った。その結果は目を見張るものだった。

種々の状況から、客観的にも容易に想像がつく通り、サルゴンでパッセンジャーがクルビアのラボに提供されるような最先端工学材料を入手することは不可能であった。したがって彼が用いるアーツユニットも非常に原始的なものである。

それでも、パッセンジャーは有用な機械構造を独自開発し、彼が持つとある技術知識と合わせることによってかなりのエネルギー放出を可能とする自律式兵器の数々を生み出している。

核となるその技術の由来を尋ねられた際、パッセンジャーは特にはぐらかしたりはしなかった。当該技術の原型はクルビアの、ある発掘実験を源としており、現地の研究者はサルカズの古い巫術と関わりがあると見ている。

彼らは風変わりなアーツ形式を用いて源石にエネルギーを注入するのだが、周囲でエネルギー注入済の源石結晶体をいくつか発見した。クルビアの関連研究所はそこに革新的なエネルギー源の可能性を見出し、研究を行っていた。その後の顛末に関して、パッセンジャーは多く語らなかった。

しかし注目すべきことがひとつある。多くのエンジニア部オペレーターは、自らが作り出した存在に名前を付けることに熱心である。個人的な感情を注いでいる者もいれば、機能性を考えて番号を振り当てる者もいる。しかし、パッセンジャーは自らが作り出した機械に対してそのような考えを全く抱くことがないようである――彼の機械の扱い方は浪費にも近い。

たった一度の模擬テストにでさえ躊躇なく数台の自律式機械を使い潰した。勿体ないと感じることは欠片もないのだろうか?

第ニ資料

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ロドスにいるパッセンジャーはあまりにもおとなしすぎる。\nもちろん、それが悪いとは言わない。いいことに決まっている!むしろ一部のオペレーターが騒がしすぎるんだ!

しかし、パッセンジャーはかつてサルゴンで「サンドソルジャー」の名で呼ばれていた人物だ。言ってしまえばただの闇市の顔格に過ぎない――サルゴンの闇市は数え切れるようなものではない――が、彼の手腕も積み上げてきた財も実際にすごいものだ。

豊富な物資を安定して供給するルートも、イバト地区の、合法非合法を問わないほぼ全ての傭兵、トランスポーターや商隊への連絡手段も提供できるような人物なのだ。

そう、もちろんこれもいいことだが、彼はそういったものをほとんど対価なしに、タダに近い状態でロドスに提供したのだ。タダ!この意味がわかるか?安心して受け入れられるわけないだろう?

エンジニア部のオペレーターによれば、彼は別にそこまで狂熱的な機械マニアというわけでもないらしい。あれほど腕がいいというのに……それだけではなく、自身が感染者であることにも頓着していないようだし、趣味もろくに持っていないそうだ。

まれに潔癖症があるのかと言いたいくらい部屋を塵一つ残さず整理整頓することもあれば、そんなのどうでもいいと言わんばかりに部屋で部品を弄ってあちこち鉄くずを散らかすこともある。まったくもって意味がわからない。

そういえば、唯一彼が名前を付けたものがある――例の特殊なエネルギー充填源石装置を積んだドローン、「ソーン」という名前だそうだ。

ああ、これほどに多く語ってきたが、結局問いたいのは一つだけなんだ。失礼かもしれないが――

――彼には生きていくなかで、大切だと思うものがあるのだろうか?

第三資料

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パッセンジャー。

揶揄するにこの名を自身に宛てがった彼は、しかしその実自身の「故郷」が一体どこなのかさえ知らずにいる。

本人は、二十数年にわたるサルゴンでの蟄伏が、全ては復讐という単純な目的のためであったことも、サルゴンで発生し、世間を戦慄させた謀殺事件が自身と関係していることも潔く認めた。

確かに、復讐というものは多くの者にとって原動力になりうる。しかしそれを実現するために、クルビア出身の何の変哲もない若い研究助手だったエリオットは、二十年の時をかけてサルゴン人になりきった。イバト地区において、彼は相当の人脈、財産と権力を手にした。闇市という場の特殊性から、多くの地元の貴族と境外の商人が彼と密接な関係を保っていた――しかし復讐という目的を遂げた後、それら全てを、自身が二十数年をかけて築き上げたそれら全てを、彼はいとも簡単に捨て去ってしまったのである。

サルゴンで最下層の見習いから下積みをし、何もかもを耐え切ってようやく頂点へと至った闇市の主は、一切の執着を見せず何もかも放棄した。復讐を終えた彼はそのまま、イバトにおいて王族のような生活を享受することさえ可能だったというのに。そんなエリオットが名を変えてロドスに加入したことは、実は何か企みがあるのではないかと一部の人事部オペレーターから危惧されている。

それとなく真意を探ろうとした我々に対し、エリオット、つまりパッセンジャー本人は容易く我々の目論見を見破って、手にしたブラックコーヒーに視線を落とし、しばしの沈黙の後に答えた。

「……私はサルゴンが憎い。砂の一粒まで憎んでいるのです、ずっと。」

第四資料

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ドクター。ケルシー。シェーシャ。

パッセンジャーがロドスについてからの動向を見ると、彼が興味を持つのはこの三人のみのようである。

彼は確かに礼儀正しく、仕事において妥協もしない。しかしエンジニア部の目標を達成した時も、危険な任務を遂行して凱旋した時も、その瞳には欠片も感情の揺れが見られない。

彼は自分のことをほとんど隠しない。一番に核心的な部分以外であれば、誰だろうと尋ねられれば事前に原稿を用意したかのように簡潔に自身の経歴と現状を述べる。誰も彼もが自らの過去に対してそのような態度で向き合えるわけではない。

かの火災で最後の復讐相手を葬って以来、パッセンジャーは解放された。しかし、人生において一番輝いていたはずの歳月を、彼は全て復讐に捧げたのである。サルゴンの砂の海から抜け出した彼に残されたものはあるのだろうか?

パッセンジャーは、ケルシー先生は自身の命の恩人であると言っていた。その言葉を口にする時に、彼の象徴とも言えるその笑みからは、欠片も感激の意は見当たらなかった。しかし彼はある部分では確かにケルシー先生を信じている。二人がどういう形でサルゴンで出会ったのかに関しては、ケルシーが一文字も語らないというのなら、パッセンジャーもまたケルシー本人に対する情報を何一つ洩らさないというスタイルを貫いている。

一方、シェーシャに対しては――パッセンジャーのシェーシャへの関心は非常に危険なものである。シェーシャがクルビアのとある軍事工業企業について調べているということは、ドクターを含めて極わずかな者にしか知りえない情報である。不幸なことに、シェーシャの「未だ果たせぬ復讐」はパッセンジャーの関心を引く全ての要素を揃えてしまっている。彼はシェーシャが真相を解き明かすことができるように熱心に手伝っており、可能性のある様々な答えを示唆している。ロドスオペレーターという身分の制限がなければ、シェーシャとパッセンジャーはもしや本当に例の軍事工業企業に対して報復していたのではないかと、想像するだけでおぞましい。

パッセンジャーが今まで何一つ過激な手段に走らなかった重要な原因はドクターである。ドクターに対して抱いている感情がどのようなものであろうと、彼はドクターに対してだけ興味を顕にしており、ドクターが参加する各種任務に対してもより積極的に関わる意欲を見せている。彼の視点からは自身の今の奇怪な生活状態をドクターと重ねたのか、あるいは、単純に誰かが自分に命令を下し、方向を示してくれていることが心地よいと感じているのか。いずれにしても、より慎重に彼を観察しなければならない。

彼が言うように、クルビアを離れ、サルゴンを離れ、今ロドスに身を置く彼は、この大地のどこにいようとも、異郷の客――ただの通りすがりの部外者に過ぎないのである。

昇進2解放

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死を目前にする状況だったというのに、ケルシーさんから機会を、イシンさんから力をいただき、私の運命を掌握しようとした者たちへ復讐を仕掛けました。

そして、私は成功しました。計り知れない時間と有り得たかもしれない未来を費やして、運命を壊滅させるという手段でもって主導権を奪い返しました。

そして今、私は過去と決着をつけなければなりません。しかしこの先はどうすればいいのでしょうか?どこへ向かえばいいのでしょうか?

ドクター、ケルシーさんに代わって教えていただきたい。私の命はすでに鉱石病によって残りわずかになっていませんか?残されたこのわずかな時間を、どのようにすれば効率的に使い、死すべき場所を見つけられるのでしょうか?

あなた様こそが今の私の指揮官ですので。

あなた様の仰せに従います。

 

モジュール

CHA-X

CHA-X 電磁調整器
STAGE 強化内容 特性/素質
1 攻撃力+65
攻撃速度+5
特性更新
4体目まで跳躍していく術ダメージを敵に与え、
跳躍する度ダメージが10%減衰し、敵を一瞬(0.8秒)足止め
2 攻撃力+80
攻撃速度+5
素質更新
隣接4マス内に敵がいない時、攻撃力+8%、SP自然回復速度+0.15/秒
3 攻撃力+90
攻撃速度+5
素質更新
隣接4マス内に敵がいない時、攻撃力+8%、SP自然回復速度+0.25/秒
モジュール解放任務 サポート以外のパッセンジャーでルミナスフラグメンツを累計30回使用する。
メインテーマ2-2を★3でクリア
その際、必ずサポート以外のパッセンジャーを編成、配置しなければならない。
また、他のメンバーは先鋒と重装オペレーターのみとする。
解除条件及び必要素材 解除条件 STAGE1必要素材
昇進2Lv60
信頼度100
モジュールデータ x4
ナノフレーク x2
龍門幣 x80000
STAGE2必要素材 STAGE3必要素材
   
基本情報
「水……」
砂嵐の中をかなり歩いた上、水も丸一日口にしていない。身体の限界が近づいていた。
ケルシーは水筒を出すわけでもなく、冷たく「もう少し我慢しろ。」と告げると、さっさと歩き出してしまった。
どれほど砂嵐の中を歩いただろうか? 三時間? 五時間? 砂嵐が絶えず服の中に差し込まれ、勢いそのままに顔を叩く砂に、目が潰れてしまいそうだった。しかし止まるわけにはいかない。後ろから執拗に迫るサルカズの傭兵は、その責務に駆られ、砂嵐でも歩みを止めることはないのだ。
水は……とうに飲み干してしまったのだろう。
砂漠には空の水筒に砂をつめて希望を絶やさないようにする伝統があると聞く。だがもう砂など飲み飽きた。水だ。水のことしか考えられない。手に入るのなら、手持ちの硬貨をすべて出したっていい。
しかしこの砂漠では、輝く金属には何の価値もないのだ。
銀色のトランクを抱きしめて、歯を食いしばりながら足を動かす。
耳に飛び込むすさまじいうなり声は、亡者の泣き声のようであり、亡霊の呼び声のようでもあった。ソーン教授もそれに混じり、僕の名前を呼んでいるのかもしれない。
だが、もうよく聞こえない。
頭の中ではそんな音が反響し続けている。どれほどになるだろうか? 三分? 三時間? それとも三年?
砂嵐に覆われた空からは、昼夜の表情すらうかがい知ることはできず、まるで時間が止まってしまったかのようだ。その下で生を求めてもがく人々だけが、刑罰に耐え続けているのだ。
僕はただ研究がしたいだけ――ただ科学の進歩の一助になりたいだけだ。こんな風に、砂の海に倒れて干からびるのは本意じゃない。
頭がもやもやしてガンガン痛む。身体はとうに知覚を失ったようだ。僕はまだ歩いているのだろうか? それともエリオットという名の肉体が蠢いているのを傍観しているだけなのだろうか?
いいや……もはや思考すら贅沢なものになってしまった。今頭にあるのは、「進め」という指令だけだ。
進め……進め……進め……
……しかし砂漠はどこまでも広がっている。
「エリオット、口を開け。」
口を?
無意識に唇と歯が緩み、口の奥への通り道を露わにしていた。
砂をまとった果実が口の中に飛び込む。
酸っぱくて渋い。いや、甘い? ああ、水、水だ。
水だ。
……
いつの間にか、耳元の風音は止み、大地は静寂を取り戻していた。そこにあるのは、太陽と、砂漠と、そこを歩む平凡な二人だけだった。
……
視線を上げると、どこまでも一面の砂が広がっていた。
一目で見通すことなど到底不可能だ。まるで地面に散らばり、濡れた革靴で何度か踏まれた技術資料のようだ。元通りに集めることも、揃えることもできない。
感情のままに砂を蹴り上げた。蹴られた砂は砂丘の傾斜を転がり落ち、何ごともなかったかのように砂漠の中に溶けてゆく。
砂、あるのは砂ばかりだ。
生まれて初めて砂を恨んだ。
「行くぞ。もうすぐ補給が得られる。」
ケルシーの言葉が思考を遮った。
だけど、もうすぐって、どれくらいの時間なのだろう。
補給といっても、どれほどの補給が得られるのだろう。
ケルシーは決して、余計な希望を持たせるようなことはしない。
だが、少なくとも……
視界の奥に、サボテンが一株見えた気がした。

CHA-Y

CHA-Y モジュール名
STAGE 強化内容 特性/素質
1 HP+20
攻撃力+70
特性更新
体目まで跳躍していく術ダメージを敵に与え、
跳躍する度ダメージが減衰しなくなり、敵を一瞬(0.5秒)足止め
2 HP+40
攻撃力+85
素質「メカニズムアナライズ」更新
HPが最大値の80%以上の敵を攻撃時、3秒間その攻撃対象にパッセンジャーの与ダメージ+25%
3 HP+60
攻撃力+100
素質「メカニズムアナライズ」更新
HPが最大値の80%以上の敵を攻撃時、3秒間その攻撃対象にパッセンジャーの与ダメージ+28%
モジュール解放任務  
 
解除条件及び必要素材 解除条件 STAGE1必要素材
   
STAGE2必要素材 STAGE3必要素材
   
基本情報
a

ボイス一覧

ボイス一覧表示
音声記録
秘書任命 あなた様の役に立てるのは恐悦至極と存じます。
会話1 私の額にある源石結晶ですが、よく装飾品だと誤解されるのですよ、おかげで感染者であることを誤魔化す手間が省けるのです。とは言え、額が痛む時には自分の愚かさを骨身に染みて感じるのです。サルゴンを離れると言っても、私の道は一体どこに繋がっているのでしょうね。
会話2 シェーシャくんは、まだ年若いのですよ。ええ、私とて、彼よりほんの少し年かさであるだけです。それでも彼の我慢の仕方は些か愚直にすぎますし、恨みの強さも足りない。もし彼が復讐心を燃やすために真実を知りたいというのなら、喜んで力になりましょう……。ああ、ドクターがするなとおっしゃるならば、決して、出過ぎだ真似を致しませんとも。
会話3 私は闇市を恨んでいます。あそこにあるのは低劣でくだらない企みばかり。皆自分こそが最も練達なプレイヤーだと思い込んだまま、悲惨な最期を迎えます。時には少しばかり慎重に周到に行動するだけで、容易く人を死地に追い込むことができます――例えパーディシャーが直々に任命した王族であろうとね。ふっ、ドクターはご興味がありますか。
昇進後会話1 あの火事のこと、ですか。私に落ち度があるとおっしゃるつもりでしょうか。ええ、反論は致しませんとも。けれど、無垢の者は誰ひとりあの火事に巻き込んまれていませんし、身に覚えがある者は誰一人生き残っていません。サルゴンの闇市で善人と呼ばれるのはただ一種類だけ、それは生き延びた者です。そして私が生き延びたのですよ。
昇進後会話2 私とケルシー…医師は確かに旧識の仲ですね。厳密に言えば彼女は私の命の恩人でもあります。ですがご安心を、私はあなた様のものでございます。おや、それはお心掛りではなかったのですか。それはなんともまた不思議な。まさかあのケルシーと共にいて、これほど無防備でいられるとは。
信頼上昇後会話1 「もしクルビアに戻ったら」、ここ数年、そのような考えがなかったとは言いません。心の揺ればかりを誘う仮定でした。ドクター、どうか私が持てる限りを尽くせるよう、お取り計らいをお願いいたします、あの穏やかな民間向け技術数々がもはや見知らぬ物のように感じられるのならば、私はいっそ全てを捨てましょう。
信頼上昇後会話2 エリオット、なぜその名を…ふっ、エリオット。両親を早くに亡くし、唯一に敬愛する恩師もサルゴンで失った人物です。信念を持って行っていた仕事すら陰謀に使われる踏み台でしかなかった。彼は何もかも失い、今日に至る。エリオット·グラバーは、そんなただの滑稽な人生を示す名ですよ。
信頼上昇後会話3 私が知る科学者で生まれながらの指導者の器を持った方が居たのです。温厚で、雅な性格で、頭脳もずば抜けていた。私は彼のことを兄のように慕っていました。けれど、彼の末路はいいものではありませんでした。ええ、決して。ですのでドクター、どうか御身を大事になさってください、これても私たちはそれなりに楽しい付き合いをしているのですから。
放置 このように晴れやかな空を眺めるのは、いつぶりでしょうか。
入職会話 あなた様のオペレーター、パッセンジャー。ドクター、あなた様とともに仕事ができる日を楽しみにしておりました、素敵な旅をしましょう。
経験値上昇 素晴らしい戦術です、あなた様の卓越した指揮あってのものでございますね。
昇進1 ロドスとあなた様のためにより完璧な仕事をお届けすることをお約束いたします。ご安心ください、沁礁闇市のサンドソルジャーは、まだほかに切り札を隠しておりますので。
昇進2 私のこの滑稽なコードネームからあなた様がなにか感じ取ってくだされば良いのですが――ドクター、他人を信じる必要はありません。あなた様は、お一人で何もかもやり遂げられるはずですから。ほう?どうやら異なる見解をお持ちのようですね、ならば全ては仰せのままに。
編成時 真に優れた戦争兵器がどのようなものなのか、私がご覧に入れましょう。
隊長任命 謀略も策も私の得意とするところですよ、無論、ご自分の考えがあるとすれば話は別ですが。
作戦準備 出ましょうか。
戦闘開始 さてさて、我々の布陣は完璧にいたしましょう。
選択1 なんなりとお申し付けを。
選択2 仰せのままに。
配置1 お望みであれば……
配置2 準備はできております
作戦中1 行きなさい。
作戦中2 罰を与えてやりなさい。
作戦中3 あなた様のお望みのままに。
作戦中4 塵一つ残さず消えてしまいなさい。
星4で戦闘終了 お許しください、この低劣な兵器たちはどうやらかろうじて任務を処理したようです。もしあなた様が更に…極端の手段を取って良いとおっしゃるのであれば、我々はもっと楽になれたのかもしれません。
星3で戦闘終了 雷撃も罰の一種に過ぎません、彼らは自分の行いの代償を支払っているのですから、それで良かったと思いませんか。
星2以下で戦闘終了 この視界から罪ある者が五体満足で逃れる事など許容できません、ドクター、どうか処理に向かうご許可を。
任務失敗 甘美とは言えない失敗ですね、ですがドクター、ご安心ください。あなた様の手から勝利を掠め取っていた輩には、私が骨の髄まで後悔をすり込んで差し上げます。
基地配属 なんと魅力的な艦船でしょうか、ドクター、サルゴンはついぞ私にこのような待遇を与えたことはありませんよ。
タッチ おや、どうなされました。
信頼タッチ ドクター、コーヒーを召し上がりませんか、私がこの手で植えた豆なのですよ。サルゴンでは唯一の気晴らしでしたのでね。
タイトル アークナイツ。
挨拶 ご機嫌よう、ドクター

オペレーター紹介文

罪から言えば、彼はサルゴンの酋長を殺したことがある。

地位から言えば、彼はイバテー地区の重要な闇市場の重要なトーカーだった。

能力から言えば、彼の源石エネルギー工学分野においての才能には感嘆させられる。

しかし、イバテー地区は大きくはなく、その闇市場はサルゴン全体に比べれば取るに足らないものであり――パッセンジャーも常人の理解出来る範疇の「天才」であり、ある種の神や怪物という訳では無い。

そう、彼はクルビア人であり、リーベリ人であり、以前は飛び級卒業によって少し有名で、地元の学術新聞の一角を賑わす人物ではあったが、今では身の回りの全てにおいて相応しくないまるで部外者のようだ。

彼が自分に用いたコードネームは、自嘲の意味があるのかもしれないが、それは真に適していると言わざるを得ない。

「パッセンジャー」である彼は、どうやって自分の力で、二十余年を用いて、全てを失った科学者助手から一手でイバテー地区の内乱を引き起こし、そこから安全に身を引き闇市場の主になる事が出来たのだろうか?

執着?

そうかもしれないが、あの性格や痛ましい過去は決して根本的な原因ではないだろう――「誘因」と言う方が正確であり、彼を今日の姿にしたのも誘因が原因なのかもしれない。

二十年で一人の若者をどこまで変えることができるのか知る者はいない。彼は自分が感染者かどうかさえ知らず、どのくらい生きているのかもあまり気にしていない、二十数年かけて築いたすべてをたった一夜で台無しにしてしまった、彼はその大地に何か気になることでもあるのだろうか。

彼はサルゴンに何年も住んでいたが、彼は自分が一番嫌いなのはサルゴンだと言った。

パッセンジャーは故郷に帰るというのであれば、どこへ行くべきなのだろうか?

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