デーゲンブレヒャー(锏 Degenbrecher)
「デーゲンブレヒャー。コードネーム?これが私の名前だと思って貰って構わないわ。契約書を見た限り、私の仕事の内容が変わるようには見えない。保護対象が変わるだけよ」
- コードネーム:デーゲンブレヒャー(锏 Degenbrecher)
- 種族:キャプリニー
- 出身:リターニア
- 精通:騎士競技(全競技)、械闘(全て)
- タイプ:前衛-剣豪
- イラストレーター:竜崎いち
- CV:高山みなみ
待合室に入った時、デーゲンブレヒャーは思わず感慨に浸る事を禁じ得なかった。
イェラグに来たばかりの頃、この駅は建物とは言えず、単なる雨ざらしのホームにしか過ぎなかったからだ。今ではその内装も周囲の人の波も彼女が見た賑やかな光景に劣らないものとなっている。長い間、エンシオディスと共にこの駅から雪山の外に何度も足を運んだが、今回のロドスへの度は彼女自身が提案した休暇の旅ではあるものの、彼女は僅かな驚きを感じた。この旅は少しばかりの悲しみを感じるものになっている事に気付いたからだ。
「デーゲンブレヒャー姐さん」。そう呼ぶ声が彼女の思考を遮った。振り返ってみると、そこにはクーリエと顔見知りの村人がいた。
「見送りの必要は無いとエンシオディスと話したはずだけど」。彼女はそう言った。
「知っています。でも村の人たちはあなたが今度遠出をすると聞いて、僕に道案内をさせて見送りに来てくれたんです」とクーリエは笑いながら答えた。デーゲンブレヒャーは彼の表情を見て気付いていた。この事を率先して村に広めたのは彼だという事を。
「デーゲンブレヒャー、外に出るときは気をつけてね。それとこれは私達からの気持ち。持って行って」
「暇が出来たら帰ってきてよ」
村人達は次々に言葉を投げかけ、しきりにデーゲンブレヒャーに物を詰め込み続けた。まるで初めて故郷を離れる後輩のような扱いだった。しかし、元騎士競技三連覇のデーゲンブレヒャーはただただ頷き、村人達から貰ったものを受け取って、お礼を言っただけだった。まるで、その場面はそういうものだと言うように。
ベルが鳴り、列車がゆっくりとホームに入ってくる。
しかし、後ろから聞こえる歓声を聞いて確信していた。また戻ることになるだろうと。
- 特性:通常攻撃時、1回の攻撃で2回ダメージを与える
- 素質1:ダメージを与えた時、一定確率でその攻撃の攻撃力が上昇、目標に数秒間の【戦慄】を付与
- スキル1:次の攻撃時、地上敵に物理ダメージを2回与える
- スキル2:前方範囲内にいる数人の地上敵に対して2回の斬撃を、ブロックされている敵には3回の斬撃を行い、素質1の発動確率が100%の上昇、斬撃は攻撃力の一定割合の物理ダメージを与える。
- スキル3:スキル発動時、数回の斬撃を行い、斬撃の度に数人の敵に一定の物理ダメージを与え、素質1の発動確率が100%に上昇、敵を一定の力で自身の中心に引き寄せる。その後、もう一度一定の物理ダメージを与え、敵をより大きな力で自身の中心に引き寄せる。
- 戦慄状態:ブロックされている時、通常攻撃が出来なくなる。