新艦批評まとめ
三笠
今回のイベントの顔とも呼べる戦艦「三笠」。建造時期を考慮してか性能はSSRはともかくとして戦艦の中でもかなり低い部類に入る。近距離に対しては副砲を2つ装備出来るため対応力は高いがその分、対空砲を装備できないことから航空機への対応力は皆無。
スキル「新生連合艦隊旗艦」は自身の受けるダメージを最大12%の確率で50%カットし三笠が旗艦の際は同艦隊の重桜艦の火力、装填を最大20%アップするため重桜艦とのシナジーは凄まじいものになる。
だが重桜艦の前衛は火力よりも雷装で勝負する形の艦が多く、一航戦や五航戦に関しても装填値上昇の恩恵は受けられるものの、火力上昇の恩恵は受けられないため、現状では相方不足感が否めない。現在実装されている重桜戦艦は今後改造が行われた場合、どれも航空戦艦になってしまうため長門型戦艦の「長門」や「陸奥」、大和型戦艦の「大和」や「武蔵」が実装された時が「三笠」の本領を発揮するタイミングになるだろう。
比叡
ゲーム内では「三笠」のお供として登場する「比叡」。スキル「威光烈し御召艦」戦闘開始10秒後と以降20秒毎に主力が受けるダメージを最大で50%肩代わりし、ランダムに敵1体に与えるダメージを20%アップさせるというもの。
スキルは主力のダメージを肩代わりするものとなっているが「比叡」自身が特別打たれ強いということは無く、むしろスキルの影響で巡洋戦艦の割には打たれ弱くなってしまっている。しかし「威光烈し御召艦」が無駄なものかというとそういう訳ではなく、「比叡」のレベルを高レベルにすることで低レベル艦を高レベル艦で無理やりレベリングするパワーレベリングの際に非常に役立つ。
高レベルにすることで役立つようになる大器晩成型と言える。
黒潮/親潮
スキルは自身の火力ダメージを10秒間40%上昇させる「火力全開」と魚雷発射時15%で2回発射する「次発装填」。しかし「火力全開」に関しては雷装が重視される重桜艦とは相性が良いとは言えず、スキルと性能が噛み合っていない印象がある。
だが陽炎型らしく元々の雷装値が非常に高く、主砲よりも魚雷で勝負するタイプの艦のため手動操作に特化している艦とも言える。
浜風
スキルは味方艦が戦闘不能になったさいに最大60%の確率で自身の耐久を8%、味方艦の耐久を3%回復する「救助活動」と20秒毎に30%の確率で6秒間全ての攻撃を避ける「緊急回避」。しかし浜風が今回のイベントで実装された艦の中で「当たり」と言われる所以はスキルでは無く雷装値にある。
雷装値は改造を行うことで破格の500超えとなり、九十三式酸素魚雷を装備することで600超えというとんでもない数値になる。瞬間的な火力では九十三式酸素魚雷を装備しスキルが発動している夕立や綾波には敵わないものの、持続的な雷装値では現状では浜風改に敵う相手はいない。
ただ一方で主砲に関しては控えめで重桜艦らしい性能ともいえるのでこちらも重桜艦に漏れずオートでは無く、手動操作向きの艦ではある。今後のアップデート次第では533m五連装磁気魚雷も実装されることもあり十分化ける可能性があるので育てておいても良いかもしれない。