よし…。
完了だ…しばらくは持つはず。
災害は弱まったがそれでも注意は怠るな!
状況は良くはない…天災はもう来ている。早く出口に向かわなければ…
私達は閉じ込められている…包囲されているんだ…レユニオン達はまだ徘徊している。
周りには…倒壊した家と砂利のみしかありません。
みなさんは怪我していませんか?医師?
医師?
アー….ミヤ…私….。
大丈夫です!私に出来ることは?
天災雲の中心は私達がいる都市には無い。撤退する最後のチャンスだ!
私達は急いで包囲を突破しなければならない。
破壊された建物が障害物となっているな…。
これはひどい、最後だというのにあらゆるものが邪魔してくれるな。
私達が出来ることはーー。
…ある…。
来たぞ。
一人がゆっくりと近づいてきます…。
あれは誰だ…。
そんな…ありえない…。
何者かが正面から接近!
ーー。
敵が射程距離内に入り次第直ちに攻撃する!
なぜあの人は避ける素振りを見せないんだ….。まっすぐこちらに来るぞ。
いえ、彼女は…。
彼女は…資料によればレユニオンの…。
…。
私は彼女から不吉なものを感じる。周りの空気からも危険な匂いがする。
…二アール…。
なぜだか分からない。だが…
あれは…鉄と硫黄の臭い。
何かが燃えている。
炎のような…。
…彼女はーー。
レユニオンの暴君…。
タルーラ。
悪い予感がするぜ。
…。
……。
それはおそらく…大地を焼き尽くす炎だろう。
(戦闘)
包囲はほとんど処理することが出来ました。ですが遠方からまだ増援は続いているようです。
そしてあれが…タルーラ。私達は彼女をどう対処すれば良いのでしょうか?私は…
アーミヤ。
ドクターを連れて逃げるんだ。今すぐに!
出来ません!私には出来ません…
あなたも知っているはずだ!あの女は…。
このままだと救援隊全員が墓送りになってしまう!
あれが…タルーラ…資料で見たことはありましたが、あれは生きた化物なんです!アーミヤ!
私達が一緒に戦えば大丈夫なはずです!
ドクターは、ドクターの安全は保証できるのか?
私の直感が今は危険だと伝えている。ドクターを守るのはあなたしか…
….はい…。
ーー。
あの女の周囲の背景が…ねじ曲がっている?
まずい、あれがあの女の剣だ…あの女…!あの女の正面から離れろ!!
違います…違います!二アール!早く戻ってきて下さい!!
違うんです…彼女はあなたをーー。
ーー本当にうるさいな。
かはっ….!
二アール!
二アールが負傷しています!
くそっ!
もっと多くの人員で攻撃を集中させろ!重装と狙撃は私と共に二アールを援護するんだ!
来るな!。あの女の周りは全て融解してしまっている!あれはあなた達に影響を与えてしまう!
E2部隊は…ここに残れ!私は…まだ耐えることが出来る。
アーミヤとDr.○○○、E0医療部隊を安全に撤退させるんだ!
俺も残るぞ。
ACE!今はそんな話をしている時ではない!
俺は至って冷静だ。
…!
…来るぞ!
二アール!
アーミヤ、早く行け!行くんだ!これ以上時間を取らせるな!
しゃがめ!
….
ぐふっ!….。
いてえな。
医師、二アールや負傷したやつらの治療を急いでくれ!
はい…!
アーミヤ…急ぐぞ…。
私はロドスアイランドの誰かを犠牲になんて出来ません!私は…必ず…。
任務の目標を思い出せ。私達は全員お前が離れるまで頑張るだけだ。早くしろ!
ドーベルマン、嘘を言わないで下さい!私がこの状況を分かってないと思っているのですか!このままでは全員犠牲になってしまいます!
今は誰かが犠牲にならなくてはならない…私達はその瞬間にいるんだ。
ーー。
反乱は大きな希望をもたらす。まるでレユニオンのようにな。
たった一つの抵抗だけではお前たちの運命は変わらない。お前たちの弱い意志だけでは抵抗運動の黒い1つの点程度にしかならないだろう。
無謀な勇気だけでは嵐を食い止めることは出来ないーー。
ぐふっ、この怪物め…!
なぜ広場全体が…黒くなっているの?。
今…何が起こったの…?熱い…息が出来なくなりそう。
石や投射物、あの女に攻撃出来る武器が…全て消えた。
一瞬で…あの女は周りのものを燃やし尽くしてしまった。あんな術師見たことがない…
人とは弱いものだ。
もういい。終わりだ。
…。
喜んでお受けしようーー。
お前たちの毅然とした態度は私に大きな利益をもたらした。その見返りとして私はお前たちに一つの結末を与える。
ーー滅べ。
しまった!!
アーミヤとドクターを守れ!
間に合わないーー!
止めろ!!!
きゃあっ!!!。
….。
….え?
ア…アーミヤ?
あなた達をこれ以上傷つけさせはしません。
…。
私は…あなたのすることを許さない。
ーーーほう?
くっ….。
必ず…みんなを…!
アーミヤ一人で…攻撃を防いだのか?
まさか…あの女の武器と術の規模のものを…!
いくらアーミヤでも長くは耐えられないぞ!ごほっ…!
アーミヤ!
だめ!だめです!ケルシー博士からはダメだって…このままでは…
大丈夫…私は大丈夫です…。
私は大丈夫ですーー!
私は…みんなを守りたい!
え…あ…えっ…!
アーミヤが…彼女が張った障壁が燃えている…。
アーミヤやめるんだ!そのままでお前の指輪がーー!。
たとえ…それでも…。
ドクター、すみませんーー。
例え災いをもたらすとしても、私は…!私には出来ません…大切な人を…。
…。
終わりだ。
アーミヤ!
ーーーー!
あああああああああ!!
えっーーーー?
もういいぞ、アーミヤ。
ーー?!。
お前は十分立派だ。
お前の重荷、俺達にも少し分けろ。
私はーーー。
ACE、何をしているのですかーーー
あっ…。
二アール、ドーベルマン、彼女と他の人達を保護してここから離れろ。
….!
アーミヤ、俺が撤退を成功させる。
Dr.○○○、いつかお前はアーミヤと共に残酷な大地に直面しなければならない。
その時は、守ってやってくれ、ドクター。
行け。
お前たちの道のりに障害が無いことを祈っている。