
きゃっ――!。

気を付けて下さい!

大丈夫です。擦りむいただけです。問題ありません…

ですがまだ…。このままでは…。包囲が小さくなる一方です。

既に突破口は見つけているのだが、増援が無いから防戦一方のままだ。このままでは突破することが出来ない!

…もう少し頑張って下さい!火力で敵狙撃兵の抑えるのです!

敵の先鋒は私達術師が対応します!

そうだ、そうだよ!そうするべきなんだよ!続いて、f3、e5!

憎たらしいガキめ…!

いいね!じゃあ、b4、b5!

敵が我々の後方に迂回しています!

重装オペレーター2名と狙撃オペレーター1名は調整して下さい!彼らを牽制するだけで十分です!

その後に!h2、h6!

彼らが私達の前線に攻撃をしています!

近衛オペレーターは敵をバンカーから追い出せ!

そうそう!もう少しだけ見させてよ、君たちがもがく様を!

さて、術師、C7は敵をぶっ倒してしまえ!

敵術師が出現しました…!重装オペレーターの後方に隠れて下さい!

間に合わない!伏せろ!

きゃああああ!

ごほ…

死んでしまえ、雨天の夜の火星のようにね!

彼は本当に自分のチームを指揮しているのですか…!チェスの手筋を用いるだけで何故こんなにも正確な命令が出来るのでしょうか?

明らかに相手は狂暴な感染者ばかりなのに、戦いを完全に彼1人で指揮しています…!

このままでは彼の指揮の優位性がより発揮されてしまいます――。

それに応じて、やつを抑えられるのであれば大した事ではない!

レユニオン相手に少しでも突破口を開けさせるな!

くそ!私達に残された時間がどんどん少なくなっていく!

レユニオン相手に少しでも遅れをとってはいけません!

なにか、この状況を速やかに打開出来る方法はないのでしょうか…!

この状態が長引いてしまっては、ドクターやみんなが…!

ぎゃああああああああ!!!!

何?

…ええ…どうしたの?誰かに…ぶつかって飛ばされた?

これは…

…どういうこと?

思っていたよりも遅かったな。私は民間人達を落ち着かせることも終わったぞ

――?!!。

阻むな!

ぐはっ!

攻撃の強度を上げろ!敵に陣形を建て直すチャンスを与えるな!

二アールさん!!

私はここにいる。

無事で良かった、アーミヤ。早く下がるぞ。

この作戦にお前がいてくれたことが功を奏したな。

あなたの信号弾のおかげだ。あなたたちが起こした混乱は見たところ、決して小さくは無いようだ。

――

あなたがDr.○○○だな?

耀騎士二アール、あなたを迎えに来た。