
――

どうしてこんなにもレユニオンがいるのですか!

おっと!

…。

敵がどんどん増えていってる感じがするのは私だけ?

あがっ!

錯覚ではありませんよ。明らかにレユニオンの増援が来ています。

まずいですね、まだ彼らに反撃すら出来ていないのに――!

それどころかロドスが先に倒されてしまいます。

フランカ、見て下さい。

東側の出口に隠れているのはレユニオンの術師かもしれません。

正面の通路、両側の高層ビルにも多くのレユニオンが集結しているわ――

…私達が触れるまで気づかないフリをしたいのね。

あそこは…ビルの屋上ね。

いくら敵がいようとも、ここでやられたらおしまいだわ。

馬鹿にされたような気分だけどレユニオンはここをわざわざ選んで私達と戦っているようね…。

レユニオンは一斉攻撃を仕掛けるつもりなのでしょうか?

全体員、陣形整列!

ちょっと待って――。

前に見たレユニオンの指揮官かしら?

…。

…ロドスアイランド。

お前たちが彼女を龍門に引き渡したのか?

…。

(フランカ、レユニオン達に先にショックを与える必要があります!)

(彼らが攻め続ける勇気が無いうちに低層に移動しましょう!)

(今は戦地を拡げなければいけません!)

(分かったわ、走りながら始めましょう!)

あなたに何の関係があるのですか?

…お前!

…。

我が同胞たちよ、やってしまえ!
(戦闘)

これが最後のレユニオン達です!

…うわああ!

確保!

オールクリア!

敵の指揮官は?

――このグループにはいませんでした。

ずっと潜伏しているようね….観察しながら私達を尾行するつもりかしら。

私達の体力を削って勝ちを確信してから襲ってくるのかしらね?

レユニオンは敵に対して奇襲を行うのが得意です。

チェルノボーグでそのことを学びました。

今のうちに撤退を――

退路の安全が確認出来ていません。

もし彼らが建物を破壊し退路を封鎖してしまったら危険です。

――すぐに他のルートを調査してください!隠されていれば隠されているほど良いです!

アーミヤ、4時の方向、あの下の道に下る階段はどうですか?

あそこは歩きにくいわよ。

ああ!ロドスアイランド!

待ち伏せです!気を付けて下さい!

追い続けろ。

やつらに息をつく暇を与えるな。

…長官。

――貧民区に…感染した子どもたちがいるんです。

もし出来るのであれば…。

お願いです…あの子達の世話をしてくれませんか。

龍門を守ることが近衛局の責任だ。

感染者は龍門の市民ではない。

…。

…。

しかし龍門の感染者は依然として龍門に住んでいる。

私はお前に保証する理由は何も無いが私は職務を全うする。

なにしろ――

彼らは前にも言っていました――。

これが私達がずっとやってきていることだからだ。

…

ありがとうございます…。

…。

――我々がお前を探していた理由は知っているのか?

…分かりません。

私にはあなた達が私を追う理由が思いつきません。

ですが、もしかしたら…。

原因は私ではなく――。

――私の父。

――――そうだ。

お前の父はチェルノボーグで最も有名な科学者だ。

同時に彼はチェルノボーグでは重要な政治家の一人でもある。

もしかすると、お前は持っているのかもしれない…。

――

そうでないかもしれない。

だが、我々はお前がレユニオンの手に渡ることを許すことは出来ない。

ふふ、見つけたわよ。龍門近衛局。

あなた達に恨みは無いけど――。

私の手の中には面白い脚本があるのよ。

つまらないことを面白くするために、あなた達を参加させる必要があるの。

始めましょうか。