
やっぱり、この穴だけが出入りすることが出来るってこと?

はい、洞窟の中には分かれ道がたくさんありますが、村の大人たちが連れてきてくれたのです。村長を後継する日も…。

あの、私の聞き間違えかもしれませんが、森の中の叫び声が多くなっていませんか…。

これ以上遅くなると、状況は悪くなるだけだ。

キャロル、洞窟の道を知っているのであれば、すぐに洞窟に入って。暗い道から宝を先に手に入れるんだ。

え?あなたは…

私はこの穴で待つよ。

いけません!

え?キャロル…

あなたはそんなにも賞金稼ぎに一人で立ち向かいたいのですか?危険です!そうなればあなたは――

君が宝物を手に入れることが出来なければ、村にも悪いし、君を裏切ったことにもなる。

…あなたを失いたくはありません。

ここはあなたが英雄になるべきところでは無いんです…!

英雄を気取って何が悪いの。

”たとえ心臓を敵の鋭い刃で貫かれたとしても、王の騎兵は理解せず槍を手にする”。

私はここから決して逃げない。

グラニ…。

それにクロア、これは私だけの戦いじゃないんだ。

これはあなたの戦いでもある。危ない目に会うかもしれないけど、この土地を平和にするための…

私達は必ずやりとげなければならないんだ。

宝の方は君に任せた。

ですが…私一人では…

宝は…。

私を信じて。

何があろうとも私が面倒を見る。広場であなたを助けてから決心したんだ。もう誰もあなたから何も奪わせないって。

例え髪の毛一本だろうとも。

…あなたはまだ子供なのに…

私はただ…背が高くないだけだよ!

あはは。

…うん。私はあなたと行動します、グラニ。

くそ、白面野郎、お前らまで邪魔するとはどういうことだ!

烏合の衆が。

お前たちが宝を争う資格など無い。

あ?何を言ってやがる?ここはとっくに俺達が占領したんだ。お前らは尻尾巻いて出ていきやがれ!

(この角度からなら南の戦場を見ることが出来る。賞金稼ぎとレユニオンがごっちゃになって戦っているようだ)

(次に、どちらかが穴に近づいてくるのであれば、私は――)

あいつらがあそこで団子になっているあいだに、俺達は中にはいるぞ!

ちょっと待て、あそこにガキが突っ立ってるぞ!

ここは誰も通さないよ。

うわ――。

お、お前は――。

あなた達、全員どきなさい。

私は今機嫌が悪いの。
(戦闘)

おっと…!

こ、こいつ邪魔なガキだな!

そんな、ひどい目にあってまで、俺達のやることを邪魔しようってのか――!

これくらいの怪我、日常訓練のうちにすら入らないよ!

くっ――。

あと何人?

まあいいや、よく覚えてないし。どうせ全員止めるんだから――

な、なに、地震?

へ?あそこの岩はどうして崩れたの?

…。

うそでしょ?彼女があの分厚い石の壁を破ったってこと?

新しい入口が開いたぞ!早く爆破してしまえ!

しまった、あいつらきっとスカジが開けた通路から入ってきたんだ!

早く助けに行かないと――。

止まれ。

スカジ――。

…。

山を直接壊し、強引に通り抜けるとは、やっぱりロドスでの噂は本当だったんだね。。

女の子はどこ?

あなたには教えられない。

あれを狙っているのは私だけじゃないの。

私はあなたにきちんと思い知らせる必要があるのかしら。邪魔はしないでくれる?

あなたはいきなりキャロルを連れて行こうとした。私はあなたに彼女を簡単に引き渡す訳にはいかない!

あなたは…ロドスの任務の邪魔をするの?

あなたはロドスアイランドがあなたにどんな任務を割り当てたのか教えてくれないじゃないか!

あなたが…。

いきなり仲間を攻撃しなければ!

誰があなたの仲間なの?

最後に聞くわ。私をあの女の子のいるところまで連れていきなさい。

彼女が私の依頼人である限り、私は絶対にしない。

…。

ぐぅ…。

くそ、彼女の剣が私の槍に触れただけで腕が折れそうになる…。

あなたの力だけで本当に彼女を守れると思っているの?

出来るか出来ないかと、行くか行かないかは別問題だ!

――――

え?ちょっとまって!

危ない!

へっ、こんどは当たっただろう!

やったか、いや、やってないぞ!あいつはまだ無事だ!

…また来るの?

ひっ…!

わ、災いの星!大尉を殴ったのはお前だろ!今日からそんなことはやめてくれ――。

チャンス、今のうちに!

お前も過去のことは忘れてくれ!

君たちも何とかして彼女を先に止めてよ!

――へ?

どういうことだ?!あのガキが俺達の頭の上を飛び越えていったぞ?

スカジ、お先に失礼するよ!

あなた…

ごめんね!あなたの考えがはっきりした時にまた本当のことを話してよ。私はキャロルのことを考えないといけないから!

待ちなさい、どこに行くの!

ごめんなさい!

どうしてあの女を手放したんだ!

足が速すぎて、俺達では追いつけない!

…。

大丈夫だ、もう一つあるだろう。

お前は背も高いし、飛ぶことは出来ないだろう?

あなたたちはもうおしまいよ。

脇道が多いな。ここがキャロルの言っていた墓だよね。

うわ、賞金稼ぎ――。

うう…助けてくれ…。

…。

ひどすぎない?

まるでロドスアイランド号のローラーに何度も行き来されたみたい…。

スカジはまだ入ってきていないかな?

この爆発で出来たような穴は?

これは――。

もう分かっているはずだよ。

…。

私はどこで演じれば良いんだ?

やっぱり君は――――。