ここです…倒れているのは全てレユニオンですね。
…これは、傷口から流れ出た血が氷の欠片となって凍っていますが、他の箇所は問題無いようですね。
フロストリーフの技でしょう。
――あそこの廃墟は爆破されていますね。
メテオリーテが爆破したのでしょう。
(フロストリーフ…ジェシカ…メテオリーテ…彼女たちはきっとまだ…)
アーミヤ、各救援チームがロドスに到着した。
メテオリーテ達以外の全ての偵察チームの救出は完了している。
任務で犠牲になったオペレーターはいない。しかしその分――
全ての人に一定の凍傷が見られる。
君も十分気を付けろ。
…凍傷?
全ての偵察チームは都市内を歩き回っている最中に特殊なレユニオンのメンバーを見たと言っている。
やつらは特殊な作戦方式を持っている。一般的なレユニオンのメンバーのように盲目的では無いようだ。
十分用心しろ。
わ…分かりました。
Dr.○○○。分かっているな?
・分かった。
よろしい。
私も何かしなくてはな。
アーミヤ、Dr.○○○がいくら優秀だとしても、あまり一人に頼ってはいけない。
…。
それに指輪には注意を払え。
分かっています。
実はケルシー先生もあなたのことを心配しているのです。
知らず知らずのうちに――。
危険な野獣が彼らの爪を表に出しています。
・レユニオンは私達の背後にいる
・私達の退路は…絶たれたようだ。
・あの感染者達は私達に対して何か考えがあるようだ。
はい…彼らは私達が撤退するのを阻止したいようですね。
ですが、私達がここに来た目的は決して逃げたいからではありません。
ロドスは彼らの防衛戦を突破します。
メテオリーテ達を救い出しましょう!
レッド、聞こえるか?
ああ、そうだ。
そうだ。貧民区の東の入り口で落ち合おう。
ああ。二人だけで。
問題はない。
レユニオンのことなら私達2人で十分だ。
(戦闘)
観測ポイントによじ登るには多くのレユニオンを解決する必要がありますね…。
ふむ…。
あれは…チェン長官?
チェン長官!
――。
(どうしてこんなにも多くの死体が…)
(これだけのレユニオンを…全てチェン長官が一人で倒した?!)
――!
お前たち…。
つい興奮してしまった。すまない。
私は敵の罠にハマったのかもしれないな…。
いえ…大丈夫です。計画からは逸脱はしていません。ただ――。
先程現れたのは…タルラですか?
…
…いや、そんなはずはない。私の錯覚だろう。ここはあいつがいるような状況ではないはずだ。
やはり、任務は優先すべきだ。
…私が統率しなければ近衛局が捜索任務をするのは厳しいだろう。
この状況なら尚更な…。
予想よりも複雑だ。
現状では一人で突っ込む代償は高すぎる。
チェン長官、ロドスとしてはあなたが暫くの間、近衛局のチームに戻ることを所望します。
ここには天災が残したオリジ二ウムが大量にある地域ですから、健康な人にとっては不利な状況です。
事前に準備しておいた防護消耗品も長く持つとは限りません…。
お前たちは?
龍門を護衛し、優先して龍門の脅威を排除することが、もちろん私達の任務です――
ですが、私達がここに来た一番の大切な理由は、ロドスのメンバーを救うことです。
ロドスは誰一人として諦めたりはしません。
ですので、ロドスの作戦方針も変わりません。
…。
チームを率いてお前たちと合流しよう――条件が許す限り。
分かりました。
チェン長官!ロドスの1チームを護送に就かせます――。
結構だ。
…。
…チェン長官、本当に強いのですね。
え?ドクター?
…大丈夫です。
私は知っています…ロドスは一人になろうとも奮闘するということを。
ですが、今は落ち込んでいる場合ではありません。
なにしろ、ジェシカ達はまだ私達を待っていますから。