
ネズミのおじいちゃん~!

一人で何をしにきたんだいお嬢ちゃん?灰色の顔をしてまた通気管を通り抜けたのかな?

ネズミのおじいちゃん、これを門のところのおじさんがくれたんだよ!何かおじさんは少し入ったほうが良いって言っててね。15分以内に届ければヨーグルトをあげるって!おじいちゃんにそれを言ってほしいの!

よし、じいじが言ってやろう。先に行っていなさい。

ありがとう、おじいちゃん!おじいちゃん、またね~!

…。

じいさん。どうした?

儂らのところに訪ねてきたシラクーザ人を覚えてオルカ?やつらの「ファミリー」は既にシラクーザから龍門に移ってきておる。

通知人に連絡する必要はあるか?

必要はない。動かなければ時期に奴らは訪ねてくるじゃろう。

何のために?

ここで生き残るために。

それには誰の同意も必要はないはずだ。何故あいつらは天災とは話をしない?

天災がものを言うのであれば、人は内輪揉めをする必要は無いじゃろうな。

――あなたがマウスキングさんか。

龍門には自身のルールがある。ウェイ・イェンウーは十数年前にこの鉄の法則を黙認した。それにより俺たちはこれを簡単に違反することは出来ない。

そして、お前こそがその執行者だ。これが俺たちが今日、不躾な訪問をした理由だ。

…お主はペンギン急便を排除したいのじゃろう。取って代わるために。

そうだ。

おぬしらはあやつらに対しての理解が足りておらんぞ、シシリアン。この取引では何の得にもなりはしない。

ちっ。

(ガンビーノ!)

俺たちが勝てないっていうのか?「マウスキング」さんは?

「勝ち負け」は商売をする時に出るべき言葉では無いぞ。これではシラクーザから逃げてきたのも無理は無いのう。おぬしでは確かにあの女の相手になりはしないな。

俺のファミリーを馬鹿にするのか?

お前は黙っていろ、ガンビーノ!俺たちが欲しいのはペンギン急便だ――。

ルールに従う限りは儂がペンギン急便を守る理由は無い。

――どういう意味だ?

ペンギン急便は表面上は合法的な会社じゃ。彼らを庇うことは出来るのは龍門の鉄の律法だけ。

しかし、奴らは時々、様々な方向に対して問題を起こして犯している。

だが覚えておくと良いぞ、シシリアン。絶対に線を越えてはならぬことを。

違う秩序があるということは秩序が無いという訳ではない。シラクーザはこの道理を最も理解すべきじゃ。この老骨に二度と迷惑を掛けないと儂に約束をしろ。

――分かった。

龍門でのこの季節の星というものは想像以上に多い。

テーブルに置いた茶も冷めたことじゃろう。

これはじいさんの…おい、出てきたぜ。

俺は耳が聞こえねえ訳じゃねえ。さっさと電話しろ。それが終わったらさっさと飲みに行くぞ。

俺たちの番のようだ。

どうせ前にも声は掛けたんだ。クロスボウを置いて、関係者と間違えないようにしろよ。

…新しいルールに慣れるときが来たんだよ。

うちら、円に囲まれたんか?内側に3つと外側に3つ?

あ、シフォンケーキの渦っぽい?

マウスキングは貧民窟の話人だ。彼の手先が何処にいてもおかしくはない。

…どうして早く言ってくれなかったんです?

ただの都市伝説としか思っていなかったんだ。そしてあの老いたネズミがそれだとは知りもしなかった。誰がそんなニックネームだと思う?

人が密集していて手が回らんし、何の罪のない人なんておる訳ないやろ、全部敵や!

一歩も歩けないよ。

どうしますか?

お前はどうすれば良いかずっと聞いているが、自分でも考えてみろ。

…。

来るぞ。

来よったか。ここからなら下の様子がよく見えるわい。

お主の友人らが苦戦しておるぞ。助けに行かんのか?

私はあなたがこんなにも重い手を下すとは思わなかったよ。

儂は全てのことを若者に腹を割っているという訳では無いのでな。

そうだね、いつも忘れるよ。あなたがどういう人物かというのを。

多くの人がこのことを忘れ、彼らは死んでも埋葬地は無いじゃろうな。お主だけは特別に優遇してやろう。

ボスを殺しただって?そんな簡単にはいかないと思うけど?

はっは。分かっておる。

ペンギン急便とやつらの主人はあまりにも目に余る。龍門は変化しているんじゃ。いつまでも奴らの思うがままにさせる訳にはいかん。

奴らには教訓というものが欠けている。少し厳しい教訓が必要じゃろう。

人を利用して足蹴にしたら罰が当たるよ。

ペンギン急便の手を借りて色々なことをしたっていうなら…。

待って、最初からそうするつもりだったってこと?

さあな。

ありえないよ。自分の演じるべき役割をここまで把握しているなんて。うん、少なくとも私よりかは良いよね。

はっは…やはりお主は本当に賢いのう。

炎がお主の意志に応えておる。儂を墓にでも送るつもりか?

さあね。

私はとても老幼を尊敬しているんだ。
(アーツが発動する音)

モスティマ!

待て、エクシア。囲まれているのは私達だ。陣形を崩すな。

ちっ――!待ってて!すぐに行くから!

こいつら、普通の市民も混じっててまともに戦うことも出来ひんで!
(盾で攻撃する音)

これは何なんだ…。

バイソン、ボケっとするんやない、うちの邪魔になっとる!さっさと退き!

それぞれが別のことを考えている。このままだと、どうすれば…

…まあいいか。

いつもがこれなのであれば、それぞれで押してしまえば。

聞こえますか?

通信?誰にしてるの?

気をつけろ。
(斬撃音)

集中しろ、ソラ。

う、うん!

あなたはずっといる、でしょ?ずっと。

坊ちゃま…私は…。

あなたのせいじゃない。きっと父が余計なお世話しているんでしょ。でも今は僕を助けて。

…分かりました。ぼっちゃま、ご命令を。

目の前の今の状況で何を指示すると思う?

奴らを飛ばせば終わりだ。

坊ちゃまの口からそのような命令が聞こえてくるとは。

主様のために一言お聞きしてもいいですか、どうしてです?

…何でこんなにも多いんだよ!クロワッサンさん、ちょっとどいて!

え?

おお――。

はあ――。
(盾で攻撃する音)

ふ、吹っ飛んだ!?これじゃうちとポジションが被るやんけ!

結果には主様も満足してくれるはずですが、坊ちゃまはまだ続けておられる…。本当にペンギン急便に流されてはいないのだろうか?

いや…坊ちゃまの邪魔をすることは出来ません。坊ちゃまが良いと思うのであれば、良いのです、ええ。

相手はガキだぞ!大人しく横になってんじゃねえ!行くぞ!

――

かわしやがった!?
(銃撃音)

ぐあ、痛え!俺の武器が何かで飛ばされた!

気をつけろ、スナイパーがいるぞ!

どけ!
(盾で攻撃する音)

…力のコントロールはしてるけど、一歩も動かないって、それ理不尽すぎじゃない?

立って動かないというのは簡単という訳では無いからのう。

龍門であなたを打ち負かすことが出来るものってあるの?

あるぞ、「龍門」なら。

わあ、卑怯な答え。

わしは毎日に公園に通い続けておるんじゃ。年を取っても健康を保つというのは大切じゃぞ。

朝練にもそういう効果ってある?

人生の経験も少し加えればな。

あのシラクーザ人の2人はどうなったの?

さてな。

…本当に知りたいんだけどなあ。そういう目に見えないものがあなたに毎日いくら静かに解決されてるんだろうな。

そして、龍門に手を出そうとしている人たちは何回殺したのだろうって。

よく覚えておらんよ、小童。儂は生きていくために跡継ぎをする奴だけ覚えておる。下水道の世帯より多い、ずっと多いことは覚えておる。

モスティマさん、助けに――。

それ以上近づくな、お前たちはボスの手伝いに行くのだろう。

通行人
おい!

させるか!
(狙撃音)

狙撃?お坊っちゃんのボディーガードか?

どけ!

お前は普通のトランスポーターだろ。あそこに混ざるべきじゃない。

トランスポーター?そうだ、僕はトランスポーターだ。だけど僕たちの後ろにいる何人かの一番騒がしい人たちもトランスポーターだぞ。

テキサス達はお前とは違う。今この戦いをやめれば、お前は自分を守ることは出来る。

…言ったな?
(盾で攻撃する音)

あ――!やっぱり実力はあるんだな!

思いっきりやると良い!

――はい!
(戦闘)

俺たち…このまま見ているのか?

このまま見ていましょう。どういうことなのか分かりませんので。

でもそれだと罪の無い人に被害がいかないか?

こんなにもたくさんの美味しいものと飲み物が無駄に…。

これほどまでに浪費しているのを見ると心が痛みますが、ですがこの殴り合いもパーティの一部のような気もします。

何とかしなくても良いのか?

似てないですから。あ、誰か来ました。

え?
(殴る音)

がっ…!どうして…間違えた…のか…。

ここにいるのは危なくないか?

事務所に帰っても何をするべきかわからないですし、徹夜します。

明日試験じゃなかったっけ?午後から?

…。

…いけない。

あの二人はこの茶番の関係者では無いようですね。

ここから離れることを勧めますよ。怪我をするかもしれません。

待て。あの腹に穴を空けられた人はペンギン急便の皇帝じゃないのか?

あいつ死んだぞ。どうして慌てないんだ?

慌てる?どうして。

皇帝さんは毎月何回も火遊びをするんです。私達は慣れっこですよ。

あいつが死んでもいいのか?

はい。

…モスティマは本当にお前たちとは近くにいるべきでは無いのかもしれないな。

彼女が心配です?

あいつがおかしなことをしていないか確認しただけだ。

だが、まあ、下手な演技だな。あいつにあの余裕がある以上は注意することは無いと思う。

先に失礼させてもらう。それと、ここに私が来たことはあいつには言うな。仕事が終わったら私があいつを探しに行く。

…行ってしまわれましたか。

突然現れ、突然質問をし、そして突然離れていく。

ラテラーノは今ではこういうのが主流なんですかね?

…ほう、急にお主のような若者が羨ましくなったわい。

お主達はいつも自分の道を選び、喜び、自分の置かれている状況を全く鑑みはしない。

私だってちゃんと働いているんだけど。

じゃが、誰もお主のルーツを突き止めることは出来なかった。

もしあなたが本当に何かを調べているのであれば、それが一番面倒なことなんだけど。

そうじゃな、一部のことはあまり深く探求すべきでは無いじゃろう。特にトランスポーターであるモスティマと関係があるものは。

なにそれ?職業差別?

ただの経験談じゃ。

今はしばし止まろうぞ。

うわ。

アーツを抑えられた…?

何だ、ずっと手加減をしていたのは実はあなたのほうだったんじゃないの?

お互い様じゃ。

少なくとも、お主は十分なほどに遅らせておる。

このくそやろう、どうしてこんなにも強く殴ることが…ぐ…。

はあ、はあ、忍耐力なら、僕は、誰にも負けない。

うん、よく出来ました。

君たちがこんなにも早くたくさんの敵を解決してくれてよかった。

さあ、今度はあなたを急に一人でいなくならないようにしないとね。

それにこいつが黒幕なんでしょ?当然私の手でボコらせてよね!

今日の運動量は想像以上やな。あー、悲しきかな、請求書の長さもな。

テキサス、今晩は精算出来ひんもんも多いんとちゃうんか…。

私に聞かないで、ボスに聞いてくれ。

だけどボスは死んじゃった…。

それは後で言おう。

ところで、ボスの死体の面倒を見に行く人はいないの?あのまま地面の横になって踏みつけられているのはちょっと…。

みんな、揃ったか。

…若者はいつも自分の選択をする。

雨風で大地で身を粉にしようが、お主達はいつもそう行動をする。

あいつ何言ってるの?

じいさんの呟きだよ、忘れて。

そういうことにしておこう、鎮魂の夜は楽しかったか?

まあ、二日酔いと同じやな。明日はどうすればええか絶対に考えたらあかんわ。

だから誰もボスの世話をする人はいないの?

…ペンギン急便、本当によく分からんのう。

今更気にする必要もないでしょ。

ペンギン急便はペンギン急便だよ。開戦の理由はボスの品格が疑われたから。とても簡単。

何?そんなことで?

自分の美学を守るためなら命を捧げても良い、それが大帝だから。

少なくとも意外性においては、お主達は儂に意外だと感じたことは無いのじゃな。
(砂塵が舞う音)

うわあ!何処から砂が!

あの人まだ余裕があるってこと?

…そうだ。真面目にやれ。これは喧嘩とは違う。

一瞬たりとも油断はするな。

死ぬことになる。

鎮魂の夜なのにどうして賑やかにならんのか?

儂はこの目で見たよ。皇帝が一体どのような奇妙な奴らを飼育しているのかをな。

――。
(斬撃音)

剣が砂に触れて折れた…面倒だな。

ふん、何年もの間、直接儂に剣を振り下ろす人などあまりおらんかったな。

じゃあ、これならどう!
(銃撃音)

ああ、全然駄目!クロワッサン、任せたよ!

うちのハンマーが流砂に引っかかってしもうてな!全然動かへんのや!
(砂塵が荒ぶる音)

勉強が足りんのう。これだけか、ペンギン急便よ?

それだけじゃないよ。
(アーツの発動する音)

…ほう。

砂の盾が破れた。今だよ、エクシア。

弾幕射撃ターイムーー!
(銃撃音)

…複数の守護獣?本当にめんどくさい天使じゃの。

そうはさせない!
(盾で殴る音)

ん?防がれただと?

サンキュー、バイソン!

うちがまでおるで!お年寄りに手を下すには重すぎるって責めんといてや!
(ハンマーで殴る音)

ああ!やっぱり当たらんかった!!テキサス!

休憩じゃ。

私に任せて、テキサス!

ほう、声でオリジ二ウムアーツを利用するか。面白いお嬢さんじゃ。

お前にあちこち見ている暇があると思うか?

――ほう。
(斬撃音)

…。

その角度で避けられるとは…。

少なくともあいつを一歩動かすことは出来た。じっと立っていたら僕たちには対処出来なかったし、なんだか見下されていた気もした。

さて、ペンギン急便。

そのコートは儂の娘からのプレゼントだったんじゃがな。

長年に渡って、お主達が初めてこれに触れることが出来た外部の者達じゃ。

龍門にはお主達のような若者がどれだけいるのか、お主達は一体どのようなポジションを担当することが出来るのかのう?

自分でやればいいじゃん。それとも、怒っているのかな?

いや、いろいろなものがあるのでな…。

じゃが、夜の時間はもう残されてはいない、時は――。
(銃声)

――!?

あ、あいつ撃たれたの?

…あのスナイパーだ。さっきからずっといた。

目標沈黙、確認に行きます。

どうして――!

…坊ちゃま、そいつは危険です。

そいつにそこまで近づくべきではなかった。そいつはオリジ二ウムアーツを動かす傾向にあり、そのきょきではあなたの安全を保証することは出来なかった。

坊ちゃまの安全が第一です。ご理解下さい。

…まさか、僕は単なる餌だったってこと?

父はこういうことあるのを知って、あなたを派遣したんじゃ――。

坊ちゃま。

…。

坊ちゃま…いくつかの事実はあなたの考えと違っており、それはその時になれば分かります。それは私が保証します。主様はあなたの考えを利用したりはしていません。

私が思うにペンギン急便にも説明が必要だと思います。しかし、今はマウスキングの生死を確認せねばなりません。彼の遺体を持っていかなければ。

…大丈夫、ボスはいない。今もあなたの説明を聞いている人もいない。

ご理解頂きありがとうござます。それではお坊ちゃま、お体を大事に。

…。

――バイソン、今はこの事を深く掘り下げる時じゃない。

マウスキングは私達に大きな贈り物を残していった。それを忘れるな。

多分これは爆弾だろうね。やっぱりあのシラクーザ人、爆弾が大好きなんだねえ。

良いものじゃないの?

それに敵も完全には潰れていない。あいつらは僕たちを待っているようだけど、どうすれば?

マウスキングが持っていかれた時もあいつらは全く反応しなかったみたいですし?。

…そうだな。あいつらは全く反応を示さなかった。まあ…そういうことなんだろう…。

分隊行動だ。ソラ、クロワッサン、エクシア、私達は残りの敵を制圧する。

バイソンとモスティマはその贈り物を解決してくれ。

もうすぐ日の出だ。私達に時間は残されていない。

くそ、一体何処に行けば――。

慌てているね、そんなにすぐ慌てちゃだめだよ。

突然気付いたんです。僕は物陰の中で隠れていただけなんだって。

…モスティマさん、僕たちってこの前、マウスキングと顔を合わせたことがありませんでしたか?

あったね。

だからあなたは最初から推測が出来ていたのですか?

あはは――

ごまかさないで下さい!

まあ、彼が何を考えているのかは分からなかったけどね。

でも時間があまり無かったんだろうね。近衛局もじっとしていられないだろうし。

この辺はもう滅茶苦茶だし、集まって騒いでいたのも含めてちゃんとは調べられないだろうな。

…ヴィクトリアゼリー、キャンディケース、これが手がかりかもしれない

でも同じ罠を繰り返し使うのは常識で考えれば馬鹿げた行為だ。

それならば?

もしマウスキングが本当に今夜のことを予想していたのであれば、僕たちが以前に彼に会ったのもきっと偶然ではありません。

彼は最初から僕たちと話すつもりだった。

それが彼の罠なら何故私達に提示したのだろう?よく分からないな。

僕にも分かりません。ですがこのような独断で彼とは敵になるべきでは無いのかもしれない。そういう、直感があるんです。

予想だけじゃなく、マウスキングを見てから、彼はずっと何かを暗示しようとしていたんじゃないか…なんて。

ふーん…何の手がかりも無いよりはずっと良いかもね。

あった。

…これは――?

幅80cm、高さ40cmのブリキの箱に入った――うん、これもビックなサプライズプレゼントなのかな?

ぶ、分解出来ますか?

いや、全然わかんない。

それならテキサスに連絡をしてください、彼らならもしかすれば――。

間に合わないね。これは多分定時タイプだ。

本当に爆弾なんですか!?

そうだよ、ちょっと古いやり方だけどね。デザインもそうだけど。もちろんこの事じもだけど。

ちっ…モスティマさん、先に行って下さい。

それで君はどうするつもり?

賭けをします。

この盾は特別製で僕の体もまあまあ丈夫です。ボタンを推し間違えてもまだ生きられる可能性があるかもしれません。

本気?

はい。

じゃあ最後まで見届けさせてよ。心配はいらないよ。私も爆発の威力を減らすことは出来るかもしれないから。

これも仕事だし。

分かりました。よし――。

――やりましょう!

…。

…。

君が決めたんだよ?ただ君の顔色と私の髪の色がすごく似ているんだけど。

あ!モ、モスティマ!急に冗談を言わないで下さい!もう少しで――。

あ。

カウントが0に!僕の後ろに隠れて!

はい、はい。
(爆発音)

わ――。

熱くない――。

これは何だ、キャンディ!?

よし、着地し背に注意してね。でないと転んで怪我するよ。

この音は何?

分からん。って――うわあ!空から飛んできた人がおるで!?

いたたた、今日はどうしていつも…あ!ご、ごめんなさい!

なあ、何遊んどるんや、空でも飛んでたんか?

いた!何がうちに飛んできたんや?

…飴?

空からお菓子が落ちてきてる?

はあ、空気の甘ったるさが更に重くなったな。

お前達、そろそろ手を引いたらどうだ。

…そうだな。

え?え?テキサス、何か知っているの?

知らない。だが大体のことは分かる。

え!!何かあるなら教えてよ!

鎮魂の夜はとっくに過ぎているだろう。

…お茶でも飲む?。

ここでか?屋上に行って日の出を見に行かないか。

お前達マフィアは本当に面白いな。屋上に行って日の出を見るのが好きとは…。

ちっ、キャンディが頭に当たってコチンコチン音を立ててやがる。これは手を止める合図だ、やめろ。

やめろと言ってるだろ。俺たちが一方的に殴られてるじゃねえか。いて、体がいてえなあ…。

あいつら、本当に止まった。どういうことだ、何かが間違っているような…。

どうして急に静かになったんや?みんなそんなにも飴が好きなんか?

キャンディの雨も止みました。

ああ、短かったね。本当に空からキャンディが落ちてくればいいんだけどね。

キャンディのようなものはあるようですが…。

待って下さい。それであの爆弾は?

それを言うかね?

へ?全部取り外せたんですか?

あげるよ。

モスティマさん!?

ああ、少し制御出来ていないから、焦げて無ければ良いんだけど。

これは単なる金属の蓋?

…中にはキャンディがあるようですが、あ、全部溶けてべちゃべちゃに…。

このメモは?メッセージ?マウスキングが残したもの…?

何が書かれてる?

「ハッピーレクイエムナイト」…。

…。

…。

…え?







