
あの…Rosmontis、何しているの?

私は…この携帯端末を修理したくて。

6年前から去年までの記憶は全部ここで覚えているから…。

今日の朝に6月12日の記録を読もうとしたら、画面が急に消えちゃって…。

もし…もしこれが本当に読めなくなってしまったら…。

3月14日にお父さんと植物園に行ったことも、7月の登山も、そして4回目の4月にお母さん…。

…お母さん…。

な、泣かないで!それなんだけど、あなたは電子画面はあまり得意じゃないでしょ?

Scoutが修理をするのを待ってみない?クロージャでも良いよね?

それをクロージャに持っていけば数分でチョチョイのチョイだよ!

Scoutって…。

それって、足が軽い人のこと?

そうだよ!印象ある?

うん。

キレイな感じがして…白いタイルのような人。

そこにいるよ。

え?

お前から俺に対する評価なんて聞いたことは無かったが、今ようやっと分かった。俺はそんなにも脆くて弱いってことだな。

いつからそこにいたの?!

ずっといたって言ってもいいレベルだな。俺は自分を隠すことには慣れているからな。

Scoutさんは確かにずっといた。

ブレイズは感じなかったの?

..私は比較的線が太い人しか見てないからね!

ともかく、彼女は話は聞いてるだろうにどうして修理をしてくれないの?

すまないな、これから俺たちには仕事がある。武器の校正に少し力を入れたいんだ。

クロージャかMechaistさんに解決してもらってはくれないか。

それってDr.◯◯◯の任務?

そうだ。

ええっと、あなたもいたの。

主な立案者の一人なのに自分が行かないなんて、ロドスのエリートオペレーターが笑い者になるだろう?

アスカロンはどのように返事をしていましたか?

同じ言い訳だったな。彼女は参加はしない。いつものようにケルシーの側にいるってさ。

…あなたは考えましたか、今がベストのタイミングでは無いということに。

だがこれは俺たちにとって最後のチャンスかもしれない。

この天災を避けるために、チェルノボーグはここを離れて、ウルサスの奥地に向かうかもしれない。ウルサス内での救助活動ともなると成功する確率は0に近い。

あなた達からは何回も聞いてるけど、そのDr.◯◯ってそんなにすごい人なの?

アーミヤ、ケルシーと同じくらいすごいぞ。

私ってドクターに会ったことある?

無い。だがすぐに会えるさ。

うん、私もドクターの姿を感じ取ってみたい。

すごく会いたいな。

会えるさ。子猫。

そうだ、Aceはチームにグレイスロートっていう非感染者がいるでしょ。

覚えはある。彼女はまだ個室で指導を受けているはずだ。

ブレイズ、言っておくが俺は彼女を何ヶ月も連れている。彼女は表現があまり上手くはないが、決して悪意があるわけではない。

だけど、彼女は私のメンバーに言ったんだ「あんた達感染者がどれほど苦しんでいるのかが分からない」って。

よく分かっている。しかし彼女にとっては本当にただの疑問だったのかもしれない。彼女はこの疑問を聞きたいだけなんだろう。

俺はオペレーター達にすぐに俺たちの立場を理解するように求める資格なんてものはない。そして、グレイスロートはロドスの命令を疑ったこともない。

他のことはどうだっていいの。私は絶対に誰であろうと私のメンバーの侮辱をすることは許さないってこと。ましてやロドスの感染者達の頑張りを無駄にするようなことはね。

今じゃないんだ。お前が怒りを抑えているっていうのは分かっている。だが本当に今がその時ではないんだ。

彼女は私に向かってこうも言ったんだよ!

でか猫、少し止まれ。

お前にも仕事があるはずだ。

…そうだね。

分かった、戻ってきてから対処する。

Aceのキャリアは私よりも古いし。

一旦お前がそんな口調で離し始めると、お前が他人をからかっているんじゃないかって疑ってしまうな。

彼女は本当にあなたをからかっているのかもしれませんよ。

彼が2日もひげを剃らなかったら私は彼のキャリアも古くなったなって思うよ。

Aceのひげ硬いね。

…ああ。

ははは、彼女の荷物を送り届けてくるよ。私も仕事があるからお先に失礼するね。

私の仕事が終わったら、また飲みにでも行こうよ!

飲みすぎて吐くなよ。

Miseryは2時間床をこすりつづけてたからな。またあいつのその場面を見せでもしてみろ。あいつも吐くぞ。

あなたがそんなにも酒に強いなんて誰か知ってたっけ?

Rosmontis、エンジニアに後で端末を送っておくよ。

大人しく待っておくこと、そのことは忘れないでよね!

うん、忘れないよ!またね!

火傷に注意しろよ!

そんなことくらい、自分のアーツなんだから節度くらいあるよ!

…どうしてあなた達は先に行くことになってしまったんだろう?

ACE、グレイスロートみたいな非感染者を本当にあなたが育てる価値はあったの?

どれくらいの信頼を得られて、どれくらいの信頼を捧げることが出来るのだろう?

ドクターなら…。

・何を言ってるんだ?!
・…
・私もロドスを信じないというのであれば?
選択肢1

あなたの悪口を言うよ。面と向かってね。
選択肢2

ドクター、来たのであれば早く出てきてよ。楽しみを盗んじゃいけないよ。壁の隅に隠れて見つからないようにするにも技術がいるんだから。
選択肢3

あなたを電柱にくくりつけてレユニオンの餌にする。大丈夫!死なないように、出来るだけ多くの矢が当たるように、ナイフだけは出しておくから!
(選択肢分岐終了)

…ふう。

よっと!

アーミヤがあなたをここによこしたの?

言わないでも良いよ。あの子にとってはこれが一番良いんだろうけど、これが一番最悪だから…。

いつも何かをする彼女に注意をしたいけど、彼女に「あなたはまだ子供」と思わせることは…大体は逆効果なんだよね。

彼女がロドスを率いている限りは彼女を小さな大人という棚から下ろすことは出来ないんだろうね?はあ。

アーミヤに来てくれっていうのじゃなくて、あなたが私に付き合ってくれるというのに反感は無いよ。

…足手まといになるって?安心して、あなたが3人いようが自由に動けるから。Dr.◯◯◯一人ならなおさらね。

ほら、あそこを見て。

どうして行かないんだ!お前たちも行けよ!俺たちは戦いたくない!

ぐ…俺たちは感染者には屈しない!

お前たちは数人しかない、何故そんなことをするんだ、何があるってんだ!

それが俺の義務だからだ!

俺たちが手を下したって責めるなよ!後ろの化け物を見ていないのか!早く逃げるんだよ!!

何処に何の化け物がいるんだよ?!

路地を通り抜けているレユニオンを見た?あいつらは龍門人の戦線を攻撃しているみたい。あの数人の龍門人も長くは持たないだろうね…。

ルートを計画して。

通常であれば…。

もちろん最速で!

そんな顔しないでよ。あなたを担いで飛ぶなんてことは初めてじゃないんだから。

よし!あのレユニオンを叩きのめすついでに龍門の人たちも助けよう!
(戦闘)

はあ、はあ…。

ごめんね

えっと、私だってあなたを殴りたいわけじゃないしあなたも同胞だと思ってる。

…忘れて。こんなことを自分が言っても信じられないだろうし。

ブレイズ、こちらBlaze-4チーム、十数人のレユニオンメンバーを捕縛した。

タイミングがあれば受理しに来て。無いのであれば龍門近衛局に。

そこの龍門人。クロスボウを置いて。そんなに警戒する必要はないから。

…。

まだ私のことを信じられない?命まで助けたのに。

下がれ…!お、おまえ…感染者だろ…!

ああ、分かった。分かったから。

ちっ。

ドクター、行こう。

…。

行くよ!

ねえ、もういいから。Dr.◯◯◯、来て。動かないで。早くして。

・大丈夫か。

えっと、あなたを持って逃げるのが習慣になってきたね?

そんな目で私を見ないでよ。いいから。こういうことなんて何回あったのかも分からないし。

16区の横山広場に行こう。レユニオンが防衛線を突破するにはそこが必須のルートだから。

そう…これに乗じてレユニオンの主要戦力を一挙に殲滅する。それには中枢エリアのレユニオンを見逃すことは出来ない。

アーミヤの年寄りじみたチェン警官の策略によれば、大部分のレユニオンは今のように少しずつ消耗していくはず。それで最後は殲滅戦にしてしまえばいい。

まずはビルの中の敵を追い出して、彼らを包囲網に逃げ込ませる。そしてアーミヤ達と合流。ついでに途中レユニオンも打っておこう。シンプルでしょ?

…そんな表情を見せないで。私は大丈夫だって言ってるでしょ?

ねえ。これ以上私を見ていたら、道のど真ん中を頼っていかないといけなくなるよ。

しっかり捕まって。

おかしいな…あそこ見て?

あれはメフィストの家畜の群れ?どうしてここなんかに。あいつらはメフィストが自ら率いていないと駄目なんじゃないの?

待ってよ。ちょっと?あいつら…あいつらはどうして自分たちを殴っているの?

…何が起きている。

ずっと生の情報を届いていたというのに、何故定時の連絡が届かない?緊急信号が送信された兆候も無いようだが。

一体何が…。

戦いの指揮をしないで何そこで突っ立って見ているのよ?

お前には関係ない、”お嬢さん”。

ちょっと、ケチくさいじゃない?

絶対見せられないな。

ケーブルが断線したんじゃないの。

そんなことで直感を無駄に使わないでくれるか?

少なくとも当たっていればそれ以上のことを言うでしょ。感染者かしらね?

ああ。

…奴が逃げたことを疑ってるの?

ありえない。

あなたが疑っているのはその「ありえない」ことよ。

彼女が本当に裏切って逃げたのであれば…その結果は考えるに恐ろしいことだ。

それは彼女が龍門を裏切ろうとしているのであれば、龍門全体に信頼出来る人が誰一人いなくなるということだ。

誰だか見当が着いたわ

えー…彼女がこんなことやりたいかしら?

あいつが?これをやるって?!