いや…彼女の様子は…。
彼女の周りに浮かんでいるオリジ二ウムの結晶は…まさか?
あれは反発性の…!
まさか彼女の皮膚からオリジ二ウムの結晶が滲み出てきて、空気中の水分と混じり合い、黒い氷の結晶となった?
浸透…浸透?!
…**…**!
ブレイズ!
あいつは痛いはずだ!痛いはずなんだよ!!
痛いんだろ、白ウサギ!
もういい…もう十分だ!どうしてそんなことをするの、どうして?やめろ!
…あ…う!
アーミヤ?あなたの表情おかしいよ…待って!
アーミヤ、やめて、あいつの感情を探そうとしないで!
いいえ…そうではありません!彼女の感情が…彼女の感情が私の意識に逆流してきて…!
…。
お前たちを待っていた。
お前たちはレユニオンの指揮官を殺したいのだろう?
今、それがお前の前に立っている。
お前の目標がここにいる。熱くなれ、もっと。
熱くなれ…?
これは…彼女の感情…!
小隊員、準備!
フロストノヴァ、私達はここで力を浪費する必要はないでしょ!
龍門はもう都市から完全に追放された感染者が何処に行くのかの興味を無くした。あいつらはもう来ない。
この都市には何千何万という感染者がいるにも関わらず、彼らの運命は龍門によって決められてしまっている。
この戦いを邪魔するやつはもういない。
私達がこんなのも多くの人で…あんたを範囲攻撃するっていうのに?
それが?
私達の人数は多くはない。誰であろうと正面から雪崩に迎え撃つべきじゃない。
いや、それとも正面から雪崩に向かい私達は勝つべき?
だけど今のあなたは…まるで大地全体の寒さを体に集約しているよう。
あなたの雪怪小隊は可能なかぎりあなたの能力を伸ばすことが出来るんでしょ、あなたのアーツをより強いものへと。
違う、そうじゃない…あなたは彼らのお陰で強くなっている訳じゃない。
彼らがあなたのアーツで強くなっていたんだ。
私の兄弟が側にいる限り、私は全力を尽くすことは出来ない。彼らを傷つけてしまうからだ。
今は違う。彼らはみな死んだ。
私の側に生物はもう残ってはいない。
わ!!
温度が急に下がった…。
…まずい。この低音…私の機器の調整がおかしくなってしまう!!
私はもう私の中にあるこの冬を抑える理由はない。
何なのよこれ、レユニオンは人型の天災の卸売りをしているっていうの?
オリジ二ウムアーツで創造することが出来る史上最低の気温はどれくらいなの?彼女に押されてそれすらも突き破ったんじゃないの…。
フロストノヴァ、もう一度聞くんだけど私達と遊ぶつもりなの?
他に何か言うことはあるか?
ある。
――今すぐに止まって。白毛のウサギ、あなたは自分で自分を殺すことになる。
ふん。
あなたは本当に死ぬことになるんだよ!自分をそこまで追い詰めなくても、あなたは十分に強い!
これ以上我慢をして争おうとするな!勝手なことはするな!
他の人を殺そうと殺さまいと…感染者との間では私はそんなこと起こしたくもない!
あなたがそこまでしてこちらに殴りかかろうとする理由なんて無いでしょ!
いいや。
ブレイズ!
爆霧!ロールアップ!
ちっ!
…爪が凍ってしまって割れそう。
本当に私達を殺したいの?
理由があるからな。
指揮官として私はとうに負けている。
――だが戦士としては私はまだ負けたことは無い。
…Amiya-1、Blaze-4、全小隊、命令に従って下さい。
このエリアから退出、いますぐに。
ガヴィル、あなたもです!
今すぐここから出て、その後に私達を助けに来て下さい!
私達の小隊で最も強い狙撃手は誰?
…私。
あなたも死ぬかもしれない。それでも本当に自分を推薦することは出来る?
間違いない。今最も強いのは私だから。
分かった、グレイスロートはここに残って。それ以外は出ていって。
急いで!
・何故決戦で小隊を撤退させた?
フロストノヴァ相手には1つ2つの小隊程度では2、3人しかいないのと対して変わりはしない。彼らには有効な防護手段も無いし、殺されるとなると一瞬のことになってしまう。
レンジャーのような名手だろうと仕方が無いことなんだ。これは弓術の問題じゃない、素質の問題だ。
私のクロスボウの矢はもう役に立たないみたい。
後で役に立つ。役に立たないほうが良いんだけどね…。
私なら、直接艦砲を何発か彼女にお見舞いすることを提案するけどね。それが一番役に立つだろうし。
あるいは10小隊以上の火力小隊を用いて全力で弾薬とオリジ二ウムアーツを放つ。彼女の限界が来るまで。
彼女はもうどうせ耐えることは出来ない。でも…今耐えることが出来ないのは私達かもしれないけど。
止血剤は持っていますか?
あなたは私に止血剤は持っているのか聞いたけど、くれぐれも邪魔はしないでよ。
ブレイズ…。
…先程聞きましたが、フロストノヴァはどうして彼女の皮膚からオリジ二ウムの結晶が滲み出ているのにその痛みに耐えられるのでしょうか。
…。
理由は分かっています。私も感じました…。
彼女が我慢出来るのは彼女の心の痛みが、この痛みの何倍もあるから…。
…。
ドクター、あなたも退出してください。
・嫌だ
・嫌だ
・嫌だ。
ドクター!
…最後まで見届ける…
….信頼出来る人になる…
・最後まで見届けさせてくれ。
…アーミヤ。
私は…Dr.◯◯◯は…真面目ですね。
ロドスのドクターよ。
お前の選択はあいつらにメリットを与えはしないだろう。
….それなのに何故だ?
・私は言ったんだ、君にロドスに来てもいいと。
・そして、オペレーター達と肩を並べて戦ってほしいと。
分かりました。
ブレイズ、グレイスロート、Dr.◯◯◯。
これは苦しい戦いになるでしょう。
は、はは。
見てみろ、白毛のウサギ。これが私達のDr.◯◯◯とアーミヤだ!
ああ…
…やめてくれ…
まあいい。
準備は出来たか?
さあ、始めよう!
ブースト、バースト!
悪くない突撃だ。
――氷の刀?
ちっ!
子猫、私のことを術師だと…だから弱々しいと思っていたか?
あなた本気なの?
お前のチェンソーに絡んでいる熱流程度では私の冷気には敵いはしない。お前が私の極寒を断ち切ることは出来はしない。
あなたを過小評価したことは無かったけど、ここまでとは…。
このチェンソーは城壁さえも切り裂くことが出来るものなのに、あなたはどうして遮ることが出来るの?
私にとって…お前の動きと強さは止まっていることと変わりはない。
次は喉だ。
空気を!圧縮!爆破!
ごほ、ははははは、ごほ…はあ!危なかった。危うく自分ので喉を突き破るところだった。
ああ、そうだ、あなたも私と同じ戦士だ。
どうしよう、アーミヤ。もうお手上げだよ。
ここからはあなたが必要みたい。
アーミヤ…私の指ももう引き金を引くことは出来ないみたい。
私達は速戦即決しないと。
…。
(今回彼女が放っているオリジ二ウムアーツの強度は、廃城の時よりも何百倍もの強さです…!)
(未だ底が見えないということか!)
(こんなこと考えたくもありませんでしたが…今回は指輪を解放しなければ、全員が凍死してしまいます!)
フロストノヴァ――。
考えるな。
え?!
私の指が?!
あ…うぅ!
お前とタルラの戦いは私の目に全て写っていた。おまえのアーツは指輪の強制解除によって強くなるようだ。
10個の指輪が全て…凍っている?
戦士としてお前は幼すぎる。
指輪をいくつか凍らせただけだっていうのに、口は達者だね。
(ん?なんだ…ここまで気温を温めたたのに。ここだけ少しも溶けていない?)
ブレイズ…手を引いて。血を浪費しないで下さい。これは…これは非常に強大かつ巧みなオリジ二ウムアーツです…!
冷気を持つオリジ二ウムの結晶に挟まれていて、私達がこのエリアに入ったときには私達のそばに潜んでいたようです。
それは彼女が裏で私達に寄越したもので、熱気の流れによって遮断されていない部分でもあります!
あ、うぅ…私のアーツでさえ切り離せない!
戦闘はお前たちがこの層に足を踏み入れた時点で始まっている。
この10枚の凍結板はお前の体温を吸い取り、おまえのアーツを搾り取り、お前が加える力が大きければ大きいほど、より氷はより強固となり、より冷たいものとなる。
…。
悲しいな。
爆破するか?充電するか?それとも蓄えるか?
…他愛もない手段を考えて私に勝とうとするとは…自分が何に直面しているのか分かっているのか?
グレイスロート、矢で穿て!
了解!六連用意!
私が知っているタルラであれば、全てが始まる前にお前たちの死期を決めるだろう。
空気圧縮!射出!
しっ!
今のロドスはこの矢と同じように…。
なっ…
ど…どうして?矢がどうして…空中で止まっているの?
本当に可愛そうだ。
(複数の冷気で矢をかきとめて、低温で直接破壊したってこと?!)
(グレイスロート、あなたの矢はどういう材質なの?)
(…ロドス規格の炭素繊維とアルミニウム合金を混合させたもの。)
(まずい、くっ、大変なことになったな)
些か恥じるところだな。
(彼女は分かっていないのかもしれないけど、彼女のオリジ二ウムアーツは現代理論において最も**難しいレベルにまで到達している)
少しでも握れば…お前たちは粉々になりそうだ。
考えてもみろ。
私はただの雪怪小隊の隊長だ。レユニオンはあの分離都市でお前たちの戦友を殺したタルラという女によって制御されている。
お前たちはタルラを何だと思っている…?レユニオンのリーダー、感染者にとっての救世主だぞ?
・彼女は救世主にはふさわしくない!
・…
・この大地にはそんなものはない。
ふん。
彼女にどういう印象を持っていようが、もし彼女が”救世主”でなければ、私と父は小隊を率いて”レユニオン”に参加することは無かっただろう。
彼女は戦略家であり、戦士であり、リーダーだ。
だが彼女は既に私達を裏切っている。
私が最も強いと思い、最も執着をしていた戦士は見せかけの顔を見せていたということだ…。
彼女が最後に残した敵は、お前たちという決心も出来ず、死とも昼夜を共にしたことが無い人だったということか。
丁寧に話せよ、白ウサギ。命を投げ出して死ぬのは何もお前一人だけの権利じゃない。
お前の目には悔しさがにじみ出ているな
お前にはもう順番は回ってこない!
お前は彼らの死を受け入れる準備は出来ていない。
それ以上言うな!
ごほ、はあはあ、ごほ…
私もそろそろ準備をしてもいいか?
ごほ…ごほ!
何度も何度も多くの人々の死を夢で見てきて私が思ったことは…
お前も同じだろう、子猫。私には分かる。
――。
”私の想いはとても残酷で、あんなにも孤独な死があると思わなかった”
…。
お前には兄弟がいる。私にもいる。
チェルノボーグでタルラと戦ったオペレーター達は、各々に雄々しかった。
彼らにはAceと呼ばれる屈強な戦士がいた。他の戦士にはない感情を持って戦っていた。
…”憂鬱”だ。
お前と私の関係はそれほど良いものじゃないから戦友について勝手に話して欲しくはないのだけれど。
自分の戦いを反省し続ける戦士だけが憂いている。彼はいい戦士だった。
お前もだ。
ちっ。
彼は一人で死んだ。
彼を失ったことは残念か?
そうだ。
彼を助ける機会が無くて後悔はしたか?
当然!
お前は誰にも聞きたくはないのか?
聞いてやろう。
聞いてやっても何と言えば分からないし、誰にその疑問を投げつければ良いかも分からないがな。
お前…。
”どうして?”。
…。
(…強い感情が…フロストノヴァから…!)
どうして?
”どうしてそこにいなかったのだろう?どうしてもっと強くなかったのだろう?どうして止められなかったのだろう?。
ぐっ…また温度が下がっている!
私の側で立ってて!あいつの冷気に押されてしまっているから出来るだけ身の回りの温度を高めるしか方法がない!
…。
…どうして?
どうして私は兄弟が一番必要としていた時に倒れたのだろう?
あいつらはみんな馬鹿だ。助け合うことしか知らない、ただ生きていたかっただけ、ただ身を落ち着けるところが欲しかっただけの馬鹿だ。
…何故私は馬鹿みたいな願いさえ叶えられない?
どうしてウルサスは私達の同胞にたいしてそんな残酷さを持つことが出来る?
どうしてこのわずかな火で大地の火を灯しているというのに、こんな異国で消えてしまう?
どうしてもっと多くの罪を阻むために戦争なんかを始めてしまったのか、私はもっと多くの無意味な犠牲をもたらしてしまっただけじゃないのか?
ごほ、ごほ…うぁ、ごほ、ごほ…!
う…うぅ…。
なぜ私達は全ての命を失ってしまったんだ、ごほっ、これじゃあ一つの嘘をついただけじゃないか?
どうして…どうしてこの大地は後少しだけの時間すらもくれない?
”感染者は自分の身分を誇り、最も簡単な手段で地上での公正を奪い取るべきだ”…。
最初はレユニオンを統合するパーツとしか考えていなかった。
そうなんだ、多くの感染者を軟弱ではなくさせるためだと、もはや自分は帝国のゴミでは無いんだと…。
だが、今となってはタルラがかつて私達と話し合ってくれた信念は、深植を要する思想で、絶えず強化しなければならず、絶えず方向を訂正しなければいけなかったのに、それら全ては無くなってしまった。
煽動するしかない。放任するしかない。私は最も苦しい戦争に取り込まれた。隊列の形成に手を加えることも出来ない。全てが至るのには早すぎたんだ…
もしこれが全てタルラの手はず通りなのであれば、最初から彼女は全ての人をだましていた。
・君は確かに彼女にだまされていたのかもしれない!
・…。
・物事は私達が考えているほどのことじゃない。
もし彼女が感染者を連れて最も暗い未来に行くのであれば…彼女が最悪の計画を完了させるのであれば…。
彼女という悪は必ず破壊しなければいけない。
しかし私の兄弟姉妹、数え切れないほどの死んだ一般人と感染者たちは…。
もう後に戻ることは出来ない。
彼女は何をきっかけにこうなった?
う…あ…!
やるべきじゃなかった、これまでこんなことをやるべきじゃなかった!
私の同胞は…私の兄弟姉妹は!。
――。
アーミヤ。
聞こえるか、アーミヤ?
フロストノヴァさん…!
冷気がとても大きい…あいつ冷気で形を形成しているのか!
私の熱流が押し流れてしまう!
冷気が体温を冷やしているのだろう?死はお前たちを臆病にさせるのか?
お前には出来ない、アーミヤ、お前に出来はしない!
心が読めるのだろう、子うさぎ?
今読むがいい。私の怒りを読むが良い。苦しみが胸に沸き立ち、それは十数年もの間焼き尽くしてきたが、まだ鼓動は諦めてはいないということを読むがいい!
読め、読め、アーミヤ!
必要も無く死んだ両親のために、腐敗したウルサスのために、感染者の同胞のために、ウルサスの人々のために、依然として止まろうとしない、死にたがらない心臓にどれほどの怒りがあるのかをな!
…。
彼女を恨んだことはありますか、フロストノヴァさん?
..ごほ。
いや。
…。
彼女を恨んだことはない。
例え彼女が今日の結果をもたらした元凶であろうと、彼女を恨んだことは一度もない。
恨みが私にお前に何をもたらすというんだ?
私が持っているのはこの醜悪な大地に対する止めどない怒りだけだ。
…。
お前は?
お前の心にはそのような怒りは無いのか?
お前はオリパシーで死んだ家族はいないのか?この大地の寒さで死んだ友達はいないのか?
お前は生きていこうとする力を失ったことは無いのか?
…
お前はある理念を掲げて、あるアーツを持っただけで、いくつの小隊を組織しただけ。
それでタルラに勝つことは出来るのか?
白日の夢も覚ますべきだろう
――
分かりました、フロストノヴァさん
先程私の頭に入ってきたことで、もう分かりました。
ロドスを押し進めるのは何だ?何がお前たちを絶えず戦うことを促している?
正面!巨大な冷気!おそらく、あれは――刺突状!
このままだと背後を捨てて、熱い空気を前に集めて盾にするしかない…。
だけど、あいつの冷気は空気中の分子の振動を奪っている。これじゃあ一時しか耐えることは出来ない!
ドクター、早く、何か方法は無いの!
・あれを打ち破らない以上は、耐えるしか無い!
何も言ってないのと一緒!
いや…ドクターの言うとおりだよ。
彼女はフロストノヴァの命はあまり残っていない。耐えさえすれば私達は勝てる。
何言ってるの?それだとあいつが死んじゃうでしょ?!
・これは彼女の選択だ、彼女は私達に残した唯一のチャンスだ!
それでお前たちの選択は?
破壊しなければいけない悪に直面した時、感染者の理念と明日を裏切り者が奪い取った時、お前たちの心臓は一体何のために鼓動をしている?!
ごほ、ごほ…私のことさえどうにも出来ないお前たちがどうやって彼女に対抗をするというのか、どうやって無数の感染者を連れて、この醜悪な大地に対抗をするというのか!!
フロストノヴァさん…。
ありがとうございます。
ですが、私はあなたを怒ることは出来ません。
お前…
私の時間を無駄にしてくれたな。
いいえ、フロストノヴァさん…私は何がしたいのか分かりました。
私は本当の他人の思考を読み取ることは出来ません。それに心を読んでも、このような能力が無い人よりも人を理解出来るという意味でも有りません。
私は拒絶出来ないだけ…あなたからの感情を遮断することは出来ません。
あなたの胸から私の記憶へと流れ込む痛みと焦燥…。
憤怒。
あなたは目は覚めている、冷静なのに、怒りで燃えている。
私は出来ません。フロストノヴァさん、私は何をすれば良いのか分かりません。だからあなたを拒否もしません。
…。
フロストノヴァさん、私は確かに感じました。
どうして涙を流している?
私は…
フロストノヴァさん…あなたを…。
いけない。きちんと拭け。敵の前で涙を流してはだめだ。
アーミヤ、お前の答えを言うが良い。
…。
・…言ってくれ、アーミヤ。
Dr.◯◯◯。
…はい。
”戦いが必要なのであれば最後まで戦え”
ドクター。今、私達はフロストノヴァさんと戦います。
どちらかが死ぬか生きるかまで。
そうだ。お前たちは今…私と戦う。
どちらかが死ぬか生きるかまで。
もしお前たちが私に勝ち、生き残る者がいれば――。
私はロドスに入りたい。お前たちの考えで感染者の共通の敵に抗いたい。
それが私の責任でもある。
・約束は守ってくれよ。
約束した以上はきちんと実行しよう
それと…フロストノヴァさん。
感染者は誰かが彼らを導く必要はありません。
私達はただ一つの信念のために戦う。誰のためでもありません。
決してそのためではありません。
――そうだ。そう。そういうことだ。腐ったものは切り捨てるべきだ。私に勝ち、タルラに勝て。
お前は何者だ?
誰でも良いでしょう。
誰のために戦っている?
全ての人のために。
そうだ。アーミヤ…。
ごほ…ありがとう。
時間さえここでは凍りついてしまう…♪。
冷気が私達に向かって移動をしている!グレイスロート!
もう準備は出来ている!
ドクター、私の側から離れないで下さい。あなたを守るために最善を尽くしますので。
・フロストノヴァ!
お前たちはここで死ぬ。荒唐無稽な幻想を消してやる。
あるいは、私に勝て。
…私に勝ち、希望を見せてみろ。