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【アークナイツ】考察記事「謎多き勢力”アビサル”について」

このページの内容はあくまでも筆者の推測を元にした考察ページとなっています。

またクトゥルフ神話について筆者はあくまでも聞きかじった程度のもので完全には理解していません。ご了承ください。

なお、このページで参照にしたクトゥルフ神話に関してはハワード・フィリップス・ラヴクラフト、オーガスト・ダーレス、ゲーリー・メイヤーズ等、複数のクトゥルフ神話作家のものとなっています。

一部日本版では明らかになっていない要素が含まれています。ネタバレを嫌う方はご注意を。
(ネタバレが含まれている部分:厄災という存在の懸念すべき点)

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勢力「アビサル」とは

勢力「アビサル」とは現時点ではスカジとスペクター、そして過去にはディピカも所属をしていた勢力。アークナイツにおいての「海」と呼ばれるものと関係があるとされています。

アークナイツの世界において、最も正体や目的が分からない勢力と言っても過言では無く、現時点ではオペレーターの資料やストーリーの内容から断片的にその存在を掻い摘むことしか出来ません。

アビサルの名称の由来

アビサル(Abyssal)には深海や深層という意味があり、アビサルという勢力はその名の通り「深海」との関連性があるとされています。

大陸版での表記は「深海猎人(深海狩人)」。つまり、大陸版の名前を直訳するのであれば「アビサルハンター(深海の狩人)」と言うのが実際にはスカジやスペクター達「アビサル」の正しい名称かと思われます。

また、アビサルにはクトゥルフの要素が深く入り込んでいるともされており、クトゥルフには惑星「アビス(Abyss)」という架空の惑星が存在しているため、こちらとも関連があるかもしれません。

アークナイツの世界での「海」とは

アークナイツの世界において「海」という存在は一般的ではありません。戦地の逸話「宿題」ではイフリータがビーチがどういうものなのかを知らないという場面がありましたが、これはイフリータが世間を知らないという訳ではなく、「海」という存在を世間が詳しくは知らないためです。

それに対して海に関係すると思われるスカジやスペクターは地上では一般的とされているオリジ二ウムアーツを詳しく知らず、またアーツ適正も欠落と表現されていることから海にいる存在も地上に関してのことは詳しくは知らないと考えるのが妥当と言えます。

アークナイツの世界ではドゥリン族のような地上とは別の世界を持っている種族はいます。しかし、ドゥリン族に関してはドゥリン側からのほぼ一方的なものではありますが交流がある一方で、海は地上と一切の交流が無いのでしょう。

そのため、地上は海の詳細を知らないし、海は地上の詳細を知りません。このことから、海は地上から隔離されているような状況になっていると思われます。

アビサルのロゴについて

アビサルのロゴはタコらしき生物に槍が突き刺さったものとなっています。

タコは日本では食物として定着しているため馴染みはありませんが、海外ではデビルフィッシュという名前から分かるように畏怖の存在として捉えられることが多い生物です。実際に海に住む巨大な頭足類の化物である「クラーケン」はタコやイカがモチーフともされています。

そして、タコはクトゥルフ神話においての旧支配者「クトゥルフ」のモチーフとされている生物です。そのことからこのタコはクトゥルフを表していると推測することが出来ます。

一方の槍は二叉となっていますが、形としては左右非対称でやや不自然な形とも言えます。そのため、元々の形は三叉槍であったと考えられ、何らかの理由でわざと欠けたデザインにしているのかもしれません。もし仮にこの槍が三叉槍なのであれば、三叉槍はクトゥルフ神話に登場する海の神「ノーデンス」が持つ武器とされ、海に関連するものとしても合致します。

このロゴをクトゥルフ神話に当てはめるのであれば、旧神であるノーデンスの三叉槍が旧支配者のクトゥルフを貫いたという形になります。

 

スカジとスペクターについて

スカジとスペクターは現時点では唯一アビサル所属ということが明確に分かっているオペレーターです。

どちらのオペレーターにも共通している点はオリジ二ウムアーツへの適正が欠落しており、また地上では普及しているオリジ二ウムアーツに対する知識が非常に乏しいということ、そして他を凌駕する圧倒的な戦闘能力を持っているということです。

このことからスカジとスペクターは浮世離れしている存在ともいえ、地上との接点が無く、地上での生活をほとんど又は全くしていなかったということが伺えます。

アビサルの目的

アビサルの目的は現時点では明確には分かっていません。しかし、スカジのセリフや資料から見る限りでは少なくともエーギル族は「厄災」と呼ばれる存在と長きに渡り戦い、その厄災を陸の外で食い止めていたとのこと。

このことからアビサル、引いてはエーギル族の目的は厄災という存在を海という外界に閉じ込め、地上に現れることを阻止するということが目的の一つにあると思われます。

このことはクトゥルフ神話の中での旧神と旧支配者の関係と似ており、クトゥルフ神話では旧神達は旧支配者達を封印、又は時空からの追放を行っています。

これをアークナイツの世界に当てはめるのであれば、旧神である「アビサル」は旧支配者である「厄災」を「地上」という世界から、「海」という世界から隔離された場所に封印していると取ることが出来るのではないでしょうか。

厄災という存在の懸念点

アビサルの中心的な役割と思われるエーギル族はケルシーという存在がいなければ、海底に沈み、幽闇な海に飲み込まれていたとされており、エーギル族又はアビサルは絶滅又は消滅の危機に瀕していたということが伺えます。

先述したアビサルのロゴマークの三叉槍の一部が欠けてしまっているということは、これに由来することの可能性があります。又はアビサルを構成する何らかの存在が厄災という存在によって消滅してしまい、それに対しての戒めや消えてしまった存在が忘れ去られないようにするためとも取れるかもしれません。

現在はアビサルという存在が厄災が地上に現れないようにしているということがスカジの資料等から示唆されていますが、ではアビサルという存在がいなくなってしまうとどうなってしまうのかということです。

クトゥルフ神話の世界では旧支配者達を封印している旧神の印を監視しているのはノーデンスただ一人だとされています。このノーデンスが監視を続けている限り、幻想郷は保たれるものの、ノーデンスが疲れ果てて眠りに付いた後は旧支配者達は復活を遂げるとのこと。そして旧支配者達が復活するということは文明の崩壊を意味します。

つまり、アークナイツの世界においてノーデンスの役割をしているアビサル又はエーギル族が消滅するということは厄災が地上に現れるということになり、厄災が地上に現れるということは今のオリジ二ウムを起点としたエーシェンツ達の文明の崩壊を意味しているのかもしれません。

参照ページ

ノーデンス - Wikipedia
旧神 - Wikipedia
クトゥルフ - Wikipedia
ノーデンス
ノーデンス(Nodens)はラブクラフト作品に登場する架空の神。
Cthulhu
Cthulhu is fictional cosmic entity created by H. P. Lovecraft for his short story "The Call of Cthulhu". First appearing...
第3回 ノーデンスってなぁに? 改 - 初めてでもよく分かるクトゥルフ講座(海野しぃる) - カクヨム
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