動画での解説
ヘラグの詳細
ヘラグの概要
ヘラグはスカウト「百錬成鋼」で入手することが出来る星6前衛オペレーター。
特性と素質が非常に特殊なものとなっており、特性はヘラグ自身は他の医療オペレーターの回復にはならない一方で攻撃をするたびに自身のHPの回復を行い、素質はヘラグのHPが一定数減少している際に攻撃速度が上昇するというものとなっています。
このことからトリッキーながらも単騎での運用に秀でたオペレーターと言えます。
ヘラグの性能
基本ステータス
ブロック数 | 1 | 攻撃速度 | 遅い(1.2s) |
---|---|---|---|
初期コスト | 22 | 最大強化時コスト | 24 |
再配置時間 | 遅い(70s) | ||
特性 | |||
味方の治療対象にならない 敵を攻撃する度自身のHPを30/50/70回復(昇進毎に回復量UP) |
基本ステータスとしては対単体前衛の部類にはなるものの、配置コストは前衛の中で見ると最も重いものとなっており、特性も相まって実質的にはヘラグ独自のタイプの前衛と言えます。
特性は味方の治療対象にはならない代わりにヘラグが敵に攻撃を行う度にヘラグのHPを回復していくというもの。HP回復の効果は相手にどれだけ攻撃を行ったかで計算が行われるため、2回攻撃のスキルであれば2回回復、範囲攻撃で敵3体に攻撃を行ったのであれば3回回復という形になります。
また治療の対象にはならないという点はあくまでもオペレーターの治療対象には選択されないということであり、アンジェリーナやパフューマーのような治療対象を選ばない回復であれば回復の恩恵を受けることが可能です。
基本的な目安として、単体回復と範囲回復はヘラグは治療対象にはならず、全域回復であればヘラグも治療対象になるという感じです。
ステータス
HP | 攻撃 | 防御 | 術耐性 | |
---|---|---|---|---|
初期 | 1568 | 340 | 160 | 0 |
初期最大 | 2179 | 486 | 220 | 0 |
昇進1最大 | 2868 | 632 | 283 | 0 |
昇進2最大 | 3825 | 762 | 334 | 0 |
信頼度最大 | +400 | +70 |
性能としては典型的な対単体前衛のものとなっていますが、他の対単体前衛と比べると攻撃力はやや低め。一方でHPと防御はかなり高めに設定されており、HPは全オペレーターの中でもトップを争うほどのものとなっています。
ステータスという面だけで見れば火力を犠牲にし、全体的にバランス良くまとまった性能を持つ前衛オペレーターと言えるでしょう。
攻撃範囲
初期 | 昇進1 | 昇進2 | |
---|---|---|---|
攻撃範囲 | |||
スキル3攻撃範囲 | |||
通常時の攻撃範囲は対単体前衛のものとなっていますが、スキル3のみ攻撃範囲が最大で前方3マスとなります。そのため、重装の後方からでも攻撃がしやすく、対単体前衛でありながらも重装のサポートをすることが可能となっており、幅広い場面で運用をすることが出来る攻撃範囲と言えるでしょう。
潜在突破
2段階目 | 3段階目 | 4段階目 | 5段階目 | 6段階目 | |
---|---|---|---|---|---|
突破段階 | 配置コスト-1 | 再配置時間-4秒 | 攻撃力+26 | 第二素質効果強化 | 配置コスト-1 |
潜在突破による効果は配置コスト減少、再配置時間減少、攻撃力強化、第二素質効果強化の4つ。
この中では第二素質効果強化がやや強力なものになっていますが、星6オペレーターを潜在突破させること自体が困難を極めるため、そこまで気にする必要は無いかと思います。
素質
素質名 | 解放段階 | 効果 |
---|---|---|
月満ち星隠る | 初期 | HPの減少量に応じて攻撃速度が上昇 (上昇最大値:HPが50%減少時、攻撃速度+50) |
昇進1 | HPの減少量に応じて攻撃速度が上昇 (上昇最大値:HPが60%減少時、攻撃速度+75) |
|
昇進2 | HPの減少量に応じて攻撃速度が上昇 (上昇最大値:HPが70%減少時、攻撃速度+100) |
|
策その身に宿る | 昇進2 | 敵をブロックしていない時、毎秒体力を60回復する |
昇進2 潜在5 | 敵をブロックしていない時、毎秒体力を70回復する |
素質1「月満ち星隠る」はヘラグのHPが一定以下になることで攻撃速度が上昇するという効果を持ち、初期状態ではHP50%以下で通常時の1.5倍、昇進2時でHP30%以下で通常時の2倍の速度での攻撃か可能となります。
そのため、ヘラグは常にある程度ダメージを負っていなければ対単体前衛として見ると火力は控えめ。一方で最大火力時であれば圧倒的な火力を誇るオペレーターとなっています。
問題は攻撃速度が上がる=回復速度が上がるということなので何らかの方法でHPの回復を抑えなければ最高火力を出し続けることが出来ないという点にあり、この点もヘラグの運用が手間が掛かる理由の一つとなっています。
対策の一つとしては過剰にレベルを上げずにある程度のダメージを許容するレベル帯でヘラグの育成を止めるという方法。しかし、これではヘラグを柔軟に使うことが出来ないという欠点が生まれてしまいます。
もう一つはワルファリンのスキル「不安定血漿」でHPを毎秒減少させ、体力の回復を阻害するという方法。この方法であればヘラグの回復を阻害しつつも更に攻撃力を上昇させることが可能となるため、非常に相性の良い組み合わせと言えます。
また、この方法であればヘラグのネックとなりやすいレベルを上げれば上げるほど受けるダメージが下がり、火力も下がるという点もクリアすることが出来ます。
素質2「策その身に宿る」はヘラグがブロックをしていない時にヘラグの回復を行うというもの。ヘラグが戦闘をしていなければ回復をしないという欠点を補う素質と言え、ヘラグを運用するにおいてはほぼ必須の素質となっています。
スキル効果
スキル名 | スキル内容 | |
---|---|---|
新月 | 発動タイプ | 攻撃回復、自動発動 |
必要SP/持続時間 | SP4 | |
効果 | 次の通常攻撃時、攻撃力が175%まで上昇し、2回攻撃 | |
弦月 | 発動タイプ | 自動回復、手動発動 |
必要SP/持続時間 | 初期SP15 必要SP25/13秒 | |
効果 | 攻撃力+80%、通常攻撃が2回攻撃になり、物理回避率+75% | |
満月 | 発動タイプ | 自動回復、手動発動 |
必要SP/持続時間 | 初期SP15 必要SP35/15秒 | |
効果 | 攻撃力+100%、攻撃範囲+2マス、敵最大3体を同時に攻撃 |
新月
スキル1「新月」はヘラグの次の通常攻撃時、攻撃が2回攻撃となり、最大で攻撃力が175%上昇するというもの。2回攻撃にはそれぞれの攻撃に回復判定があるため、他のスキルと比べると安定感のあるスキルと言えます。
弦月
スキル2「弦月」は攻撃力上昇、2回攻撃に加え、物理回避率を75%上昇させるというもの。火力もさることながら物理回避率が凄まじいものとなっており、スキルレベルによってこの物理回避率が変動することはありません。
ほぼ一方的に相手を殴ることが可能となるため、ヘラグのHPを回復させるスキルとしては一級品のスキルと言え、ヘラグがスキル発動時には瀕死だったとしても、このスキルを発動させるだけで体力が全快になっていたということもざらにあります。
また、ほとんどの物理攻撃を受けないということは回復が過剰になってしまうということでもありますが、これを逆手に取ることでワルファリンのスキル「不安定血漿」をより安定したスキルとして扱うことも出来るため、最も相性の良いスキルとも言えます。
問題はスキル発動時間がかなり短いため、スキル1と比べるとヘラグのHPが安定する時間が短いということ。基本的には短期決戦を目的としたスキルのため、配置のタイミングは非常に重要となります。
満月
スキル2「満月」はスキル1やスキル2とは打って変わって範囲攻撃のスキルで攻撃範囲を拡大し、最大で3体の敵に同時に攻撃を行うというスキル。
攻撃範囲はスキルレベル7までは前方に+1マスですが、スキルレベル7 特化1以降は前方に+2マスとなるため、満月を運用するのであれば最低でも特化1にしておきましょう。
攻撃範囲の性質上、他のスキルと比べると単騎での運用よりも重装の周辺での運用に向いているスキルとなっており、特に複数体の敵が群がる場所で真価を発揮するスキルと言えます。
攻撃範囲としては重装の後方でも運用することは出来ますが重装の後方だとヘラグがダメージを受けづらいため、重装の前方で敵と重装とのクッションになるような配置がオススメ。3体の敵を同時に巻き込めば攻撃1回辺りHPを210ずつ回復していくため、例えば一撃が非常に重いBig Adamのような敵で無ければ大量の敵を蹴散らしてくれる存在となってくれます。
基地スキル
スキル名 | 解放条件 | 発動施設 | 効果 |
---|---|---|---|
超越 | 初期 | 寮舎 | 宿舎配置時、自身の体力回復速度が1時間ごと+0.55。 |
昇華 | 昇進1 | 寮舎 | 宿舎配置時、全員の体力回復速度が1時間ごと+0.1 (同種の効果は高いほうのみ適応) |
解脱 | 昇進2 | 寮舎 | 宿舎配置時、自身の体力回復速度が1時間ごと+0.55。 配置宿舎内、全員の体力回復速度が1時間ごと+0.1 (同種の効果は高いほうのみ適応) |
兵は詭道なり | 初期 | 加工 | 副産物の生成確率80%アップ |
基地スキル「超越」「昇華」「解脱」は同じスキルとなっており、昇進を行うことでスキルの内容が変化していきます。「昇華」の際には「超越」であったヘラグの体力を大幅に回復する効果が失われてしまうので基地スキルを用いるのであればヘラグを昇進1で止めることはオススメしません。
まとめ
ヘラグはダメージを受けることで火力と回復力が上がり、戦力が上がっていくという非常に特殊な前衛オペレーター。回復と攻撃がヘラグ一人で完結しているため単騎性能としては他のオペレーターと比べても群を抜いています。
一方で単騎性能で群を抜いているものの、逆に言ってしまうと特に回復面は他のオペレーターからの支援をほぼ受けることが出来ないということでもあるので孤立無援のオペレーターとも言えるかもしれません。
ただ非常に面白くポテンシャルもあるオペレーターであることに代わりは無いため、特に単騎運用が出来るオペレーターを求めていたという方にはオススメのオペレーターと言えるでしょう。