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【明日方舟】シナリオ翻訳 ストーリー7章1話「32:00:00」(後半)

7章1話「32:00:00」は本来は1話構成ですが内容がかなり長くなっているため、前後半に分けてあります。
W
W

ゴホッ、ゴホッ……!

W
W

龍女、あんた……意外と……やるじゃない。

タルラ
タルラ

この結末もお前の計画の内なのだろう?

タルラ
タルラ

当ててやろう、お前の計画はこうだ、“私のために演じてくれる即興爆破の自殺劇”、違うか?

タルラ
タルラ

お互いの時間を無駄にするべきではない。

W
W

偉そうにするんじゃないわよ……ゴホッ、ゴホッ……!こ……小娘が。いや、あんた、ほんとうにあんたなの?もう、分からなく……なってきたわ。

タルラ
タルラ

お前が私を定義づける必要はない

タルラ
タルラ

死に様を選ぶがいい。焼かれて死ぬか、投げ捨てられ落ちて死ぬか、あるいはわが鋭剣に貫かれて死ぬか。

W
W

本当に……私を殺せるとでも?

タルラ
タルラ

幾千万の鍛錬から生み出されたのが剣だ、剣は誕生からして武器になる定めでもある。

タルラ
タルラ

だがお前は、ただの死にぞこないだ。

W
W

へー、それは……光栄なことね。

W
W

その剣に、刺殺されるのは……私が……初めてなのかしら?

タルラ
タルラ

残念だが、お前はせいぜい二番目だ。

W
W

じゃあ……爆弾で死んだ人の中でなら……あ、あんたは……

W
W

……論外ってことね。

わたしは死ぬの?たぶんそうみたいね。

でも、死ぬぐらい何だっていうの。死ぬよりひどいことなんてわんさかあるわ。

だから、自分が終わったって思うときは……

死ぬよりやばいものを準備しておいて、自分すらも驚かせるのよ。

いま考えつくのは……自分を、爆弾に変えるということ。

(爆発音)

タルラ
タルラ

ゴホッ

タルラ
タルラ

私の手の内で爆発しただと……?死ぬことを恐れていたと思っていたのだが。

タルラ
タルラ

お前の寝返りは私の予想の内ではあったが、確かに……お前には驚かされたぞ。

タルラ
タルラ

滑稽な演劇の幕開けとは、言いえて妙だな。

タルラ
タルラ

お前の死により多くの苦痛を、ヴィクトリアのW。

戦闘終了後、都市の衝突まで残り31時間 6:30p.m.

パトリオット
パトリオット

……

パトリオット
パトリオット

頭領よ

タルラ
タルラ

ミスター、あなたの帰還を心待ちしていた。

パトリオット
パトリオット

あいさつは、不要だ。ここで、つい先ほど、戦闘があったようだが。

タルラ
タルラ

私を謀殺しようとしたWとだ。ご安心を、大したことは無い。

タルラ
タルラ

一連の報告によれば、彼女はチェルノボーグ占領から謀反を企てていたようだ。

タルラ
タルラ

彼女は身勝手にも敵を見逃し、サルカズ傭兵の反乱を策し、己の上司を謀殺した。

タルラ
タルラ

彼女の一連の行動は、背後にあるその他政治勢力の指示からだろう。

パトリオット
パトリオット

では、やつはいずこへ?

パトリオット
パトリオット

やつは、裁断されるべきだ。

タルラ
タルラ

彼女は自身が身に着けた爆発物を起爆させ、メイン区画に落ちた。

タルラ
タルラ

彼女の死体を捜索させる、ミスターが心を煩わせる必要は無い。

パトリオット
パトリオット

気には、留めぬ。

パトリオット
パトリオット

では、やつのサルカズ傭兵軍はどうする?

タルラ
タルラ

私が処理しよう。いま中心街は安定巡航に入った、この勢力基盤もすぐさま安定させる必要があるだろう。

パトリオット
パトリオット

頭領よ、なぜ、わたしに中心街の起動を、通達しなかった?

パトリオット
パトリオット

通信も、途切れた。

タルラ
タルラ

仕方のないことなのだ。ウルサスはいつでもチェルノボーグを襲撃でき、同胞を虐

殺するかもしれない。同胞のためにも先に龍門を攻めなければいけなお。

タルラ
タルラ

いまは、全エネルギーを中心街の運転の維持に使用しなければならない。市内外の通信チャンネルを調整する余分な動力すらも我々は持ち合わせていないのだから。

タルラ
タルラ

天災が残していったオリジニウムの市内への干渉は耐えられないほどに強力だ。

タルラ
タルラ

あなたを呼び戻すために最後の予備動力を使い切ってしまった。今となっては、たった一か所しかオリジ二ウムを提供できる場所は無い。

パトリオット
パトリオット

であれば、時間が迫っている、我々と、相談することも、できただろう。

タルラ
タルラ

あなたの言う通りなのかもしれない。申し訳無い、ミスター、私はもう少し考えるべきだった。

パトリオット
パトリオット

中心街を起動、したので、あれば。

パトリオット
パトリオット

このカギに、使い道はあるのか?

タルラ
タルラ

この都市を止めさせることが出来る。

パトリオット
パトリオット

本当に、止めることができるのか?

パトリオット
パトリオット

起動をすれば、多くのものが、止まらなくなるぞ。

タルラ
タルラ

そのためあなたに預けたのだ、あなたが止めるべき時を決め欲しい。

タルラ
タルラ

私の独断の指揮について謝罪しよう。

パトリオット
パトリオット

タルラ
タルラ

今日のミスターはいつもより消沈しているな。

パトリオット
パトリオット

いや、なんでもない。私は、中心街の守りに入ろう。

パトリオット
パトリオット

必ず、何者かが、ここを攻撃しに来る。

パトリオット
パトリオット

それを阻止する。

タルラ
タルラ

手数をお掛けして申し訳ない、ミスター。

タルラ
タルラ

クラウンスレイヤー、フロストノヴァ、メフィストとファウストが龍門で我々の増援を待っている。何者だろうと我々の計画を邪魔してはならない。

パトリオット
パトリオット

……タルラ。

タルラ
タルラ

……

タルラ
タルラ

どうした、我が戦士?

パトリオット
パトリオット

頭領よ。

パトリオット
パトリオット

いかなる、強大な邪悪だろうと、やつらには、相応しき最期というものがある。

パトリオット
パトリオット

私は、そう固く信じている。

タルラ
タルラ

ああ、私も同じく信じている。

パトリオット
パトリオット

……さらばだ、頭領よ。

タルラ
タルラ

行け、パトリオット。

タルラ
タルラ

この戦いを終わらせ、感染者のあるべき地位を取り戻す。レユニオンは道阻むすべての敵に打ち勝てよう。

???
凛とした声

何だこれは?

???
がさついた声

サルカズのお守りだ。こっちに二つ落ちてるぞ。

???
がさついた声

こっちを持っていけ。もうひとつは、私が持っておこう。

???
凛とした声

何に使うんだ?重いんだが。

???
がさついた声

繋ぎ止めることが、出来るんだ、命を。

???
凛とした声

まだサルカズのあんなことを信じているのか……それって必要あるのか?

???
がさついた声

最後まで、聞け。

???
凛とした声

分かったよ。

???
がさついた声

このお守りは、長い苦難を、耐えてくれる。

???
がさついた声

]致命傷とか、臓器の破壊とかは、だめだが。しかし、命の消耗なら、耐えてくれる。

???
がさついた声

これが砕けるまでは。

???
がさついた声

お前のお守りが、砕けた時、私のお守りが、震える。

???
がさついた声

私が、助けに行く、お前を。

???
凛とした声

2つとも砕けたらどうなるんだ?

???
凛とした声

…何とか言ってくれないか?

???
凛とした声

はあ…ならば持っておくとしよう。

???
がさついた声

それでいい。

???
凛とした声

私の命はきっとあなたよりも長いんだから、あなたもしっかり生きて欲しいものだな。

パトリオット
パトリオット

パトリオット
パトリオット

増援だと、誰に?終わらせる、何の戦いを?

パトリオット
パトリオット

私のお守りは、砕けてしまったというのに。

サルカズ戦士
サルカズ戦士

…。

サルカズ戦士
サルカズ戦士

お前はWを殺した。

サルカズ戦士
サルカズ戦士

お前は何がしたい?

タルラ
タルラ

お前たちを解放する。二度とサルカズ人の首領を必要としないために。

タルラ
タルラ

そしてお前たちが望む全てを、私がもたらそう。

サルカズ戦士
サルカズ戦士

何をもたらしてくれるんだ?

タルラ
タルラ

戦争だ。

タルラ
タルラ

弱者を痛めつけるだけの淡白な味わいではない。玉砕による無駄な浪費でもない。

タルラ
タルラ

お前たちに正真正銘、平等な戦争を与えよう。

タルラ
タルラ

サルカズたちよ、流浪なる魔族たちよ。

タルラ
タルラ

お前たちの眼前に現れるのは被害者の恐怖だけではない、お前たちの数多な世代を通じた屈辱だ。血も、肉も、新たな廃墟、鋼鉄の造型も。

タルラ
タルラ

お前たちに、殺しと死を与えよう。

タルラ
タルラ

新たな時代はすでに到来した、戦争を王とする時代が。

タルラ
タルラ

この新時代を味わいたいサルカズ人は、一歩前に出るがいい。

サルカズ戦士
サルカズ戦士

――

サルカズ戦士
サルカズ戦士

誰を殺せばいい?

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