
ブレイズがいつも言ってた諺みたいなの?あれなんだったっけな――

点と点を結んだ直線が最短だ、じゃないか?

それだ。

大胆な予想があるんじゃが、お前さんらジャングルに生きる者たちはただでさえ運が尽きているんじゃから、ほかの面が人よりも突出しているのではないのか?

さもなければお前さんらが今でも絶滅せずにいることの説明がつかんじゃろ。

生き残るのに有効な生存方法を獲得したってことだよ、そりゃ。

大祭司、ドゥリンの都市というのはどういう場所なのだ?

ふむ……あまり覚えとらんな、つまりそれぐらいつまらん場所じゃったいうことじゃ。

百幾年前には地下にしばらく滞在したことがあったんじゃが、今思い出せることと言えば何もかもヒドかったことぐらいじゃな、アホしかおらんかったわい。

川辺でオリジムシが眠りにつく場面を目撃すること以上につまらん記憶しかないのう。

しかしまあ、若者は色々と経験するもんじゃ。ワシみたいに好奇心旺盛でないとな!

ついでに言うが、次は左に曲がるんじゃ、もう飛び降りるんじゃないぞ!

大祭司、もう歩いてどのくらい経つんだ?

いいことを聞いたな、人生の道に果てはない、ただ前へ前へと進むだけ。どうせワタシがお前さんらを見ておるから心配はいらんよ。

ふむ、もしその都市まで後どのくらいかを聞いているのであれば、ワシと同じように岩の隙間をすり抜けられればあと五六百メートル真下に降りると着くかもな。

ズゥママ、お前はいつもどうやってこのうるさいのに我慢してきたんだ?こっちはもう限界だぜ。

普段なら機械を傍に置いてやれば静かになってくれるぞ。

じゃあこのチェーンソーは機械に含むか?

ワシにそんなおっかないものを向けるんじゃない!まったく、礼儀がなっとらんのう!
(大司祭が消える)

ほら、効果抜群だろ。

これが……これが……!

その、“大水溜まり”ですか?

……ひとまずドゥリンの命名基準は置いておきましょうか。

この水上の楽園、遠くから見ても驚きだったのに、近くで見ると尚更ね……!

一体ドゥリンはいつもどういう暮らしをしているのよ!
(エリジウムが暴れまわる)

イヤッッホォォォオオォオウ!

あの人、いつから水着に着替えたのかしら?

え、エリジウムさん!気を付けてくださいね!
(エリジウムがドゥリンの青年にぶつかる)

おっとっと、危ない危ない!キミ大丈夫?お酒こぼしてないよね?

……見たこともない地上人がここにいるだなんて珍しいね。

それにほかのドゥリンみたくもうベロンベロンにデキ上がってるようだ。

こんにちは、私たちはスティッチ・キャンバスって人に誘われてここに来たの。

その、スティッチさんが言うには……とにかく私たちに少し力を貸してもらいたいとのことでして!

スティッチさん・キャンパス……帰ってきていたんだ。

あいつもあいつが慕ってる師匠と同じように、ボクたちの都市とおさらばしてたんだと思ってたよ。

ドゥリンは寛容だから、キミたちのことも歓迎してやりたいんだけど……でも残念、スティッチが後先考えずドゥリンの掟を無視することができても、ボクには無理だ。

自己紹介しよう、ボクはカチ・オブリクライト、この都市のデザイナーチーフだ。
(ドゥリン達が近寄ってくる)

まあそう強張らないで、すぐに終わるから。

これは一体……どういう意味なのかしら?

ん~?なんだか急に雰囲気がおかしくなったね?こんな大勢からお酒を勧められても全部飲みきれないよ~。

何を……!

ケンカですか!やるんですか!あなたたちみたいな小っちゃいのには負けませんよ!
(トミミが武器を振り回す)

ガヴィルさん直伝のテクを見せつけてやりますよ!ふぅ……まずは構えて、腰を落として……

さあ、かかってきなさい!

な、なにあの人!?棒を持ってこっちに迫ってきたわよ!

うわああああ!こっちに来るなああああ!

ちょっとちょっと!何をやってるんだ!止まれ止まれ!!

え?吹っ掛けてきたんじゃないんですか?

ボクたちドゥリンがそんな野蛮なことするわけないでしょ!

いいからその武器を仕舞って、ボクに着いてきな。

オホン!えーゼルエルツァに住まうみんな、ただ今より第417回目の採決会を実行する。

前々回は今月ゼルエルツァで使用する汎用BGMを、そして前回に今週点灯される街路灯の色を決定したが、また新たな問題が発覚してしまった。

今回の問題はそこまで難しいものでもないはずだから、この場にいるみんなには是非ともゼルエルツァを代表して決断を下して頂きたいと思う。

では本日の議題に移ろう、ゼルエルツァに新たな訪問者が訪れてきたが、その人たちをボクたちは迎え入れてもよいのかどうか、だ。

……

訪問者ってどこ?

お酒を飲まない人だって聞いたけど。

あーいや、今ボクたちの前に前に立っているのがそうで……

やあやあ、とりあえずかんぱ~い!お酒を飲まないドゥリンなんているはずがないもんね~。

イェーイ、かんぱ~い!そうそう、いるわけがない!

この樽を片付けたら、水遊びにでも行きましょ!

いいね、それじゃあボクら地上の人の凄さってヤツを見せてやろう!

ねえトミミ、もう一度聞くけど、ロドスでは本当にしっかりやれてるの?

た、多分?

もしどうしても我慢できなかったら帰ってきてもいいのよ?悪い環境の人に与える影響はバカにできないからね!

カチ~、早くしてよ~!アタシらやらなきゃならないことがたくさんあるんだから~!

ねえお兄さん、サーフィンって遊び方があるんだけど知ってるかしら?

サーフィンだって?そんななの知り尽くしちゃってるよ!

俺は反対だ!

こいつらは信用できねえ!

はぁ、やっぱり、そう上手くいかなわよね……

やい、そこのへべれけリーベリ!

イナム、呼ばれてるよ?ボクはへべれけじゃないからね。

お前だよ、コップを持ってるほうの!

なーんだ。

高貴なるミード酒が好きなのか、それとくだらないリキュールのほうが好きなのかハッキリとしてもらおうか!

俺たちカール印のミード酒愛好家協会はお前のために門扉を開いてやるってのに、よくもそのリキュールの酒カスどもとつるんでいるな?失望したぞ!

さっきまで肩を組みながら一緒にミード酒万歳と呼応していたのに、ちょっと目を離した隙にそのくだらん連中とつるみやがって!

いやいや、どっちも美味しいとはおも……

ダメだ!どっちつかずの中立は断固として認められん!

ハッ、笑わせてくれるわ、比べられるほどの良さもないくせに何を比べようとしているんだか……そうよねお兄さん?

いいのよ、本心を言っちゃっても?偉大なるリキュールへの感想をじゃんじゃんと吐き出しちゃいな、もしゼルエルツァにまだ残りたければね――

おい、リキュールの酒カス女、脅すんじゃねえ!

うっさいわね、ハチミツ漬けの甘党野郎が!さっさとお家に帰ってお子様用のドリンクでも飲んでな!

なら今晩、大樽酒場で雌雄を決しようじゃねえか!逃げんじゃねえぞ!

はは、お子様用のドリンクを飲んでもつまらないでしょ!飲むならもっと面白いものを用意しな!

はいはいストップストーップ!円形広場で行われる採決は神聖で厳かなものなんだ!酒の話ならまた後にして――

今はキミたちの手を上げて意思表示してくれ!いつも通り、少数派が多数派に従うんだぞ!

はい、それじゃあ数えて!

お前が手を上げるなら俺は上げないね!

あっそ!なら思いっきり手をあげてやるわよ!べーだ!

後でウォータースライダーんとこ行って、全身ずぶ濡れにさせてやる!

ハッ、あんなしょぼいテクニックでアタシをずぶ濡れにさせようですって?

うん、悪くない、しっかりと厳粛な採決にはなっているな。

ねえ、普通ああいうのって厳粛だって言えるの?
(ドラムの音)

票が集まったな、結果も悪くはない。

ゼルエルツァ市民の決断が今ここに下された。地上人たちよ、存分にボクたちの都市を楽しんでくれ。

乾杯~!!
(大歓声とパフパフラッパの音)

ついでに言うと湖にあるあの派手なヤツはボクの自信作なんだ、是非とも楽しんでいってくれ。

あの“大水溜まり”のこと?

……その名称はみんなが投票で決めたものだからね、ボク個人が決めたものじゃないいよ!

あの“大水溜まり”……またなんか増えてないか?オレがここを出た時よりももっとヒドくなってるぞ。

ありゃカチ坊の自信作だ、本人の目の前でそんなこと言うんじゃないぞ。

フッ、あんなものオレがデザインに指摘を入れてやる価値すらないさ。ていうかもうどこも直しようがないだろあんなガラクタ!

なんなんだあのぐねぐねと曲がった構造物は……見ていて目が回りそうだ!なんであんなヤツがデザイナーチーフを務めてもここの連中はみんな我慢できるんだ?

坊が作ったスライダーが楽しいからだろうな。

もしこのオレがメスを入れていればあんなもの……

コンクリでピーンと真っすぐに張った正方形のブロックしか作れんだろうな。

まだオレのセンスを理解できていないようだな。オレならあそこにコンクリで出来た細いソイルストライプだけを設置する、シンプルこそが美しいんだ。

えっ、滑り台の機能すらないのか?

傾斜が少しだけ欲しいのなら付けられなくもないが――

オホン、まあそんなことより本題に入ろう。

今ワシらの上を覆ってるドーム、見たところ大きな問題は抱えておらんように見えるが、それでもはやり心許なくてな……

半年ほど前に起った地震でますますドームから水が漏れ出してきているだろ、どこが大きな問題は抱えていないって言えるんだよ?

少なくともゼルエルツァの住民たちはな、水流が激しくなったらウォーターコースターがより刺激的になり、温度管理システムが壊れたら常夏の到来だとしか思っとらんよ。

源石測量システムは……どうせここじゃもう二十数年は活性源石を検知していないんだ、だから問題はない!

フンッ、短絡的だな。

じゃああのドームは……

やらん、あんなボロボロのドームなんかを直してやるもんか。もう百万回はそう答えたぞ。

お前が最初地上に上がったのは、それを解決するためじゃなかったのか?ドームを修復できる方法を。

いいや、主にアンタから避けるために上がっただけだ、鬱陶しいったらありゃしないからな。

それはちょっと言い過ぎなんじゃないのか?こっちはつい数か月前にゼルエルツァで最も優しそうなお年寄り100選に選ばれたばかりなんだぞ?

もういい、アンタがドームの状態を心配してることはよく分かった。

もしカチが今のドームの抱えてる強度の問題すら片付けられないのであれば、デザイナーチーフを務めるどころか、さっさとこの都市から出ていってもらったほうがいい。

結果から伝えてやろう、ドームのことならまだそこまで心配する必要はない。

温度管理システムなら放っておけ、みんなしてバカみたいに今を楽しんでいるからな。もし飽きたら、全員両手を上げてまでゼルエルツァを冬にしてくれるかもしれないし。

それとその源石測量システムだが、最初からまったく役に立ってないぞ。アンタがいつもオレを追い掛け回してたのはそれを一番気にしてたんじゃないのか?なら一ついい方法がある。

以前地震で倒壊した鉄道橋をもう一度繋げて、崩落したトンネルを掘り返してそこに源石を検知する装置を埋め込むんだ、そうすれば数値の精度も上がるはずだろう。

そもそもあのドームはいらない機能が多すぎるんだよ。

地上まで上がったのに、それでもゼルウェルツァのドームを修復するつもりはないのか?いくらヴィンチが何も言わずに姿を消したと言っても、お前たち二人は師弟関係だろ……

そこまでにしろよ。

ジジイ、オレを怒らせるんじゃないぞ。

……分かった。

となれば、今は源石測量の問題が肝心だな。

地上で何人か役に立ってくれそうな連中を探してきた、原始的なテクノロジーしか持ち合わせていないが鉄道を修復するだけであれば十分だろう。

あとは……

話の腰を折ってすまないが、その地上から連れて来た連中って……

今あそこで空を飛んでる人たちのことか?

は?
(エリジウムが大水溜まりに飛び込む)

イヤッッホォォォオオォオウ!

最初あなたやズゥママとガヴィルがロドスに入った時はなんとも思わなかったんだけど、あの人を見てるとねぇ……

トミミ、本当のことを言いな。本当はロドスの見てくれだけはいい給料に騙されてるんじゃないの?

あんな感じではしゃいではいますけど、エリジウムさんはナビゲーターのプロフェッショナルで、通信の専門家ではありますから……

いやっぱいつもあんな感じの人ですね!うん!

ご注文の果実酒で~す。

ありがとうございます!

しまった、ここだとどうやってお金を払えばいいのかしら?というより、さっきまで買い物してたあなたたちはどうやってお金を払ってたの?

仕立て屋のお婆さんにはガヴィルさんの話を幾つかしたげたら、喜んでタダにしてくれましたよ!

ボクは……お酒は愛好家協会の人たちに、料理はスティッチにそれぞれつけておいたよ。

……あなたはどこに捨てられても生きていけそうだから安心ね。

やだな、ナビゲーターのプロなんだから当然じゃないか!

じゃあお嬢ちゃん、この二杯のお酒もスティッチにつけておいて、彼があとで払ってくれるから。

分かりました!

あはは、あいつはとんでもなくケチだから払ってくれるとは限らないよ、お酒の類はとりあえずボクが奢ってあげよう。

なんせここはボクの自慢のリゾートだからね、みんなには存分に楽しんでもらいたいんだ。

カチさんはスティッチさんとお知り合いなんですか?

その知り合いをどう定義するかによりね。

若かった頃はよく色んなプロジェクトで競い合ってたよ。こっちが勝ったり、あっちが勝ったりしてさ。

でも今ボクたちの頭上にあるこのドームに関してだけは、どちらも勝つことはできなかったかな。

何年か前、ゼルウェルツァの象徴とも言えるこのドームに色んなアイデアを思い浮かんでは、ほぼ毎日彼と顔を合わせていた頃があったんだ――

採決会で双方とも必死に自分たちのドーム改造案こそが最高なんだってアピールしていたよ。

けどまあ結局、ボクも彼もほとんどの人を納得させることはできなかったけどね。

だってこのドームはあのマスター・ヴィンチ、つまりボクの前任者だった人の作品なんだから。

そういうスティッチもその人の弟子なんだけど、でも……

まあいいや、ボクの口から言っていいことでもないんだし、詳しいことは本人に聞いてよ。

カチく~ん、そんなベビーフェイスしてるのに、ジジ臭いぞ~?なんだい“若かった頃は~”とか、事実として若いんだからもっと若者らしくしなきゃ。

さあ、このエリジウムのお兄ちゃんが教えてあげるよ、どうやって童心を忘れずに、笑顔で暮らしを過ごすのかをね!過去に嘆くよりも、今ここで美味しいお酒を飲み交わそうじゃないか――

リーベリのお兄さーん、特大ヒンヤリ麦酒の樽ごと、お待たせしました~!

さあみんな、遠慮しないでくれ!ボクたちの友人カチくんが楽しんでくれとの仰せだ、ご好意に与ろうじゃないか!

だからさ、カチくん――もっと頼んでもいいかな?ほかのお酒も飲んでみたいんだけど、愛好家協会が他のとこの酒代をつけてくれなくてさ……

……

キミ、本当にここの人間じゃないんだよね?

……ほかに書かなきゃならないキャッチコピーは……あぁそうそう、これでしたわ。

「どうすればこの甘露が喉を潤す感覚を言い表せられるのか?どうすればより優雅にソレを賛美することができるのだろうか?」

「もし雲を食み、春の雨をも飲み干すことができるのであれば……」

「もし冬に舞い散る最後の雪片を肌で感じることができるのであれば……」

うーん、冬の雪片じゃ向こうは理解してくれそうにありませんわね、もっとドゥリンらしい表現に変えましょう。

「チョー清涼なフルーツ味の氷塊がチョー美味しいカクテルの湖にドボン――」
(ガヴィルとユーネクテスが落ちてくる)

ッッッ~~、痛ってぇ~――

今回は下に飛び降りるんじゃなかったな、大祭司の言ってた通りだぜ。

前回お前とやり合ってから、久しぶりにこんな骨がガタつく感覚を味わったよ。

まったくだ、幻聴すら聞こえてくるぜ、フルーツ味のお酒とかなんとか。このひとっ飛びで変な後遺症を残さなきゃいいんだけどな。

あ?なんでこんなとこにループスが寝てんだ?

もしかして……私たちの下敷きになってしまっているんじゃないのか?

……そんな偶然があるかよ。ともかく、ちょっと診ておくか。

救急キットを持ってきているのか?

真に傑出した医者とは己の両手さえ要すれば大半の問題は解決できるってケルシー先生が言ってた。

そんなこと言ってたのか?

詳しくなんて言ったかは憶えてねえが、ともかくアタシはそう解釈してるぜ。よし、そんじゃどっから診てやろうかな~……

はッ!?

あっ、起きた。診るまでもなかったか。

お前……大丈夫か?

うぅ、頭がクラクラする……

さっきは下敷きにしちまってすまねえな、どっか診てほしいとこはあるか?

なぜ、あなた方がこんなところに?

お前は誰なんだ……?

どうやってここを?

なあ、ちょっと道を尋ねてもいいか?この近くに地下都市があるって聞いたんだけど、知らねえか?

……あなた方、地上からいらしたんですのね。

お前は違うのか?

地下にやがてとても恐ろしい災いが降りかかると聞いてやってきたんだ、だから……

そう……やっぱり地上の人が来てしまったのね。

「無論、純潔なる楽園を訪れてきた斧とチェーンソーは須らくして災いそのものである。」

……「文明の獣はついぞその鋭い牙を隠すことはなくなり、私たちへ人をも呑み込んでしまう血腥い大きな口を見せつけるのであった……」

なるほど、地下におっかねえ獣が現れるんだな、ならアタシらに任せときな。

え?あっいや、そういう意味ではなくて……

サイズが10メートル以下のヤツなら、あっさりやっつけられる自信はあるぜ?こりゃちょうどいいな、久しぶりに身体を動かせられるんだしよ!

ループス殿、すまないが道案内を頼みたい、こっちで合ってるか?

このまま下に飛び降りたほうが早いと思うぜ?

いけません、地上のお方!あなた方の身に染みついてる血の汚れを地下へ持ち込んでしまえば……

平気平気、加減はしておくよ、そこら中に飛び散らせはしねえって。

よしズゥママ、もういっちょひとっ飛びするぞ、準備はいいか?

問題ない。

よし、そんじゃあループスの姉ちゃん、しっかりアタシに掴まってろよ。

ガヴィルのことなら問題はない。ケンカにしろ彼女はプロだからな。

いや、実はほかにも道がありまして……ちょっ、イヤ~~~!!
(ガヴィルがループスを抱えて走り去る)






