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【アークナイツ大陸版 × モンハン】秋葉は火を逐う CF-2「顕如盤石」行動後 翻訳

(爆発音)

ノイルホーン
ノイルホーン

来るぞ――右側からだ!

(斬撃音)

ヤトウ
ヤトウ

ハッ!

ヤトウ
ヤトウ

上に気を付けろ!

(斬撃音)

ノイルホーン
ノイルホーン

――!

ノイルホーン
ノイルホーン

あぶねぇ……

ノイルホーン
ノイルホーン

にしても感染生物の数が多すぎる!なんでこんなとこに湧いてきやがるんだ?

ヤトウ
ヤトウ

いつまで経ってもそんな無意味な質問をする習慣が治らないものだな、君は……

ヤトウ
ヤトウ

このままこの害虫たちを進ませるわけにいかない。これだけの感染生物が村に侵入すれば、悲惨な結果を招くことになるぞ。

ノイルホーン
ノイルホーン

ヤトウ、そっちの右側!また来るぜ!

(斬撃音)

ヤトウ
ヤトウ

――クソ、刀が!斬り過ぎてどんどん鈍くなってきてしまっている!

ノイルホーン
ノイルホーン

ここでこいつらを防いでおかないと……そうだ、確か前回の任務で申請した源石爆弾がまだリュックの中に入れてたはずだ、リモコン操作のやつ。洞窟の天井に穴を開けられるぐらいの威力はある。

ノイルホーン
ノイルホーン

その際俺たちまで吹っ飛ばされない方法をまずは考えないと……

ヤトウ
ヤトウ

あの通気用の穴……

ヤトウ
ヤトウ

あれは洞窟の壁に開かれた穴だ。爆薬で塞がれた天井さえ吹き飛ばせば、そこから脱出することができる。

ヤトウ
ヤトウ

私たちが脱出した後にはすぐさま下のほうの爆薬を起爆させるんだ。周囲の洞窟を破壊して、こいつらの進路を塞ぐことができる……このアイデアならいけるぞ!

ヤトウ
ヤトウ

だが上を爆破すれば周囲の洞窟の構造が脆くなってしまう。脱出の時間もそれのせいで極僅かだ、すぐに脱出しなければ。

ヤトウ
ヤトウ

それと爆弾を設置する際は誰かが感染生物たちを防いでもらわなければならないんだが、やってくれるか?

ノイルホーン
ノイルホーン

んなもん、聞く必要はねえさ。あんたは設置しに行きな、俺なら持ち堪えてやるぜ。

ヤトウ
ヤトウ

気を付けるんだぞ。

(ヤトウが走り去る)

ノイルホーン
ノイルホーン

やいお前ら、俺はここだ!お前ら一匹たりとも!こっから出られると思うんじゃねえぞ!

(斬撃音)

ヤトウ
ヤトウ

あと少しだ……よし!設置完了した!

ヤトウ
ヤトウ

先に上のほうを吹き飛ばすぞ!

(爆発音)

ヤトウ
ヤトウ

穴が開いたぞ……予測の範疇にあるのを確認した。

ノイルホーン
ノイルホーン

あんたは先に上がれ!俺はこいつらをここに引き留めておくから!

ヤトウ
ヤトウ

ダメだ、それだと危険すぎる!このままそこで生き埋めにされるかもしれないぞ!

ノイルホーン
ノイルホーン

ここは俺の言うことに従ってくれ、さもなきゃこいつらが村まで漏れ出してしまう!

ヤトウ
ヤトウ

……分かった、ならこちらの合図を待て。

ヤトウ
ヤトウ

上がったぞ!今すぐ撤退するんだ、ノイルホーン!

ノイルホーン
ノイルホーン

おうよ!よっこらしょっと――うわッ!

ヤトウ
ヤトウ

どうした?

ノイルホーン
ノイルホーン

梯子が折れちまった……

ヤトウ
ヤトウ

そんな!?*極東スラング*!

ノイルホーン
ノイルホーン

落ち着けヤトウ!俺ならまだ大丈夫だ!

ヤトウ
ヤトウ

落ち着け、落ち着くんだ、何か方法を……そうだ、思いついたぞ!

ヤトウ
ヤトウ

このまま爆弾を起爆するから、君は盾で衝撃波を受け止めろ!それを利用してここまで上がってくるんだ!

ヤトウ
ヤトウ

私が必ず掴んでやるからな!

ノイルホーン
ノイルホーン

了解した!

ヤトウ
ヤトウ

用意!

ヤトウ
ヤトウ

跳べ!

(爆発音)

ヤトウ
ヤトウ

よし――掴まえたぞ!

ヤトウ
ヤトウ

上がって――こい――!

ノイルホーン
ノイルホーン

俺の身体は――よし!五体満足だ!

ヤトウ
ヤトウ

ノイルホーン……今度から食事の量を減らしたほうがいいぞ。

ノイルホーン
ノイルホーン

帰ったら、ハイビスカスにヘルシーセットの作り方を教えてもらうわ……

ヤトウ
ヤトウ

それで、私たちは森に戻ったのか?

学者ネコ
学者ネコ

職人くん、こっちに来るニャ!角付きの二人が無事脱出してきたニャ!

職人ネコ
職人ネコ

脱出成功ニャ!

ノイルホーン
ノイルホーン

なんであんたらはいつもいつも、そんなどこからでもぽっと現れることができるんだ?

ヤトウ
ヤトウ

……それよりも、あの肉塊は人によってあそこに置かれたものだ。誰かが洞窟の奥に潜むやつらを誘き寄せるために設置したんだろう、ほとんど私たちをターゲットにしていたと言ってもいい。

ヤトウ
ヤトウ

だが私たちは逃げ出すことができた、となればその人の計画は失敗に終わったかもな。

ノイルホーン
ノイルホーン

もしかして俺たちに場所を教えたあの村人の仕業か?

ヤトウ
ヤトウ

彼であるにしろ、そうでないにしろ、少なくとも洞窟は一時的に塞ぐことができた。彼もこれ以上私たちを相手取ることは無理だろう、自分の村を滅ぼすことが目的ではない限り。

ヤトウ
ヤトウ

もし鉱石病もリオレウスもあの洞窟と関係があるとして、その最も問題を解決できる直接的な方法は……洞窟の最深部を見つけることだ。

ヤトウ
ヤトウ

穴が広がってる方向を見るに、最深部はきっとこの山脈のどこかにあるはずだろう。具体的な位置関係を確かめるのは困難だが。

ノイルホーン
ノイルホーン

ならリオレウスを探すってのはどうだ?

ノイルホーン
ノイルホーン

洞窟の中の状況から察するに……少なくともリオレウスもそこに出現したことがあるってことだ。もしかすればそいつは洞窟の最深部にいるのかも。

ヤトウ
ヤトウ

ああ、その可能性は大いにあり得る。

ヤトウ
ヤトウ

今から村に戻っても捉えられてしまうだけだな、となれば私たちの選択肢はただ一つ……

ヤトウ
ヤトウ

森の奥へ入って、リオレウスを捜索する。

学者ネコ
学者ネコ

ちょっと待つニャ!

学者ネコ
学者ネコ

あれだけキモが冷える危機を乗り越えてすぐ、リオレウスを追いかけようとしたら、ネコ生(じんせい)がいくらあっても足りないニャ!

学者ネコ
学者ネコ

そのためにはまず!お腹を満足させることが大事ニャ!ささ、アイルー特製の料理を召し上がれニャ!

ノイルホーン
ノイルホーン

それさっきの連中の残飯だろ!

学者ネコ
学者ネコ

君は何も分かっていないニャ、美味というのは決して色褪せないものなのニャ!

ノイルホーン
ノイルホーン

まあいいや……俺は肉が食いてぇよ、一個くれ。

ヤトウ
ヤトウ

私も頼む。

学者ネコ
学者ネコ

さあ、生態調査だニャ!出発するニャ!

職人ネコ
職人ネコ

新素材が待ってるニャ!前進だニャ!

ヤトウ
ヤトウ

(もぐもぐ)

ヤトウ
ヤトウ

待っていろ……リオレウス。

瀧居應
瀧居應

利藤、あの二人を洞窟に誘い込んだワケを聞かせてもらおうか。

利藤裕
利藤裕

簡単なことだ、あいつらはバケモノ退治をしに行くって村長に言ってただろ?俺はそのチャンスを創ってやったわけさ。

瀧居應
瀧居應

よそ者に私たちの秘が知られてしまえばどうなるのか、君は分かっているのか?

利藤裕
利藤裕

もちろん分かっているさ。久ぶりに戻ってきたあんたの姪っ子も、それを知った後はしっちゃかめっちゃかに暴れてくれたもんだからな。

利藤裕
利藤裕

もしロドスのような源石を知り尽くしている企業に知られてしまえば、あれ以上にとんでもない結果を招くことになるだろうよ。

瀧居應
瀧居應

その結果を、君一人が背負いきれるとでも思っているのか?

利藤裕
利藤裕

あいつらなら洞窟の中で死んでくれるさ。

利藤裕
利藤裕

村長、あんたもよく考えてみろ。餌ならすでに撒いておいた、あんたも俺も昔は狩人だ、血の匂いは一番獣を誘き寄せることを知ってるだろ。

利藤裕
利藤裕

俺たちの秘密を見つけてしまう前に、あいつらはきっとあのバケモノと出くわして――すぐにも戦いに発展する。

利藤裕
利藤裕

もしあいつらに実力がなかったのなら、自然とあのバケモノにやられちまうさ。俺たちもそれでその結果とやらを心配する必要もなくなる。

利藤裕
利藤裕

だがもしあいつらが見事あのバケモノを退治することができたとしても、こっちは願ったり叶ったりだろ?俺たちの村に潜む危機を、見事排除することに成功したってわけ。

利藤裕
利藤裕

あいつらが中に入ってからしばらく経った後、こっちの人間が様子を見にいってもらったさ。

利藤裕
利藤裕

バケモノと戦った後なら、きっと満身創痍になっているはずだろ?そん時になったら、俺たちでも簡単に……あいつらを片付けることができる。

利藤裕
利藤裕

どっちに転んでも、俺たちに有利に働くことになるとは思わないか?

瀧居應
瀧居應

なかなか合理的に考えたものだな。

利藤裕
利藤裕

当然さ、どっちにしろ……あんたが洞窟を封鎖することよりも、しっかりと隠蔽することができる。

瀧居應
瀧居應

フンッ……

利藤裕
利藤裕

まあまあ、そんな怖い顔をしなさんな。村長さんもきっとそんな考えを持っていたはずだから、俺が先んじて実行に移させてやったってことだ。

利藤裕
利藤裕

なんせ明(あきら)の野郎がいなくなってしまった後、俺があんたの一番の助手なんだからな。

(村人が扉を開けて部屋に入ってくる)

大人しい村人
慌ただしい村人

村長、大変です!裏山の洞窟で爆発が!

大人しい村人
慌ただしい村人

そのせいで洞窟が……岩で塞がれてしまいました。

瀧居應
瀧居應

そうか。ならまた洞窟に入れるように、人を連れて瓦礫を撤去させてやれ。

瀧居應
瀧居應

もう下がってよろしい。

(村人が部屋から立ち去る)

瀧居應
瀧居應

利藤、これも君の計画のうちなのか?

利藤裕
利藤裕

いいや、むしろ想定外の事態さ。

利藤裕
利藤裕

だが洞窟で爆発が起こったのなら、あいつらも生きているとは考えづらい。おおかたバケモノと一緒に生き埋めになったんだろう、心配することでもないさ。

瀧居應
瀧居應

今回の出来事は……

瀧居應
瀧居應

やはり今後村にもたらされるかもしれない利害を加味して、君の勝手な行動に対する責任を決めさせてもらうよ。

瀧居應
瀧居應

それと私からもあそこに人を送らせてもらうぞ、彼らの口も閉じてもらわなければならないからな。

利藤裕
利藤裕

構わないさ、むしろそれでいい。では俺は先に帰らせてもらうよ、まだまだ見ておかなきゃならない帳簿が溜まっているのでね。

瀧居應
瀧居應

見送りはせん。

(利藤裕が部屋から立ち去る)

瀧居應
瀧居應

はぁ……

瀧居應
瀧居應

明、やはり君の言う通りだ……

(爆発音)

柏生義岡
柏生義岡

む?

柏生義岡
柏生義岡

また葉が一枚枯れた。

柏生義岡
柏生義岡

もう秋になってしまっていたのか……

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