以下、上記記事URLの内容を抜粋。
なぜ既にRPGが下地としてあるのに基地建設モードを追加したのか
GamesRadar+:
すでに広大なRPGのように思えるゲームに、なぜさらに奥深い基地建設モードを追加しようと？
エンドフィールド開発チーム：
エンドフィールドをどのように制作すべきか、初期のブレインストーミングの段階から、当社のクリエイティブチームの中心メンバーは明確な考えを持っていました。私たちはゲームプレイに独自の魅力を持つことを望んでいます。そのため、エンドフィールドのゲームプレイを模索し、試行錯誤に費やした時間はアークナイツと同じくらい長いものでした。
現在の『アークナイツ エンドフィールド』の基地作成モードは深く没頭できるゲームプレイシステムだと考えています。コアとなるゲームプレイのメカニズムを深く理解して習得していくことで、プレイヤーはより強い達成感を得られるはずです。
このようなゲームプレイのデザインはリスクを伴うかもしれませんが、挑戦する価値は間違いなくあると考えています。プレイヤーは常に新しいタイプのゲーム体験を求めていますし、多くのプレイヤーは繰り返し登場するコンテンツに飽きてしまう事でしょう。
これはゲーム開発者が直面する課題ではありますが、こういったゲームデザインの課題に挑むことは刺激的で楽しいことだと考えています。
アークナイツの世界をエンドフィールドに落とし込む上で苦労した点は？
GamesRadar+:
アクション戦闘が存在するエンドフィールドに「アークナイツ」の世界観を落とし込む上で最も苦労した点は？
エンドフィールド開発チーム：
ジャンル的には『アークナイツ エンドフィールド』は『アークナイツ』とはかなり異なります。 私たちは芸術的な表現で新しいアプローチを、つまり、違った技術、導線、デザインを用いて開発する必要があるのです。 これは私たちにとってかなり挑戦的なものでしたが、オリジナルの世界観をまったく新しい視点で解釈出来る事には興奮しています。
アクション要素の少ない戦略的な戦闘にした理由は？
GamesRadar+:
アクション要素の少ない、より戦略的な戦闘に重点を置いたのは戦略的なゲームプレイで知られる『アークナイツ』の延長線上にあるタイトルだから？
エンドフィールド開発チーム：
その通り。エンドフィールドでは工場経営や拠点建設といった要素も体験できます。戦闘のアクションを必要としたり、反射神経を必要とするといった過度な負荷を与える事はせず、より戦術や戦略に重点を置いたゲームプレイを実現します。これにより、ゲームプレイ全体の整合性が向上出来ると期待しています。
但し、エンドフィールドは現在開発中であり、現在のバージョンで体験できる内容は最終的なゲームプレイ体験を表しているわけでは無いことには注意して下さい。
FactorioやSatisfactoryの影響を受けた？
GamesRadar+:
Factorioという工場シミュレーションが私達からすれば最も比較対象に近いゲームです。
ゲーム内にある産業面は特定のゲームからインスピレーションを受けたという事は？
また、FactrioやSatisfactoryを直接の競合相手と見ていたりする？
エンドフィールド開発チーム：
FactorioとSatisfactoryは、どちらも自動化及び管理ゲームとして有名で、Astroneerはテラフォーミングとサバイバル探査に重点を置いています。これらのタイトルは現時点でも互いに異なるゲームプレイ体験を提供しています。
これらのタイトルには影響力があり、啓発的であり、将来的にこのジャンルのタイトルがさらに多く登場する事でしょう。
これらの素晴らしい作品に感銘を受けてはいますが、エンドフィールドはそれらとはかなり異なるものになります。エンドフィールドのゲームプレイは、戦闘、RPG要素、冒険をより多く取り入れているためです工場管理と拠点建設はキャラクターの成長、物語、世界探索をサポートする役割を果たす事になるでしょう。
このゲームはオープンワールドRPG、それとも工場建設シミュレーション？
GamesRadar+:
このゲームをオープンワールドRPGとして捉えているのか、それとも工場建設シミュレーション及び拠点構築ゲームとして捉えているのか？
ほとんどのプレイヤーはこの2つのゲームモードにそれぞれどれくらいの時間を割くことになると思う？
エンドフィールド開発チーム：
エンドフィールドはpersistent world(プレイヤーが関与しなくても発展し続ける世界) という表現がより適切かもしれません。エンドフィールドのメインとなるゲームプレイはpersistent worldでのRPGという面に傾いた設計です。
このゲームには多くの物語的要素があり、キャラクターの成長や冒険における没入感に重点を置いています。ロールプレイングはこのゲームにとっては必要不可欠な要素ですから。
工業要素はエンドフィールドの体験をサポートし、多様化するための非常に重要なシステムとしてメインテーマをサポートする役割を果たします。一部のプレイヤーは基地建設に慣れていなかったり、このジャンルが好きではないかもしれません。
ですから、私達はこのゲームモードを快適に感じる速度で導入したいと考えています。
私たちが最も避けたいのは突然難易度が大きく上昇してしまい、プレイヤーの工場建設技術の習得を妨げてしまうという事。そして、私達の目標はプレイヤーに世界を探索してもらい、新たな発見を積み重ねながら、エンドフィールドの工場プレイを徐々に学んで習得して好きになってもらう事にあります。
プレイヤーがそれぞれの要素で費やす時間はRPGと工場の比率が50:50になるようにしています。ですが、プレイヤーは自分のプレイスタイルに合わせて、この比率を自由に調整する事も可能です。
このゲームの側面を表現するなら基地建設、工場シミュ、それともまた別？
GamesRadar+:
このゲームの側面を表現するのであれば、それは基地建設なのか、それとも工場シミュなのか、または別の表現となるのか？
エンドフィールド開発チーム：
この点は重要な所であり、まだ開発中でもあるので、変更する機会はまだあります。
エンドフィールドの側面を基地建設や工場シミュにせざるを得ない状況にしたくはありません。或いはプレイヤーが考えていたものとは別のものになる可能性もあるでしょう。
上手く作られた工場の終盤においてのメリットは？
GamesRadar+:
上手く作成された工場が終盤においてどのようなメリットを持つ？
また、そうした資源の管理方法を習得することの長期的な利点は何？
エンドフィールド開発チーム：
一つは効率的な拠点を所持する事でゲーム内の特定の資源に対する需要を素早く満たすことが可能となります。効率的な拠点があればプレイヤーの進行、冒険、工場建設アイテムをより早く供給することが可能です。
プレイヤーはより良いアイテムが欲しい場合、拠点の建設を重ねて行う必要があるでしょう。
エンドフィールドをプレイする皆さんには、ぜひとも基地の建設に挑戦していただきたいと思います。エンドフィールドの工場経営を設計するにあたって、私たちはゲームプレイを難しくしすぎないように、また、習得に手間がかかりすぎないようにすることを基本としています。 多くのプレイヤーが工場経営に挑戦し、ゲーム内で必要となる基本的な資源を供給できる基地の建設方法を習得してくれることを心から願っているからです。
とはいえ、基地で生産できるアイテムの割合や影響については、まだ微調整をしている段階です。エンドフィールドは開発中なので私たちの作業内容を正確に説明することは出来ません。正確な詳細については続報をお待ち下さい。
配信後はどのようなコンテンツ追加が行われる？
GamesRadar+:
ローンチ後のアップデートでどのようなコンテンツが追加される？ 新たなキャラクターや装備、探索できる新しいエリア、工場建設の要素が増えるのではないかと予想している。 また、これらのアップデート間隔やスケジュールは？
エンドフィールド開発チーム：
アップデートではさまざまなコンテンツが追加されますが、キャラクターは『エンドフィールド』の中核を成すものです。一般的な必須要素として、新しいマップやストーリー、キャラクターが含まれます。ゲームプレイシステムに関してもアップデートを行っていく可能性があるでしょう。
新しいマップが拡張されるにつれて、拠点構築では新しいアイテムや製造方法、施設などが追加されるかもしれません。今後のアップデートのペースやスケジュールについては現時点ではまだ具体的なことは申し上げられません。計画は立ててはいますが、まだ公表できる段階ではありませんから。
今後、しっかりとしたものが出来上がればプレイヤーの皆さんにもこれらの機能が提供出来るかもしれません。
育成やキャラ入手に対する負荷はアークナイツと比べるとどうなる？
GamesRadar+:
技術テストでは新たなキャラクターの入手や強化、特に終盤の強化に関してはあまり強度は無かったように思える。この点について、エンドフィールドはアークナイツと比べるとどれくれいになる？
エンドフィールド開発チーム：
この点について引き続き作業を行っていて現在も変更を加えています。そのため、まだテスト段階にあるので十分に紹介する事は出来ません。デモで公開したものの中には最終的なバージョンには反映されていない要素やシステムも存在しています。