世界観
海洋が70%を占める「地球と類似した水の惑星」にて突如として出現した異形の存在で人類は9割の制海権と全人類の91%が殲滅された。
突如現れた脅威に立ち向かうために人類は敵対し国家間で生じていた問題を棚上げし、一丸とんってセイレーンと戦うことを決意、「ユニオン」「ロイヤル」「鉄血」「重桜」の四大国家が中心となって軍事連合「アズールレーン」を設立した。
アズールレーンは目覚ましい活躍によってセイレーンを殲滅することは出来なかったものの人類の生存圏から退けることには成功。
しかし、セイレーン撃退後、アズールレーンでは今後の対セイレーン戦において「人類は人類の叡智で獲得した能力でのみセイレーンと戦う」ことを主張する「ユニオン」「ロイヤル」と「セイレーンの技術を使用し、戦力を強化してセイレーンと戦う」ことを主張する「鉄血」「重桜」で意見が分かれることとなる。
意見対立の果てに「鉄血」は軍事連合「アズールレーン」を離反。続いて「重桜」も離反し、軍事連合「レッドアクシズ」を結成。「レッドアクシズ」は「アズールレーン」に対して宣戦布告を行い武力衝突が発生することとなる。
人類側陣営
アズールレーン
セイレーンに対抗するために「ユニオン」「ロイヤル」「鉄血」「重桜」によって結成された軍事連合。「人類の科学技術と天然自然による人類の発展」を組織の主題として掲げ、セイレーン技術を応用した武力の使用を好まない。
現在は「ユニオン」「ロイヤル」に加え「鉄血」と「重桜」が脱退したほぼ同時期に「東煌」「北方」が、アイリス分裂時に「自由アイリス」が加盟、合計で5つの国家が加盟している。
モチーフは第二次世界大戦時の連合国側と思われる。
ユニオン
科学と自由を重んじる連邦制国家。白鷹やEagle Unionとも。
科学技術は航空機を中心に発展しており、装備開発は「クロキッド」が行っている。連合「アズールレーン」ではロイヤルと並び実質的な盟主な立ち位置。
現在3章まで展開されている通常海域のストーリーはユニオンを中心としている。
アメリカ合衆国をモチーフにしている。
ロイヤル
アズールレーンの世界では最も海洋国家としての歴史が長く、最も造船技術に秀でた王政国家。皇家、Royal Navyとも。
装備開発は「クロキッド」が行っている。連合「アズールレーン」ではユニオンと並び実質的な盟主な立ち位置。
大型イベント「凛冽なりし冬の王冠」と「光と影のアイリス」ではプレイヤーはロイヤル目線でイベントを進めることとなる。
イギリスをモチーフにしているがカナダ、オーストラリア、ニュージーランド等の艦船もロイヤルに所属している。
東煌
東方の大陸に存在している国家で海洋国家。読みは「どんふぁん」。东煌やDragon Emperyとも。
海洋国家としての歴史はまだ浅く、四大陣営と比べると戦力としては劣る。重桜とは対立しており、重桜がアズールレーンより脱退したタイミングと同時にアズールレーンに加入している。
モチーフは20世紀前半から中盤の中国をモチーフとしているが所属している艦船は大戦期から人民解放軍の艦船まで様々。
北方
大陸の北方に存在する国家。北方連合や北方联合とも。現状では英語読みは実装されていない。
戦力の詳細については不明。鉄血とは対立しており、鉄血がアズールレーンより脱退したタイミングと同時にアズールレーンに加入している。
モチーフは旧ソ連と思われるが現状では「アヴローラ」しか実装されていないため、詳細は不明。
自由アイリス
分断状態であるアイリスの親アズールレーン陣営。正式名称は自由アイリス教国。アイリス教国神を信仰する宗教国家で鉄血のアイリス侵攻により亡命したリシュリューが設立を宣言した国家で、自陣営のアイリスの正統代表権を主張している。
大戦期にドイツによるフランス占領を反対して成立した組織である自由フランスがモチーフとなっており、自由フランス海軍の艦船が所属している。
レッドアクシズ
アズールレーンから脱退した「鉄血」「重桜」によって結成された軍事連合。当初は「鉄血」のみだったものの、ストーリー開始直後に「重桜」も合流、後にアイリス分裂時に「ヴィシア聖座」もレッドアクシズに合流している。
「セイレーンとの戦いで得たセイレーンんの技術や力を積極的に導入し、人類のさらなる進化を目指す」ことを組織の主題として掲げており、「人類の科学技術と天然自然による人類の発展」を主題とするアズールレーンとは敵対している。
現在は「鉄血」「重桜」「ヴィシア聖座」の3つの国家が加盟していることが明らかになっているが、未登場の国家として「帝国」と呼ばれる国家も加盟していることが示唆されている。
モチーフは第二次世界大戦時の枢軸国側と思われる。
鉄血
強大な軍事力と高度な科学技術を元にアズールレーンと敵対している軍事独裁国家。铁血やIron Bloodとも。
セイレーンとの戦いで得たセイレーンの技術を自軍戦力に転用したものの、ユニオンとロイヤルからの反発によりアズールレーンを脱退、レッドアクシズを結成する。
艤装はセイレーン技術の影響で異形のようなデザインとなっている。
装備開発は「クラップ」が行っている。
第二帝国時代のドイツをモチーフとしている。
重桜
極東に存在する君主制国家。重樱やSakura Empireとも。
島国ということや数百年に渡り他国との交流を極力控えていたことから「ヤオヨロズノカミガミ」と呼ばれる精霊の類を祀っているなど他の国家と比べると独自性が強い。
鉄血と同じくセイレーンとの戦いで得たセイレーンの技術を自軍戦力に転用したものの、ユニオンとロイヤルからの反発によりアズールレーンを脱退、レッドアクシズを結成する。
セイレーン技術の転用によって艦船の肉体には獣耳や角、尻尾など人外の器官が形成されている傾向がある。
装備開発は「蔵王重工」が行っている。
大日本帝国がモチーフとなっている。
ヴィシア
分断状態であるアイリスの親レッドアクシズ陣営。正式名称はヴィシア聖座。维希教廷やCuria of Vichyaとも。
アズールレーン側についた自由アイリスに対して自陣営の正統代表権を主張しているものの、鉄血側の傀儡のような節があり、一部艦船はヴィシア聖座のトップと半目していると思われる。
ナチス・ドイツの傀儡政権としてフランス南部を占領しているヴィシー・フランスがモチーフとなっており、自沈処分された艦船が分類されている。
セイレーン
人類においての最大の敵で海洋より突如として出現し、人類は9割の制海権と全人類の91%を殲滅した存在。軍事連合「アズールレーン」が結成された発端。現在は鏡面海域にてアズールレーンとレッドアクシズによる対立を傍観、大戦を再現した実験場や紅染の来訪者のようなフィールドを生成し日々実験を行っている様子。
セイレーンの正体はゲーム中の世界とは異なる何らかの理由によって破滅してしまった平行世界の未来から来襲した存在で、「メンタルキューブ」を人類側に流した張本人でもある。
メンタルキューブを人類側に流した理由はセイレーンと人類のパワーバランスを調整し自身の自己進化行うため。セイレーンは「人類を殲滅する存在」でありながら「人類がいなければ進化が出来ず滅んでしまう存在」で最終的な目的は現在を犠牲にし自己進化を行い、未来に起こる何らかの理由による破滅を阻止するためとしているが実際の理由は明言されていない。
なお、セイレーンは「身体」と「意識」は別の場所にあるため、例え「身体」を破壊しても「意識」さえ残っていれば何度でも復活することが可能なため完全に殲滅することは不可能とされている。
不明勢力
詳細不明。セイレーンが警戒対象とするほどの実力の持ち主でアズールレーン側の艦船とは面識が無いものと思われる。