このおかしな子すげーぞ!もう何人も退場させてやがる!
彼女が何言ってるか全くわからねえけど、つえーな!
こいつが大首長になっても悪くないんじゃないのか!
……ガヴィルさん、お仲間さんすごく強いですね。
こういう時は頭の悩みになるんだけどな。
でもようやく少し落ち着いてきたか、アタシが彼女を止める……
なんだー、レユニオン、また来たのかー!
さてはお前たちがドクターを連れて行ったんだなー!
待てー!
まずい、おバカさんが逃げちまう!
アタシが追う!トミミ、お前とドクターはここにいてくれ、戻ってきたらお前らを探すから。
あっ、はい!
(ガヴィルが走り去っていく足音)
……
……
あ、上でまた新しい人たちが闘い始めました。
……ドクター、教えていただけませんか、ガヴィルさんは外ではどんな感じなんですか?
・ガヴィルのロドスでの生活を話す。
・……
・医者をしてる時のガヴィルの様子を話す。
ガヴィルさんは外でもちゃんと暮らしていますか?
……
もしかしてドクターはガヴィルさんとはあまりよく知らないんですか?
よかったぁ!……あっ、いや、ガヴィルさんはドクターと一緒に戻ってきたので、それにドクターのことがすごく好きなようだったので、てっきりそういう関係と思っただけです。
よかったぁ、やっぱり医者になっても、ガヴィルさんはガヴィルさんのままです!
そうなんだ、ガヴィルさんちっとも変ってないんですね、よかったです……
じゃあもしガヴィルさんがドクターのところから出て行ったら、どう思いますか?
・悲しいかな。
・……
・新しい門出を祝ってあげる。
うん、そうですよね、私もあの時は悲しすぎて泣いちゃいました……
ど、どうしてそんな風に思えるんですか!ガヴィルさんにあんなに良くしてもらってるのに、どうして出て行っちゃうのにそんなどうでもよく思えるんですか!
ドクターはすごいですね……私にはできません。
私はガヴィルさんが戻ってきてくれるようにずっと願っていたんです。
ドクター、その、ガヴィルさんに関することでしたら、わ、私は負けませんから!
・がんばれ。
・(頷く。)
・私も負けない!
それであの時の祭典の結果はどうなったんだ?
あの時のは……
なーんだ、お前ら大人でもそんな程度か。
ほかにまだ挑戦者はいるか!
あんなに大人数の大人を倒しただなんて……
ガヴィル、大したもんだな!
もしかして本当にガヴィルが大首長になるんじゃねぇの?
私が行く!
なんだ、お前かよ、ズーママ。
機械をイジってたんじゃねぇのかよ?アタシが会いに行ってもちっとも構ってくれなかったくせによ。
……最後に一回試してみたいんだ。
何をだよ?
私の拳でお前を倒せるかどうかだ!
なにこのあと死んじまうような言い方してんだよ。
うるさい、今日は絶対お前に勝つ、ガヴィル。
ヘッ、そういうのはやってみなきゃわからねぇだろ!
二人はお昼から夜までずっと闘い続けましたが勝負はつきませんでした。
最後は、二人とも力が尽きて、ほかの人たちにステージから放り投げられました。
これがガヴィルさんが初めて祭典に参加したときのことです。
ズーママはどんな人なんだ?
ズーママは当時近くにいた別の部族の人です。
小さい頃は、彼女とガヴィルさんはしょっちゅうケンカしていました、ガヴィルさんのほうが強かったですけど、ズーママも勝てなかったわけではありません。
でもガヴィルさんから聞いたんですけど、彼女はある日なぜか、ケンカが好きじゃなくなって、機械を研究するのが好きになったんです。
確かあの日は、ズーママとガヴィルさんとの最後のケンカでした。
その後、ズーママはガヴィルさんとケンカすることはありませんでした、表にでることもめっきり減りました、またその後、彼女の部族は引っ越していってしまい、それから私は彼女を見かけたことがありません。
ガヴィルさんが出て行ったときの大騒ぎだった祭典にも来ませんでした。
……
戻ったぞ。
ガヴィルさん、ご無事ですか!
大丈夫だ。チッ、ケーちゃんはいい逃げ足してんな、すぐ跡形もなく逃げちまった。
でも彼女の強さだったらたぶん大丈夫だろう。トミミ、ズーママは来たか?
まだ来てないです。
ほかに挑戦者はいるか!
私が行く。
ん?どうやらアタシはタイミングよく戻ってこれたらしいな。