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【明日方舟】シナリオ翻訳 密林猛将の帰来 RI-9「ジャングルを抜け出して」後半

ガヴィル
ガヴィル

もう終わりだ、トミミ。

トミミ
トミミ

……まだ、まだ終わっていません!

トミミ
トミミ

ヌル、ペーター!

ロドスオペレーター
ディロン

ドクター!

Lancet-2
Lancet-2

ドクター様――!

トミミ
トミミ

仲間を傷つけたくなければ……

ガヴィル
ガヴィル

アタシを怒らせるんじゃねぇぞ、トミミ!

トミミ
トミミ

……ガヴィルさんが残ってくれないのなら、手加減しませんから!

ロドスオペレーター
ディロン

助けてくれ、ドクター!

Lancet-2
Lancet-2

ドクター様、怖いですうううぅ……

プレイヤー
プレイヤー

・任せた任務は達成できたのか?

・……

・大丈夫だ!今すぐ助けてやるからな!

任せた任務は達成できたのか?……大丈夫だ!今すぐ助けてやるからな!
ロドスオペレーター
ディロン

ドクター、空気を呼んでくれよ、お嬢ちゃん、強い想いを無駄にしないでくれ、少しぐらい協力したって死にゃしないだろ。

Lancet-2
Lancet-2

はぁ、ここのみなさんはどなたもすごく純粋ですから、正直に言うと、彼らを騙していると私の良心が痛んでしまいますよ、私に心はありませんけど。

ロドスオペレーター
ディロン]

おいおい、ドクター、そんな目で俺を見ないでくれよ。

ロドスオペレーター
ディロン]

安心してくれ、俺だってまがりなりにもロドスのオペレーターだ、こんなこともできないならロドスの名が聞いて呆れるぜ。

Lancet-2
Lancet-2

ドクター様――!

プレイヤー
プレイヤー

Lancet-2!

Lancet-2
Lancet-2

ドクター様――!

ロドスオペレーター
ディロン

うわぁ、迫真すぎだろお前らの演技。

トミミ
トミミ

あれ?

アダクリス人
アダクリス人

いつの間に縄を!

ロドスオペレーター
ディロン

はっはー、すまねぇな、実は最初から縛られてねぇんだ。

ガヴィル
ガヴィル

ドクター、まさか最初からトミミがこんなことをするって予想してたのか?

プレイヤー
プレイヤー

・もちろん。

・……

・予想できないほうがおかしい。

トミミ
トミミ

どどど、どうやって!?

プレイヤー
プレイヤー

・まず、君はズーママの名を最初に聞かれたときに躊躇いを見せた。

ガヴィル
ガヴィル

あ?躊躇い?

プレイヤー
プレイヤー

・そして、祭典のとき、君はガヴィルの突然の行動に驚き慌てた。

トミミ
トミミ

……

プレイヤー
プレイヤー

・そして最後に、ディロン、例のブツは?

ロドスオペレーター
ディロン

おう、Lancet-2の中に入れてあるぜ。

Lancet-2
Lancet-2

ううぅ……ドクター様のためじゃなければ、そう簡単に自分の身体の中に他人のモノを入れたりはしないんですからね。

ユーネクテス
ユーネクテス

……

ガヴィル
ガヴィル

これは、ロケット砲?

ロドスオペレーター
ディロン

そうだ、トミミの部族んとこで見つけたものだ。

ガヴィル
ガヴィル

まさか……

ロドスオペレーター
ディロン

そうだ、俺たちを撃ち墜とした元凶が、このお嬢ちゃんだ。

ガヴィル
ガヴィル

トミミ。

トミミ
トミミ

うううぅ、ごめんなさいぃ、ガヴィルさん。

ガヴィル
ガヴィル

こっち来い。

トミミ
トミミ

うううぅ……

ガヴィル
ガヴィル

アタシの太ももに乗れ。

トミミ
トミミ

ガヴィルさん、ぶたないでください、反省してますから……

ガヴィル
ガヴィル

ダメだ。

ガヴィル
ガヴィル

話を聞かない悪ガキには、当然お仕置きとして尻尾ペンペンだ!

トミミ
トミミ

うううぅ……

(尻尾を叩く音)

ケオべ
ケオべ

尻尾ペンペン、すごく痛そう……

ガヴィル
ガヴィル

これで懲りたか?

トミミ
トミミ

懲りました、うううぅ……

ガヴィル
ガヴィル

懲りたんならよし。

ガヴィル
ガヴィル

とりあえず、これで万事解決だな、ドクター。

プレイヤー
プレイヤー

・疲れた。

・……

・あの大技の大風車を使わないとは。

疲れた。……あの大技の大風車を使わないとは。
ガヴィル
ガヴィル

ははは、確かに立て続けにいろいろ起こったからな。

ガヴィル
ガヴィル

おい、ドクター、まさか立ったまま寝ちまったってわけねぇよな?

ガヴィル
ガヴィル

トミミを傷つけるわけにはいかねぇだろ。ん~、アタシも疲れてきたな。

 

Lancet-2
Lancet-2

この大きなロボット……一見すると確かにブサイクですけど、でもこの鋭角、荒々しい設計、乱雑だけど配線の効率的な配置、細かく見れば独特な美すら感じ取れます。

Lancet-2
Lancet-2

うん、これは結婚向けのタイプですね。

ガヴィル
ガヴィル

おい、Lancet-2、エンジンがまだ生きてるか早く診てやってくれ。

Lancet-2
Lancet-2

え?まさかエンジンはこのロボットの中にあるんですか!?

ガヴィル
ガヴィル

そうだよ、アタシらがボコボコにしちまったけど。

Lancet-2
Lancet-2

あわわ、可哀そうなエンジンちゃん、可哀そうな大きな子供。

Lancet-2
Lancet-2

ディロンさん、手伝って頂けませんか?

ロドスオペレーター
ディロン

おうよ。

ユーネクテス
ユーネクテス

……

ガヴィル
ガヴィル

おい、ズーママ、どうしたんだ、ボケーっとして。

ユーネクテス
ユーネクテス

ガヴィル、ガヴィル!

ガヴィル
ガヴィル

あ?なんだよ?

ユーネクテス
ユーネクテス

あれ、あれって!

ガヴィル
ガヴィル

どれだよ?

ユーネクテス
ユーネクテス

あれだよ、あの動けて話せるロボットはなんなんだ!

ガヴィル
ガヴィル

ああ、Lancet-2のことを言ってんのか、彼女はアタシの仲間だ。

ユーネクテス
ユーネクテス

は、話しかけてもいいか?

ガヴィル
ガヴィル

ダメなわけないだろ?

ユーネクテス
ユーネクテス

あの、こんにちは。

Lancet-2
Lancet-2

こんにちは?

ユーネクテス
ユーネクテス

お前はロボットなのか?

Lancet-2
Lancet-2

私の生産名はレイジアンイグジスターシリーズS―Typer62六輪作業プラットフォームです。ロドスに所属しており、コードネームはLancet-2です。

ユーネクテス
ユーネクテス

おお!

Lancet-2
Lancet-2

はい、私は一定の知能が備わっておりますので、もし何かお困りのようでしたら、私が回答して差し上げます。

Lancet-2
Lancet-2

ついでにですけど、医療用の作業プラットフォームなため、私の知識データバンクは医療方面に偏重しておりますので、ご注意してくださいね。

ユーネクテス
ユーネクテス

^%&$*#(#……!!!!!

Lancet-2
Lancet-2

どうかされましたか?

ユーネクテス
ユーネクテス

ハグしてもいいか?

Lancet-2
Lancet-2

え?

ガヴィル
ガヴィル

何やってんだあいつ、頭でもイカれちまったのか?

大司祭
大司祭

見ればかわるじゃろ、彼女はあのロボットに仰天しておるのじゃ。

ガヴィル
ガヴィル

あ?

大司祭
大司祭

彼女が初めて移動都市を目にしたときのように、自分で動き、なおかつ喋れる機械が彼女に与えた衝撃は、あのときより比べ物にならんのじゃよ!

大司祭
大司祭

言うまでもないが、わしも興奮がピークに達しておるわい!

大司祭
大司祭

オホン、そちらの美しいお嬢さんや、デートをご一緒させていただけないだろうか!

大司祭
大司祭

このジャングルの中で最も美しい場所を知っておる、そこで素晴らしい午後の時間を一緒に過ごそう!

Lancet-2
Lancet-2

えぇ、わ、私がデートに招待されてしまいました!?

Lancet-2
Lancet-2

どうしましょう、ちょっと嬉しいですけど……ドクター様、お受けしてもよろしいでしょうか?

プレイヤー
プレイヤー

・良いよ。

・……

・私のLancet-2だ、あげないぞ!

良いよ。……私のLancet-2だ、あげないぞ!
ユーネクテス
ユーネクテス

大祭司、抜け駆けするな、でないと私たちが長年築き上げてきた友情が崩れても文句言うなよ。

ブレイズ
ブレイズ

正直に言うと、今の私はドクターと同じよ。

ブレイズ
ブレイズ

笑い出しそう、ぷぷっ。

Lancet-2
Lancet-2

えっ、ドクター様、急にそんなことを言われましても、まだ心の準備が……

 

ユーネクテス
ユーネクテス

……

ユーネクテス
ユーネクテス

ガヴィル、お前のところはこういう機械が造れるのか?

ガヴィル
ガヴィル

ん?あー、クロージャなら造れるかもな。

ユーネクテス
ユーネクテス

よし。決めたぞ、ガヴィル。

ユーネクテス
ユーネクテス

そのロドスというところは人手が足りてるか、私も加入しよう。

ガヴィル
ガヴィル

あ?

ユーネクテス
ユーネクテス

そこで機械の技術を学びたい。

ガヴィル
ガヴィル

はぁ?

ユーネクテス
ユーネクテス

私も外に出て学んでみたかったが、部族がある関係上ずっと真剣に考えてはこなかったが、今こそが絶好のチャンスと見た。

トミミ
トミミ

じゃ、じゃあ私も行きます!

ガヴィル
ガヴィル

なに言ってんだ!?

トミミ
トミミ

こうなれば、最終プランで実行するしかありませんね……ガヴィルさんについていけばいいんですよ!

トミミ
トミミ

ガヴィルさん、私にも戦闘能力はあります、きっとガヴィルさんの力になれます!

ガヴィル
ガヴィル

えーっと、ドクター、どうすりゃいい?

プレイヤー
プレイヤー

・来てもいいが、結果は保証しないぞ。

・……

・君が引き連れてきたんだ、私は知らない。

来てもいいが、結果は保証しないぞ。……君が引き連れてきたんだ、私は知らない。
ガヴィル
ガヴィル

それもそうか、オペレーターテストがまだあるもんな。

ガヴィル
ガヴィル

おい、ドクター、こいつをイジめるんじゃねぇぞ。

ガヴィル
ガヴィル

ド――ク――タ――!

 

【メインに戻る】

ガヴィル
ガヴィル

まあいいや、お前もとりあえずはドクターについていって色々学べばいいさ。

トミミ
トミミ

はい!

ブレイズ
ブレイズ

ねえ、ガヴィル、ちょっとこの子が何を言ってるのか通訳してくれない?

フリント
フリント

……

ガヴィル
ガヴィル

あ?クマール?

フリント
フリント

私も彼女についていく。

ガヴィル
ガヴィル

お前についていくってよ。

ブレイズ
ブレイズ

うん、いいわよ。この子割と腕っぷしはいいから、オペレーターになっても問題はないでしょうね。

ガヴィル
ガヴィル

いいってよ。

フリント
フリント

よし。

ガヴィル
ガヴィル

ん?待てよ、ズーママも行く、トミミも行く、クマールも行っちまったら、部族たちはどうするんだ?

プレイヤー
プレイヤー

あの時出て行ったときは考えてみなかったのか?

ガヴィル
ガヴィル

あはは、あんときは頭に血が上ってたからな!

ユーネクテス
ユーネクテス

確かに……自分の部族を放っておくわけにはいかないな。

大司祭
大司祭

うむ、それについてじゃが、心配せんでよいぞ!

???
アダクリス人A

ガヴィルほどじゃねぇが、このビッグアグリーもなかなか強かったな。

???
[アダクリス人B

だよな、俺も一つ造ってみたくなってきたぜ。

???
アダクリス人C

どうせ神殿も崩れちゃったんだし、いっそ機械を造ったほうがいいわね、すごいのを造ったヤツが大首長になるってのはどう?

???
アダクリス人D

いやいや、やっぱケンカのほうがいいだろ!

???
アダクリス人C

あー、それもそうね、ケンカも捨てがたいわね、どうしよう。

???
アダクリス人A

ったく、バカかお前らは、機械を比べながらケンカすりゃいいだろ!

???
アダクリス人たち

それだ!

大司祭
大司祭

ほれ見ろ、お前たちはなんの心配もいらんのじゃ。

大司祭
大司祭

わしの長年の観察によれば、指導者が未来のために頭を悩ましてるとき、人々はむしろ時代に適応するのが一番早いんじゃ。

大司祭
大司祭

実は二百年前に一人のティアカの勇士が勝手に初代大首長に就任し、それ以前は、まったく大首長を選ぶ習慣がなかったとわしが口にしたら、お前たちはどう思う?

ユーネクテス
ユーネクテス

……大祭司、そんなことなぜ今まで黙っていたんだ?

大司祭
大司祭

うむ、さして重要なことでもないと思っておったんでな、違うか?わしがお前たちに伝えたいのは、人は強い、一つの伝統が失ったからといって死にはしないということじゃ。

大司祭
大司祭

わしからすれば不思議に思うんじゃ、伝統というのはただ人々を集わせるための儀式にすぎん。

大司祭
大司祭

だがその伝統が何十年と続けば、お前たちは知らず知らずに勝手にそれを不可侵なもの、決して破れてはいけないと決めつけるんじゃ。

大司祭
大司祭

だが事実そんなものなどはないのじゃ!

大司祭
大司祭

じゃからお前があのとき神殿を木っ端微塵に破壊すると言い出したときは両手両足と尻尾までおっ立てて賛成したわい!

大司祭
大司祭

ん、違うな、両手両足を上げたら尻尾が上がらんではないか……ん?うつ伏せすればよいのでは?試してみよう!

ユーネクテス
ユーネクテス

……その通りかもな。

ガヴィル
ガヴィル

お前一体何歳なんだよ?

大司祭
大司祭

年齢か?忘れたわい。

大司祭
大司祭

年齢というのはお前たちの時間を記録するための方法にすぎんのじゃ、わしには関係ない!わしがいつ誕生したかについては忘れてしまったところはあるがな!

ガヴィル
ガヴィル

そうかよ……でも、何はともあれ、やっぱり誰かが大首長になってもらわないと困るな。

イナーム
イナーム

ねえ、ガヴィルとズーママが再戦するって聞いたんだけど、もう終わっちゃったの?

ガヴィル
ガヴィル

ん?

イナーム
イナーム

ガヴィル、何よ私をジーっと見て?

ガヴィル
ガヴィル

イナーム、大首長に興味ないか?

イナーム
イナーム

はい?

ケルシー
ケルシー

つまり、一連の事件を経て、君たちはやっとのことエンジンを取り戻し、応急処置を済ませたあと、間一髪帰りにこぎつけたと。

ブレイズ
ブレイズ

そ、その通りです!

ケルシー
ケルシー

ドクター、私は確か君に、飛行機は非常に貴重な交通ツールと言ったはずだが。

プレイヤー
プレイヤー

・状況が状況だったんだ。

・……

・私のせいじゃないぞ。

ケルシー
ケルシー

飛行機が修理可能な範疇に収まってる以上、多くは責めないでおこう。だが、修理の費用は君とブレイズの給料から差し引くことにする。

ブレイズ
ブレイズ

えっ、なんで私まで……

ケルシー
ケルシー

上に立つエリートオペレーターはより多くの責任を伴うためだ。

ブレイズ
ブレイズ

うっ、わかりました。

ケルシー
ケルシー

それと君たちが連れてきたあの三人だが、君たちがオペレーターになれる素質があると言うのであれば、彼女らのことはドクターに任せる。

ケルシー
ケルシー

ガヴィル、今回の帰省は満足したか?

ガヴィル
ガヴィル

ん?ああ、大満足だ、予想外の出来事の連発で楽しかったぜ。

ケルシー
ケルシー

正直に言うとドクターが君を連れて帰らなかった以降のプランを組んでいたんだ。

ガヴィル
ガヴィル

そりゃどうしてだ?

ケルシー
ケルシー

君が故郷に残る可能性があったからだ。

ガヴィル
ガヴィル

あ?おいおいケルシー、それはなんでも他人行儀がすぎるぜ。

ケルシー
ケルシー

君は外に生活に適応してこなかっただろう、今でも君自身のやり方とこの大地で毎日起こっている出来事と激しく衝突してるではないか。

ケルシー
ケルシー

こう言うべきか、もしある日君が休職もしくは離職したとしても、驚きはしない。

ガヴィル
ガヴィル

なあ、ドクター、よくわかんねぇんだけど、ケルシーはアタシのことを心配してくれてるんだよな?

プレイヤー
プレイヤー

・そうだよ。

・……

・たぶんそうだろ。

そうだよ。……たぶんそうだろう。
ケルシー
ケルシー

Dr.●●、用がなければ、先に退出してくれ。

ガヴィル
ガヴィル

チッ、ドクターはこういう時に限って死んだフリをしやがる。

ガヴィル
ガヴィル

じゃあアタシのことを心配してくれてると受け取るよ。

ガヴィル
ガヴィル

さっすがケルシー、ドクターまで目が回っちまったぜ。

ガヴィル
ガヴィル

ケルシー、アタシは出ていかないぜ。

ガヴィル
ガヴィル

あのときアタシが出て行った確かな理由は、医者になりたかったからだ。

ガヴィル
ガヴィル

もちろん、あのときは自分が本当に医者になれるなんて夢にも思っていなかった、だがあのときの自分の覚悟には感謝してる。

ガヴィル
ガヴィル

現代医学の角度から見れば、アタシの実家んとこは医者がいないようなもんだ、病気をもらえばそこでお終い、あったとしても治療がすごく簡単な病気にあてがわれる民間療法ぐらいだ。

ガヴィル
ガヴィル

アタシがそこから抜け出さなかったら、この大地がどんな姿をしてるかなんて一生知らずに終わってただろうな。

ガヴィル
ガヴィル

多くの病気は死なずにすむことを知らないまま、鉱石病が実は人から唾を吐かれる病だということを知らないまま、人を救うことが殴ることと同じようにアタシを喜ばせてくれるのを知らないまま。

ガヴィル
ガヴィル

外は確かに複雑だ、いつも人の目的や、なんで争ってるのかが理解出来ないことの連続だ。

ガヴィル
ガヴィル

だが今のアタシは医者だ、アタシの理想は鉱石病が治癒されることだ。

ガヴィル
ガヴィル

この大地でここよりももっと医者の勉学に適した場所があると思うか?

ケルシー
ケルシー

おそらくはないだろうな。

ガヴィル
ガヴィル

そういうことだ。それにお前らはアタシ以上に毎日疲れ切ってるんだろ、アタシを心配してくれる余裕なんてあんのかよ。

ガヴィル
ガヴィル

アタシに言わせておけば、ケルシー、心配したいのはむしろアタシのほうだぜ。

ガヴィル
ガヴィル

お前はアタシがいないときに勝手にアタシの仕事を持って行って自分を無理させてるんじゃねぇのか?

ケルシー
ケルシー

してないさ。

ガヴィル
ガヴィル

ならよし、じゃあアタシはズーママの鉱石病を検査しに行くから、あとはごゆっくり。

ブレイズ
ブレイズ

あっ、じゃあ私はクマールの様子を見にいこっかな、そうだ、今はフリントだったっけ、ちょっと様子を見に行ってくるね、言葉が通じないから、たぶんまたどっかでケンカでもしてるかもしれないし……

ガヴィル
ガヴィル

ドクター、トミミはたぶん一般教養の授業を受けてるから、終わったらちょっくら見に行ってくれ。

ケルシー
ケルシー

ガヴィル。

ガヴィル
ガヴィル

ん?

ケルシー
ケルシー

お帰り。

ガヴィル
ガヴィル

へへ。

ブレイズ
ブレイズ

えっ、私は!?

ケルシー
ケルシー

君の次の任務は先週からセッティングしてある、つまり先延ばししすぎだということだ。

ブレイズ
ブレイズ

オウ……

ケルシー
ケルシー

……

ケルシー
ケルシー

今回は君にとってはいささか常識離れな旅だっただろう。

ケルシー
ケルシー

だが、ガヴィルの性格同様、この大地にもまだまだ生気で溢れているという証明だ。

ケルシー
ケルシー

悠久の時の中で、多くのものごとはすでのその本来の色彩が擦り減り失った、過去の当たり前は現在の有難いへと変化した。

ケルシー
ケルシー

我々はそんな人々の隙間から漏れ出した微かな光を探り出し、その行いを常に怠らないようにしなければならない。

ケルシー
ケルシー

今回の旅で君と同行したオペレーターたちに、この世には手に入れないほど尊いものもあることを知ってほしい。

???
クロージャ

ケルシー、会議の時間だよ―!

ケルシー
ケルシー

わかった。

ケルシー
ケルシー

では、Dr.●●、まだまだたくさんの仕事が残っている。

ケルシー
ケルシー

今回の休暇で十分な休息が取れたことを望んでいる。

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