ウルサスの農民
アアアアアアア!!!
ウルサスの農民
火!火が!熱いィィィィィ!!!
ウルサスの農民
助けてくれェェェ!!!!!
子供
お父さん!!
哨兵
一体何が起こったんだ!早く逃げろ、逃げるんだ!
老人
息子、わしの息子が!この畜生が……感染者の畜生めが!!
老人
あ!!!火が強すぎる、強すぎる!ゴホッ、ゴホッ、うぐっ……
老人
この悪魔めェェェ!!!死んでも……死んでも呪ってやる!!呪ってやるッ!!!皇帝陛下、この畜生なる感染者どもに罰を与えてくだされェェェ!!
タルラ
……
タルラ
あっ……あぁ……
もう戻ることはできない。
ここで起こったことを知る人は、タルラ以外、誰もいない。
そのあとに起こったことは、もう知ってるだろう。
お前が私を認めたのならば、私を理解したのならば、お前はどういった大地にいるのかが分かるはずだ…。
ウルサスの未来はお前の手に握られることになるだろう。
アーミヤは目を開いた。
涙はまだ枯れてはいなかった。だが彼女はすべてを見たのだ。
タルラ
――
タルラ
なぜここにコータスがいる?
チェン
アーミヤ!!危ないッ!!