すぐに隠れて!
私…私はいかないと。
これ…これをあなた達にあげる。
これは私達のお守り。お母さんが教えてくれたの。
あなたたちにあげたお守りは私が作ったの。
手作りのぬいぐるみは大切な人を守ってくれるんだよ。
うん、ミーシャお姉ちゃん、私達、大事にするね!
いい子ね。
隠れて!音を出しちゃダメだよ
うん!
どこに行きやがった!お前ら、探せ!あの感染者どもが何処に行ったか見てこい!
ん?ここに…なにかあるようだな?
…エクシアの情報によると任務目標はこの辺りのはずなのですが…。
ああ…ここの地形は複雑ですね。ロドスだけでは、やはりこの任務はかなり厄介ですね…。
幸いペンギン・ロジスティクスにも連絡はしていますが…。
…誰かいるのですか?
あの人達は…!
悪者!お前たちは悪いやつだ!はーなーせー!
言え!あの女はどこ行きやがった!
物分かりの悪いやつだな!
龍のお姉ちゃん!龍のお姉ちゃん!どこにいるの!助けてーー
ミーシャお姉ちゃん!ミーシャお姉ちゃん、助けて!!
…。
誰だ?
逃さないぞ!
…。
…すぐに立ち去ることをオススメしますよ。
…?!
お前――?!。
よそ者がどこから来やがった!
お前なんぞ怖くはないぞ…
でしたら――。
え?
うわあ!!
な、何だ?
アーツ!アーツを使っているのか?!
うわああ!来るな!
――今後も弱者をいじめるようなことはしないでくださいね。
ああああ!怪物め!
はあ…怪物…ですか。
…。
もう大丈夫ですよ。出てきて下さい。
ここは危険なんです。安全な場所に行きましょう。
ありがとう!うさぎのお姉ちゃん!
気をつけるんですよ!
アーミヤ、この状況は?
えっと、とりあえず見つけました。未登録の感染者かと思います…。
ウルサス人かしら?
はい、ウルサス人です。彼女はスラム街の奥に向かったようです。
フランカ、近くの捜査に携わっているオペレーターを集めて下さい。
OK。
スラム街に行けば行くほど状況は複雑になります…。
一般住民や犯罪分子、身元が分からない難民…キリがありません。
ちゃんと準備をしないと。
通信です、アーミヤ。
ちょっと待ってください。
――。
はい。
アーミヤ、近衛局からです。
チェン長官ですか?
そうです。
どうやら、登録されていない多数の感染者が見つかったようです。
――はい。
――何?
――白い短髪でウルサス人の少女、身長は1m40~50cmでミーシャという名前?
それは――?
――了解。
アーミヤ、チェン長官はこれらの特徴を持つ感染者の捜索を直ちにするようにと依頼してきました。
見つけ次第、直ちに近衛局に引き渡せと。
通信機器を貸してください。
もし、もし…。
チェン長官、聞こえていますか?。
聞こえている。
先程あなたが指示した命令が有効かどうか確認しても良いですか?
本当のことだ。直ちに実行しろ。
分かりました。
…。
突然電話を切られました…。
チェン長官は強情で気が強いから。
これが私達が次に実行すべき任務ですね。
アーミヤ…何人かの重装オペレーターが私に別の通信を送ってくれています。
彼らはロドスのオペレーターに攻撃を仕掛ける人達に遭遇したようです。
しかも一般人ではなく、彼らは…感染者のようです。
重装オペレーター達を私達が現在いるエリアに撤退させましょう。
偵察部隊!任務の目標を追跡してください。白髪のウルサス人少女で身長は1m45cm、隠密かつ安全に注意を払って下さい!
ほかオペレーターは各隊長の支持に従って散開して下さい。
・仕事を待ってたんだ。良いだろう
・これは…敵を深くに誘い込むのか?
・フランカさん、私達は敵を待ち伏せしませんか?
あら、良いわね。
リスカム、この子はとても利口で頭がいいわ。
…Dr.○○○は戦術指揮官です。真面目にしてください。
行きましょう。
ロドスを攻撃する感染者…ですか。
(戦闘)
…はあ。
…ここに隠れていれば、あの人達には見つけられないはず。
だけど、子どもたちの元には帰れなさそう。
あの子たち大丈夫かな…。
はあ、どうして…。
――!
誰?
…。
ミーシャさんですか?
…え?
…。
ごめんなさい、ミーシャさん。あなたを怖がらせるつもりは…。
この方たちは私の同僚である、フランカさんとリスカムさんです。
こんにちは。
こんにちは。
私達はロドス製薬です。感染者達のための組織で、少なくとも…。
私達はあなたの助けになりたいのです。だからあなたと交流をしたく思っています。
交流がしたい?
はい。
ここはあまり良くありません…。
今一番求められるのはミーシャさんの安全を保証することです。
しばらくの間、私達があなたを守ります。心配しないでください。
…あなたは何を言っているの….あっ。
….。
私を捕まえて閉じ込めたいだけじゃないの?!
どっか行って!私の爪はするどいよ…!怪我したくなかったら…。
…ふふ。
なんで…笑ってるの…。
もし私達が本当にあなたを捕まえたいと思っているのであれば、あなたが抵抗する機会なんて無いと思うわ。
…。
ミーシャさん、私達は本当にあなたと助けたいのです。ですから…
私はあなたを信じない…。
龍門の感染者の扱いは犯罪者よりも扱いよりも厳しいんだよ!
何を目的に感染者なんて助けようとするの?
…。
ーーミーシャさん、見て下さい…。
見てって――何を?。
…あ…。
…その手…。
あなたも…感染者?
そうです。私もあなたと同じ感染者です。
龍門の貧民区には多くの感染者が隠れています…先程の子どもたちは…あなたのことを信頼していましたね。
ミーシャ、あなたはあの子達を危険に晒してしまっているのです。
…あなたは私と子どもたちを脅したいの?
いえ、違います。ですがそのようなことをする人がいるのです…。
ロドスは子どもたちを脅す人々を先程追い払ったばかりです。
…!
龍門も感染者を捜索しています。龍門があなたを見つけてしまったら手遅れになるかもしれません。
私達はあなたを通じて暴徒から子どもたちを遠ざけたい――
そして私達はあなたを守ることが出来ます。あなたを傷つけさせるようなことはさせません。
…彼らがなぜ私を捕まえたいのか知ってる?
あなたたちは…どうして私をそんなにも守りたいの?
実はよく分かっていないのです。なぜ感染者があなたを狙っているのか…
ですが私達は無辜の感染者達の安全が気になります。あなたを含めて。少なくとも今のところでは最高の解決策のはずです。私もあなたが私を信じてくれることを願っています。
先にあなたをここから連れ出させて下さい。良いですか?
…。
…それなら…行きましょう。
結局の所私には選択肢なんて無いんですよね?
そういうわけでは…
少なくとも、ありがとうございます…ミーシャさん!