…。
戦場で呆けるのは危険だぞ。
…すみません。
ただ…理解が出来なくて。
レユニオンは放棄された鉱山に集まっている。
あの女、Wもそこに逃げたようだ。
――。
お前が一人になりたいのであれば少し場所をやろう。
だが近衛局には無駄に出来る時間はない。
星熊、他の人達を集めてくれ。
(ミーシャ…)
チェン長官――
私には一つ懸念があります。
懸念?
Wは爆発物の取扱いが得意です。
彼女が戦場にトラップを撒いている可能性は非常に高い。
単純に正面からの攻撃だと私達が大きな損失を受けてしまうのではないかと危惧しています。
私としてはロドスのオペレーターが先に鉱場に潜入し、近衛局が外周に包囲網を設置することを提案します。
中から逃げ出してきたレユニオンは全て、近衛局が逮捕し――。
抵抗するレユニオンは私達が処理をします。
お前達はあの女に対して、どれくらいの勝機があるんだ?
分かりません――。
――ですが相応のリスクを私達が負うことが出来ます。
私達は彼女と一度だけ戦ったことがあります。少なくとも彼女の戦闘スタイルをある程度は理解しています。
リスクは近衛局が引き受けられないほどのものです。
――任務目標を失うリスクは近衛局にとっても同じだ。
…。
PC94172、お前は近衛局のチームを連れて鉱山を取り囲め!
星熊、何人か選び連れて行け。
我々は小隊を連れて、ロドスと行動する
星熊とロドスは二手に分かれて、同時にやつらの陣地を破壊、防衛園をかき乱せ。
私が火力点を処理する。
龍門の為、私が必ずミーシャを――
…。
…取り戻す。
――分かりました。
私はロドスのオペレーターを集めてきます。
チェン、廃鉱の周縁で――レユニオンが外に向かって移動しているようです。
――かなり動きが速いです。
私が今すぐ行かなくては追いつけません。
行け。一人も逃すな。
あ、星熊警官、少し待って下さい。
敵は私達ロドスを待ち伏せする際にレユニオンの術師が混じっていました。
私はこちらのオペレーターであるフランカとリスカムを星熊に追従させることを提案します。
彼女たちは術師に対して非常に経験豊富です。
大丈夫です。
あら、協力は楽しくない?
それではあなたは、アーミヤ?
ケルシー先生が私達におっしゃったのは…。
こちらにはペンギン急便がいますので大丈夫です。
では、そうしましょう。
強がりはするな。無理なのであればすぐに撤退をしろ。
アーミヤ、お前は?
分かりました。
私達にはあまり時間は残っていません。。
チェルノボーグの時とは違い――今は私達がレユニオンを阻止する番です!
(戦闘)
そんな…。
ありえない!ありえない…!
どうして、どうしてこんなことに!スカルシュレッダー、スカルシュレッダー!
こ、こんなのミーシャに見せられない。これは…
応急処置が出来る人を早く連れてきてくれ!
くそっ、メフィストは何故来ない、あいつは何をしているんだ!
他に計画があるとは…一体何をしているんだ!
彼がいれば多くの人を救うことが出来るのに!
仲間を大切にしないやつをあてにするなんて現実的じゃないわよ。
…。
仕方のないことよ、自分を責めないで。
俺達を援護してくれて感謝する、W…
少なくとも、俺達は彼を連れ戻すことが出来た。
感謝してるなら行動で示さないとね。
もちろんだ。俺たちはお前の撤退の援護をする….。だが一つ頼みがある――
ミーシャを必ず守ってくれ。
当然よ。なにしろ――
なにしろ私にはまだ利用価値がある、でしょ?
…俺たちは…。
…しばらくはスカルシュレッダーと二人にさせて。
私が…彼の世話をする。
しかし…。
…。
…分かった。
W、約束したんだ。必ず果たしてくれよ。
内容を入力してください。
はいはい~。
私が言ったのは―――――。
スカルシュレッダーと2人きりにしてなんだけど。
でも、もう行かないといけないわよ。
…。
もうすぐ、龍門とロドスが攻めてくるわ。
殿のレユニオンも死んでしまうでしょう。
あ~あ、面倒くさい。
ミーシャ、あなたのためにたくさんの人が死んでしまうわ…。
本当に残念ね。
私はあなたにうんざりしてきたんだけど、W。
あなたは私から何も得ることは出来ないよ。
おぉ、こわーい。
あの子ウサギ、あなたのことを気にかけてたわよ?
でも龍門のチェン長官は違うでしょうね。
彼女は誰であろうとも容赦はしない。
彼女はあなたを利用するためにあなたの命は救ってくれるかもしれない。
でもその後はどうなるのかしら。あなたならウルサスで十分見てきたと思うけど?
…
今、私と一緒に行けばまだ間に合うわ。
けれど――レユニオンは置いていけば自滅する…。
彼らの末路は既に決まっているのよ。
本当にかわいそう。
――
そうそう。
あなたは全ての過程を見たのでしょうけど――
それでね、えっと、申し訳ないけどスカルシュレッダーをチェルノボーグにまで持ち帰る余裕はないわ――。
黙れ!
私は本当のことを言っただけよ。
結局のところ、ここには希望なんて無いのよ~。
知りたいことがあるなら早く教えなさいよ?
違う。
私はきっと…。
スカルシュレッダーを生かしてみせる。
スカルシュレッダーは死なない…スカルシュレッダーは死んだりなんかしない。
彼ならきっと、みんなを守ってくれるはず…私達全員を。
彼なら、きっと。
…。
みんな私と同じ。みんな感染者なんだ。
私も…感染者なんだ。
私達には何処にも行くところがない…。
誰もが…守られる必要がある人達。
スカルシュレッダー…。
…。
私が必ず…。