

アーミヤ
…。

チェン
戦場で呆けるのは危険だぞ。

アーミヤ
…すみません。

アーミヤ
ただ…理解が出来なくて。

チェン
レユニオンは放棄された鉱山に集まっている。

チェン
あの女、Wもそこに逃げたようだ。

チェン
――。

チェン
お前が一人になりたいのであれば少し場所をやろう。

チェン
だが近衛局には無駄に出来る時間はない。

チェン
星熊、他の人達を集めてくれ。

アーミヤ
(ミーシャ…)

アーミヤ
チェン長官――

アーミヤ
私には一つ懸念があります。

チェン
懸念?

アーミヤ
Wは爆発物の取扱いが得意です。

アーミヤ
彼女が戦場にトラップを撒いている可能性は非常に高い。

アーミヤ
単純に正面からの攻撃だと私達が大きな損失を受けてしまうのではないかと危惧しています。

アーミヤ
私としてはロドスのオペレーターが先に鉱場に潜入し、近衛局が外周に包囲網を設置することを提案します。

アーミヤ
中から逃げ出してきたレユニオンは全て、近衛局が逮捕し――。

アーミヤ
抵抗するレユニオンは私達が処理をします。

チェン
お前達はあの女に対して、どれくらいの勝機があるんだ?

アーミヤ
分かりません――。

アーミヤ
――ですが相応のリスクを私達が負うことが出来ます。

アーミヤ
私達は彼女と一度だけ戦ったことがあります。少なくとも彼女の戦闘スタイルをある程度は理解しています。

アーミヤ
リスクは近衛局が引き受けられないほどのものです。

チェン
――任務目標を失うリスクは近衛局にとっても同じだ。

アーミヤ
…。

チェン
PC94172、お前は近衛局のチームを連れて鉱山を取り囲め!

チェン
星熊、何人か選び連れて行け。

チェン
我々は小隊を連れて、ロドスと行動する

チェン
星熊とロドスは二手に分かれて、同時にやつらの陣地を破壊、防衛園をかき乱せ。

チェン
私が火力点を処理する。

チェン
龍門の為、私が必ずミーシャを――

チェン
…。

チェン
…取り戻す。

アーミヤ
――分かりました。

アーミヤ
私はロドスのオペレーターを集めてきます。

星熊
チェン、廃鉱の周縁で――レユニオンが外に向かって移動しているようです。

星熊
――かなり動きが速いです。

星熊
私が今すぐ行かなくては追いつけません。

チェン
行け。一人も逃すな。

アーミヤ
あ、星熊警官、少し待って下さい。

アーミヤ
敵は私達ロドスを待ち伏せする際にレユニオンの術師が混じっていました。

アーミヤ
私はこちらのオペレーターであるフランカとリスカムを星熊に追従させることを提案します。

アーミヤ
彼女たちは術師に対して非常に経験豊富です。

星熊
大丈夫です。

フランカ
あら、協力は楽しくない?

リスカム
それではあなたは、アーミヤ?

リスカム
ケルシー先生が私達におっしゃったのは…。

アーミヤ
こちらにはペンギン急便がいますので大丈夫です。

星熊
では、そうしましょう。

チェン
強がりはするな。無理なのであればすぐに撤退をしろ。

チェン
アーミヤ、お前は?

アーミヤ
分かりました。

アーミヤ
私達にはあまり時間は残っていません。。

アーミヤ
チェルノボーグの時とは違い――今は私達がレユニオンを阻止する番です!

レユニオン構成員
そんな…。

レユニオン構成員
ありえない!ありえない…!

レユニオン構成員
どうして、どうしてこんなことに!スカルシュレッダー、スカルシュレッダー!

レユニオン構成員
こ、こんなのミーシャに見せられない。これは…

レユニオン構成員
応急処置が出来る人を早く連れてきてくれ!

レユニオン構成員
くそっ、メフィストは何故来ない、あいつは何をしているんだ!

レユニオン構成員
他に計画があるとは…一体何をしているんだ!

レユニオン構成員
彼がいれば多くの人を救うことが出来るのに!

W
仲間を大切にしないやつをあてにするなんて現実的じゃないわよ。

レユニオン構成員
…。

W
仕方のないことよ、自分を責めないで。

レユニオン構成員
俺達を援護してくれて感謝する、W…

レユニオン構成員
少なくとも、俺達は彼を連れ戻すことが出来た。

W
感謝してるなら行動で示さないとね。

レユニオン構成員
もちろんだ。俺たちはお前の撤退の援護をする….。だが一つ頼みがある――

レユニオン構成員
ミーシャを必ず守ってくれ。

W
当然よ。なにしろ――

ミーシャ
なにしろ私にはまだ利用価値がある、でしょ?

レユニオン構成員
…俺たちは…。

ミーシャ
…しばらくはスカルシュレッダーと二人にさせて。

ミーシャ
私が…彼の世話をする。

レユニオン構成員
しかし…。

レユニオン構成員
…。

レユニオン構成員
…分かった。

レユニオン構成員
W、約束したんだ。必ず果たしてくれよ。

W
内容を入力してください。

W
はいはい~。

ミーシャ
私が言ったのは―――――。

ミーシャ
スカルシュレッダーと2人きりにしてなんだけど。

W
でも、もう行かないといけないわよ。

ミーシャ
…。

W
もうすぐ、龍門とロドスが攻めてくるわ。

W
殿のレユニオンも死んでしまうでしょう。

W
あ~あ、面倒くさい。

W
ミーシャ、あなたのためにたくさんの人が死んでしまうわ…。

W
本当に残念ね。

ミーシャ
私はあなたにうんざりしてきたんだけど、W。

ミーシャ
あなたは私から何も得ることは出来ないよ。

W
おぉ、こわーい。

W
あの子ウサギ、あなたのことを気にかけてたわよ?

W
でも龍門のチェン長官は違うでしょうね。

W
彼女は誰であろうとも容赦はしない。

W
彼女はあなたを利用するためにあなたの命は救ってくれるかもしれない。

W
でもその後はどうなるのかしら。あなたならウルサスで十分見てきたと思うけど?

ミーシャ
…

W
今、私と一緒に行けばまだ間に合うわ。

W
けれど――レユニオンは置いていけば自滅する…。

W
彼らの末路は既に決まっているのよ。

W
本当にかわいそう。

ミーシャ
――

W
そうそう。

W
あなたは全ての過程を見たのでしょうけど――

W
それでね、えっと、申し訳ないけどスカルシュレッダーをチェルノボーグにまで持ち帰る余裕はないわ――。

ミーシャ
黙れ!

W
私は本当のことを言っただけよ。

W
結局のところ、ここには希望なんて無いのよ~。

W
知りたいことがあるなら早く教えなさいよ?

ミーシャ
違う。

ミーシャ
私はきっと…。

ミーシャ
スカルシュレッダーを生かしてみせる。

ミーシャ
スカルシュレッダーは死なない…スカルシュレッダーは死んだりなんかしない。

ミーシャ
彼ならきっと、みんなを守ってくれるはず…私達全員を。

ミーシャ
彼なら、きっと。

ミーシャ
…。

ミーシャ
みんな私と同じ。みんな感染者なんだ。

ミーシャ
私も…感染者なんだ。

ミーシャ
私達には何処にも行くところがない…。

ミーシャ
誰もが…守られる必要がある人達。

ミーシャ
スカルシュレッダー…。

ミーシャ
…。

ミーシャ
私が必ず…。