
行くぞ。

ですが、俺達はここの構造はよく分かっていないですし、感染者達が俺たちに対して行動するのではないかと恐ろしくあるのですが。

安心しろ、私はここに詳しい。私の指揮をちゃんと受けると良い。

イエッサー!

チェン殿、良くないニュースがあります。各所からの通報によれば、レユニオンの動きが再び組織化されたようです。まるで新たな指揮官が見つかったように!

あいつらには…チャンネルがあるようで、暗号化もリセットされてしまいました。俺たちはもう彼らの通信を追跡することは出来ません!

…あいつら、スラム街のチームと合流をしたのか?

ありえない。ロドスがスラム街のことを上手く処理したという情報は受け取っている。それにより我々は内外から挟撃を受けることもないと。

おかしいな…。

チェン、私は準備――

通信?

”お嬢さん”、そちらに向かい待っていてくれ。

私があなたを探す時や待っている時とかどうしてあなたを必要としている時はいつもあなたは何かしら用事があるのでしょうね?

密告者とは繋がった?

早く行け。今度うろこ卵を買ってやるから

あなた、私を子供扱いしてない?

…チェンだ。

新たなレユニオンのメンバーがスラム街の下層から来ました。

雪怪小隊と呼ばれる感染者は、建物を壊したり、都市の基礎構造を壊したりする能力があるらしいです。

気をつけて下さい。

…分かった。

Only-1、龍門に属する特殊部隊がスラム街で活動を行っている。私達ではまだあいつらを止めることは出来ない。安全には注意しろ。

はい。

…Only-1、何故前の定時通信は送信していない?

考え事をしていまして。

私は分かったんです。龍門をお願いします。

どういうことだ?お前の言っている意味が分からないが。

今の私はもうここにいないんです。

Only-1!

龍門の感染者を連れていきます。近衛局は彼らを保護することは出来ないでしょうが、この都市は彼らのことを気にはしません。

あるいは、あなたがそう思っても、この都市はあなたの望むところへは及びはしないでしょうね。

ナイン!命令に従え!

…三年前から私は近衛局には所属していなかった。

それに、本来なら私があなたに命令をしたはずです。

ナイン…!

あなたが言っていた特殊部隊を私はもう見ました。

私はそれでも龍門を想ってしまいます。さようなら、チェン。

そうだ、排水システムは調べないでくださいね。

…。

声が大きすぎたか?

まあ確かに大きかったわ。街中で聞こえていた気がするくらいに。

あなたの声はとても大きいのよ。

ええっと、チェン、来てちょうだい。

…。

座って。

ミススワイヤーがスカートが汚れることを恐れず、そのまま道場にしゃがむなんてイメージが無いんだが。

どうでもいいわよ!あなたはどうして私がそんなことを気にしていると想っているのかしら!

…私はまたあのドブネズミと電話をするつもりよ。

ここにはあまり来たことがないけど、特殊部隊は絶対に恐ろしいことをしていると思ってる。

スラム街で林を見たことがあるのか?

見たことがあるわ。とても優しいお年寄りだった。私のおじいさんよりもずっとね。

…彼は”マウスキング”よ。

全ての人がそうではないわ。でも彼は本当にいい人なのよ。

私は雨霞があんな姿になるとは思いもしなかった。臆病で人見知りのする子供で、いつも背中に隠れていたのに。

彼女は変わってはいないと思う。彼女はただ責任を負っているだけだ。それは彼女の責任では無いのかもしれんが。

今頃もう注意しても無駄なのよ。私達はもう火に掛けられて焼かれている状態なんだから。

彼女と彼女の父親のことは私には見当も付かなかった。だが、彼女はあんな冷たい人では無かったはずだが。

だからこそまた電話をしたいのよ。

…。

さっきの報せは私を助けてくれるかもしれん

どういうこと?

特殊な能力を持つレユニオンがスラム街に入り、そいつらは今であればレユニオンの指揮もすることが出来る。

この報せは私達だけが知っている。今は私達2人だけが知っている。

どうするつもり?

雨衣の奴らに誘いを掛ける。

外に残している近衛局と一緒に特殊感染者を整理する以外にも、多くの特殊部隊は既に私達と同時にスラム街に入り込んでいる。

それでも、私達はあいつらの力分布を知らないし、あいつらを防ぐことも出来ないし、あいつらが何をしでかすかも分からない。

だが、林雨霞を通すことさえ出来れば、あいつらをレユニオンに引き合わせることは出来るだろう。

あいつらを追い出すつもり?近衛局のメンバーに全部見せるの?

近衛局のメンバーには全部見せる。それに、ロドスにも見られるだろう。

あなた、今は彼らを信頼しているの?

彼らは私が見てきた誰よりも自分の目標に集中している。近衛局よりも誠実な位にな。

私達には信頼出来る人はいないわ。

あなた肝っ玉が大きいのね。

龍門人は林をよくは知らないし、お前の祖父のこともよく知らないし、ウェイ・イェンウーが誰なのかも知らないだろう。更にはその商会が何なのかすらも。

龍門人は近衛局だけを信じている。こういった人物たちは誰も実際に龍門近衛局を抹消するなんていうリスクあることは行わず、一般的な警察力だけを残すようなことをしている。

部外者からすれば…これらの秤は彼らの手では引き継ぐことが出来ないほどの重いものとなっている。

あなた免職されるわよ。

それでもいい。

じゃあ、この最後の仕事を終わらせるとしましょう。今度は彼らの巡回ルートにスラム街を並べておくわ。

林がそれを受け取るか?

私達がここを守りさえすれば、リンはきっと受け入れてくれるわ。

そうだな…。

何?

お前は私達には3人の客人がいるということは分かっているか?

…

何をするの?

ドブネズミ、あなたにメッセージがある。レユニオンがいるんだけど、私達じゃ止められない。あなたのチームの助けが必要よ、

…どうして?嘘は付かないで。

私があなたを騙したことある?

あなた、私と同じ中学に行きたいとか言ってたのに、結局はヴィクトリアに行ったじゃない。

…。

ごめんなさい。それは本当にごめんなさい。

大丈夫、気にしてないわ。

雨霞、あなたのお父さんは龍門のためにたくさんのものを作ってくれたわ。私達はここを失いたくはない。ここの住民であろうと私達は失うことは出来ないの。

嘘つき。あなたここに来るの?

スラム街に来るの?

…チェンが行くわ。

…あなた本当に人をだますことが出来ないのね。彼女は私と何の関係があるというの?

あなたのお父さんは何らかの理由で一般人と感染者との間の対立を直接解決することは出来ない。でもチェンなら出来るわ。

チェンはあなたのお父さんと一緒にスラム街をすれば。

彼らはスラム街をもっと多くの人が生活出来るような所に変えて、スラム街という名前を捨てさせようとしている。

あなたも思っているんじゃないの…龍門の一般市民はめったにここに住むことは無いけど、だけど、ここ数年は彼らもよくここに来ているじゃないかって。

後すこしの時間で私達にスラム街は必要じゃなくなる。

何故?

感染者の問題はまだ解決は出来ていないけど、ここは…もっと良いところになると信じているわ。

だけど、龍門の22から29区のダウンタウンだけが”スラム街”という訳じゃない。

この都市は元々たくさんの人を収容することが出来るから、いろいろな人がいて今のように発展をしたの。

龍門は誰も失いはしない。

…面白くないわね。あなたもそのチェンという人と同じように面白くなくなったわ。

雨霞…。

ええっと、私、雰囲気をゴミみたいな終わり際のドラマみたいにしたくはないんだけど。

それで、レユニオンは何処にいるの?

え、え?

二度は言わないわよ。

アーミヤ、お前たちはもうスラム街に入ったのか?

今の状況は特殊を極めている。お前たちは知るべきだ。