Loading...

【アークナイツ】日本版アークナイツ クローズドβテスト感想

運良く日本語版アークナイツのクローズドβテストに当選することが出来たので感想でも。戦闘システム等のレポートは大手メディアがこぞって掲載しているので、こちらは大陸版プレイ済みという視点から綴りたいと思います。システム面は大陸版と変わらないので主にローカライズ面で。

スポンサーリンク

システム面

システム面は基本的に大陸版の現行バージョンと同じで違う点と言えば

  • ストーリーのログが無い
  • 理性回復の石割り制限が10個のまま
  • 基地でのオペレーターの表示順と表示アイコンが旧仕様
  • 実装されているオペレーターが初期実装のみ
  • ストーリーは4章、殲滅作戦はチェルノボーグのみ

という位。理性回復剤もありますし、公開求人に関しては大陸版と全く同じ仕様となっているので、バージョン的に言えば大陸版の10月下旬頃のバージョンに新しい仕様の公開求人を追加したという感じ。

そのため、大陸版とは異なる日米韓独自のバージョンかと思われますが、任務や貿易所での一括受け取りが出来ない、クリア後の流しでの殲滅作戦が長すぎるという基本的な不満点は残ったまま。タップ連打は健在です。

余談ですが個人情報の部分のコメント欄の文字数はかなり少なく15字まで。NGワードは日米中韓でのNGワードや過激な単語は基本は弾かれます。NGに入っている理由が分からない文字もあるので結構厳しい。

UIについて

UIについてはどうしても日本語の性質上、漢字とカタカナとひらがなという違う文体が混じりに混じってしまい、大陸版や英語版と比べるととっ散らかっているなという雰囲気は否めませんでした。

特に大陸版をプレイしているorしていた方だと違和感を感じる部分は多いと思います。

大陸版のホーム画面

これについてはどうしようも無いのでしょうが、カタカナでなくてもいい部分もカタカナにしてしまっている感じはします。例えば「スカウト」であれば「公開求人」という単語があるのですから「特別召募」等でも良いのでは(単純にカタカナがキツい)。

「SCOUT」だけ英字なこととFP交換所の「オペレータ解禁進捗」も個人的には引っかかる部分。

ただ、基本のスタイルに大きな改変は無いので、依然としてゴチャゴチャしがちなスマホゲーの中ではトップクラスにスタイリッシュなUIには変わりありません。実際日本版でもこのUIに惹かれてアークナイツをやってみたいと思う人は一定層はいるはず。

至るところで散見される見切れとぎっしり詰まった文字

とにかく文字の見切れが散見されます。適当に探すだけですぐ見つかるレベルに見切れています。オペレーターの中でも極端に名前が長いキャラでもないパフューマーですらこれなので、正式サービスまでにはどうにかしてほしいところ。

そして、中国語から日本語へのローカライズゆえに発生してしまう文字数の大幅な増加。中国語は文字の情報圧縮力が日本語の比にならないのでページ分けしない限りはこうなることが非常に多いです。

この点は個人的には見切れ程は気になりませんが、4行ともなると冗長的に長く感じることに変わりありません。

翻訳について

翻訳に関しては特にストーリーは全体的に非常に高いレベルでまとまっているなと感じました。エクシアのパリピっぷりや、上記画像のアーミヤのセリフだったり、ストーリーに登場するオペレーター達が想像しているよりもかなりイキイキしているなとも感じましたが。

ただ、気になる点が無かったという訳ではなく、そもそも言っていることが大陸版と異なる部分もちらほら見受けられます。

日本版だと「大げさだ。新人さながらの心理状態の者に、BSWは貴重な銃を配備するはずがないだろう…」となっていますが、大陸版は「まさか。初心者と同じ心理状態の者に、BSWは銃器を配備することを同意したのか…これはとても貴重な武器なんだぞ」となっており、大陸版のドーベルマンはそもそもジェシカを慰めていません。

章タイトルも2~4章は異なっています。これに関しては、大陸版のタイトルだと何が何やら(2章で言えば大陸版は「二卵双生」がおそらく最も近い訳)という感じもしますので一概に大陸版のほうが良いとも言えませんが。

ストーリーの会話以外は現状ではややガバガバな印象

ストーリーの会話はかなり丁寧に翻訳されているなとは感じましたが、それ以外はややガバガバな印象です。量が多いのでチェックしきれていないのだろうなという感じがします。

特に「フロストノヴァ」はレユニオン側の主要キャラでもあるので目立ちます。会話の部分での名称は「フロストスター」なのにそれ以外は「フロストノヴァ」。大陸版ではある時期まではイニシャル表記が「FS」だったことから「フロストスター」での表記だったので、修正をせずに忘れ去られたままCBTに突入したのだと思います。

ちなみにフロストノヴァが率いる雪怪小隊の「雪怪」は日本版だと「スノーデビル」と表記されていますが、大陸版ではこの雪怪小隊が出てくるステージのBGM名は「SnowMonster」と表記されています。この辺りはそもそもBGM名は表に出てこないのでどう捉えるかは人次第でしょうか。

後はスチュワードが女性キャラになっていたり(アンセルじゃあるまいし)、クオーラのセリフが何故か「あれ?」ではなく「はれ?」が使われていたりと、微妙におかしい箇所がちらほら。

 

そして、とにかく表記が統一しきれていません。

「術師」だったり「術士」だったり、「使徒」だったり「FOLLOWERS」だったり、「ウルサス学生自治会」だったり「ウルサス学生自治団」だったり。

とにかくカタカナ表記が多い

UIのほうでも言ったようにそこまでしなくてもという位にカタカナでの表記が多いです。オリジムシやバクダンムシが良い例。日本版内でも「源石」という単語は出てきているので「源石虫」のままでも良かったのでは。

個人的には日本をモチーフにしている「極東」の出身であるシラユキやマトイマル、ホシグマ、フミツキ、ヤトウ辺りやシラユキのスキル等も漢字表記で良かったのではと思います。


仮に日本版UIでマトイマルとシラユキ等の名前を漢字表記にした場合は多分こんな感じ。

シラユキのステータス画面のカタカナ表記を漢字表記に戻すとこんな感じ

おわりに

とにかくストーリーの翻訳は非常に高いレベルでまとまっていると感じました。それ故に他の部分での素質名詞の統一感の無さや無理やりなカタカナ表記のいびつさが目立ち非常に惜しいなと思います。世界観を重視しているタイトルなのでこの点は直せる部分は正式版までには直して欲しい。

システム面は正直大陸版と日本版での不満となる点は全く同じなので今回のCBTで特に言うことはありません。報酬の一括受け取り、ウィークリーを1度にこなそうとすると1時間近く掛かる殲滅作戦の高速化又はスキップは実装してほしいというだけ。

育成面は渋いことに変わりはありませんが、大陸版のほうでは毎日やっていれば1回目のイベント以外は極端に難しいとは感じない程度には育成は出来るというのを実感出来ているので現状では私は特に不満はありません。ただ、現状では大陸版での話にはなりますが、イベントステージに有効打となるオペレーターをそのイベントで実装するのはやめたほうが良いのではとは思いますが…。

タイトルとURLをコピーしました