

レユニオン術士
何をしている?

レユニオン術士
雪怪小隊は何故停戦をした。何を待っている?

雪怪小隊メンバーA
…この廃墟を掘り起こしてくれ。

レユニオン術士
お前たちはオリジ二ウムを用意したんじゃないのか?何故直接地面を崩してロドスを一網打尽にしない?

雪怪小隊メンバーA
何の冗談、フロストノヴァ姐さんがまだここにいるからに決まってるだろ?

レユニオン術士
では俺たちがロドスを滅ぼしに行く。お前たちは引き続き掘っていてくれ。俺たちもすぐに行く。

雪怪小隊メンバー
この街には来るな!このブロック状の地面の構造はもうボロボロになってしまっていて、訓練を受けていない小隊がここで戦闘をすると、一歩間違えば大崩壊を起こすぞ!

レユニオン術士
ロドスの壊滅は優先事項だ、俺達がやってやる!

雪怪小隊メンバーA
あれやこれやと煩わしいな…討つべき相手は必ず討つが、そんな優先事項誰が決めた?

レユニオン術士
最高戦略目標として当然だからだ。

雪怪小隊メンバーA
お前たちはウルサス人に対して私憤を晴らす時に戦略目標を考えたことはあるのか?

雪怪小隊メンバーA
分かった。出来るならば、俺達のことは大目に見てもらえないか?

レユニオン術士
お前たちまさか…ロドスと交流でもしたのか?

レユニオン術士
お前は俺たちレユニオンを裏切ったのか!

雪怪小隊メンバーA
…

ブレイズ
(どういうこと?)

雪怪小隊メンバーA
(戦うような気がして逃げられなかった)

雪怪小隊メンバーA
もしあいつらと交流をしていればそれは裏切りか、いいね、それは良い。

雪怪小隊メンバーA
そんな戦術思想からして、人の鼻を引っ張って歩くということも無理はないだろうな。

レユニオン術士
…雪怪!お前たちは何をしている!

レユニオン術士
俺たちはお前たちよりも何倍も多いんだぞ!馬鹿にするなよ!

雪怪小隊メンバー
..待て待て。俺たちだってウルサス常駐軍と何回も戦ったことがある。烏合の衆で何が出来るんだ?

レユニオン術士
待ってろ!

雪怪小隊メンバーA
(通信を切断)。

雪怪小隊メンバーA
ということだ、ロドス。俺たちはルールを知らない連中を戒めなければいけないかもしれない。

雪怪小隊メンバーA
手は出さないことを勧める。俺たちだって敵として認知はされたくない。

ブレイズ
え、敵?何言ってるの?

ブレイズ
アーミヤ、廃城で何が起きたかのロドスの公式声明はどう言ってたっけ?

アーミヤ
…何も起きはしていません。私達は雪怪小隊と交戦はしましたが、他のレユニオンが介入はしていません。

ブレイズ
芝居でもする?芝居なら私とても上手いよ。

ブレイズ
私達が後に体裁を整えて、混乱に乗じてこの人達を全て解決した。どうよ?

雪怪小隊メンバーA
異論はない。お前たちの隊長はどう言っている?

アーミヤ
…。

アーミヤ
すいません、あなたのことを私はどう呼べばいいでしょうか?

雪怪小隊メンバー
…ええっと、んー。お嬢さんとても可愛いね。でも俺たちはまだ会って短いし、そういう準備は出来ていなくて…。

雪怪小隊メンバーB
準備しろ!何考えてんだ!

雪怪小隊メンバーA
ごめん、ごめん!ふ、雰囲気を和らげようと思ってさ。雪怪1号はどうかな?

アーミヤ
では雪怪1号さん…私達には救いたい人がいる、そうですね?

アーミヤ
救援活動に支障をきたすかもしれないレユニオンは共に制圧をしましょう。

雪怪1号
ああ、俺もとてもやる気に満ちてきたよ。

ブレイズ
…あなたのやる気は何処から来たの?

アーミヤ
(…)

アーミヤ
(ブレイズ、私はあなたがチームを率いて優位性を確保すべきだと思います)

ブレイズ
(不意打ちでもしたいの?)

アーミヤ
(今の状況には不安があります)

アーミヤ
(現在、私達と雪怪はそれぞれの手法でドクターとフロストノヴァの位置を確定させました。あなたのアーツも上手くいきましたし、彼らは今はとても安全な状況でしょう)

アーミヤ
(しかし、二人の位置はあまりにも近い。一人を救出出来れば、もう一人も一緒に救出されるでしょう)

アーミヤ
(二つの事項がありますが、今は確認することが出来ません)

アーミヤ
(一つは、ドクターとフロストノヴァを掘り出すのは誰かということ…)

アーミヤ
(もうひとつはフロストノヴァの態度です。)

アーミヤ
(間違いなく)

アーミヤ
(もし私達が先に掘り出すことが出来たのであれば私達はすぐさまフロストノヴァを制圧しなければいけません。ですが彼女を雪怪小隊に引き渡すのもありでしょう)

アーミヤ
(そうすれば、私達は戦いを避けることができるだけ無く、より深い交流の機会も得られるはずです)

アーミヤ
(相手が先に相手のリーダーを救出した場合は…)

ジェシカ
ア、アーミヤ、心拍計が反応を示しました。正確な位置も確認しましたが、深度はまだ確定出来ていません…

アーミヤ
分かりました!

ブレイズ
えっ…ちょっと待って!

ブレイズ
どうして急いで飛び出しちゃうの。

メテオリーテ
ドクターのことになるとすぐに慌てふためいて、普段のことを置き去りにしてしまうのよ。

メテオリーテ
それがアーミヤの欠点というか特技とも言うべきか…。

ブレイズ
彼女がさっき推察したことは彼女が普段言うような話とは思えなかった。早まるときっとひどいことになる。

メテオリーテ
幸い彼女は奇襲には行かなかったわ。それは私達がやるべきことよ。

ブレイズ
そういうことじゃない。今雪怪小隊を奇襲することになれば、雪怪達は必死に抵抗をしてくる。

ブレイズ
私の目標はみんなを救出すること。私達は更に大きな死傷をもたらすためじゃない。彼女は最適な答えを諦めてはいない。

メテオリーテ
…謝るべきは私の方みたいね。私の考えは傭兵としてのものが大きすぎるわ。

ブレイズ
あなたも直接手を出していないでしょ?

ブレイズ
目の前の戦いの勝利に気を移すことなく、本来の戦術目標を守り続けることが、戦地指揮官としてアーミヤが信頼されているところだ。

ブレイズ
雪怪のところに行ってみる。

メテオリーテ
え?

雪怪1号
この構造は複雑すぎて…少しわからないな…

雪怪小隊メンバーB
説明してくれ。俺が作図しよう。

雪怪1号
え?俺、中学2年の教科書は全部呼んでないんだから勘弁してくれよ。

雪怪小隊メンバーB
授業中何をしてたんだ?。

雪怪1号
トレーニングしてた。

雪怪1号
大熊にやってもらうか。あいつそういうアーツ持ってただろ

雪怪小隊メンバーB
あいつ詩を読みながら文章を書いてただけだぞ。お前のような構造探知とは訳が違う

雪怪小隊メンバーB
こういうのは数式で表現してみたらどうだ?

雪怪1号
あ、そうだな。数学は大丈夫だからそうするか。

雪怪小隊メンバーB
何か少し暑くないか?

雪怪1号
いや、俺はこんな厚着していても、姐さんのオリジ二ウムが俺を凍えさせててな…。

雪怪1号
あ。

雪怪1号
やあ、ロドスの猫。

ブレイズ
ごめんね、私が汗をかき始めると、周囲が暑くなっちゃって、汗をかき続けちゃうんだよね。

ブレイズ
あなた達がいてよかったよ。いつもより涼しく感じる。

雪怪小隊メンバーB
緊張でもしてるのか?

ブレイズ
ちょっとね。敵と一緒に仕事をするなんて思いもしなかったから。

雪怪小隊メンバーB
…少なくとも今は俺たちを敵と認識しなくてもいい。姐さんを掘り出した後は、姐さんが何を言うかだが。

ブレイズ
…他のレユニオン達とは本当に違うんだね。

雪怪小隊メンバーB
レユニオンのメンバーも同じようなもんだってことじゃないか?お前もあの子ウサギとは同じタイプという訳じゃないだろう?

ブレイズ
ははは。確かにそうだ、私達の所にも様々な人がいる。

雪怪小隊メンバーB
どこも同じだ。

雪怪1号
少なくともお前たちは俺達の話を聞いてくれる。以前俺たちが出会ったウルサスの兵士は否応なしに撃ってきたけどな。

雪怪1号
矢がバンバン飛び交って、その後は殴り合いになり、一方は死んでしまった。

ブレイズ
まあ、私達はウルサスの兵士じゃなく製薬会社だからね。

雪怪1号
製薬会社にそんな装備あるか?

ブレイズ
今は情勢が乱れてしまっている。みんな自分を守る手段を持っているんだ、そうでしょ。

雪怪1号
…この時間を使って農業でも出来れば良いんだけどなあ。

雪怪1号
いくらかのシーズンで赤麦を作ることが出来れば、少なくとも今の半分の集落の感染者は飢えに耐えなくても良いんだけども。

雪怪1号
空腹じゃなければ、あいつらだって小さな町には行かないだろうし、ましてや射殺されることだってない。

雪怪1号
そうであれば、むぐ。

雪怪小隊メンバーB
もう言うな。

ブレイズ
彼は今はとても感傷的みたいだ。いや、私的にはウルサス人はみんな少し感傷的な感じがするけど

雪怪小隊メンバーC
どうしてこんなところで怠けてるんだ!

雪怪1号
あ、ごめん。それじゃあ仕事に戻るよ。

ブレイズ
大丈夫。あなたも忙しいんだね。

ブレイズ
それにしてもあなたが持っている、それとても香り良いね。

雪怪1号
え?ああ…俺のは…。

雪怪小隊メンバーC
彼女何を言ってるんだ?

ブレイズ
いいから、いいから。

ブレイズ
ええっと、少し食べてみたいかな

雪怪小隊メンバーC
え…?

雪怪1号
お、お前何をするつもりだ?

メテオリーテ
アーミヤ、手を引っ込めて!

メテオリーテ
あなたの指の血止まってないじゃない…!手で掘るのはやめて!

アーミヤ
ですが…感情を感じたんです、この下に…この下にいるんです!

アーミヤ
道具を使ってしまうと感じることが出来ないんです…指でそういった細かい感覚を探さなければいけないんです…。

メテオリーテ
アーミヤ!

アーミヤ
もうすぐです!

ブレイズ
(メテオリーテ…)

メテオリーテ
(だけど…)

ブレイズ
(彼女を行かせてやって)

アーミヤ
彼らに先に見つけられてしまったら…彼らに先に見つけられてしまったら!

雪怪1号
大丈夫、お前ならやれるさ!

雪怪小隊メンバーD
アーツを使うのか?お、俺には無理だぞ、無理だ。

雪怪1号
姐さん以外にこのタイプのアーツは使えないのか?早くしてくれよ、この両側の温度が違うだけで良いんだ。差が大きければ大きいほど良いんだよ!

雪怪小隊メンバーD
やってみるけど…失敗しても俺を責めないでくれよ!

雪怪1号
お前のせい以外なら誰のせいになるんだよ…。

雪怪小隊メンバーC
そいつを振り回すな、集中させてやれ。

アーミヤ
ここです!ここなんです!

アーミヤ
…壁?もしかして間違えた?

アーミヤ
いえ、それならばここ壊してしまえば良いんです…!

アーミヤ
でもここが崩れたら…私は…

アーミヤ
私は…堀り間違えました。

雪怪1号
開けたぞ!

アーミヤ
…!

アーミヤ
ブレイズ!メテオリーテ!

メテオリーテ
…分かった。

ブレイズ
準備を整えよう。

プレイヤー
・君の勝ちだ。

フロストノヴァ
負けたと?

プレイヤー
・君は私に勝つ選択肢を与えてはくれなかった。

雪怪1号
姐さん!

雪怪1号
…そいつは…。

雪怪1号
こいつがロドスのドクターとかいうやつか。

プレイヤー
・殺したいなら好きにするが良い ・… ・こんにちは。

フロストノヴァ
ロドスのリーダーは。

アーミヤ
私です。アーミヤと呼んで下さい。

メテオリーテ
(彼女の指輪…指輪が赤くなっている?)

ブレイズ
…。

メテオリーテ
(彼女を止めないの?)

ブレイズ
(私達の唯一の勝機を止める理由はない)

メテオリーテ
ブレイズ!

ブレイズ
私はアーミヤの選択を尊重する。

プレイヤー
・アーミヤ、駄目だ。

アーミヤ
ドクター!

フロストノヴァ
大熊、ロドスはお前たちと戦ってはいないのか?

大熊
そうです。

フロストノヴァ
…ならばこの戦場では私達は敵ではないということだ。。

アーミヤ
フロストノヴァ…。

フロストノヴァ
敵でなければ殺す理由はない。

フロストノヴァ
帰るが良い、ドクター。お前の小隊の元にな。

雪怪1号
…流石姐さんだ。

雪怪小隊メンバーB
褒める?

フロストノヴァ
静かにしろ。

フロストノヴァ
子ウサギ。

アーミヤ
えっと、私はアーミヤと…。

フロストノヴァ
お前たちは龍門に向かう。そうなのか?

アーミヤ
..間違いありません。

フロストノヴァ
遅かれ早かれ私達は敵になる、子ウサギ。だが今はまだだ。

アーミヤ
フロストノヴァ、私はあなたとあなたのチームは他のレユニオンと同じく好きではありませんが戸惑っています。

フロストノヴァ
同胞を非難するな。お前は彼らが何を経験したのかもよく知りもしないくせに。

アーミヤ
ですがあなたが彼らのような道を進むのを見たくはありません!

フロストノヴァ
…ん?

フロストノヴァ
お前は私の考えを見抜くことが出来るのか?

アーミヤ
いいえ。ですがあなたの不安と窮屈さは微かに感じることは出来ます。

フロストノヴァ
それら全ては龍門を陥没させることで一掃する。

アーミヤ
ロドスは…あなたとあなたの小隊を理解することが出来ます。

アーミヤ
反論はあるかもしれません、あなた達は私達が理解していないと思うかもしれません…。

アーミヤ
ですがフロストノヴァさん、彼らが何を経験したのか、私にははっきりと分かりました。

フロストノヴァ
…幼いな。

プレイヤー
・フロストノヴァ、君の服は君のものではないだろう?

フロストノヴァ
…

フロストノヴァ
そうだ。これはかつて”パトリオット”のマントだったものだ。それをコートに変えた。

アーミヤ
…あ…

フロストノヴァ
どうして分かった?

フロストノヴァ
まあいい…

フロストノヴァ
…

フロストノヴァ
誰にだって言えないことはあるだろうからな。

アーミヤ
フロストノヴァさん、ロドスは誰であろうと無駄な衝突は起こしたくはありません。

フロストノヴァ
それならばどのような衝突ならば必要となる?

アーミヤ
少なくとも私達はあなたのチームとは戦いたくはありません!

アーミヤ
彼らは皆正直で善良な人です。彼らを傷つけたり、彼らに罪のないものを傷つけさせたりすることは、私の願望から絶対に背くものなんです!

フロストノヴァ
…ではもう会わないことを願うんだな。

アーミヤ
フロストノヴァさん!

フロストノヴァ
私も出来ればお前たちを傷つけたくはない。だが必要となればお前たちは全員殺す。

プレイヤー
・ロドスに来てくれないか。そうすれば互いに戦わなくても済む。

フロストノヴァ
私に勝てるならそれもいいだろう。

フロストノヴァ
もしお前が私に勝てば、考えてやっても良い。

フロストノヴァ
だが、戦場で会うということは敵を意味する。敵としてお互いを殺し合う。死なないという訳にはいかない。

アーミヤ
…。

フロストノヴァ
そうだ、これを、あの子狐に。

フロストリーフ
…何?

フロストノヴァ
凍傷を治癒させる特効薬、我が家の秘薬だ。少なくとも焼灼感と痛みを和らげることは出来る。

フロストノヴァ
これを研究するのに長い間掛かった。先の戦い、お前はとても良かった。

フロストノヴァ
我が身を捨てる戦士というのは私の目から見れば最強の存在だ。

フロストリーフ
…。

フロストリーフ
ありがとう。

アーミヤ
フロストノヴァ…。

ブレイズ
あ、待って。私も言いたいことがあったんだった。

ブレイズ
雪怪1号!

雪怪1号
え…え?

フロストノヴァ
…?

フロストノヴァ
何だ?

ブレイズ
今度一緒に飲もう!ウォッカって本当に美味しいよね!

雪怪1号
それを言うなよ!

フロストノヴァ
…。

フロストノヴァ
ふ。

フロストノヴァ
はは…。

フロストノヴァ
さようなら。ロドス。

フロストノヴァ
私達は二度と会うことがないのを願っている。


アーミヤ
…。

アーミヤ
やはりあなたはここにいましたか。

プレイヤー
・こんにちは、フロストノヴァ。


フロストノヴァ
…。

フロストノヴァ
こんにちは、ロドス。