アークナイツ ストーリー翻訳

【明日方舟】R6Sコラボ OD-2「防衛範囲拡大」前半

アッシュ
アッシュ

任務記録184日目。

アッシュ
アッシュ

今日まで、私たちはなおもこのボロ小屋で生き延びている。

アッシュ
アッシュ

任務の184日目、前述のボロ小屋に辿りついて27日。

アッシュ
アッシュ

こんなところに飛ばされて184日も生き長らえてきたなんて信じられるからしら。

アッシュ
アッシュ

私たちは依然としてこの世界についてはちんぷんかんぷん。

アッシュ
アッシュ

二週間前、現地の人が教えてくれた道に沿って、私たちはボロ小屋から別の町へ向かった。

アッシュ
アッシュ

出発の前に、町の人たちは「ここよりもっと発展した場所だ」と話してくれた、その発展という単語が私たちが使ってるヤツと同意義かどうかは知らないけど。

アッシュ
アッシュ

その結果はどうだったか?ただの強盗の巣窟だったわ。

アッシュ
アッシュ

電池も、有益な情報もなかった、話が通じる普通の人も皆無だった。

アッシュ
アッシュ

しかし、収穫は少なからずあった、ティナが車を一台「拝借」してきたわ。

アッシュ
アッシュ

決して波風が穏やかな旅路ではなかった、元から多くなかった私たちの弾薬も消耗してしまった。

アッシュ
アッシュ

これまでの衝突の中、車両も激しく損傷してしまった、ボロ小屋についたあと、車両は破棄したわ。

アッシュ
アッシュ

アレキサンドルが車両の修理を試みたけど、オイルフィラーすら見当たらなかった、それと燃料タンクも、エンジンの構造もまったく理解できなかったわ。

アッシュ
アッシュ

しかも彼は最後までそれがエンジンなのかすらも判明できなかった。

アッシュ
アッシュ

唯一のいいニュースなのは、その車両は左ハンドルだったってこと。

アッシュ
アッシュ

この世界に来てもう半年が経った。今ではここが地球じゃないってことは確信している。

アッシュ
アッシュ

車を奪い、銃撃戦を繰り広げる私たちは、さながら終末世界を題材にした映画のサバイバーみたいだわ。

アッシュ
アッシュ

銃撃戦という言葉は正確性に欠けるわね、あのトカゲの尻尾が生えた強盗なんて銃なんか使おうともしなかったわ。

アッシュ
アッシュ

連中は十数キロあるだろう槍を十数メートルも投げたり、何もない空間から巨大な火の玉を投げてきた、グレネードとロケット弾の中間に位置するようなものね。

アッシュ
アッシュ

この世界はあまりにも異質だわ、何が起こってももう驚かないほどにね。

アッシュ
アッシュ

人の適応能力というのは常に自分の想像をはるかに超えていく、私たちも引き続きこの世界で藻掻きながら生き残ってみせる。

アッシュ
アッシュ

今日のこれは私の最後の録音とする、もう記録するつもりはないわ。

アッシュ
アッシュ

録音内蔵ペンの容量がもうパンパンだし、電池も残りあとわずかだからね。

アッシュ
アッシュ

この世界で私たちが唯一利用できる電源がティナが持ってたソーラー充電器、この世界にも太陽があったことに感謝します。

アッシュ
アッシュ

もしこの充電器が壊れてしまったら、もし私たちの弾薬がすべて使い果たしてしまったらどうするか?

アッシュ
アッシュ

正直、私にもわからないわ。

アッシュ
アッシュ

私たちは今でも自分たちの目の前に生活に実感が湧かないわ、何かもが異常すぎる……そしてあまりにもナチュラルだから。

アッシュ
アッシュ

わが家へ帰れる道しるべは一体どこにあるのかしら?

タチャンカ
タチャンカ

ほら、ウマニ、見てみろ。

タチャンカ
タチャンカ

あぁ、お前野菜は食わなかったんだな。

タチャンカ
タチャンカ

ここにまだ何か残ってあるか見てみるか……

アッシュ
アッシュ

何してるの?

タチャンカ
タチャンカ

おお!ウマニを見てくれ、俺の小さな相棒だ。

アッシュ
アッシュ

飼ってるこれって……何だったかしら?

タチャンカ
タチャンカ

オリジムシ、現地の人たちはこいつをオリジムシと呼んでいるらしい。

アッシュ
アッシュ

……

アッシュ
アッシュ

こんな事態なのにソレを飼う余裕なんてあるの?

タチャンカ
タチャンカ

じゃあどうするんだ、俺は毎日屋上で見張ってるばかり、時間をつぶさないとやってられん、銃に向かって喋るわけにもいかんだろ。

アッシュ
アッシュ

あなたの仕事は周囲への安全警戒、変異したカタツムリと戯れることじゃないのよ。

タチャンカ
タチャンカ

言ってることは正論だ、だが何を警戒すればいいんだ?あのフラついてる病人か、それとも一キロ先にいる、こっちに一度も近づこうとしなかった町の人たちか?

タチャンカ
タチャンカ

これまでの間唯一ここに来てくれた生き物なんてただの飛べるトカゲだった、みんな食事に新メニューを加えることにはなれたがな。

アッシュ
アッシュ

……ティナとケッツは?

タチャンカ
タチャンカ

二人なら病人たちと物資交換しに行った。

タチャンカ
タチャンカ

ティナは昨日もまた何かを狩ってきたらしい、日に日に上達しているぞ。

アッシュ
アッシュ

また一人で狩りに行ったの?

タチャンカ
タチャンカ

そりゃそうさ、彼女なら今を楽しんでいるからな、最近じゃ「野生の駄獣」とやらをとっ捕まえようとしているらしいぞ。

タチャンカ
タチャンカ

ついでだからと、ケッツは町に行ったよ。

タチャンカ
タチャンカ

俺が車から取り外したモノを憶えているか?ケッツは町にいるメカニックを知っているらしい、その人に聞きに行ったよ。

アッシュ
アッシュ

……そう。

タチャンカ
タチャンカ

お前は焦りすぎだ、コーエン。

タチャンカ
タチャンカ

リラックスだ、どうせ短時間で元の世界に帰るはずもない。

タチャンカ
タチャンカ

ケッツを見習ってみたらどうだ、現地の人たちと交流してみろ、みんなそれなりには友好的だぞ。

タチャンカ
タチャンカ

俺はまだ現地の言葉を覚えきれていない、だがケッツのヤツは、中々覚えが早い。

アッシュ
アッシュ

私が心配しているのはそこよ。

タチャンカ
タチャンカ

何をだ?

アッシュ
アッシュ

ケッツは原住民と接近しすぎよ、いいこととは言えないわ、現地の雰囲気が普通じゃないからよ。

アッシュ
アッシュ

この町は矛盾だらけよ、私たちはもうここに来て一か月にもなる、わからないなんて言わないでちょうだい。

アッシュ
アッシュ

屋敷に引きこもってばかりな現地の政府責任者……あぁ、確か「領主」って呼ばれていたわね、それとその人の全身武装された私有の衛兵たち。

アッシュ
アッシュ

それと「病人区域」もよ。

アッシュ
アッシュ

区域全体がその領主によって管轄されているらしいけど、病人は町の中には住めない、ほかの町の人たちなんかこっち近づこうともしない。

アッシュ
アッシュ

彼らはきっとこっちに追いやられたのよ。

タチャンカ
タチャンカ

そりゃその人たちが「変な病」に罹っているからだろ。

タチャンカ
タチャンカ

疫病が蔓延すれば病人を閉じ込める、歴史上で起こらなかったことでもない、少なくともその領主は病人たちを牢に閉じ込めてたりはしていないだろ。

アッシュ
アッシュ

源石病……それとも鉱石病だったかしら?どっちが合ってるかは憶えてないけど。

アッシュ
アッシュ

その病に対する私たちの理解は、源石と関係がある、伝染性がある、不治の病だってことだけ。

アッシュ
アッシュ

しかしそれが一体どうやって人々の間で伝染するの?不治の病と言っても具体的にどういった病状なの?

アッシュ
アッシュ

誰もそれに関する質問に答えてくれなかったわ、みんなそんな基本的な知識は知ってて当たり前だろって思っているフリがあるからね。

アッシュ
アッシュ

この町にとってこの病は常識なら、つまりはそれはこの世界にとっての常識よ。

アッシュ
アッシュ

もし源石という鉱石と直接接触のみで感染する病なのであれば、私はこの怪病が隔離されるほどの必要性はないと思っているわ。

アッシュ
アッシュ

それに、先生だって私たちと病人との接触頻度と距離に感染リスクはないって認めてくれてるじゃない。

アッシュ
アッシュ

この病人区域はまさに壁のない牢獄よ、病人と町の人たちは互いを憎しみ合ってる、見なくとも感じ取れるでしょ。

アッシュ
アッシュ

「憎しみ」という単語を使ったけど、排斥と蔑視だけじゃない。憎しみはここの人々の一挙手一投足と一言一句に刻まれている、彼らの文化の一部分と化しているわ。

アッシュ
アッシュ

憎しみよ。私の言ってる意味がわかる?ここに蔓延っているのは未知なる病の問題だけじゃないわ、私たちがそんな現地の衝突に巻き込まれるのはゴメンよ。

アッシュ
アッシュ

場面を一つ仮定するとしましょ、もし町の人たちがたいまつとピッチフォークを持って、病人たちの住処に突っ込んできたら、あなたはどうするの、彼らに発砲でもするの。

タチャンカ
タチャンカ

それはどうだろうな。

タチャンカ
タチャンカ

この数か月、俺たちの食料、飲用水、薬品はすべて彼らのおかげだ。

タチャンカ
タチャンカ

さらにはそれよりも前、俺たちは荒野を流浪し、ずっと彷徨い続けた、荒野にある動いてるものすべてが敵だった……彼らが助けてくれるまではな。

タチャンカ
タチャンカ

そんな俺たちが「知らんぷり」をすることなんてできると思うか、コーエン?

タチャンカ
タチャンカ

もし連中が武器を携えてミアーロ先生の診療所まで突っ込んできても、お前は見てるだけなのか?

アッシュ
アッシュ

……

タチャンカ
タチャンカ

さっきの質問だが、伝染性は軽視できんと俺も思っている。

タチャンカ
タチャンカ

この世界の住人すべてがまるで最も専門的な化学戦争訓練を受けたように、老若男女問わずいつでも自分の口と鼻を覆い隠している、彼らは気道の保護に対して極めて敏感だ。

タチャンカ
タチャンカ

前々からこの点について繰り返して言うが、俺たちもそれ相応の防護措置を準備したほうがいい……

タチャンカ
タチャンカ

先生は俺たちの距離を維持するやり方を認めてくれている。幸い病人たちもこれに対して何の意見も言ってこない、彼らにとって、こういうのが普通であるべきなんだ。

アッシュ
アッシュ

先生はそう言ってたの?

タチャンカ
タチャンカ

俺は聞いてない、きっとみんなも聞いていないだろう。

タチャンカ
タチャンカ

毎度彼とこういった話題を持ち出しても、明らかに話したくない顔を見せるからな、俺たちの防護措置に問題はないと思ってくれているのであれば、俺もしつこく追究はしない。

(ノック音)

アッシュ
アッシュ

シッ!

アッシュ
アッシュ

……

アッシュ
アッシュ

「ピザの予約はしてないわよ」。

???
???

合言葉はいいですよ、コーエンさん。

???
???

ぼくです、ミアーロです。

タチャンカ
タチャンカ

噂をすれば何とやらだ。

アッシュ
アッシュ

ちょっと待ってて、今ドアを開けるから。

アッシュ
アッシュ

おはよう、先生。

ミアーロ
ミアーロ

おはようございます、コーエンさん。

ミアーロ
ミアーロ

アレキサンドルさんも、おはようございます。

タチャンカ
タチャンカ

ふふ、ちょうど先生のことを話していたんだ。

ミアーロ
ミアーロ

オリジムシを飼っているんですか、アレキサンドルさん。

タチャンカ
タチャンカ

ああ、中々可愛いヤツなんでな、この前ティナと一緒に捕まえたんだが、こいつは小さすぎたから、俺が預かることにした。

タチャンカ
タチャンカ

ティナをお探しか?

ミアーロ
ミアーロ

いえ、モノを届けにきただけです。

ミアーロ
ミアーロ

こちら医療品です、今回は結構残りましたので。

アッシュ
アッシュ

本当にありがとう、先生、いつもいつもごめんなさいね。

ミアーロ
ミアーロ

感謝したいのはこっちのほうですよ、ティナさんが捕まえてきてくれたオリジムシのおかげで、ここ数か月みんな鎮痛剤を使えるようになりましたからね。

タチャンカ
タチャンカ

この「オリジムシ」とやらは病に効くのか?

ミアーロ
ミアーロ

そうですねぇ……

ミアーロ
ミアーロ

鉱石病というのは不治の病なんです……この発酵させたオリジムシ体液を利用した民間療法は痛みの緩和だけで、病そのものを治せるわけじゃありません。

ミアーロ
ミアーロ

ただ感染者にとって、痛みを緩和できるだけでもありがたいことなんです、体表の結晶がもたらす痛みは日常生活に支障をきたすことがあります、人によっては寝たきりになるほどの痛みになりえますから。

アッシュ
アッシュ

あなたたちの助けになれてよかったわ。

ミアーロ
ミアーロ

これは前回探してほしいと頼まれた本です、ちゃんとウルサス語のヤツを探してきましたよ。

タチャンカ
タチャンカ

そいつぁいい、見せてくれ。

タチャンカ
タチャンカ

ふむ……

タチャンカ
タチャンカ

……うーむ……

アッシュ
アッシュ

読めそう?

タチャンカ
タチャンカ

……あまり。

タチャンカ
タチャンカ

ロシア語に似てる。

タチャンカ
タチャンカ

だがよく読んでみると、違う箇所も多々ある。

アッシュ
アッシュ

少なくともやることができたわね、外国語を学ぶと思えばいいじゃない。

アッシュ
アッシュ

カタツムリと戯れるよりはマシでしょ。

タチャンカ
タチャンカ

言語についてなんだが、俺たちが今話してる言語をお前たちはどう呼称しているんだ?

ミアーロ
ミアーロ

訛りと用語は変な風に聞こえますけど……

ミアーロ
ミアーロ

でもきっとヴィクトリア語だと思いますよ。

アッシュ
アッシュ

ヴィクトリア……

タチャンカ
タチャンカ

ならここの人たちはどうなんだ、彼らは何語を話しているんだ?

ミアーロ
ミアーロ

ここの人たちはみんなサルゴン語を話していますよ、ただサルゴン語にも方言がたくさんあるので。

ミアーロ
ミアーロ

例えばサルゴンの東にあるジャングルの集落に住む人たちとか、彼らの言語は大半のサルゴン人でもわからないぐらいなんです。

アッシュ
アッシュ

それは複雑ね。

タチャンカ
タチャンカ

ウルサス……ウルサスか。

タチャンカ
タチャンカ

ウルサスってのはどういうところなんだ?

ミアーロ
ミアーロ

うーん……

ミアーロ
ミアーロ

ぼくもあまり詳しくはなくて……

ミアーロ
ミアーロ

以前学校で、ウルサスは遠い遠い場所で、一年中雪に覆われて、皇帝が支配してる場所って聞きました。

ミアーロ
ミアーロ

ただぼくの周りの人はみんなウルサスには行ったことがないのでなんとも、あはは。

タチャンカ
タチャンカ

皇帝だと?チッ……

アッシュ
アッシュ

どうしたの、ガッカリしてるようだけど。

タチャンカ
タチャンカ

少しはな。

タチャンカ
タチャンカ

機会があれば、そのウルサスという場所に行ってみたいものだ。

ミアーロ
ミアーロ

知らない国に行くのって……いいですよねぇ。

ミアーロ
ミアーロ

あなたたちみたいなすごい人でしかできないことなんでしょうけど。

ミアーロ
ミアーロ

もし可能であれば、ぼくもクルビアに行って勉強して、本物の医者になりたいです。

ミアーロ
ミアーロ

でもそんなにお金ないし、何よりここの病人たちはぼくが必要ですからね。

アッシュ
アッシュ

あなたはまだ若いわ、この先いくらでもチャンスはある。

ミアーロ
ミアーロ

……

ミアーロ
ミアーロ

……だといいんですけどね。

ミアーロ
ミアーロ

あそうだ、それともう一つ……

ミアーロ
ミアーロ

しばらくは、なるべく外に出ないほうがいいですよ、あの車両も隠しておいてください。

アッシュ
アッシュ

どうかしたの?

タチャンカ
タチャンカ

町で何かが起こったのか?

ミアーロ
ミアーロ

はい……

アッシュ
アッシュ

どうしてあなたが知ってるのよ?

タチャンカ
タチャンカ

昨晩領主の兵士たちが町壁の辺りを夜間巡回しているとこを見かけた、今までになかったことだ。

ミアーロ
ミアーロ

実は領主衛兵隊が感染者区域で夜間巡回してもう一週間になるんです……

ミアーロ
ミアーロ

最近町に現れたからなんですよ……バケモノが、たくさん人が襲われました。

アッシュ
アッシュ

バケモノ?

タチャンカ
タチャンカ

それは結構、この世界の動物はそれもバケモノみたいなものだ、あれ以上のバケモノなんて想像したくもない。

ミアーロ
ミアーロ

町の人たちがみんな感染者のせいにしているんで、ここ数日だけでもぼくの診療所の二階に引っ越すのはどうですか?領主の衛兵がいずれこの廃屋を調べにくると思いますよ。

アッシュ
アッシュ

いいの、先生?色々と迷惑になるかもしれないわよ。

ミアーロ
ミアーロ

これまでの間たくさんあなたたちに助けられましたから、これぐらいどうってことありませんよ。

タチャンカ
タチャンカ

俺は先生の言ってることには賛成だ、領主衛兵隊と衝突することはつまり現地の治安問題に足を突っ込むことになる、それこそ面倒事だ。

タチャンカ
タチャンカ

あんな2メートルもあるコボルトとドンパチやるのはゴメンだ。

ミアーロ
ミアーロ

……コボ……なんですかソレ?

タチャンカ
タチャンカ

オホン、それはだな、今度また教えるさ。

(ドアのノック音)

アッシュ
アッシュ

誰か来た。

タチャンカ
タチャンカ

「ピザの予約はしてない」。

フロスト
フロスト

アレキサンドル!ドアを開けて!

タチャンカ
タチャンカ

ティナだ。

アッシュ
アッシュ

ちょっと待ってて。

アッシュ
アッシュ

落ち着いて、どうしたの?

フロスト
フロスト

コーエン!大変よ。

フロスト
フロスト

町の人たちが銃や刃物を持って病人区域の入口に押し寄せてきた、病人たちも連中と対峙している。

フロスト
フロスト

押し寄せてきては、誰かを渡せとずっと叫んでいるわ。

タチャンカ
タチャンカ

ほら見たことか、俺はさっきなんて言ったっけな。

アッシュ
アッシュ

……本当に何でもアリね……

ミアーロ
ミアーロ

町の人たち?銃や刃物?

ミアーロ
ミアーロ

どうして?領主衛兵隊は一般町民が病人区域に接近することなんて許してないはずなのに。

タチャンカ
タチャンカ

つまり衛兵隊はもうこっちに構ってやれなくなったんだろう。

アッシュ
アッシュ

ちょっと待って!ケッツは?朝から町に行ってなかった?

フロスト
フロスト

ケッツなら朝に町でメカニックを探しに行くと言って、それから戻ってきてないわ。

アッシュ
アッシュ

まずいわね。

フロスト
フロスト

どうする?

アッシュ
アッシュ

様子を見に行きましょ、せめてケッツがそこにいるかどうかを確認しないと。

タチャンカ
タチャンカ

武器は持って行くか?

アッシュ
アッシュ

……持って行きましょ、万が一のためにも、でもやむを得ない事態になるまでは発砲しないで。

タチャンカ
タチャンカ

わかった。

ミアーロ
ミアーロ

待って!待ってください。

ミアーロ
ミアーロ

まずはぼくに任せてください、焦らないで、ぼくなら町のみんなとも顔見知りですから、ぼくが彼らに聞いてきます。

アッシュ
アッシュ

……わかったわ、先生、でも十分に気を付けて。

ミアーロ
ミアーロ

安心してください、町のみんなは……それなりに話が通じますから。

町民
町民

人を寄越せ!

町民
町民

さっきのコソコソしてたヤツを渡し出せ!俺たちはみんな見てたぞ!

感染者の町民
感染者の町民

わけわかんねぇことを言うな!

町民
町民

騙したって無駄だ、この汚染源どもが、ここ最近の出来事が全部お前らの仕業だってこともわかってんだよ!

町民
町民

恩知らずの蛆虫どもが、領主はお前らを残すべきじゃなかったんだ!

町民
町民

さっき全身を覆い隠した図体がデカいヤツが町から出てくるところを見たんだ、コッソリとな、そいつを寄越せ!

感染者の町民
感染者の町民

何を言ってるのかまるで意味がわからんぞ!

町民
町民

そうかよ、そこまで知らぬフリをするんだったら、遠慮なくやらせてもらうぜ。

町民
町民

おい!とっちめろ!

感染者の町民
感染者の町民

手ぇ出しみろ!俺たちだってイジメられるタチじゃねぇんだ!

感染者の町民
感染者の町民

お前たち!連中が仕掛けてきやがったぞ!

ブリッツ
ブリッツ

おいおい、やめろ!やめろって!双方話し合おう、とりあえず落ち着けって。

感染者の町民
感染者の町民

おい!ケッツさん、隠れてろって言っただろうが……

町民
町民

その訛り、ここのモンじゃねぇな!

町民
町民

言え、どこのモンだ!

ブリッツ
ブリッツ

(やれやれ……どうしたものか。)

ブリッツ
ブリッツ

オホン。

ブリッツ
ブリッツ

俺は商人をしてる、ガラクタとかを拾ってるんだ。

町民
町民

商人だぁ?商人なら何をコソコソしてやがるんだ!

町民
町民

羽織ってるマントがやけに膨らんでいるじゃねぇか、中身を見せろ!

町民
町民

こいつを拘束しろ!領主のとこに連れて行くぞ!

ブリッツ
ブリッツ

わかったわかったから、言うことを聞く、一緒に行くから。

ブリッツ
ブリッツ

何も手を出す必要なんてないって、ちゃんとおたくらの「領主」にしっかり説明するからさ。

感染者の町民
感染者の町民

ケッツさん……

町民
町民

こいつらも連れて行くぞ、全員共犯者かもしれねぇからな!

感染者の町民
感染者の町民

この野郎!偉く出しゃばりやがって!お前に人を逮捕する権利なんざねぇだろ!

ブリッツ
ブリッツ

おいおい、ちょっと待ってくれ。

ブリッツ
ブリッツ

なぁ兄弟、それじゃあまりにもひどいじゃないか。

ブリッツ
ブリッツ

この人たちは俺が狩猟で獲ってきたオリジムシを買ってくれただけなんだ、オリジムシを売ることは別に違法じゃないだろ。

町民
町民

お前らがつるんで一緒に良からぬことを企ててるかもしれないだろうが。

町民
町民

捕まえろ……全員捕まえろ!

ミアーロ
ミアーロ

やめてください!トゥーラ様の言いつけに逆らうつもりですか!

感染者の町民
感染者の町民

先生!やっと来てくれたのか!

ブリッツ
ブリッツ

あっ……ミアーロ先生、こりゃすいませんね。

ミアーロ
ミアーロ

トゥーラ様は言ったはずです、誰だろうとこの区域には近づくな、感染者以外はと。

ミアーロ
ミアーロ

つまりあれですか、あなたたちも感染者というわけですね?

???
感染者の町民

お前は黙ってろ、このよそ者とどんな関係があるんだ、はっきり言え!

???
感染者の町民

でなければお前もとっ捕まえてやる!

ミアーロ
ミアーロ

彼はぼくの病人です、ぼくの診療所がよその病人を受け入れてはダメなんて規則はないはずですが。

???
感染者の町民

そうかい、俺を止めようってんだな、ならやってみろよ?

ミアーロ
ミアーロ

……何をするつもりですか?

???
怪しい町民

ここで時間を無駄にするな、とっとと連れて行くぞ。

ミアーロ
ミアーロ

……

ミアーロ
ミアーロ

……待ってください!

ミアーロ
ミアーロ

あなたたち……この町の人じゃありませんね!

タチャンカ
タチャンカ

どうだい。

フロスト
フロスト

先生が連中と口論してる、相手は全然聞き入れてくれないっぽいけど。

タチャンカ
タチャンカ

平和的に解決できそうにないな。

アッシュ
アッシュ

焦らないで、先生に任せましょ。

フロスト
フロスト

……

フロスト
フロスト

コーエン、様子がおかしい。

アッシュ
アッシュ

ん?

フロスト
フロスト

後ろに隠れてるあのデカい連中が見える?

アッシュ
アッシュ

見えるわ。

アッシュ
アッシュ

……

アッシュ
アッシュ

何かを背負ってる?布でくるまれてるわね。

アッシュ
アッシュ

あの大きさ、農具じゃなさそうね。

フロスト
フロスト

普通の農民があんな長い武器を背負うの?

タチャンカ
タチャンカ

……この世界でも、農民があんなデカい剣を背負って田植えをするとは思えん。

タチャンカ
タチャンカ

あれは話が通じない連中だ、コーエン。

(銃器を取り出す音)

アッシュ
アッシュ

まずは様子を伺う。

アッシュ
アッシュ

……二人は私の援護を。

タチャンカ
タチャンカ

了解した。

???
怪しい町民

クソガキ、死にたくなきゃ、口を閉じとけ。

ミアーロ
ミアーロ

あなたたちはここの人じゃありませんね。

ミアーロ
ミアーロ

一度も見たことがない顔です、何者ですか!

ミアーロ
ミアーロ

ここに来て何をするつもりですか、言いなさい!

感染者の町民
感染者の町民

そういうことかよ、盗人猛々しい連中だぜ!

感染者の町民
感染者の町民

衛兵!ここに侵入者だ!衛兵!

感染者の町民
感染者の町民

みんな!侵入者だぞ!

???
怪しい町民

チッ。

???
???

お前は喋りすぎだ。

サルカズ傭兵
サルカズ傭兵

そろそろ黙ってもらおうか。

(斬撃音)

ミアーロ
ミアーロ

え……

ブリッツ
ブリッツ

先生、伏せろッ!

(斬撃音と発泡音)

サルカズ傭兵
サルカズ傭兵

銃器だと!

サルカズ傭兵
サルカズ傭兵

傭兵か!

サルカズ傭兵
サルカズ傭兵

なぜ感染者区域に傭兵なんかがいるんだ?

サルカズ傭兵
サルカズ傭兵

そんなこと今はどうでもいい、生きていようが死んでいようが、絶対に連れて行くぞ。

サルカズ傭兵
サルカズ傭兵

やれ。

(発泡音)

アッシュ
アッシュ

させるか!

アッシュ
アッシュ

Lord!援護射撃!

タチャンカ
タチャンカ

だから言っただろうが。

タチャンカ
タチャンカ

これでも食らいな!※ロシア語スラング※。

(銃撃音)

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