

ドラッジ
銃?傭兵だぁ?

ドラッジ
なにバカなことを言ってやがんだ。

傭兵
全部マジなんだって、ボス!連中は大型の銃器を持っていた、ジャーマンもやられちまったんだ!

ドラッジ
大型の銃器を所持した傭兵ねぇ?サンクタか?

ドラッジ
俺たちは任務を失敗した、あの四人のサンクタのせいでって、俺にそう言いたいのか?

傭兵
……ッ……

傭兵
あいつらはサンクタじゃなかった……たぶん?

ドラッジ
サンクタじゃないのに大型銃器を持った傭兵ねぇ?

ドラッジ
ウソをつくんなら、もう少しリアリティを増してから言え。

サルカズ傭兵
こいつが言ってることは全部本当だ。

ドラッジ
どういう意味だ?

サルカズ傭兵
全部本当だと言ったんだ、あの武装してた連中はサンクタではない。

サルカズ傭兵
ジャーマンはキレイに頭を吹っ飛ばされた、だが弓やクロスボウの矢ではなかった、サルカズはあんなモノにやられるほどやわじゃない。

サルカズ傭兵
あいつらはお前の計画内にはなかった対象だ。

サルカズ傭兵
この前結んだ契約にはあんな全身武装して銃火器を所持した傭兵を相手にするとは書いてなかった、旦那、上乗せしてくれ。

ドラッジ
その傭兵は今どこにいる?

サルカズ傭兵
もう感染者区域にはいない、俺たちの人が今調べている、大きな動きは見せなかったから、きっとまだ町周辺に潜んでいるはずだ。

ドラッジ
……

ドラッジ
あのクソジジイの状況はどうなっている?

サルカズ傭兵
お前の親父の手下はみな手強い、特にお前の妹がな。

サルカズ傭兵
こっちも衛兵を数人ヤったが、邸宅の防衛線を突破するには至らなかった。

サルカズ傭兵
お前んとこの科学者のバケモノはいい仕事をしてくれている、だがお前が集めた術師連中はてんで役立たずだ、バケモノ共の多くが無意味な損害を被っている。

ドラッジ
あいつらは俺が雇える術師の中じゃ一番マシな部類だ。

ドラッジ
そっちのボスに術師を寄越してもらうんだな、ダメなら文句を言っても無駄だ。

サルカズ傭兵
ならそっちの科学者にもっとバケモノを作らせてくれ。

サルカズ傭兵
あるいは戦術は替えるのはどうだ、強行突破で邸宅を攻略するのは無理だ。お前ん家はもはや要塞そのもの、妹も楽な相手じゃないからな。

ドラッジ
クソジジイはどうしてる?まだ家に引きこもってるのか?

サルカズ傭兵
お前の親父なんざ見てもいない、終始表には出てこなかったぞ。

ドラッジ
ははは……だろうな。

ドラッジ
そうだろうなァッ!

ドラッジ
このまま邸宅を見張ってろ、何かあったら俺に知らせるんだ。

サルカズ傭兵
さっき俺が言った「戦術を替える」についてなんだが、するなら早めに頼むぜ。

サルカズ傭兵
サルカズの直感が訴えているんだ。引きずればするほど、どんどん綻びが出てくるってな。

ドラッジ
予備プランならある、だがそれを実行するには時間が必要だ。


レヴィ
私は自分の実験結果には非常に自信を持っている、だがその表情を見るに、君にそんな類似体験はないようだね。

レヴィ
さあ、言ってくれ、またどのフェーズに不満があるのかね?

ドラッジ
もっと進捗を早めろ。

レヴィ
無意味な催促以外に、もう少し建設的な意見を出してくれないかね?

ドラッジ
死体は十分に寄越しただろうが、あと少なくとも二十体のバケモノが必要なんだよこっちは。

レヴィ
変異体。

ドラッジ
あ?

レヴィ
この「バケモノ」は源石変異体と言う、この子らにも名前があるのだよ。

ドラッジ
激変体だろうが、変異体だろうが、そんなことはどうだっていい。

ドラッジ
こっちはもっとバケモノが必要だって言ってんだ。

レヴィ
この前たくさんやっただろう、もう全部死なせたのか?

レヴィ
気になるのだが……君の部下たちはどうやって変異体を操っているのだ?君たちの「アーツ」とやらで?

レヴィ
それは何だね?超能力か?神秘学的なものか?魔法か?原理は一体どうなってるんだ?

レヴィ
さあ、私の好奇心を満たしてくれ、君の手下のその「術師」とやらと話がしたい。

ドラッジ
自分の仕事に集中しろ、先生よ。

ドラッジ
今はアーツによそ見してる時じゃねぇんだ。

ドラッジ
ことを終えれば、好きなだけ自分の研究をすればいい。

レヴィ
(ロシア語)君のやっていることはあまり賛同できないがね。

レヴィ
しかし時間と言えば、君に言ってやったかな?君も時間は残されていないぞ。

ドラッジ
どういう意味だ?

レヴィ
この源石変異体の寿命は一週間ももたない。何をするにしても、早めに行動したほうがいいぞ。

ドラッジ
またなんか仕掛けやがったのかッ!

レヴィ
これは代償だよ、まったく辛抱がない君への代償だ。

レヴィ
君はこの変異体たちを迅速に製造したいのか、それともパワーを強めたいのか、はたまた完全無欠でいたいのかのどれだね?

レヴィ
世の中そんないいこと尽くめだと本気で信じているのかい?

ドラッジ
……

ドラッジ
言ったはずだ、俺に小細工はするなと、先生よ。

レヴィ
私は忙しいんだ、君とふざけ合う時間などないさ。

レヴィ
そんなに不満があるのなら、君が作ればいいじゃないか、君の聡明な頭脳を働かせて、私みたいな専門員でも短時間で解決できない遺伝子工学の問題を解決してみたまえ。

レヴィ
だがもちろん、私にもっと材料を、時間を寄越し、君のつまらん「お家騒動」に華を添えてやってもいいんだぞ。

レヴィ
科学とは常に公平なのだよ、君はそのどれかを選ぶしかない。

ドラッジ
口先ばかり言ってんじゃあない。

ドラッジ
仕事を続けろ、学者。もし失敗したら、絶対許さねぇからな。

ドラッジ
失敗の代償は惨い死だ、それもとてつもないヤツのな。俺はやるつったらやるからな。

レヴィ
ははは、そう言われてしまえば、もうこちらに返す口もないじゃないか?

レヴィ
幸運を祈ってるよ、わが友よ。


リスカム
あちこちで煙が立ち込めて、そこら中で狼藉が働かされている、近づかなくてもおおよその状況はわかるね。

フランカ
まさか現地の騒動がこんな規模だったなんて……

リスカム
やみくもに介入したら一大事だね。

シュヴァルツ
ただいま戻りました。

レンジャー
おお、状況はどうじゃった?

シュヴァルツ
……何もかもめちゃくちゃでした、町の北側の邸宅付近でずっと乱闘が続いています、その片方がどうやら傭兵のようでした。

シュヴァルツ
ほかの場所はもっとひどかったです、どこを見ても血しぶきと半壊した家屋ばかりでした。

シュヴァルツ
……感染した砂地獣が街中で暴れまわっていたんです、それなりの数で。

リスカム
こんな事態まで発展してるのに、サルゴンの政府武装組織は何をしてるんですか?酋長の軍隊は?

シュヴァルツ
北側の邸宅で統一された装備を纏った衛兵がいましたが、ほかのサルゴン兵は見かけませんでした。

フランカ
この規模の騒乱が二日も続いたら、あのセーフハウスのオペレーターももう……

リスカム
望みは薄いだろうね。

レンジャー
結論を下すにはまだ早い。

シュヴァルツ
……それともう一つ、セーフハウスを見つけました。

シュヴァルツ
何者かがセーフハウスを防衛していました、しかしロドスの人じゃありません。

レンジャー
セーフハウスは傭兵に占領されたのか?

シュヴァルツ
いえ……おそらく違うかと、一般の傭兵には見えませんでした。

シュヴァルツ
彼らは非常に専門的な防衛陣地を展開していました、待ち伏せの火力ポイントも、トラップも、惹きつける餌のどれも揃っています。

シュヴァルツ
それに一番重要なのが、セーフハウス内は町民で占めていたことです。

リスカム
町民?じゃあ陣地防衛してる人たちは何者なんですか?

シュヴァルツ
見たところあなたのご同僚かと、銃器を持っていましたので。

リスカム
銃器?BSWの傭兵ですか?

シュヴァルツ
彼らの明確な識別ロゴは見かけませんでしたので、BSWの傭兵とはまだ断定できませんが。

フランカ
身分識別を抹消された専門武装員……それに銃器を携えていたと。

フランカ
うっ……頭が。

レンジャー
町には各種異なる勢力が混在しておる。

レンジャー
じゃが強盗などの類は除いていいじゃろう。

レンジャー
酋長の軍隊もいないとすれば、戦争ということでもなかろう。

レンジャー
ここの状況はわしが思っていた以上に……複雑じゃな。

リスカム
騒乱のさなかで町民を保護してた人たちが悪党じゃなければいいのですが。

フランカ
もしかしたら交渉の余地もあるかもしれないわよ?

レンジャー
慎重に行こう、ヤツらが町民を保護していた点のみで判断したとしても、様々な異なる可能性があるからのう。

レンジャー
わしも話が通じるような相手でいてほしいわい。

フロスト
どう?

タチャンカ
ダメだ、まったくわからん。

タチャンカ
こいつ、ただのプリント基板に見るが、俺の知ってる基板とあまりにもかけ離れている。

タチャンカ
俺に一か月の時間と、説明書を持たせてくれれば、もしかすると解明できるかもしれんがな。

タチャンカ
まあいい、俺はやはり屋上で見張りを続ける、ずっとしゃがんでて腰が痛いのなんの。

フロスト
お疲れ様、Lord。

アッシュ
終わった?

フロスト
この通信機の内部構造はどれも見たことがない技術ばかりだったよ。

フロスト
修理は諦めていいと思うわ。

アッシュ
見た目からじゃそうは見えないけどね、ただの発信機にしか見えないわ。

フロスト
この前のバン同様、この世界のエネルギー基盤はすごく特殊、どんな技術でもその基礎はこの源石ってものらら来てるらしい。

オックフェン
アンタらまだその発信機を研究してたのか。

オックフェン
源石通信設備はとても複雑な技術を使っているんだ、今までずっとロドスから派遣されたエンジニア術師がメンテナンスしてくれたからな、直せないのも無理はない。

アッシュ
以前この機械で救援の連絡が取れたって言ってたわよね?

オックフェン
まあな……だが本当に取れたかどうかはわからねぇ。

オックフェン
あの暴徒たちがセーフハウスに攻めてきた時、慌てふためいて通信機を起動したんだが、喋る間もなく連中に侵入されちまった。

オックフェン
当時は状況があまりにも緊迫してたからな、俺もはっきりと喋れなくて……もしかすると通信を受け取ったロドス側はまるっきり何を言ってたのかわかってないのかもしれないな。

アッシュ
それで援軍が来なかったのね。

ブリッツ
俺は最初から援軍なんて期待していなかったけどね。

オックフェン
アンタらは全然緊張してないんだな。

アッシュ
緊張していないというより、支援のない作戦なんて、私たちは慣れているから。

オックフェン
はぁ、思い返すと、アンタらがもし一歩でも遅れていたら、俺の余生はずっと車椅子での生活だったかもしれないな。

オックフェン
もしかしたら直接棺桶に寝かされてたかもな、車椅子すら必要ねぇや。

オックフェン
だからアンタらには感謝してるよ。

アッシュ
遠慮しないで、あなたも街の人たちは助けたじゃない。

オックフェン
いや、そう言うのはちょっと違うな、なんせ感染者の救治はロドスの本業だからな、ははは……

オックフェン
……俺はただ門番してるだけの後方勤務予備オペレーターなだけだ。

アッシュ
救治……だからここには医療物資が置かれているの?

アッシュ
けどここにある武器は何に使うの?

オックフェン
あー、それはだな……

オックフェン
ロドスの本業は製薬だが、実はセーフハウスの役割は医療や救護の提供じゃないんだ。

オックフェン
セーフハウスの役割は主に外勤戦闘人員への物資補給、予備武器の提供とかなんだ。


フロスト
ふーん……

フロスト
ねぇ?これは何?

ブリッツ
グレネードランチャーか何かか?

アッシュ
グレネード?

アッシュ
見せてちょうだい。

ブリッツ
いいねぇ、これは地雷か?

ブリッツ
種類もたくさんあるな。

アッシュ
……最初はここの人たちって火器は扱えないって思っていたわ。

アッシュ
このグレネードランチャーの構造もちょっと変わってるわね。

ブリッツ
薬嚢がないグレネードか、まさか空気圧縮で発射するタイプか?

アッシュ
これを見て、油圧バネのタイプもあるわ。

オックフェン
気を付けてくれ!その箱の中身は全部源石爆発物なんだ、危ないぞ!

アッシュ
オックフェンさん、ここに銃の弾薬はあるかしら?

オックフェン
じゅう……銃器のことか?あー、つまりエッチング弾薬はないかってか?

オックフェン
そんな高価なモノ、セーフハウスにゃ普通用意されてないよ、ロドスで銃を扱う人はかなり少数だからな。

アッシュ
この爆薬だけど、使っていいかしら?

オックフェン
……はぁ……

オックフェン
なら気を付けてくれよ、源石爆薬はどれもすげー危ないからな。

オックフェン
今までなら、それらは戦闘専門のオペレーターしか扱っちゃいけない品物なんだ。

オックフェン
しかしアンタらは見るからにこれらを扱いなれているっぽいし、俺もとやかくは言わねぇよ。

アッシュ
感謝するわ。

ブリッツ
これはなんだ?変なパーツがゴロゴロしてるけど?

オックフェン
それはアーツユニット用の予備パーツだ、壊さないでくれよ。

アッシュ
アーツユニット……

ブリッツ
きっとあの「アーツ」って呼ばれてるものだよ。

アッシュ
アーツって、火の玉とか投げてきた技術のこと?

オックフェン
それを説明し出すと複雑だなぁ、俺は術師じゃないからな。

オックフェン
それとアーツの種類は千差万別だ、術師たちもそれぞれ得意分野が違う。

アッシュ
じゃあさっき話してたエンジニア術師ってものその一種かしら?

オックフェン
なんだ?アンタらアーツを知らないのか?

フロスト
それはぁ……私たちちょっと世間を知らな過ぎてね。

オックフェン
そんなことあるかよ?アンタらは銃を持ってるじゃないか、なら術師だろ?

オックフェン
アーツを扱えない銃火器使用者だって?へっ、こりゃ珍しいこともあるもんだな。


ミアーロ
あ、オックフェンさん、足はまだ治ってませんよ、まだ歩いちゃダメですって。

オックフェン
大丈夫大丈夫、松葉杖があるんだ、二三歩程度なら平気だよ。

アッシュ
先生、下の病人たちの様子はどうだった?

ミアーロ
ほとんどの人の怪我の状態は安定してきました、ここの医療設備のおかげですね。

アッシュ
顔色が悪いわね、大丈夫?

ミアーロ
一晩徹夜しただけなんで、問題ありません。

アッシュ
もっと休んだほうがいいわ、この中の唯一の医者が倒れてしまったら、それこそ本末転倒よ。

ミアーロ
安心してください、気を付けますから。

ブリッツ
アーツの話に戻るんだが。

ブリッツ
その、まじないを唱えて、それからパァって光った後に病気が治るアーツとかはないのか?

ミアーロ
プッ……

ミアーロ
何言ってるんですか、あははは……

ブリッツ
ないのか?じゃあ飲んだら傷口が癒えるような治療薬とかは?それもないのか?

オックフェン
そんなモンSF小説にしかないよ。

ミアーロ
傷を治療できるアーツはあるにはありますが、そういったアーツは極めて習得が難しいんです。

ミアーロ
そのアーツを習得したいのであれば、使用者はまず全面的な医学知識の習得と、各種族の身体構造への理解などが必要になります……

ミアーロ
そのため、ほとんどの医療アーツの使用者は止血かあるいは傷口の癒着加速程度のことしかできません。

ミアーロ
こういったアーツは手術台ではすごく重宝するんですが、ぼくの経験からすると、本当の治療の代用には使えませんけどね。

オックフェン
先生、アンタもアーツが使えるのか?

ミアーロ
少しぐらいなら……でも大したものでもありませんよ。

ブリッツ
そこはリアリティなくてもいいんだがなぁ……はぁ。

ブリッツ
魔法がある世界なのにこんなに不便だなんて。

ブリッツ
ちょっと待て、お前さっきSF小説って言ったか?

ブリッツ
ちょっとお前たちの世界のSF小説がどんなモンなのか気になっちまったよ。

ブリッツ
もっと大きい町なら書店はあるよな?歴史本は?値段は高いか?

ブリッツ
こりゃワクワクしてきたぜ。

オックフェン
アンタら本当に変なヤツらだな。

オックフェン
どっから来たんだ?クルビアか?それともヴィクトリア?

オックフェン
言葉の訛りからして数十年前のヴィクトリア人に聞こえるが……

ブリッツ
これは……俺もどう答えてやっていいかわからないな。

ミアーロ
コーエンさんたちはすごく遠いところから来たらしいんですよ、そこは鉱石病すらないんですって。

オックフェン
なんだって??

アッシュ
……そうね。

オックフェン
鉱石病がない国って、それホントか?

オックフェン
鉱石病がなければ、感染者もいない、ってことは感染者に対する差別もないってことじゃねぇか、大地にいる人々は皆平等、恨み憎しみも最初からないってことかよ?

オックフェン
ウッソだろ、なんちゅーパラダイスだよ?

ブリッツ
……

フロスト
……

アッシュ
はぁ……

オックフェン
……そうか、アンタらの表情を見ればわかる、聞かなかったことにしてくれ……

アッシュ
!

フロスト
敵襲!


アッシュ
状況を報告!

タチャンカ
これはまだ第一波だ、連中が囲ってくるぞ。

タチャンカ
この前の進攻はただの斥候だったんだ。

フロスト
さらに多くの敵が接近!

アッシュ
トラップは?

フロスト
作動に問題なし!

アッシュ
爆発物を詰め込んどいて。

アッシュ
ブリッツ、左翼に警戒、連中に包囲を許さないで。

ブリッツ
了解。

アッシュ
Lord、弾薬を節約して!

タチャンカ
問題ない、あっちから来させる。

アッシュ
四方を警戒、奇襲をさせないように!

アッシュ
そいつらの実力を見させてもらうわよ。

タチャンカ
来るぞ!

アッシュ
発砲は控えて……もっと近づけさせるのよ。

フロスト
九時の方向!

フロスト
Lord、真正面、敵がまた起き上がったわ!

アッシュ
エネミーダウン!

アッシュ
あの角が生えたデカブツは厄介よ、頭を狙って!

フロスト
アッシュ!あっちを見て!

アッシュ
!?

アッシュ
なんなのアレ!

アッシュ
Lord、危ないッ!

タチャンカ
※ロシアスラング※!

アッシュ
アレキサンドルッ!!

タチャンカ
平気だ!

タチャンカ
俺のことはいい!防衛線を死守しろ!

アッシュ
何なんのよアレ……

アッシュ
あの奇形の人型生物に警戒!軽量の遮蔽物には隠れないでッ!!


レンジャー
専門的な陣地展開、あの四人は只者じゃないな。

レンジャー
銃器の音も……いや……この激しい爆裂音、速射型の大型銃器か。

シュヴァルツ
……包囲されていますね。

シュヴァルツ
襲撃してる連中と邸宅を襲った傭兵は同一集団です、間違いありません。

リスカム
……あのバケモノ、龍門での戦闘を思い出します。

フランカ
「宿主」と「牧群」のことね。

フランカ
けどそれとは違うわね。

レンジャー
大型銃器を扱う傭兵と見たこともない獣を操って戦う傭兵か……

レンジャー
形勢が変化しておる、パワーバランスがもうすぐ崩れてしまうな。

シュヴァルツ
……どうしますか?

レンジャー
悩む必要はない、戦闘準備じゃ。

レンジャー
あのバケモノを操ってる輩は見るからに善の類ではない、手加減は無用じゃ。

シュヴァルツ
……了解しました。