アークナイツストーリー翻訳

【明日方舟】将進酒 IW-1「物の怪」行動前 翻訳

旅館は尚蜀に十数もの支店を持つ。行禄と呼ぶ支店もあれば、行福と呼ぶ支店もある、だが行裕と呼ばれるのはこの一軒だけである。
当然ではあるが、間近で高層ビルや夜景を見れて、双月が映る湖を遠方から眺められるのはこの一軒だけである。支配人が立地を選ぶ際は、いつだって周りの風景しか見ていない。客の流れや賃貸料などは、まったく意に介していないのである。
景色がよければ、客人の気分もよくなる。景色さえよければ、自ずと天地と一体となる、金を稼ぎたくないと思う方が難しいのだ。

リー
リー

うん……茶も景色も、実にいい。

水夫
水夫

初めて来た場所なら、いいところを選んでそこに落ち着く。尚蜀にもいい印象を抱くはずだ。

リー
リー

行裕旅館、雅な名ですね。

水夫
水夫

ここは名店だ、当初はこういった飲食業はやっていなかったんだが、ここ最近急にサービスを変えてきてな、支配人も実力があったから、商売も順風満帆なんだ。

水夫
水夫

家も稼業も栄えたら、自ずと支配人本人も……

リー
リー

……あの忙しなくしているのがその人ですか?

水夫
水夫

そうだ。

リー
リー

店主といった感じにはちっとも見えませんね、せっせと働いてる様には尊敬の念を抱かざるを得ないよ。

リー
リー

ただあの旧友のリャンのことを思うとな……今頃なにをやっているのやら。

水夫
水夫

自分でも言ってただろ、せっせと働いてるさ。

リー
リー

……官人としては真っ当にやってるんですか?

水夫
水夫

街中を適当に聞いて回れば分かる、靴磨きも、山芋売りも、タクシードライバーも、リャン様のことを聞かれれば誰だって親指を立てるもんさ。

リー
リー

……はは、そりゃ役得ですね、羨ましい限りだ。

水夫
水夫

リャン様から聞いたんだが、あんたと彼は、かれこれ十数年も顔を合わせていないようだな?

リー
リー

ええ。

水夫
水夫

だがそれでもリャン様は例のブツを、あんたに送ったと。

リー
リー

そうですよ。

水夫
水夫

ならお二人の関係も、親指を立てるほどのものだな。

水夫
水夫

生憎私に審美眼はなくてな、これのどこがいいのかはさっぱりだ、だがリャン様の顔を伺えばわかる、一大事なんだとな。

リー
リー

いやいや、こんな俺が“リャン様”と親しい関係にあるなんて恐れ多い、だがリャン・シュンという人物なら、確かに友人ではありますよ。

水夫
水夫

友人?

リー
リー

親友さ。

水夫
水夫

親友は得難い。十数年も会ってないにも関わらずまだ親友でいられる人はなおさだ。

リー
リー

そっちはどうなんです、シェンさん?

水夫
水夫

私か?

リー
リー

渡り場にはあんなに水夫がたくさんいたんです、なのによりによって俺はあんたの船に乗った、奇妙には思いませんか?

水夫
水夫

思わんな。こっちはリャン様から事情を伝えられている、ならそっちにも大方伝わってるはずだ。だから具体的なことについてこちらが聞く必要はない。

リー
リー

こいつはリャン様に代わって闇取引のところから奪ってきたものなんですよ、そりゃもう手間がかかったものでして。

水夫
水夫

……聞いてもいないのにそちらから言い出したということは、さほど我慢していたと見受ける。

リー
リー

遠路はるばるここに来るまでの間、ずっと話し相手が欲しいと思っていましたからね。

リー
リー

というかそっちもかなりリャンのことを信用しているようじゃないですか、あっちはあんな近づきがたい冷たい顔をしてるのに。

水夫
水夫

あんたが彼を信じてるのは、彼があんたの友人だからだろ、私が彼を信じているのは、彼が尚蜀の地方官だからさ。

リー
リー

二人は知り合いなんですか?

水夫
水夫

そうかもな、リャン様は私たちによくしてくれてる、なら知り合いだと言っても過言じゃないはずだ。

リー
リー

シェンさんはこの仕事はどれぐらい続けてるんです?

水夫
水夫

もう憶えていないな……自分が何年川に漂ってきたかを数える人なんていると思うか?そうだな……二三十年ぐらいか?

リー
リー

シェンさんもすごいお方だ。

水夫
水夫

ただの船漕ぎだよ、すごいも何もない。この数年でエンジンを付ける船まで出てきたんだ、あと数年もしたら、私も職を失ってしまうさ。

リー
リー

だとしても道案内だったり、その日の状況とかを確認してもらう人は必要でしょうよ。水路を行き交う水夫も、水路が長かったり、あるいはその職に長く就いていれば、天災トランスポーターとなんら違いはありませんって。

水夫
水夫

……天災か。

水夫
水夫

めったに遭えるものではないが、遭ってしまった暁には、生涯脳裏に焼き付いてしまうな。

リー
リー

天災に見舞われたことがあったと?

水夫
水夫

あった、だが天災よりも恐ろしいことに遭ったことがある、まあ川で遭ったわけではないがな――というより、こんなことを知ったってどうするんだ。

水夫
水夫

……おや。

リー
リー

どうしました?

水夫
水夫

……珍しい、外国人のようだ。

(ウユウとクルースが旅館に入ってくる)

旅館の従業者
旅館の従業者

おや、お客さん二人ですかい?

ウユウ
ウユウ

二人だ。

クルース
クルース

ここが君が言っていた“名は外にも轟き、料理は絶品、サービスは献身”な行裕旅館?

ウユウ
ウユウ

そうですとも、私のお師匠様も過去にこの“行裕”を絶賛していたんですよ、ただなかなか尚蜀に赴き機会がなかったものなんで、こうして恩人様に紹介した次第です。

ウユウ
ウユウ

はぁ、ただ……

クルース
クルース

ただ?

ウユウ
ウユウ

あはは、恥ずかしながら、師匠はただ絶賛しただけで、旅館の何かを絶賛したわけじゃないんです。ですので私もこの旅館のどこがすごいのか分からなくて。

クルース
クルース

……

旅館の従業者
旅館の従業者

どうぞ、お茶です。

旅館の従業者
旅館の従業者

お二人さん、お食事ですか、それともお泊りですか?

クルース
クルース

おお、典型的な旅館の聞き台詞だ。

旅館の従業者
旅館の従業者

ヘッ、ウチはまだ開いて何年しか経っちゃいませんが、“行裕”という名を語るのなら、百年にもなる老舗なんですぜ。

ウユウ
ウユウ

恩人様、どうせどこかで休憩するつもりだったんですからここにしましょう。値段もいいし、北にある船の渡り場からも遠くない、どうです?

クルース
クルース

私は別になんでもいいけど……

ウユウ
ウユウ

では部屋を二間頼む。

旅館の従業者
旅館の従業者

はいよ、食事はどうします?

ウユウ
ウユウ

どんな料理があるんだい?

旅館の従業者
旅館の従業者

おすすめのセットメニューなら壁に貼ってありますぜ。今は昼時のメニューになってます、もしなにかあれば、一声かけてください。

ウユウ
ウユウ

わかった、どれどれ……

クルース
クルース

あれとか美味しそうだね、炎国って感じの。

ウユウ
ウユウ

……恩人様、あれは激辛料理ですよ……もっと他のものにしませんか?

クルース
クルース

なんで?郷に入っては郷に従えでしょ、試してみようよ?

ウユウ
ウユウ

私の経験から言わせれば、ああいった料理は、あなたのようなレム・ビリトン人のお口には合わないかと。

クルース
クルース

そうなの?でも私結構辛いのいけるよ。

ウユウ
ウユウ

……

クルース
クルース

……なに見てるの?

ウユウ
ウユウ

あちらの店主さんを見てください。

クルース
クルース

あの人がどうかしたの?

ウユウ
ウユウ

すごい。

クルース
クルース

なにが?

ウユウ
ウユウ

これだけ大きな稼業を築き上げたのもそうですが、それよりもすごいのが……

クルース
クルース

……手にマメができてること?

ウユウ
ウユウ

さすが恩人様、いい目をしております!

クルース
クルース

それよりもここに入ってきた時、二階にいるお客さんが私たちのことを見ていたよ。

ウユウ
ウユウ

え?

水夫
水夫

彼らをジッと見てどうしたんだ?

リー
リー

いや……あのコータス、なーんか見覚えがあるような……

ジェン総支配人
ジェン総支配人

……

旅館の従業者
旅館の従業者

支配人、今日はウチにいるんですかい?渡り場のところは見に行かなくていいんですか?

ジェン総支配人
ジェン総支配人

いい、今日は人と会う約束があるからな、ここで待ってるんだ。

旅館の従業者
旅館の従業者

ヘッ、支配人自らがお迎えする人なら、きっとお得意さんなんでしょうね。じゃあここも宴席ですかい?いくらぐらい儲けられるんですかね?

ジェン総支配人
ジェン総支配人

儲けについてはどうだろうな、まあそれなりに忙しくはなると思うぞ。

旅館の従業者
旅館の従業者

……アッチの商売ですかい?

ジェン総支配人
ジェン総支配人

どちらとも言えるな。

旅館の従業者
旅館の従業者

と言いますと?

ジェン総支配人
ジェン総支配人

いちいち聞くでない、さっさとお客様を案内せんか。

旅館の従業者
旅館の従業者

ちぇッ、ケチ臭いですね。

旅館の従業者
旅館の従業者

いらっしゃいませ、何名様で――

(ドゥ嬢と複数の男達が入ってくる)

ドゥ嬢
ドゥ嬢

……フンッ。

旅館の従業者
旅館の従業者

ドゥお嬢様?これは一体――

ドゥ嬢
ドゥ嬢

あんたには関係ない、あっち行って。

ジェン総支配人
ジェン総支配人

……

ドゥ嬢
ドゥ嬢

そこのッッッ!

ウユウ
ウユウ

うわッ――女子でありながらすごい声量だ、私になにか?

ドゥ嬢
ドゥ嬢

……そのちゃらんぽらんな恰好にメガネ、平気でウソをついては人を騙す詐欺師。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

あんたがそうでしょ。

ウユウ
ウユウ

……いや、あの……その評価はちょっと何というか……

クルース
クルース

ウユウちゃんの仇?

ウユウ
ウユウ

いや、仇とは言えいくらなんでも小娘を寄越してくるような連中では……

ドゥ嬢
ドゥ嬢

誰が小娘よッ!

(ドゥ嬢がウユウ目掛けて木椅子を蹴り飛ばす)

ウユウ
ウユウ

――!

ウユウ
ウユウ

(一蹴りで木椅子を蹴り飛ばしてきた――いい脚力だ!)

ドゥ嬢
ドゥ嬢

フンッ。座ったまま避けるなんて、いい反応してるじゃない。

町の青年
町の青年

お嬢様、お嬢様!

ドゥ嬢
ドゥ嬢

なによ、こっちは今忙し――

町の青年
町の青年

こいつはリーベリですよ、確か手紙では、あいつは龍だって……

ドゥ嬢
ドゥ嬢

……

ウユウ
ウユウ

……

ドゥ嬢
ドゥ嬢

……じゃあ二階にいるそこのあんた、あんたがそうでしょッ!?

ウユウ
ウユウ

ちょっと、せめて謝罪ぐらい言ったらどうなんだ!

クルース
クルース

まあまあ……ん?

リー
リー

……自分の恰好はまだ割と品があると思ってるんですけどね。

水夫
水夫

あの娘、どうやら訳ありで来たようだな。

リー
リー

店に入ってきた途端に木椅子を蹴り飛ばすとは、あのお兄さんもあやうく無駄に一発もらうところでしたね、可哀そうに。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

このアタシに見つかった以上、大人しくブツを渡してもらおうじゃないの。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

フンッ、白昼堂々と町に忍び込んでくるとは、いい度胸してるじゃない。

リー
リー

……ドゥお嬢さん、なんか誤解しちゃいませんかね?

ドゥ嬢
ドゥ嬢

あんた、龍門から?

リー
リー

えっ、そうですけど。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

古い盃を持ってるでしょ?

リー
リー

……

ドゥ嬢
ドゥ嬢

一分間だけ弁明の時間を与えてあげる。時間が過ぎたら、大人しくそれをこっちに渡して、一緒に来てもらうわよ。

リー
リー

今どきの娘っ子はみんな言うことを聞かないんですかね……うちのガキたちに会いたくなっちまいましたよ。

水夫
水夫

……そんな目で私を見なくていい。リャン様から話は聞いている、その盃はわざわざあんたに頼んで龍門から持ってきたものだと。

水夫
水夫

リャン様がそう言うのなら、そう信じよう。

リー
リー

そりゃどうも、信じてくれ。

水夫
水夫

しかし妙だな……リャン様から頼まれたブツだというのに、あの小娘はよく堂々と奪うなんて言えたものだな?

リー
リー

はぁ。

リー
リー

この盃は、うちのガキが闇取引してる連中から奪ってきたものなんですよ、合法的な手続きを経て貰ってきたかどうかと言うのなら、まあそういうことです……あはは。

水夫
水夫

そんなに珍しい盃なのか?

リー
リー

一通り調べたが、出どころ不明の噂しか分かりませんでした、その噂も闇取引してた連中が現地の人から聞いた話らしくて……

リー
リー

はぁ、なんでこんな面倒臭いことに遭っちまうのかなぁ。

クルース
クルース

(ウユウちゃん、映画とかでこういうシーンを見たことあるよ!)

ウユウ
ウユウ

(私もです!しかし一般的にこういう場面は警察を呼ばなきゃなりません、映画とは訳が違うんですから……)

ドゥ嬢
ドゥ嬢

ちょっと、なにヒソヒソしてんのよ、言い訳はもう思いついた?

ウユウ
ウユウ

(あのお嬢さん、声量だけでも気勢がありますね……二階にいるあのお二方に目を付けているのでしょうか?)

クルース
クルース

……

ウユウ
ウユウ

(恩人様?)

クルース
クルース

(ウユウ君……あの人……なんか見覚えある……)

ウユウ
ウユウ

(え?あの私と七割は似ていて二割は酷似してるようなお方がですか?)

クルース
クルース

(そうじゃくて、彼は……えっと……ロドスの協力者って言えばいいのかな……ていうか残りの一割はなんなの?)

リー
リー

こうしましょうお嬢さん、どうせあなたに掴まっちまってこっちはもう逃げられないんです、だから警察でも呼んで……

ドゥ嬢
ドゥ嬢

時間稼ぎのつもりね、いいわよ、いつまで持つか見てやろうじゃないの。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

やれ!

町の青年
町の青年

あいつを逃がすな!

ウユウ
ウユウ

待たれよ!

ドゥ嬢
ドゥ嬢

……なによ、さっきの謝罪がほしいわけ?

ドゥ嬢
ドゥ嬢

こっちの用事が済んだら、あんたがこの店で出した二日間の支出は全部ウチが持ってあげるわよ、これでどう?

ウユウ
ウユウ

恩人様、よ~く確認してくださいよ、もし人違いだったらこっちは大損です。

クルース
クルース

……リーさん?

リー
リー

……あっ。

リー
リー

君……その金髪、そしてその開いてるのか開いてないのかよく分からない目をしたウサギちゃん……ロドスのオペレーターか?

ウユウ
ウユウ

天下も炎国も尚蜀も広しと言えど、恩人様が偶然こんな旅館で知り合いと出会うなんて、なんという奇跡的な確率……

ウユウ
ウユウ

皆様方、ひとまずどうか手出しご容赦を、この奇跡的な再会の興を冷まさないようにして頂きたい。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

――次から次へと訳の分かんないことを、やっぱりあんたたちもそいつの仲間だったのね!

ドゥ嬢
ドゥ嬢

全員囲め!ブツを渡さない限り、ここから逃げられると思うな!

(アーツ音)

ほう?なぜ急にそう思ったんだい?
罔両影に問う、自ずと理解しているはずだ。
であれば見てみたいものだな、この常日頃から身近にあるな品々をどう霊験させるのかを。
まあ気まぐれというやつだ、あとで私のことをあれこれと笑わないでもらえればいいよ。

リー
リー

……!

リー
リー

なんだ……今のは……

(ウユウが町の青年を倒す)

ウユウ
ウユウ

恩人様、危ない!

(クルースが町の青年を倒す)

クルース
クルース

みんな一般人なんだから、手加減してよね。

町の青年
町の青年

あのリーベリは手馴れだ!気を付けろ!このコータスは俺に任せて――あれ?どこ行った?

クルース
クルース

もう、言った傍から手を出してくるんだから……

町の青年
町の青年

なッ、いつの間に二階に行きやがったんだ!?

クルース
クルース

流血沙汰は無用だよ、ウユウ君、手加減してやってね。

クルース
クルース

リーさん、こっちこっち。

リー
リー

はぁ、君たちを巻き込んでしまって、申し訳ないね。

クルース
クルース

ここでリーさんと会えたんだから、不幸中の幸いってとこかな。ほら、そんなことよりもここを出よう。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

コラァ――!なにアタシをいない者扱いしてんのよ!?逃げられるとでも思ってるの?

ウユウ
ウユウ

すまない、ここを通すわけにはいかないんだ。

ドゥ嬢
ドゥ嬢

それでアタシらが大人しく従うとでも!?

(ウユウとドゥ嬢が殴り合う)

旅館の従業者
旅館の従業者

……扇子?あの詐欺師……あいや、あのお客さん、珍しい武術を使っていますね?

ジェン総支配人
ジェン総支配人

……

旅館の従業者
旅館の従業者

ジェン支配人?支配人?これ以上あいつらを止めないと、一階の椅子と机が全部おじゃんになりますよ。

ジェン総支配人
ジェン総支配人

……はぁ。

旅館の従業者
旅館の従業者

あの扇子使いの兄ちゃん、余裕綽々ですぜ。でもお嬢様もまだ全力を出していない、今ここで二人を止めたら、和を以て財を生ずですよ。

旅館の従業者
旅館の従業者

それに彼女、結構机とか気にしてるようですし……

ジェン総支配人
ジェン総支配人

まったく!

ジェン総支配人
ジェン総支配人

気前のいい客とはよく言ったものだよ!

早春、夕方、風は望まれてこそ来れば、雨は未だに来ないままである。尚蜀の春は、いつもこうなのだ。
男は顔を上げて空を眺める、雲は絡まり合い、黄昏ていて仄暗い、しかし遠くには、まだ斜陽の光がわずかに見えていた。
春風料峭、軽風衣を撫でる。

謹厳な男
謹厳な男

そろそろ彼が来る頃合いだな。

謹厳な男
謹厳な男

……ふむ……

謹厳な男
謹厳な男

無事にことが済めばいいのだが。

この記事を書いた人
おーちゃん

フロストノヴァ推し

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