アークナイツストーリー翻訳

【明日方舟】阿呆船 SN-ST-6「下層の大広間」 翻訳

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

チッ、奥に行くにつれ、恐魚の数がどんどん増してきてる。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

はやく合流しないと……危険だわ。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

先生……私はどうすれば……彼女たちみたいに……

(???が飛び降りてくる)

???
???

……グゲゲ……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

シーボーン……!?

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

(甲板で見たヤツだわ。あの狩人から一撃食らったのにまったく効いていないだなんて……!?)

???
???

……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

(……こいつの攻撃手段は?四肢による攻撃?それとも噛みつき?)

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

(いや、こっちにはハンドキャノンがあるんだから、距離を離して――)

???
???

……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

……待って。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

待って待って!その腰に吊るしてるのは何!?

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

どうしてコイツが……まさか……!

???
???

グオオオオオ――!

(???がアイリーニに襲いかかる)

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

うぎゃッ!ゲホゲホッ――ゲホゲホッ――

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

(なんてパワーなの――!防いだからよかったものの――!)

???
???

……イィ……

???
???

……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

何を喋ろうとしてるのよバケモノめ!

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

私は……こんなところで倒れたりしないんだから!

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

私はアイリーニ、イベリアの審問官なのよ!

大審問官ダリオ
大審問官ダリオ

……ゲホッ。

大審問官ダリオ
大審問官ダリオ

溟痕を焼き払うのに随分と時間を無駄にしてしまったか。

大審問官ダリオ
大審問官ダリオ

……先行きもよくない。

恐魚
恐魚

(群れを成す不気味な声)

ジョディ
ジョディ

(ここなら下の様子が見れる……)

ジョディ
ジョディ

もう何時間経ったんだろう?大審問官さんも……もう限界なのでは?

ジョディ
ジョディ

ボクでも……もしボクでも……いや何を考えてるんだジョディ、今は目の前のことに集中するんだ!

ジョディ
ジョディ

はやく来てくださいよ……裁判所……

(スペクターがシーボーンに襲いかかる)

スペクター
スペクター

どうしたの?それでおしまい?

シーボーン
シーボーン

……グゲゲ……アガガ……

スペクター
スペクター

聞きなさいな、あなたのお仲間たちもすでに悲鳴を上げてるわよ。サルヴィエントにいたあのお花なら少しは美的センスってものがあったけれど、あなたはどうかしら?

スペクター
スペクター

まったく味気ないわね、目覚めてからの最初のダンスレッスンだと言うのに。

シーボーン
シーボーン

グガガガ……!

スカジ
スカジ

逃げようとしてる!

スペクター
スペクター

わたくしが追いますわ、あなたはあのイベリアの小鳥ちゃんを探しに行ってちょうだい。

スカジ
スカジ

もう大丈夫なの?

スペクター
スペクター

バッチシよ、記憶も星の海から堕ちてくる滝のように溢れてくるわ。まあ、自分の全てを知るにはもう少しだけ時間が必要ですけれど。

スペクター
スペクター

けど、あの頃のことを思い出すとなればそれなりに気力を費やさないといけないようね、なんだか申し訳なく思うわ。

スカジ
スカジ

……まだ状態が安定してないんだから、私が追うわ。

スペクター
スペクター

なによ、わたくしと獲物を奪うつもり?

スカジ
スカジ

海に逃げられてしまう。

スペクター
スペクター

そりゃ逃げるでしょうよ。でも、さっきは明らかにわたくしに敵わないから逃げたわけじゃないわ。

スペクター
スペクター

何か見つけたのかしらね?

スカジ
スカジ

もう時間が――

(爆発音と共に???が現れる)

???
???

……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

ゲホゲホッ……ゲホゲホッ……!やっぱり、まだハンドキャノンを上手く使いこなせない!

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

逃がさないわよ、あなたは一体――

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

――あれ?狩人たち?

スペクター
スペクター

ご機嫌よう、アイリーニ。また獲物を一匹連れて来てくれて嬉しいわ~。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

……アイリーニって呼びました?じゃあ……記憶が戻ったのですか?

[
スペクター
スペクター

完璧に、とまではいかないけどね。でも今のわたくしは元気溌剌、気分も晴れ晴れとしているわ。

スカジ
スカジ

そういうのは後ではいいから。

スカジ
スカジ

あれは、甲板にいたシーボーンね。隊長の刺突すら避けられたぐらいの反射神経を持ってる。

スペクター
スペクター

まあ、すごいわね。そんな相手をわたくしたちのところまで誘き寄せてくれたなんて、しかもあなたは無傷のまま。えらいじゃないの、アイリーニ。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

いいえ、私が誘き寄せたからここに来たわけじゃありません。アイツは一度も襲ってきませんでした――今でもそうです。

スペクター
スペクター

そうね……こうして隙を見せてお喋りでもしたら、堪らず襲ってくるのかと思っていたんだけれど……

スカジ
スカジ

……

スペクター
スペクター

あなたのお友だちならつい先ほどこの場から逃げていったわよ、今から追いかけても間に合うと思うわよ。

スペクター
スペクター

それとも、あなたも平和主義者なのかしら?

グレイディーア
グレイディーア

……

グレイディーア
グレイディーア

(カジミエーシュ、かつてスカジが足を運んだ国。広大な草原と森を有する、騎士の国。)

(グレイディーアがブレオガンの鍵を見つめる)

グレイディーア
グレイディーア

(騎士……)

(最後の騎士の事を思い出す)

グレイディーア
グレイディーア

……まさか偶然?それともナニかが、彼を引きつけたのかしら?

グレイディーア
グレイディーア

この船もそう……ブレオガン、故郷にナニを残そうとしていたの?答えをどこに隠してしまったのかしら?

グレイディーア
グレイディーア

……ん?

(グレイディーアが恐魚の死骸を見つめる)

グレイディーア
グレイディーア

(恐魚の屍?いや、それだけじゃない……)

グレイディーア
グレイディーア

(キレイな傷痕、おそらくこの恐魚は抵抗の余地もなく殺されたんだわ。匂いも一緒くたに混ざり合ってる、空気が濁っているわね。)

グレイディーア
グレイディーア

(まだナニかが……この船にいるのかしら?)

???
???

……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

その腰にかけてる懐中時計は紛れもなく人間の所有物、しかもイベリア様式の!

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

あなた、一体何者!?

???
???

……

スペクター
スペクター

彼、時間稼ぎしてるわね。

スカジ
スカジ

もう一匹が海に入られたら面倒臭いことになるわよ。

???
???

……

スペクター
スペクター

まだ襲ってこないだなんて……シャイな人ね。

スペクター
スペクター

スカジ、合わせなさい。

スカジ
スカジ

わかった。

(スカジとスペクターが???に襲いかかる)

???
???

――グゲェアッ!

???
???

……ガッ……グゲゲガガァ……グゥ……

スペクター
スペクター

こっちから攻撃して傷をつけたっていうのにまだ襲ってこないなんて。もう萎えちゃったわ。

スカジ
スカジ

……違う!

スカジ
スカジ

仲間のために時間を稼いでいるわけじゃない!

我がイベリアを汚す者は誰だ?無礼な輩共め……

(鐘の音)

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

か、鐘の音!?一体何が……?

???
???

(甲高い叫び声)――!

鐘の音が人気のない黄金色の大広間に木霊する。
大広間の灯りは仄かに、しかし燦燦と輝く。三人が気を取られている間に、シーボーンは玉座のほうへ向かっていた。
玉座。
このイベリアの大船に、なんと玉座が坐っていたのだ。傲慢の結晶、権力の果実、愚昧なる文明の共犯者。

スペクター
スペクター

あれは……まるで……

スペクターは言葉を続けなかった、なぜならあまりにも荒唐無稽に思えたからである。
ヤツは王冠を被り、帳と同じ色を纏っていた。静かに玉座の傍らに跪くヤツを見て、ヤツこそがこの玉座の最も親しい対象であることが分かる。
まるで往日の主君とその側近のように、イベリアの黄金に輝く太陽を侍らわせていた。
そこへ玉座から人影が現れる。
その者の姿を目に入れようと、陰影を照らさんとばかりに、アイリーニはランタンを掲げた。

船長アルフォンソ
シーボーン?

我が船に足を踏み入れて、何の用だ?

船長アルフォンソ
シーボーン?

ゲホッ……ゲホゲホッ……

船長アルフォンソ
シーボーン?

……答えよ、答えるのだ、この偉大なる、アルフォンソに。何ゆえここへやってきた?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

なぜ、静寂を打ち破って、この数十年も、誰も訪ねてこなかった、“私のイベリア”を探しに来た?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

貴様から答えてもらおうか、旧イベリア人よ。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

――

アイリーニは信じられずにいた。
そのシーボーンの顔は見たことがある。この若さにして審問官になった彼女は、かなり勉学に励んでいた。経典を熟読し、歴史を銘記し、信条を力へと変えてきた。
このシーボーンはアルフォンソと名乗ったのか?
あのイベリアで最も偉大なる船長の名を?

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

――あ、あなたがこの船の船長であるわけがない!このバケモノめ!

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

六十年前であれば、アルフォンソ船長の歳はすでに50を超えている!あの頃の英雄よりもずっと若い姿をしてるあなたがあの船長であるはずがない!

アイリーニは自分が動揺してることを分かっていた。だが決して弱さは見せない。
彼女は条件反射かのようにランタンを掲げた、彼女の師と同じように。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

その偽りのベールを外すがいい!シーボーンめ!

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

……

???
???

……

灯火が揺れる。黄金の間の輝きと比べて、審問官の手しているその小さな灯火のほうが、むしろ没落という言葉を表すのに相応しかった。
黄金時代。
“シーボーン”は片時ばかりかアイリーニを凝視した後、蔑むかのように顔を向け、すでに人のそれではなくなった“アルフォンソ”の腕に優しく触れた。
暫くの間、沈黙がかの英雄を覆ったのだ。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

……“シーボーン”だと?センスの欠片もない呼称だな。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

旧イベリア人よ、名を名乗れ。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

イベリア審問官、アイリーニ。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

“旧イベリア”ですって?フッ、笑わせてくれるわね。イベリアの名誉を傷つけることは断固として許さない、この私が――

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

無礼者めッ!誰に向かってその口を利いているのだッ!?

???
???

(会話を遮る甲高い叫び声)――

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

ッ!

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

我らがヴィクトリアの艦隊を焼き払った時、獅子王の栄冠を湖の底へ投げ捨てた時、貴様はどこで何をしていた?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

私がこの手で持ち帰った船を満たさんばかりの黄金でサルヴィエントを埋め尽くした時、貴様はどこで何をしていた?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

大軍が黒雲のようにリターニアの朝日を遮った時に、貴様はどこで何をしていたのだ?

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

なっ――

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

(激しい咳)ゲホゲホッ――ゲホッゲゲホッ……

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

私はアルフォンソ、旧イベリアの公爵にして、大艦隊の総司令官、ストゥルティフェラ号の船長、その王である。そういう貴様は何者だと言うのだ?取るに足らない無価値な一審問官風情が、私の存在を疑うというのか?

???
???

……(不満げに軽く首を振る)

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

フッ、無知蒙昧な国教会が大海原を超えて私を探し当てたのだ、褒めて遣わそうか?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

疾く帰るがいい、どのようにしてここへ来たかは知らんが、“阿呆船”は貴様らを歓迎しない。ガルシア……私の優秀な副官よ、ヤツらのことなど放っておけ。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

お前が流したその血は、すぐにでもヤツらが償ってくれるさ、この海へもな。

???
副官ガルシア

アァ……(頷く)

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

イベリアにおいて、裁判所への侮辱は重罪よ。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

……聞こえていなかったのか?さっさと消えろと言ったのだ。この船の乗員なら皆、もうとっくに死に絶えているさ、審問官。

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

(叫び)私たちはこんなにも多くの代償を払ってきたのは――!!

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

……

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

――断じて!あなたの同意を求めにきたわけではない……!

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

騒々しい小娘だ……これだから国教会の者は好かん……

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

重罪と言ったか?ハッ!ひ弱な王族にもモノが言えぬ国教会がか?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

……

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

一つ訊ねようか……仮に貴様は旧イベリアからやって来たとなれば、今の国教会の長は誰だ?カルメンか?

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

……!聖徒様のお名前を知ってるのね……

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

聖徒?ほう、聖徒か……ククク。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

ハハハ、聖徒とな?ガッハッハッハッハ!

審問官アイリーニ
審問官アイリーニ

な、何がおかしい!?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

ヤツは何を恥いておるのだ?大主教になる勇気すらないとは……ワッハッハッハッハ!

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

どうりでここを探し当てるのに六十年もの歳月がかかったものだ。どうやら災いは旧イベリアを惰弱にしてしまったようだな。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

……だが。まあよい。船医がサンゴに成れ果ててしまう前に、旧イベリアの現状を、その可能性を我らは大いに語り合ったさ……とっくにそうだろうとは予想していた。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

貴様らが踏んでいるこのフロア、この塵一つない黄金の間こそが、私の記憶にある祖国だ。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

こここそがイベリアなのだ!貴様らが口にしている国は狭隘極まれる!貴様が見て、理解しようとしてるのはほんの一部分の小さな世界に過ぎぬのだ!

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

内陸を跨ごうとしていた国はいつからこんなにも惰弱になってしまったのだ?私を探し当てるのに六十年もかかったほどに。

アルフォンソが階段を降りていく。
それに従って一歩後退るアイリーニ。手にあるランタンの火も揺れ動く。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

……それで、なぜ傍らにエーギル人が二人もいるのだ?私のイベリアはエーギル人を歓迎していないのだがな。

スペクター
スペクター

お邪魔するつもりはなかったのよ、御免あそばせ、船長さん。わたくしたちはただ吐き気を催すバケモノを追っていただけなの、その中にあなたとあなたの副官殿が混ざってしまっただけでしてよ。

スカジ
スカジ

……どうやってそんな長生きできてるの?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

的を得た質問だな、エーギルの愚か者め。私とヤツらは長い間狩りのゲームをしていたのだよ。本来なら今日、あるいは明日がその収穫の時期であったのだがな。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

それが貴様らのせいで私は獲物を逃してしまったよ、これではまた――

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

――いや……待て!

スカジ
スカジ

……?

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

貴様……エーギル人ではないな?いや、エーギル人どころではない!貴様ら全員がそうだ!

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

貴様、名は?

スカジ
スカジ

……スカジ。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

バカな。バカなバカなバカな!エーギル人、ウソは許さんぞ!いくらこの船に何十年も閉じこもっていたとはいえ、我らとは愚者ではない。

船長アルフォンソ
船長アルフォンソ

貴様はIshar-mlaだ、そうヤツらから呼ばれているのだろう?

アマヤ
アマヤ

……鐘の音です。聞こえましたか、ウルピアヌスさん?

ウルピアヌス
ウルピアヌス

この船にまだ稼働してる箇所があったとはな、もはや奇跡だ。

アマヤ
アマヤ

ここではですね、鐘の音は狩りを意味しているのですよ。

ウルピアヌス
ウルピアヌス

誰が狩る側で、誰が狩られる側なのだ?

アマヤ
アマヤ

そんなこと、海の子らは気にしませんよ。もし彼らがあのアルフォンソを同胞――虚弱な同胞として認めているのであれば、むしろ自ら血肉を差し出し、強い個体の存続を維持するはずです。

ウルピアヌス
ウルピアヌス

……

アマヤ
アマヤ

狩人さんが一人、こちらへ向かって来ていますね。

ウルピアヌス
ウルピアヌス

グレイディーアだ、ヤツは鼻が利きすぎているからな。陸で学んだ小細工ではあまり長くは通用しない、すぐにでも俺を見つけ出すだろう。

アマヤ
アマヤ

どうするつもりですか?

ウルピアヌス
ウルピアヌス

そういうお前はどうするつもりだ?

アマヤ
アマヤ

私ですか?私は……あなたの選択が見てみたいのです、ウルピアヌスさん。

アマヤ
アマヤ

昔なら、自分はアビサルハンターになんか興味は湧かないと思っていたのですけれどね。ただローレンティーナに夢中になってしまい、今では彼女から可能性を見出したので、それで興味が湧いてしまったのでしょう。

アマヤ
アマヤ

それにあなたは、自ら選択を迫ったのに、まだ理性を保っている。自覚はおありですか?狩人さん、あなた、もうすぐ私たちと区別がつかなくなりますよ?

ウルピアヌス
ウルピアヌス

……

アマヤ
アマヤ

あなたは真実に近づけるのでしょうかね?神勅を投げ捨て、神の身躯を解剖してまで、海にいる神々の真実を理解できるのでしょうか?

アマヤ
アマヤ

あなたが追い求めている答えはあまりにも人を惹きつけるものです、私でさえ知りたくなってしまうほどに。ウフフ、この私がまだ好奇心を抱いているとは。まったく、これでは私もまだまだ人ですね。

ウルピアヌス
ウルピアヌス

神勅は、神の子であれば誰であろうその本能の中に刻み込まれている。最初から俺たちの思考はそれに背いてるのさ。

アマヤ
アマヤ

……まあ。

アマヤ
アマヤ

ではあなた……私よりもよっぽど、シーボーンに近づいているのですね?

この記事を書いた人
おーちゃん

フロストノヴァ推し

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