アークナイツストーリー翻訳

【明日方舟】緑野の幻夢 DV-2「開拓者ハウス」行動後 翻訳

Mechanist
Mechanist

……

Mechanist
Mechanist

認めよう、まったくもって予想外だ。

ドクター
ドクター

・私もだ。
・サリアが手を出すまではな……

サリア
サリア

安心しろ、私も監獄に入るのは二度とゴメンだ。

Mechanist
Mechanist

なら、ちゃっちゃとこの現場を片付けてしまおう。

Mechanist
Mechanist

私はメカニストだ、マシンの解体であれば時間は取らない。

Mechanist
Mechanist

しかし……なぜこいつは中身が空っきしだって分かったんだ?

サリア
サリア

このパワーアーマーとは何度か腕を交えたことがあるからな。

Mechanist
Mechanist

まさか、お前も追われているのか?

サリア
サリア

そんなところだ。

ドクター
ドクター

・サリアの相手にはならないな。
・……
・むしろその逆のほうが……

Mechanist
Mechanist

こいつが現れたとなれば、何者かが我々のミュルジスの行方調査を邪魔立てしてるということになる。

Mechanist
Mechanist

一体何者なんだろうな?

サリア
サリア

色んな可能性が考えられる。

サリア
サリア

私とミュルジスはあまり関わり深くないが、失踪するまで彼女はライン生命が主導しているとある秘密の実験に参与していた。

サリア
サリア

私がすでにライン生命から抜けたことを考慮するば、彼女が私にああいった情報をバラしたことは守秘義務に反していることになる。

Mechanist
Mechanist

そのバラした研究員を最先端の兵器で抹消するのも警備課の仕事なのか?

サリア
サリア

……

Mechanist
Mechanist

分かった、それも守秘義務ってやつだな。

Mechanist
Mechanist

まったくロドスは良心的な会社だよ、そうだろ、ドクター?

ドクター
ドクター

:ただの会社ではない。
・……
・でないと君たちを取り入れられなかったさ。

サリア
サリア

ミュルジスは一般の研究員ではない。

サリア
サリア

あれ程まで彼女を追い詰められるということは、相手も私に劣らないほどのプロフェッショナルなのだろう。

サリア
サリア

このタイプのパワーアーマーはおよそ半年前に、とある傭兵集団から現れた。

サリア
サリア

この装備に使われていた防御素材も装着されていた兵装もそれほど強力とは言えなかった、せいぜい五年前の軍が量産していたパワーアーマーと同程度だ。

サリア
サリア

だが一つだけ利点があった――誰でも使えたという利点だ。

[

Mechanist
Mechanist

誰でも使えた……使用者の要求スペックが低いってことか?

サリア
サリア

生理的な指数が一般的に身体を動かせる状態の範疇に収まっている人なら、誰でも。

サリア
サリア

私も可能だし、Mechanist殿も可能だ、なんならドクターでさえも。

Mechanist
Mechanist

……

ドクター
ドクター

・十分低い要求だな。
・……
・試してみたくなったぞ。

十分低い要求だな。……試してみたくなったぞ。
分岐なし
分岐なし
Mechanist
Mechanist

きっと気に入らないはずだ、ドクター、私が保証する。

 

Mechanist
Mechanist

以前まで、こういったパワーアーマーを着れるのはどれもエリート兵だけだった。

Mechanist
Mechanist

少し動かしただけで自分の吐瀉物に溺れてそのままご臨終するんじゃなく、このデカブツを長時間戦場で稼働させて殺戮を行う必要があるんだ――訓練を受けてない並大抵の一般人には到底扱えない品物だよ。

Mechanist
Mechanist

ジュナーに聞いてみるといい、当時一度着ただけでも退役を考えたってぐらいだ。

Mechanist
Mechanist

数年もの時間があれば、この技術を何世代もバージョンアップさせることならできるさ、退役軍人なら困らないからな、傭兵にごまんといる……

Mechanist
Mechanist

だが、誰でも着れるだと?

Mechanist
Mechanist

こりゃ戦争の概念を覆しかねないほどの発明だぞ。

サリア
サリア

現時点で類似したパワーアーマーが外に流通した例は極めて少ない、つまりこの技術はまだプロトタイプの段階に留まっていると説明がつく。

サリア
サリア

私はその出どころを調査しているんだ。だがほか多くのテストウェポン同様、手がかりを得るには困難を極めている。

ドクター
ドクター

・クルビアの傭兵はそんなに金持ちなのか?
・この装備の技術はとても先進的なはずだろ?

Mechanist
Mechanist

傭兵たちだけが顧客ってわけじゃない。

Mechanist
Mechanist

こいつを購入しようとしてる連中から見れば、傭兵もこのパワーアーマーも違いはないさ――

サリア
サリア

――どちらもただの実験台だからな。

サリア
サリア

移動都市の陰が落ちてる辺境地帯は、往々にして文明が適用されるかどうかの境界線でもある。

サリア
サリア

荒野で活躍してる傭兵もあの開拓者たち同様、どれもただの便利な実験台だ。

サリア
サリア

実験が失敗して、消耗品として捨てられても、彼らの行方を追求しようとする人間はめったにいない。

サリア
サリア

そしてすぐさま、次の実験台が補充されるだけのループだ。

ドクター
ドクター

・誰も咎めたりしないのか?

サリア
サリア

咎めても意味はない。

サリア
サリア

傭兵たちでさえ理解しているんだ、手に取ったこの新型武器はどこかで爆発するかもしれないが、相手の武器よりも威力が高いかもしれないと。

サリア
サリア

法律の観点からすれば、こういった相互ともに合意を得ている取引はほぼほぼ合法的だと言える。

Mechanist
Mechanist

……

サリア
サリア

Mechanist殿、なにか見つけたか?

Mechanist
Mechanist

おかしい……

Mechanist
Mechanist

さっきから、何かがおかしい。

Mechanist
Mechanist

このパワーアーマーに人が乗っていないぞ――なぜ最初から分からなかったんだ?

Mechanist
Mechanist

いくら遠距離からリモートで操縦していたとても、あるいは自動制御プログラムを書き込んでいても、必ずそれらが作動していたパターンの痕跡が残るはずだ。

ドクター
ドクター

・まるでクロージャのドローンみたいだな。
・まるでLancet-2とCastle-3みたいだな。

Mechanist
Mechanist

あいつらなら、こんな機敏に動けたりはしないさ。

Mechanist
Mechanist

ロドスで開発された新型武装で最高ランクに自動化されたものがあったとしても、私の目から逃れることはできない――それが軍に飼い慣らされたギーク共にできると思うか?

(サリアがパワーアーマーを引きちぎる)

サリア
サリア

――

Mechanist
Mechanist

なにをしている?

サリア
サリア

パワーアーマーの“中枢神経”を切った。

Mechanist
Mechanist

切断したパイプから……銀色の液体が流れ出てるぞ。

Mechanist
Mechanist

なんなんだこれは?

サリア
サリア

こいつがその疑問の正体かもな。

(サニー達の走る足音)

サニー
サニー

逃げ切れた……のか?

サイレンス
サイレンス

ハァ、ハァ……こんなに走ったのは……久しぶりだよ……

サイレンス
サイレンス

あれは……一体……

奇妙な形をした物体
奇妙な形をした物体

――

エレナ
エレナ

追ってきたよ!?

サニー
サニー

伏せろ!

(奇妙な形をした物体が暴れまわる)

サイレンス
サイレンス

あれってさっきの……

サイレンス
サイレンス

少なくとも十数体、いやもっとあるかも。居住区域がそいつらに囲まれてる。

サニー
サニー

クソ……数が増えてやがる。

エレナ
エレナ

数が増えてる?あれを前にも見たことがあるの?ちゃんと説明してちょうだい!

サニー
サニー

……説明するのはそっちのほうじゃないのか、ウビカ博士?

エレナ
エレナ

何を言ってるの……?

サイレンス
サイレンス

避けて――!

(奇妙な形をした物体が暴れまわる)

エレナ
エレナ

――こいつらすばしっこ過ぎる!

エレナ
エレナ

あんな高速移動してる物体と衝突したら目も当てられないよ――室内に戻ったほうがいいんじゃないの?

サイレンス
サイレンス

やめといたほうがいい。

エレナ
エレナ

なんでよ?

(奇妙な形をした物体が小屋にぶつかる)

サイレンス
サイレンス

私たちがいた……小屋が……

目に見えない巨大な衝撃により、開拓者の小屋は激しく揺れ、あまり頑丈とは言えない窓が次々と割れていく。
それとほぼ同時に、本来空中に浮遊していた奇妙な物体たちが一斉にその小屋へ押し込んでいった。
まるで血の匂いを嗅ぎ取った微小な生物が我先にと獲物の傷口に潜り込むように、たちまち銀色の液体が割れた窓に飛び散って染み込む。
そして次の瞬間、その場にいた科学者たち全員が目を丸くするような不可解な出来事が起こった。

エレナ
エレナ

小屋が……消えた?

サイレンス
サイレンス

いや、消えたんじゃない――分解されたんだ。

エレナ
エレナ

分解された?

サイレンス
サイレンス

空中にいるアレ……浮いてる物体が見える?

エレナ
エレナ

それって、アレが小屋の一部だったものってこと?

サイレンス
サイレンス

あれが元々小屋だったものだと思うよ。

話を終えるや否や、空中に静止していた破片がぼろぼろと落下してきた。
大きな音を鳴らし、土煙を起こし、そこら中が残骸だからだ。まるで強制的に止められた時が再び動き出したかのように、本来そこに存在していたはずのものがすべて戻ってきた。

エレナ
エレナ

私……なんかの精神を操るアーツにでも受けたのかな?

エレナ
エレナ

じゃないと、目の前に起ったアレ……どう考えても私の知る物理法則に当てはまらないもの。

サイレンス
サイレンス

……あの銀色の液体の仕業だね。

サイレンス
サイレンス

あいつらは……無数個の微細な個体に分裂して、本来小屋であったものを分解していき……

サイレンス
サイレンス

そしてもう一度融合した。

エレナ
エレナ

まるで見えない手が……何十本もあるかのように?

サニー
サニー

そりゃまるで幽霊だな……

サイレンス
サイレンス

待って、フィリオプシスは――

エレナ
エレナ

しまった、ジョイスを小屋に忘れてた!

エレナ
エレナ

もしかしたらもう……

(開拓隊隊員がフィリオぷすをおぶって駆け寄ってくる)

開拓隊隊員
開拓隊隊員

ぜぇ……ハァ……

サニー
サニー

マイヤー!お前も逃げてきたのか?

開拓隊隊員
開拓隊隊員

た、隊長……モーア先生を……連れ出してきたぜ……

ジョイス
フィリオプシス

……

エレナ
エレナ

ジョイス!

開拓隊隊員
開拓隊隊員

よ、よかった……無事みたいだな……

(開拓隊隊員が倒れる)

サイレンス
サイレンス

……彼の傷はまだ軽いけど、ほとんど体力を消耗しきってる、急いで休ませてあげないと。

サニー
サニー

この場に留まっちゃまずい、今はもう住宅地全域が危険だ。

マリー
マリー

全部見た?

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

なんのことでしょうか?

マリー
マリー

とぼけないで、さっきの震動が分からなかったの?

マリー
マリー

あのユラユラと浮いてるものは何?ライン生命が新しく開発したドローン?

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

あなたの命令に違反し、基地に攻撃を仕掛けたことは断じてありません、これだけは保証します。

マリー
マリー

あなたたちのボスはなんてヤツだった?フェルディナント?

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

ライン生命エネルギー課主任のフェルディナント・クルーニーです。

マリー
マリー

あなたたちの会社の組織構造なんかどうだっていい。

マリー
マリー

通信機を貸して、そいつと話がしたい。

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

フェルディナント主任は現在多忙を極めてまして……

マリー
マリー

ならそいつにこうメッセージを入れておきなさい――

マリー
マリー

自分がどんなクソ野郎なのか自覚してんのかってねッ!

ライン生命研究員
ライン生命研究員

主任、メッセージが届いてます、基地の監視所からです。

フェルディナント
フェルディナント

……

フェルディナント
フェルディナント

フフッ……

ライン生命研究員
ライン生命研究員

それと、ご子息が主任に用があると、繋げますか?

フェルディナント
フェルディナント

いつも通り、忙しいと伝えておけ。

フェルディナント
フェルディナント

そうだ、エレナが直近に送ってくれた報告を私の端末に送っておいてくれ。

ライン生命研究員
ライン生命研究員

分かりました、主任。

フェルディナント
フェルディナント

何度言えば分かるんだ?主任はよせ。

ライン生命研究員
ライン生命研究員

あっ!申し訳ありません、フェルディナントさん。

フェルディナント
フェルディナント

ところでエレナなんだが……

フェルディナント
フェルディナント

君は彼女と仲が良さそうじゃないか。

フェルディナント
フェルディナント

彼女の好きなものを、代わりに考えててくれないか?

エレナ
エレナ

……オリヴィア。

サイレンス
サイレンス

ごめん、今ちょっと開拓者たちの治療で忙しいから後でね…

サイレンス
サイレンス

あなたは怪我してない?

エレナ
エレナ

私は……まだ平気。

エレナ
エレナ

私はキミみたいな外勤経験はないけど、それでもこれぐらいなら自分でもよく分かるよ。

エレナ
エレナ

私たち……はやくここから避難したほうがいいんじゃないの?

エレナ
エレナ

今はもう基地がめちゃくちゃだし……開拓者たちも自分のことで精一杯だし、逃げ出すには今しかないよ。

エレナ
エレナ

主任もきっと情報をキャッチしてる、すぐに救援を送ってくれてるはずだよ。

エレナ
エレナ

それで警備課と合流すれば、きっと基地の脅威も排除できる、そうすればドロシーだって……

サイレンス
サイレンス

確かに、あなたの言う通りかもね。

エレナ
エレナ

かも?

サイレンス
サイレンス

でもごめん、私にはできない。ここの人たちを放ってはおけない。

サイレンス
サイレンス

あなたも見たでしょ……彼らだってジョイスを見捨てなかった。

サニー
サニー

サイレンス先生、ここにも何人か負傷者がいる!

サイレンス
サイレンス

行って、ドローン――!

サニー
サニー

このままじゃじり貧だ。

サニー
サニー

色んな攻撃手段を試してみたが、無駄だった。あのバケモノに傷をつけることも、破壊もできなかった。

サニー
サニー

それにもう……俺たちに隠れられる場所なんてない。

開拓隊隊員
開拓隊隊員

隊長、それを彼女らに言ってどうするんだ?

開拓隊隊員
開拓隊隊員

どうせ喜ばれるだけに違いねえ!

開拓隊隊員
開拓隊隊員

俺たちの頭上に浮いてるあの秘密兵器は警察と大企業が送ってきやがったモンだ!俺たちが死ぬまでこの基地から出さないつもりで――

サニー
サニー

サム、よせ。

(グレイが駆け寄ってくる)

グレイ
グレイ

ゲホッゲホッ……

グレイ
グレイ

皆さん、あの……ボクに考えが……あります……

サイレンス
サイレンス

グレイ……考えって?

グレイ
グレイ

ハァ……ハァ……ゲホゲホッ……

サイレンス
サイレンス

慌てないで、まずは息を整えて、走り過ぎだよ。

グレイ
グレイ

あの物体はおそらく光と人の声を拾って追跡してるはずです、そう観察しました。

グレイ
グレイ

ほら……

(グレイがアーツを放ち、奇妙な物体がアーツを追いかけていく)

サイレンス
サイレンス

……あなたが出したアーツの光を追っていったね。

グレイ
グレイ

はは……まあずっとではないんですけどね。

グレイ
グレイ

生憎ボクのアーツじゃあいつらを長時間は誤魔化せられません。

サイレンス
サイレンス

ううん、充分だよ、それによくやった。

サイレンス
サイレンス

走光性か……ありがとう、いいヒントだったよ。

サイレンス
サイレンス

グレイ、付近にいる開拓者たちの避難を誘導してくれない?彼らはあなたを信用してるから。

サイレンス
サイレンス

暗いところに隠れて声を出さないようにお願いして。

グレイ
グレイ

なるほど、分かりました。

グレイ
グレイ

似たようなことなら先輩たちと一緒に何度もやってきましたから多分大丈夫だと思います……

グレイ
グレイ

サイレンス先生もエレナさん、くれぐれも気を付けてくださいね。

(グレイが走り去る)

エレナ
エレナ

私たちはどうするの?

サイレンス
サイレンス

騒ぎを起こそう、デカければデカいほどいい、ほかの人たちの足音をかき消すぐらいには。

サニー
サニー

……わかった。

サニー
サニー

サム、あともう五六人ここに呼んできてくれ、一番騒音を出せるような工具を持ってこいって伝えるんだ。

開拓隊隊員
開拓隊隊員

本当にこいつらに手を貸すのか?

サニー
サニー

じゃあもっといいアイデアでもあるのか?

開拓隊隊員
開拓隊隊員

……分かったよ、ボス。

サイレンス
サイレンス

銀色の物体を全部こっちに引き寄せるよ。

エレナ
エレナ

私たちが誘き寄せる餌になるのはいいとして――その後はどうするの?

サイレンス
サイレンス

とりあえず出来る限り引き寄せよう……

???
優しい女性の声

それから実験区域に向かってちょうだい。

サニー
サニー

この声は……

エレナ
エレナ

ドロシー!?

???
優しい女性の声

はーい、私でーす、エレナ。

???
優しい女性の声

実験室の放送設備をちょっと改造したんだけど――ビックリさせてないかしら。

エレナ
エレナ

そっちは無事なの?

???
優しい女性の声

全然平気よ、心配しないで。

???
優しい女性の声

実験区域の建築物は頑丈だから、そこなら避難できると思うわ。

???
優しい女性の声

皆さん――開拓者の方々にしろ、ライン生命の同僚にしろ、実験区域の門は皆さんのために開けておくわね。

この記事を書いた人
おーちゃん

フロストノヴァ推し

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