Loading...

【明日方舟】緑野の幻夢 DV-7「狂気のシグナル」行動後 翻訳

ライン生命研究員
ライン生命研究員

あれ、ミュルジス主任じゃないですか?こんな遅くに出勤とは精が出ますね。

ミュルジス
ミュルジス

うっ……オホン、あはは、ちょっとやり残した仕事があってね。

ライン生命研究員
ライン生命研究員

いや~、お疲れ様です。

ライン生命研究員
ライン生命研究員

そちらのお二方は?

サリア
サリア

……

ミュルジス
ミュルジス

……あー、うちらの大事な提携先の方たちだよ。

ミュルジス
ミュルジス

特にこちらの方、忘れちゃった?

ライン生命研究員
ライン生命研究員

えっと……お顔があんまり……

ミュルジス
ミュルジス

こちらの方は源石理論学者にして、鉱石病のプロフェッショナル、天災の研究家であるあの――

ライン生命研究員
ライン生命研究員

ああ、あなたでしたか!いや~お初お目にかかります、あなたのような突出した科学者に会えて感無量でございます!

ドクター
ドクター

・(絶対私のこと知らないだろ?)
・……
・(これで誤魔化せられるのか?)

ミュルジス
ミュルジス

ちょ~っと急用で上の階に向かわなきゃならないからさ――また機会があったら、お食事会でも開こうよ。

ライン生命研究員
ライン生命研究員

ええ、それはもちろん是非とも!ではお邪魔してはあれですので私はここで……

サリア
サリア

……

ライン生命研究員
ライン生命研究員

待ってください、先ほどから見覚えがあるなとは思ってたのですが、もしやあなたはあのけ……警備……

???
???

警備用防護素材の分野でとても著名な専門家の方だよ。

(パルヴィスが近寄ってくる)

サリア
サリア

パルヴィス……

パルヴィス
パルヴィス

ここ数年のライン生命の発展は目覚ましいものだ、そう思わないかい?

パルヴィス
パルヴィス

とは言え、新入りの君はまだまだ学び足りていないものがいい、精進したまえ。

ライン生命研究員
ライン生命研究員

……この場に主任がお二方もいるだなんて……ま、まだやり終えていない仕事があるので、ここで失礼させて頂きます!では!

(ライン生命研究員が立ち去る)

パルヴィス
パルヴィス

フフッ。

サリア
サリア

……ヤツらに私たちが戻ったことを言わないのか?

パルヴィス
パルヴィス

もし間違っていたら許してくれ、美しいヴィーヴルのお嬢さん……以前どこかでお会いしたかな?最近は老眼が酷くてね、よく見えないんだ。

サリア
サリア

……

パルヴィス
パルヴィス

もし何もないのなら、私もここで失礼させてもらうよ。この歳の人間からすれば夜更かしは身体に悪いのでね。

パルヴィス
パルヴィス

そうそう、ミュルジス主任、黒豆茶の約束を忘れないでくれよ。

(パルヴィスが立ち去る)

ミュルジス
ミュルジス

ふぅ……あれって本当に通りすがりなだけだったのかな、サリア?

サリア
サリア

今は朝方の四時だ。

サリア
サリア

パルヴィスのいつもの退勤時間は今より九時間前になる、そういうことだ。

ミュルジス
ミュルジス

やっぱり……最後になるまで、フェルディナントかクリステンの片方だけにベットするような人間じゃないね。

ミュルジス
ミュルジス

まだまだどちらの勝機のほうが大きいか見定めてるんだよ、きっと。

ミュルジス
ミュルジス

ライン生命が廃墟になったとしても、どうせ彼が一番最後に生き残る人なんだろうね。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

……ライン生命本部ビルに入っていったわね。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

ナビゲーション小隊、インターセプトの用意を。

Mechanist
Mechanist

まあそう焦って動こうとするな。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

あなたは……

Mechanist
Mechanist

サリアとの交戦を見て、あんたの装備に興味が湧いた者だ。

Mechanist
Mechanist

少し拝借しても構わないか?

ホルハイヤ
ホルハイヤ

……

ホルハイヤ
ホルハイヤ

戦う前はいつもそうやって挨拶するものなんですか、ロドスのエリートオペレーターさん?

Mechanist
Mechanist

誤解しないでくれ、さっきのはロドスのオペレーターとして言ったわけじゃない。

Mechanist
Mechanist

メカニストとして、私はどんな優秀なテクノロジーやその発明者にだって敬意を抱いているんだ――

Mechanist
Mechanist

だからあんたのその奇妙な形をしたアーツロッドを奪る前に、本人の意思を確認したくてな。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

……面白いお方ですね、Mechanistさん。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

前まではサリアさんとお会いするだけで満足だったんですけれど、あなたやあなたの上司……あのドクターさんにもとても興味が湧いてきました。

Mechanist
Mechanist

私のコードネームを知ってるのか?

ホルハイヤ
ホルハイヤ

そちらだって私のことを調べたのでは?

ホルハイヤ
ホルハイヤ

なるべく多くの情報を掴むのを習慣としているんです、私たちみたいな荒事を起こすような人間は。

Mechanist
Mechanist

……ライン生命本部の資料アーカイブにあんたの名前が乗っていた、ミズ・ホルハイヤ。

Mechanist
Mechanist

だがフェルディナントが歴史学者なんかを雇って自分の同僚を殺すとは思えん。不可能に満ち溢れたクルビアの学界から見ても、あり得ないことだ。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

歴史学者は副業でやってるだけですよ。

Mechanist
Mechanist

歴史研究があんたの副業?

ホルハイヤ
ホルハイヤ

いいえ。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

ここに来たのは、千年間伝わって来た予言が現実のものになる場面を見届けに来ただけです、歴史学者として。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

それに、きっと未来が埋もれてしまった歴史を暴いてくれることでしょうし――

ホルハイヤ
ホルハイヤ

だから私もあなたたちと同じように、真実を追い求めている追究者なのですよ。

マリー
マリー

ついたわよ。

マリー
マリー

自分のクソッタレな上司のところへの行き方は分かってるの?研究員さん?

エレナ
エレナ

あの人ならきっとモニター室にいると思う。

マリー
マリー

ここから曲がったところにダクトがあるから、そこを登れば最速でモニター室に入れるとはずよ。

マリー
マリー

急いでね。

マリー
マリー

これからたくさんのお迎えがこっちに来るはずだから。

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

……マリー巡査部長。

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

あなたがそちら側につくのは分かっていました。決意が揺らぎましたね、その犯罪者との過去をどうしても忘れられないでいる。

マリー
マリー

彼はまだ犯罪者ではないわよ、それを決めるのは私たちじゃない、法よ。

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

……あなたは今、二度と戻れない片道に足を踏み入れている。

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

なぜです?なぜあなたたちのような優秀な人間は、こぞって自らの将来を投げ捨てるんですか?どうして彼女は……私の忠告を聞き入れてくれなかったんだ……

マリー
マリー

それ、私に言いたいわけではなさそうね?

マリー
マリー

でも、その人に代わって私がもう一回だけあなたに教えてあげてもいいわよ。

(マリーがライン生命警備課員にクロスボウを放つ)

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

くッ――

マリー
マリー

私たちはみんな、自分がなんのために戦ってるのかはっきりと分かっているからこうしているの。

マリー
マリー

誰かを守るためなら……あのクソ主任みたいな人間に踏みにじられないように守るためなら、私たちは絶対に戸惑ったりはしないわ。

マリー
マリー

私たちは、決してあなたみたいになったりはしない……

(マリーがライン生命警備課員にクロスボウを放つ)

マリー
マリー

人の立場ばかりを気にして――

マリー
マリー

手を出す前に「どうして」なんて聞いてくる人なんかにはね!

(マリーがライン生命警備課員に殴り掛かる)

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

うぐッ……!

(ライン生命警備課員が倒れ、他のライン生命警備課員が寄ってくる)

マリー
マリー

ダクトのルート、分かった?

エレナ
エレナ

たぶん……

マリー
マリー

ならはやく行きなさい。

エレナ
エレナ

キミはどうするの?

マリー
マリー

私にはボウガンがあるけど、あなたは持ってないでしょ。私のことはいいから、まずは自分のことを心配しなさい。

エレナ
エレナ

……ありがとう。

エレナ
エレナ

無茶しないでね。

サニー
サニー

……

マリー
マリー

ついて行かないの?あの野郎をぶちのめすために、ここまで来たんでしょ?

サニー
サニー

……俺も武器は持ってる。

マリー
マリー

え?

サニー
サニー

こうして一緒に肩を並べて戦うのは久しぶりだな、マリー。

マリー
マリー

何よ、戦うって……あの時のはただのおままごとだったでしょうが。

マリー
マリー

それに、いつも私がリードしてあげてたんだけど?

サニー
サニー

ふふ……ありがとう。

サニー
サニー

懐かしいよ……あの頃が。

ミュルジス
ミュルジス

この先のエレベーターに乗れば、総括のオフィスにつくよ。

サリア
サリア

後ろにある避難通路から行ったほうがいい、万が一にも備えられる。

ミュルジス
ミュルジス

それはそうだけどさ、急いでるんでしょ?

ミュルジス
ミュルジス

直通の通路を行ったほうが早いよ、武装した連中ともそんなに相手しなくて済むはずだしさ……

サリア
サリア

待て、そこで止まれ――

ミュルジス
ミュルジス

え?

(警報音)

サリア
サリア

……

ミュルジス
ミュルジス

あちゃ~、ごめんごめん、忘れちゃった……ここ監視フロアだったね……

サリア
サリア

ドクター、別のプランで行くぞ。

(ライン生命警備課員が駆け寄ってくる)

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

侵入者を発見!

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

ここだ、ここにいるぞ!

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

この侵入者を捕え――待て、主任?

サリア
サリア

やあ、レイジ。

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

……

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

どうしてここに戻って……いや、今のあなたはもう主任ではない、この先へ進むことは……

サリア
サリア

侵入者に対して戸惑いを見せれば命取りになるぞ。

サリア
サリア

もう一回指導したほうがいいか?

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

……盾を構えろ!

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

テーザー銃を用意、侵入者を――サリアを狙え!

サリア
サリア

及第点だな。

フェルディナント
フェルディナント

最新のデータはきちんと記録したか?

???
???

はい。

フェルディナント
フェルディナント

ドローンの配置には目を配っておけ。

フェルディナント
フェルディナント

データ収集の妨げならないよう実験体の行動にも気を付けるんだ。

???
???

安心してください、主任。

エレナ
エレナ

求めてるデータなら、もうすでに目の前にありますよ。

フェルディナント
フェルディナント

……

フェルディナント
フェルディナント

エレナ。

フェルディナント
フェルディナント

君が無事で……何よりだよ。

エレナ
エレナ

主任のもとでずっと働いてきたんですから、あなたの微かな表情変化だってすでにお手の物ですよ――

エレナ
エレナ

驚いた際、あなたはいつも左側の眉を少しだけ動かす癖があるんです、気付きましたか?

フェルディナント
フェルディナント

……君にはいつも驚かされるよ。

フェルディナント
フェルディナント

よく戻ってきてくれた、これで私もようやく一息つける――いずれ君にはあのバカな新人どもの教育係にもなってもらわねばな。

エレナ
エレナ

私をチーフに置いてくれるんですか?

フェルディナント
フェルディナント

いいや、チーフじゃない。

フェルディナント
フェルディナント

テーブルに置いてる鍵が見えるか?それをやろう。

フェルディナント
フェルディナント

君はもう自分の実力を証明してくれた。もう誰の助手になる必要はない――私だろうがドロシーだろうがな。

フェルディナント
フェルディナント

次のプロジェクト、君がその第一責任者を務めろ。

フェルディナント
フェルディナント

その鍵は君へのプレゼントだ。新しく作られた……まだ何も置かれていない実験室、君だけのラボの鍵だ。

フェルディナント
フェルディナント

そこで好きな研究をするといい、私とライン生命が全力で君をバックアップしよう。

エレナ
エレナ

わー、それは素敵ですね。

エレナ
エレナ

じゃあ私にエネルギー課を任せてもらうことも考えて頂けますか?

フェルディナント
フェルディナント

……考えておこう。

エレナ
エレナ

……

フェルディナント
フェルディナント

ふむ……あまり喜んでるようには見えないな。

エレナ
エレナ

私にどんな道を敷いてもらっても……私の答えは“ノー”ですからね。

フェルディナント
フェルディナント

……アーツロッドを下ろせ、エレナ。

エレナ
エレナ

あれ、ビビってるんですか?私の裏切りに?それともこの偉大な成果を迎える時に、自分の輝かしい未来が崩れていくことにですか?

エレナ
エレナ

もしかしたら私、本当にそんなことやっちゃうかもですよ?

フェルディナント
フェルディナント

なぜだ、私は今までずっと君を……

フェルディナント
フェルディナント

私は君から君自身の才能と、勤勉さと野心を見た。

フェルディナント
フェルディナント

成功を得るための必需品である上に、君を形作った重要な要素を見出してやったというのに、なぜ……

エレナ
エレナ

そりゃ分からないでしょうね。

エレナ
エレナ

もし本当に主任の言ったように、そんなに私を重用してくれていたのなら――私にもこの実験の真実を教えるべきだったんですよ。

エレナ
エレナ

教えてくださいよ、あの被験者の安否なんて眼中に置かず、ドロシーを監視するための道具として私を利用し、使えなくなったら自分の犯した罪の証拠と一緒に闇へ葬り去る……

エレナ
エレナ

……主任からすれば、私は特に言うことに忠実なバカだったんですか?

エレナ
エレナ

今やっと目が覚めましたよ、よりによって主任自らが手を動かす時にね!あれだけオリヴィアから言われてたのに……

フェルディナント
フェルディナント

君はまだ覚悟ができていないだけだ、エレナ。心配だったんだよ、今みたいに動揺するんじゃないかと……

エレナ
エレナ

最初から私を信じていなかったくせに。

エレナ
エレナ

あなたは誰も信じちゃいなかったんだよ、フェルディナント。あなたは自分のことしか信じない人間なんだ。

エレナ
エレナ

そんなあなたを私はどうやって信じればいいの……どうやってあなたが私にしてくれた約束を信じればいいの?

フェルディナント
フェルディナント

私がこんなにもチャンスを与えた人間は君だけだ。

フェルディナント
フェルディナント

知ってるか、エレナ?君は私の子供よりも私に似ているんだよ。

フェルディナント
フェルディナント

私は君にたくさんの心血を注いできた……だから今こうして私を裏切ろうとしていようがまだ間に合う、もし私のもとに戻ってきてくれるのならば――

エレナ
エレナ

……

エレナ
エレナ

じゃあ、これが私の最後のわがままだよ――

エレナ
エレナ

shut the f※※※ up、フェルディナント。

エレナ
エレナ

キミのその見せかけの好意も、その“プレゼント”も、二度と私の前に出すな。

エレナ
エレナ

このエレナ・ウビカは今日をもって、あなたに振り回されるばかりの助手ではなくなった。

エレナ
エレナ

フェルディナント・クルーニー、キミはクビだよ。

(ライン生命警備課員が駆け寄ってくる)

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

……フェルディナント主任!

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

ヤツを取り押さえろ、あの暴徒を取り押さえるんだ!

エレナ
エレナ

くぅッ……

ライン生命警備課員
ライン生命警備課員

主任、ご無事ですか?

フェルディナント
フェルディナント

ああ、平気だ。

フェルディナント
フェルディナント

エレナ……

エレナ
エレナ

もうやめてよ……そんな私を気に掛けてるような目で……私を見ないで……

エレナ
エレナ

本当に……キモい。

フェルディナント
フェルディナント

……私は君を理解していないと言ったな?それは君も同じだ、君も私のことを本当に理解してはいなかった。

フェルディナント
フェルディナント

確かに私も……先ほどは心配してしまったさ

フェルディナント
フェルディナント

だが君が私の実験を台無しにすることを心配していたわけじゃないんだ、君のことが心配だったんだよ。

フェルディナント
フェルディナント

君が……落ちぶれる姿は見たくない、これだけは本心だ。

エレナ
エレナ

その言葉……

エレナ
エレナ

ゲホッ……そっくりそのまま返してあげるよ。

(エレナがアーツを放つ)

ミュルジス
ミュルジス

ハァ……ハァ……どうしよう、警備課の連中がどんどん増えてってるよ……

ミュルジス
ミュルジス

フェルディナントも用意周到なもんだね。いくらサリアが戦いに長けてるとはいえ、あれだけの人数を一気に撃退するのは無理なんじゃない?

ドクター
ドクター

また君にお願いすることになってしまうな、ミュルジス主任。

ミュルジス
ミュルジス

……あたし?いやいやいや、あたしなんか全然戦力外だよ。

ミュルジス
ミュルジス

向こうの攻撃を避けたり逃げたりするだけで精一杯なんだから……

ミュルジス
ミュルジス

こっちはもうゼェハァ言ってるんだよ。聞こえてないの、ドクター?

ドクター
ドクター

・さっきは巧妙にサリアを助けてやらなかったか?
・それは君がこれ以上わざと時間稼ぎしなければの話だ。

ミュルジス
ミュルジス

ありゃ……バレちゃった?

ミュルジス
ミュルジス

サリアは長らくここへ帰ってこなかったが、それでも監視フロアを憶えていた。/君はいつもわざとサリアの視線を邪魔していた。

ドクター
ドクター

それに総括はここにいる推測を聞いた後、君は明らかに焦らなくなっていた。

ミュルジス
ミュルジス

それは……ギャッ!

(殴打音)

ミュルジス
ミュルジス

……ひぃ~、あとちょっとで当たるところだったよ。

ミュルジス
ミュルジス

ていうかそこまで知ったのに、まだあたしの手を……取ってくれるの?

ミュルジス
ミュルジス

こっちはまだ何か企んでるはずだって、そっちは考えてるはずなのに……

ドクター
ドクター

・何を企んでいようがそれは君の自由だ。
・君がどんな立場にいようが構わない。

ドクター
ドクター

だからどうかサリアを助けてやってくれ。

ドクター
ドクター

・ライン生命とロドスの共通の利益のために。
・クルビアのほかの国々の安全のために。
・君のためにも。

ミュルジス
ミュルジス

……今回を含めて、二回もあなたに助けられちゃったね、ドクター。

ミュルジス
ミュルジス

うん、いいよ。

ミュルジス
ミュルジス

少なくとも今回は、あなたたちと一緒にサリアを送り届けてあげるよ、サリアの行きたい場所にね。恩返しってことで。

ミュルジス
ミュルジス

――

ミュルジス
ミュルジス

あたしの呼応に応えろ、水の分子たちよ。

ミュルジス
ミュルジス

眼前にあるすべての命に口づけし、眼下に広がるすべての砂塵を洗い流せ!

ホルハイヤ
ホルハイヤ

……あのエルフ、動揺したわね。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

哀れなエルフ……あなたはいつだってそうだった、いつも他者から明日を保証してくれる言葉を聞きたがっている。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

でもまあ、そうよね……自分と自分の種族が過去の遺産になってしまったことなんて、誰も認めたくはないもの。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

クリステンは自分の求めていたものを与えてくれなかった、ならそのドクターなら与えてくれるかもしれないって考えてるのかしらね?

クルビア傭兵
クルビア傭兵

マム、サリアに包囲網を突破されました。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

構わないわ、そのまま旧友に会わせてあげましょ。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

私にはまだほかの仕事が残ってるから……こちらのメカニストさんとの交流は次回へ持ち越しね。

ホルハイヤ
ホルハイヤ

――彼がこのパワーアーマーたちから生き残れればの話だけれど。

もうここを離れて、どのくらい経った?
1497日。
別れた時、私たちは敵同士だった。
ならこの再会で、私たちは仲を戻すことはできるのだろうか?

???
???

おかえり、サリア。

サリア
サリア

……やあ、クリステン。

タイトルとURLをコピーしました