――止まれ!
そこまでだ。逃げても無駄だ。もうじき警察がここにくる、もう遅い。
なんだよ、お前もあいつらが寄越してきた追っ手というわけか?何がロドスの任務だ、感染者を治療してくれる医者がいるって話も全部嘘だったんだろ、なぁ?
トムのおやっさんが、他所の連中は信用するなと、あれほど警告してくれてたのにな。ハッ、俺は従わなかったさ、あんたならと思ってたからな、あんたはあの金経由でしか人を見ていないクズとは違うと思っていたのに……
……勝手にしろ。お前が信じるか信じないかはどうでもいいが、はっきり言わせてもらう、私は外のあの警察とは関係ない。
ならさっさと俺を見逃せよッ!
すまない、それはできない。
お前は署に同行してもらう最中に抵抗を起こし、看守二名を負傷させ及び連日都市からの脱走を敢行した、そんな状況下で、そう簡単にお前を見逃すわけにはいかない。
今三つの捜索隊がお前を探している、私は偶然彼らの一歩先に出られただけだ、ここを出れば、お前はほかの奴らに見つかってしまう。
お前が告訴内容に書かれている罪を犯していないことを知ってるのは、私だけだ。
――やってるわけないだろッ!
あのクソどもが俺をとっ捕まえようとしてるのは、俺と巷でおっちんじまったあの外国人と余計なことを喋ったからなんだよ!
あの余計な一言だけで、あいつらは俺を殺人として告訴したんだ、笑えるだろ?
「現場にはアーツの痕跡が残されていた、感染者案件として断定」だとよ……ペッ、俺が本当にアーツを扱えていたら、今頃あいつらが生きてるわけがないだろ?俺に何ができるってんだよ?こっちは放火する度胸すらないってのによッ!
分かってるさ……
お前が真っ昼間に武装した傭兵を殺せないことは、重々理解している。こうして今ここでお前と話せてるのもそのおかげだ。
信じてるさ、お前は殺人を犯していないと。しかし警官を襲い人を負傷させ、逮捕を拒み逃走した罪状から逃れることはできない。
抵抗はもうよせ、そんなことしていいことなんてない。クルビアは私が見てきたどの国よりも優れているところは多い、裁判所での裁判もこの目で見た、お前たちには陪審員もいる、傍聴する民衆だっているじゃないか。
自分の冤罪を告白する場所はある。すべての事実をみんなに教えてやればいいんだ。
限られてはいるだろうが、だが少なくともここは感染者を公平に……
アーミヤ、聞く話によるとクルビアは法制度が十分に整備された国だと聞く、あそこには裁判官もいて、感染者を収監する刑務所もあるのだろう、見に行ってみたいんだ。
もちろんいいですよ。チェン警司のお好きなところに行けばいいと思います、むしろ、チェンさんにはもっと色んな場所を見に行ってほしいぐらいです。
あ、もう警司って呼ばないほうがよかったんですよね?
ではチェンさん。え?さん付けもいらない?でも……わ、わかりました、では、チェン?
いや無理です、やっぱり申し訳ないというか……
オホン、とにかく本題に戻りますね。私はクルビアのことはあまりよく知らないんです、法制度や刑法に関しては、きっとチェンさんのほうが詳しいと思いますし、だからこれらについては、下手なことは言えません。
ただ、一つだけははっきりと知ってますよ。
人と人の間に生まれる敵視や軽蔑は、いついかなるところでも起こり得るのだと。
健康な人と感染者の間で起こりますし、富と貧富の間にも起こりえる、人為的に分断された界隈ならなおさら……
同胞を分断させ、優劣を、貴賤を生み出す人はいつの時代も存在します。
ただ誤解しないでくださいね、チェンさん。クルビアの多くの感染者は、開拓事業で、お金を稼ぐことができると聞きます、もしくは公民の身分を得られることも……希望に満ちた生活に聞こえますよね。
でも、チェンさん、その良し悪しは自分の目で判断して、自分で決めなければなりません。ウルサスの土地が真っ白な残酷で覆われてるように、多くの場所では、その残酷が本当はきれいなキッチンシートで隠されているように。
一度も忘れたことはありませんよ、コントロールタワーで、チェンが言ってくれたこと。
すべての人を公平的に接すること、すべての人を公平的に裁くことは……素晴らしくも、難しいんだという言葉を。
なぜなら誰もそんな道を歩んだことがないからです、だから向かうべき方向すら分からない、チェンさん自身で、私たち自身で、一歩一歩足元を確かめながら踏み続けるしかないんです。
……少しだけチェンさんが心配なってきました。
チェンさんが失望してしまうんじゃないかって。
何が公平性だッ!?寝ぼけてんじゃねぇぞッ!
俺の弁解を聞いてくれるヤツなんていると思うか?法廷に上げられた「罪人」の中に、自分のために涙を流しこともせず、自分は清廉潔白だって言わなかったヤツがいるとでも思ってんのかッ!?
あいつらはてめぇを柵に括り付けるんだ、籠に閉じ込めた鳥のようにな、そしててめぇの首をへし折り腹を割き、はらわたがどす黒くないかみんなに見せつけるんだ!
街中で「感染者の貧乏どもが都市を占拠し、私たちの財布から金をむしり取ろうとしている」ってスピーチさせるように演説家を金で雇ってる陪審員のクソジジイどもがどれだけいんか知ってんのかよ!?
お前に何がわかる、来て間もないド素人が、何も分かるはずがねぇんだよッ!
私は……
違う。違う。
確かにここを多く理解するにはまだまだ時間が足りないのかもしれない、だが私は国家の暴力機構のことならすでに十分理解している。
私はかかつてそれらに失望して国を去った人だ。その中の麻痺してその上腐り果てた部分を見てきた。
だがそれらに比べて、その力ではその社会を安定させられないことのほうがよりはっきりと理解している、もし誰しもが暴力によって保障された秩序に挑めるようになれば、それこそもっと恐ろしいことが起こってしまう。
だから……私はお前を見逃すわけにはいかない。
少なくとも犯罪者が警官を襲って、あまつさえ逃げ出そうとすることが全員に知れ渡っているこの時期に逃すわけにはいかない。
……
どうしても逃すつもりはねぇんだな。俺じゃお前と太刀打ちはできん、わかった、観念するよ。
申し訳ないとは思わない。
今日のお前の立場に誰が立っていようと、私はこうする。
ペッ。
冗談ではないぞ。
……だが事実が本当に君の言ってる通りなのであれば、もし彼らが本当に君に濡れ衣を着せたのなら、私は必ず君のために行動をとる。
そんな事態に発展しないでくれればいいんだがな……
俺の知ってることを教えてやるよ。
あんたは感染者だ、しかも一文無しのな、だからこうするしかないんだろ。
ここに来た感染者はブタ箱で腐っていくか、あるいは荒野で命懸けになるかのどっちかだ、活気あるヤツらなんてもうみんないなくなっちまったよ。
ピエール、トム、でくの坊のマルス、みーんな次から次へといっちまった、誰も戻ってきやしなかった。
……
トムのおやっさんのことを憶えてるか?いっつもあんたの悪口を言ってたあいつだよ。
憶えているさ。私が初めてお前たちの街に来たその日に、あいつは私がつけてたブレスレットを騙し取ろうとしていた、だが逆に私にこっぴどくしばかれたにも関わらずちっとも反省してなかったもんな。
あいつは根深いからな、あん時はこいつを怒らせちまったあんたはもうこの街では暮らせねぇなって、みんな思ってたよ。
だが私はお前たちの想像より一段上だっただろ。
ああ。あんたに突っかかろうとする人なんざとっくにいなくなったさ。
あんたはトムを懲らしめた、だがあくどい手は出さなかった、あいつを暫く大人しくさせられるんだからな、だからみんなあんたをほっといていたさ。
あいつがロクデナシなのはみんな知っていたさ、詐欺にスリ、なんでもやった。自分の孫娘のためにスカートだったり、ネックレスだったりをあげるためなら、なんだってやった。
だが結果はどうだ、あいつのかわいい孫娘はあいつから金やものを貰ったあと、すぐさま都市の金持ちと出来上がって、部屋を持つようになった、そして二度と自分ん家のタイルが爺さんの汚ねぇ足に踏まれないようにしたんだ。ハッ、何になるってんだ。
……一番最初に彼を署に送りつけるべきだったな。
その話はもういい、質問だ、どれぐらいあいつとは会ってないんだ?
二週間、それかもっと長い。
ちょっと待て、なぜ急にそんなことを聞くんだ?
――彼がどうかしたのか!?
アーミヤ、もし私が命の終わりまで努力しても、あの場所が、あのすべての人が公平に裁かれる場所に辿りつけなかったとしたら……
そこの不公平な土壌で育ち、過ちを犯した人たちと、どう接すればいいんだ?
ロドスなら一時的だが彼らを収監することはできるだろう、だが彼らを最後にどの方向に向かわせてやればいいんだ?
勧善も、懲悪もしよう、不公平な私刑も阻止してみせよう、私にはそれを成し遂げる能力があるからな。私が望む正義のためなら多くのものを捨てても構わない、それらのためなら喜んで奔走しよう。
だが、果たして私にそんな資格はあるのだろうか?
他者の罪を定められる資格も持つ人なんているのだろうか?
アーミヤならここにはいないよ、だから私が代わりに答えてあげるね。
きっとアーミヤなら、「誰も他者を裁けない」って答えるはずだね。ケルシー先生もいつもそれを口にしていたから。
二人ともいい人だよ、いい人。だから私を騙すことはしない、私も二人を信じてる。
私は……すごく優しくて大きな人たちのことを知ってる。私たちは共に戦い、共に悪い人を撃退した、彼らは私を信じてくれた、だから私も彼らを信じた。
彼らが言ってたことは正しいと私は思うよ。もしもあなたの目の前の人が悪い人だったら、彼は悪いことをした、あなたはそれがわかるのなら、あなたは彼には罪があるって言えるよ。罪ある者は罰せられなければならないからね。
チェンは何に悩んでいるの?大丈夫、チェンも今は私の家族だから、家族だったら助け合わないとね。だから、チェンじゃ手が下せないんだったら、私がやってあげるよ。
私が不公平を阻止してあげる。人の家族を失わせようとするヤツがいたら阻止してあげるから。
その人の罪は死に値しない罪なのに、その人を死に追いやろうとする人がいれば、私が阻止する。人を殺そうとする人を阻止して、そして悪いヤツを懲らしめてあげる。悪いことをしたら、それ相応の罰が必要だからね。
もし盗みを働いたら、盗みをした人を殴ってやればいい。もし人を傷つけたら、その傷つけた人の手を切り落とせばいい。
これでどう?こんな感じでいいかな?
私もしっかり成長して、その裁量の物差しを手に入れるように頑張るから。頑張って人の善悪を見抜けるようにするから。そしたら私がいつか裁いてあげるよ。
なんだって――?
さっきなんて言った、もう一回言ってくれ!
だから――死んだんだよッ!
とっくにな!怒らせちゃいけない人を怒らせちまったんだよ、引きずられながらとっ捕まえられて、保釈金もあるわけがねぇ、口を割る前に撲殺されてな、あんなよぼよぼの年齢なんだぞ、数日とて生きられるわけないだろ?
私刑が蔓延ってるのに誰も見向きもしないのか!?
いると思うか?トムのおやっさんみたいなヤツに、話しかける人がいると思うか?
爺さんは孫娘に一回でもいいから会いたがっていただけだ、だが結局死ぬ直前になっても会えなかった。孫娘はとっくにおやっさんと連絡を切ってたんだ、おやっさんは騙し取った金を、全部孫娘に送った、だが返事も何もなかったんだよ。
いいか、あいつらがお前に押しかけてこないのは、お前がまだ役に立つからなんだよ、お前は金が稼げる、まだ利用価値があるだけなんだよ!だが俺たちはもう一つたりともミスは犯せねぇんだ、じゃなきゃか皮を剥がされちまうからな。
殺人は大罪なんだろ?だがな、一人の金なし貧乏野郎が死んだところで体面に媚びへつらうヤツを非難する人なんているわけがねぇんだよ!
誰かがお前の命を欲しがっていたとしよう、ならそいつにとって人を殺すことなんざ埃を手で払うのと同じように簡単なことなんだよ。あいつらにとって大義名分なんてそこら中に転んでやがるんだ。
外の音が聞こえたか?あいつらがとうとう追ってきやがったんだ、俺もロクな死に方はしねぇだろうな、俺ももう死ぬんだよッ!
――
死なないさ。私は君が殺人を犯してないことを知っている、もし君が不公平な裁判を受けようものなら、私が動こう、私が君を助けてやる。
綺麗ごとだッ!もうこんな事態だ、お前に何ができるってんだ?
俺の生きる道を今塞いでいるのはどこのどいつだよ?
必ず方法を見つけ出す。
私を信じてくれ。絶対に君を死にさせはしない。
不釣り合いな重さの罰を背負うべき人なんてこの世には一人たりともいない。それが当たり前だと思ってる人がいれば、間違っているのはその人のほうだ。
今ここから始めよう、私がその誤りを正してやる。
……今の私にできることはこれぐらいだけだ。
ずっと考えていた、どうやってこれと向き合おうかと。
最初は、ロドスの理念は幼稚で甘いと思っていた、それがダメだとは言っていない、ただ実現するにはあまりにも非現実的だと思っていた。
だが今振り返ってみると、私とお前たちは実際そんなに大差なかったんだな。
アーミヤ、君は私に道を示してくれる人なんていないって言っていたよな。君の言う通りかもしれない、私もとっくにわかっていたし、そのための準備もしていた。
だが……最初から最後まで、私が頼れるのが己の勢いと、情熱と、一本の剣だけだったとしたら、私が変えられるのは、剣の切っ先が触れられる範疇だけなのだろうか?
昔ウェイからこんな言葉を教わった、人生は棋の如し、待ったなしと。
たとえ中枢区画に行っても、龍門を離れたとしても……
私は後悔しなかった。
おそらくウェイが最高で最も理想的な道を私の代わりに敷いてくれたんだろう。だが私はその道を選ばなかった、その道を歩めなかった、私にとってあそこはただの苦痛でしかなかったからだ。
不安なんだ。
行動でそれを示す人はいるだろう、ある理想は、どうあがいても実現できないんだと。だが実現できないと知っていながらも、それでもその理想に向かっていくしかないんだ。
だから私も私のやるべきことをやる。言ったはずだ、これは私の理想などではない、私の職務なのだと。私の責務なのだと。
あの事件以降、常にどうするべきかを考えてきた。答えはまだないさ、今はやるべきことに集中せねばならないからな。だが……
私は幸せ者だと思っているよ。この道を歩めたことも、ロドスと共にいられたことも。
はい、問題はないですね。
いつも任務をささっと終わらせてますね……まだ一週間も経っていませんよ、もう全部終わらせたんですか?
契約に締め切り時間が設けられているんでな、速戦即決ってわけだ。
さすがです!
ではこちらみなさんの任務スケジュールになります、一人一つです、無くさないように気を付けてくださいね。
どうも。
……そうだ、私たちの小隊に新メンバーが入ったんだ、申請書はここに、すまんがそいつの分の証明書も発行してほしい。
え?新しく人が入ったんですか?
臨時だけどな、知らせならたぶん後で来るはずだ。申し訳ない、私の過失だ。
大丈夫ですよ、じゃあちょっと待っててくださいね。記入書類を持ってきますので。
そうだ、アーミヤさんにいいニュースがあるんですけど言伝してもらえませんか?
なんだ?
この前宣伝した予防薬の反響が結構よかったんですよ、もしこのまま低価格を継続できていれば、たぶん今拓いたばかり市場を安定させることができるかもしれません。
もしできたのなら、こっからさらにセールスを広げることができるかもしれません!
確かにいいニュースだな。アーミヤもきっと喜ぶだろう。
現時点のセールス量を今以上の増やすのであれば、直接ロドスが薬品を輸送する必要もでてくるな……
ふむ、なるべく迅速にアーミヤに伝えよう。
あはっ、それはよかったです、早くアーミヤちゃんに会いたいなぁ!
アーミヤとは……仲がいいのか?
そこそこいいですよ、私実は医学を勉強していまして、以前までは艦で実習していたんです、ただどうしても実家に戻りたくて、ケルシー先生と相談したあと、ここで事務をすることになったんです。
これでも結構頑張ってますよ。あともうちょっと貯金したら、仲間と一緒に診療所を開くつもりなんです。
上手くいくといいな。
ありがとうございます、もしみなさんが任務の最中に負傷してしまったら、私のところに来ても全然大丈夫ですから!
では用事がなければここらで失礼させて頂きますよ?
わかった。送ろう。
いやいいですいいです、大丈夫ですって、私なら平気ですから。チェンさんこそ、路上では絶対に気を付けてくださいね!
つい最近まで殺人事件があったんですからね、ホントおっかないですよね……でも聞いたことありますか?この事件には実は続きがあるんですよ。
ほう?
みんなそのことで話題が持ち切りなんですよ、なんでも収容治療区で犯人が捕まって、そしたら二日も経たずに真犯人が自分から自首してきたんです、そして捕まった人は釈放されたんですよ。
ただ、私は信じてませんよ。実は事件の真相はそれだけじゃなかったんです。
……つまり?
あ、チェンさんだから教えますけど、このことはくれぐれも内密にお願いしますね!
わかった、チャックをしておこう。
親戚に警察署で働いてる人がいるんです、だから私も内側の事情をちょっとだけ知ってるんです、親戚の話によるとあの殺人犯は本当は自首しに来たんじゃなく、謎の人によって証拠と一緒に縛りつけられて署の玄関に置き去りにされていたんですよ。
年初めなのにこんな事件が起こるんですよ、おかしいと思いませんか?
あはは、確かにおかしな話だな。
ですよね!各新聞でその謎の人にあだ名を付けようともしていましたよ!
正義と悪の達人とか!社会の外を彷徨う制裁者とか!勧善懲悪の英雄だとか!なんでもありですよ、聞いてるだけでカッコイイですよね。
……
カッコイイか?私はそうは思わないがな。
え?
もし現地の警察が犯人を間違わなければ、その人が出現する必要もなかっただろ。
むしろ、これからはその謎の人が出現しないようにと願うばかりさ。
言われてみれば確かに……
準備できました、行きましょう。
ああ。
本当に自分の物は取らなくていいのか?全部は持って行くことはできないだろうが、記念として持って行くのもアリだと思うぞ。
いいんですよ。
俺に必要なんてありませんよ、ここを記念にする物なんて。
なんなら最初からやり直せたほうがよっぽど……
……そうか。
じゃあ出発しよう。
アーミヤ、これから様々な挫折に遭うことは私でも理解している、これから色んなことにも失望することも。
だがもう一つ分かっていることもある、それは私は決して止まらない、これからも諦めずに進み続けるということだ。