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第三章「起死回生」

3-1 合流 合流後、ミーシャがWに拉致されたことを知らされたロドス。アーミヤに問い詰められたチェンは、ついにミーシャの秘密を明かす。そして今回、近衛局はロドスと手を組むことを決めたのだった。
レユニオンの浸透作戦は防ぐ手立てがない。皆はミーシャの奪還が第一の目的であるという認識を改めて明確にする。ロドスが前衛、ペンギン急便が補助、そして近衛局が主力部隊をつとめることとなり、正式に行動開始となった。
3-2 記憶 近衛局特別督察隊のホシグマが小隊を率いて合流した。ロドスを称賛した大らかな彼女は、躊躇なく戦いに身を投じるのだった。
ミーシャはやっとスカルシュレッダーと再会を果たす。しかし以前とは全てが変わってしまっていた。スカルシュレッダーはあらゆるものに憎しみを抱き、不満を訴えている。すっかり変わってしまった昔馴染みの姿はミーシャにとっては見慣れなかったが、少しだけ共感を覚えた。
3-3 旋回 エクシアとテキサスのコンビが敵陣で騒動を起こし、相手の注意を引きつける。ロドスの戦闘部隊もついに到着し、戦いの火蓋が切られたのだった。
ロドスからの攻撃を受ければ、スカルシュレッダーは手を打たざるを得ない。そしてミーシャの躊躇いを、彼は真正面から迷わず否定した。
そこでWは更なる謀略をスカルシュレッダーに授けるのだった。
3-4 亀裂 レユニオンの待ち伏せはフランカが簡単に見破ってしまう。そこで、ロドスはこの状況を利用することにした。
フランカが見破った待ち伏せはただのカモフラージュにすぎなかった。全てはドクターを狙った銃撃に向けての下準備だったのだ。最初の一撃はブロックされたものの、入念に練られた二撃目はついにドクターに向けて撃ち込まれ――
3-5 コール アーミヤに迷わず攻撃され、瞬く間にスカルシュレッダーは倒れてしまった。レユニオンも作戦を開始していたが、突然引き返す。それはただスカルシュレッダーの死体を取り戻すためだった。
ロドスに囲まれたWは、実はただアーミヤに携帯電話を渡そうとしていただけだった。電話越しに聞こえてきたのは、ミーシャの決然とした声だった。
3-6 決断 時間は人を待ってくれない。今できるのは作戦を続けることだけだ。レユニオンの行方を察知したロドスと近衛局は、別行動に出る計画を立てるのだった。
スカルシュレッダーは無残な姿で倒れていた。しかし治癒能力を持つメフィストの姿はどこにも見当たらない。Wはチームが希望を失ったと断言し、ミーシャについてくるように言う。だが、ミーシャはそうは考えていないようだった。
3-7 とどろく フランカ、リスカム、ホシグマの三名はそれぞれ戦場で活躍を見せる。
敵の側翼を打ち破ったアーミヤの小隊と再会した後、目の前に残されていたのはレユニオンの最後の陣地だった。
フランカはレユニオンの陣営を捜索したが、ミーシャの姿は見当たらなかった。なんとそこに現れたのは、死んだはずのスカルシュレッダー。再び一同の前に立ちはだかった。
3-8 たそがれ 双方の考えは、まっすぐだが交点がない平行線を辿る。たとえアーミヤが「スカルシュレッダー」の正体に気付いたとしても、もはや取り返しのつかない状況になっていたのだった。
スカルシュレッダーは再び倒れたが、誰の顔にも笑みはなかった。 チェンはアーミヤを慰めることなく、ただただ珍しく少しの本音を打ち明ける。様々な思いを胸に、皆は帰路についたのだった。
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