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第二章「相思相殺」

2-1 龍門 龍門第5区外部検疫所で、ドクター達は龍門近衛局のチェンと顔を合わせる。チェンに導かれ、ドクター達は龍門の長であるウェイの執務室に足を踏み入れたが、そこではすでに交渉が始まっていた。
2-2 不戦勝 交渉の目的は、レユニオンへの対処について龍門とロドスの間で提携を結ぶことにあった。そんな中、ウェイはロドスの軍事能力を確認したいと申し出る。
チェンの説明によりロドスの強さは確かだと認めたものの、ロドスの要求は高すぎると考えるウェイ。だが、アーミヤが冷静に説明をしたことで、ようやくウェイは納得した素振りを見せたのだった。
2-3 推定無罪 龍門のスラム街では、ドクター達とリスカムとフランカが合流し、ミーシャというウルサスの少女を探し出せというチェンからの連絡を受ける。そこでロドスは行動に出ることを決めた。
廃ビルの中で、ミーシャを見つけだしたドクター達。対話の末、ミーシャは渋々ながらもロドスについていくことを選んだ。
2-4 ペンギン急便 ミーシャのことが少し気にかかるリスカムだが、この状況では指示通りに行動するしかない。ペンギン急便のエクシアと合流するも、彼女に指摘されたのは、敵に囲まれているという事実だった。
ルートを確認するため、エクシアは下見に行った。待っている間、ロドスが自分を近衛局に渡すつもりだと気付いたミーシャは、アーミヤに騙されたと思い込んでしまう。
2-5 落下物 ペンギン急便のもう1人の社員、テキサスから撤退ルートの知らせが届く。しかし、レユニオンはあまりにも不気味な行動をとる。――まるで、彼らのリーダーはミーシャのことを知っているかのようだったのだ。
ドクター達はミーシャを連れて撤退したが、リーダーのスカルシュレッダーは後を追おうとはしなかった。一方で、エクシアは皆を屋上に集める。彼女が選んだ撤退ルートとは……。
2-6 手すりを握る 確かに龍門スラム街の屋上は飛び移って進めそうではある。しかし、レユニオンもこの完璧な作戦に思い至ったのか、戦いは必至のようだ。
レユニオンの追手を撃破したロドスは、無事ミーシャの護送任務を成し遂げた。ところが、ミーシャはこれまでの激しい救出作戦に体がついていかなかったようで、体調が急変してしまうのだった。
2-7 衛生管理 医療チームは、ミーシャの鉱石病は急性のもので、迅速な治療が必要だという診断を下す。しかしその一方で、レユニオンと一般感染者は対立していた。
皆が意気消沈していた。人を救い出しても、壊された家はもう元に戻せない。それでも、龍門との約束を守るため、ロドスは前へ進む以外に道はないのだった。
2-8 約束はしない チェンと合流した後、ミーシャの身柄はロドスから龍門に渡された。再会の約束を交わし、ミーシャとアーミヤは別れる。事態はひとまず一段落したのだった。
この件はそう簡単には終わらないだろう。アーミヤはそう予感していた。一方でクラウンスレイヤーはタルラと言葉を交わしていた。その会話は、まるで何かが起こる予兆のようだった。
2-9 裏工作 龍門に潜むレユニオン戦闘員は、想像を遥かに超える人数だった。しかも彼らはますます臆することなく行動するようになる。スカルシュレッダーの采配の下、彼らはロドスにまで牙を剥いた。
アーミヤは撤退を決断する。だが、スカルシュレッダーはすでに小隊とともにドクター達を待ち構えていた。その一方、移動中のチェンはミーシャが捜索される理由をミーシャに告げる。しかし、危機が迫っていることには気付いていなかったのだった。
2-10 不治の病 スカルシュレッダー達が迫る中、ロドスは徐々に袋小路に追い込まれていった。アーミヤはスカルシュレッダーの憎悪に満ちた非難と質問に、はっきりとした返答をした。まさに一触即発の状況になったのだった。
レユニオンは撤退した。だが、撤退の理由は決して戦力によるものではない。一方、激戦を繰り広げるチェンは、全ての援軍がたった1人の手によって阻まれたことを告げられた。
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